どうも、エフェクターまとめてます萩原悠です!
ここではモジュレーションエフェクターの代表格、
コーラスのおすすめ機種を紹介します!
コーラスエフェクターとは
そもそもコーラスエフェクターとは、
ちょっとイメージにないかもしれませんがディレイエフェクターの一種です。
入力した音をダブらせたあと片方をディレイで遅らせ、そのディレイタイムを微妙に揺らすことによってドップラー効果が加わり、
原音との微妙なズレが起こり奥行きや広がりが出るというわけです。
つまりは複数回重ねて弾いてるかのような感じになりますね。
クリーン系のアルペジオなどで効果抜群です!
この音程の揺らぎのスピードを変えるのが”rate“だったり”Speed“だったり、
揺らぎ幅を変えるのが”Depth“だったり”Width“だったり、
遅らせた方の音をどれくらい出力に混ぜるかが”E.LEVEL“だったり”MIX“だったりです。
それ以外に、あまり多くはないですが、ディレイ部分のディレイタイムを大きく調整出来るエフェクターがあったり、
もっととんでもない機能があるものもありますww
おすすめのコーラスエフェクター
それでは、ここからはわたしのオススメコーラスペダルの紹介です。
基本的に高級機や万能機は含みませんでした。
BOSSのMD-500やらStrymonやらは省き、純粋にコンパクトエフェクターだと言い切れる製品に限定して集めて見ました。
また、BOSSのDC-2W、ディメンションも今回は省きました。詳しいレビューはコチラです!
一覧表
用途 | おすすめ機種 |
---|---|
定番 | CE-5 M234 |
さわやか系 | TRI AVATAR M234 CH-1 |
煌びやか系 | ANADIME CHORUS Little Copper Chorus |
暖かい系 | Small Clone SCH-Z CS-550 JUNE-60 |
多機能 | TRI AVATAR Sea Machine |
コンパクト | CORONA MINI Dimension Blue Monger | 個人的に大好き | Small Clone TRI AVATAR Aqua Chorus |
ざっくりこんな感じです!
それぞれの機種について少しずつ紹介します。
細かいレビューはモデルごとに別ページに書いたので気になった機種についてはそちらをご覧ください!
BOSS / CE-5
まずはBOSSのコーラスCE-5です。
BOSSはCH-1というコーラスエフェクターもありますが(この後紹介します)、
CE-5の方がわかりやすくスタンダードな音がするので、
初めてコーラスを買う方はもちろん、よほどスッキリしたサウンドを思い描いてない限りはこちらのCE-5の方がいいです。
BOSS史上最初のコンパクトエフェクターとなったCE-1 Chorus Ensembleの名を引き継ぐにふさわしい王道的な1台!
BOSS / CE-5 Chorus Ensemble
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BOSS / CH-1
続いてもBOSSのコーラス、こちらはSUPER Chorusという名前のCH-1。
スーパーと付くからにはさぞかしすごいコーラスなのかと思ったら、
かかり具合は先述のCE-5の方がわかりやすくかかります。
スーパーコーラスのCH-1はもっとスッキリとシャープなサウンド。
カッティングとか高音域にうっすらかけるのが目的のエフェクターです。
MAXON / CS-550
日本のギタリストCharさんが監修したとのことで話題になり大人気のアナログコーラス。
なにか特別すごいことができるわけではないのですがこのサウンドの絶妙に”ちょうどいい温かさ”がなんとも言えない!
あまり最新のロックには合わないのかもしれませんが、昔ながらのアンプのフルアップだったりに合わせるのにいいですね!
ちょっとボディがデカいのと、専用アダプターが必須(同梱されます)なのがちょっと面倒かもしれません。
Maxon CS-550
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MXR / M234 Analog Chorus
アナログだけど爽やかな優等生系コーラスです。
2バンドのイコライザーもついているので不要な帯域はカットしてサラりと使いましょう!
クランチ気味のバッキングにかけてダブリング風にするのもおすすめ!
MXR Analog Chorus M-234
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TC Electronic / CORONA MINI
デジタルエフェクター界の雄として君臨し続けるTC Electronicのデジタルコーラス、CORONAのミニサイズの方です。
これだけ小さなボディになりましたが、
爽やかなデジタルサウンドはやっぱりTC Electronicらしいハイクオリティ。
よほど変態的なことをやらない限りはこのCORONA mini本体だけで十分なのですが、
TC Electronicの最近のお家芸である”スマホやPCから音作りをする“TONE PRINTという機能を使えば本体だけでは操作出来ないはずのパラメーターもいじれて、
かなり細かい音作りが可能、そしてアプリのサウンドを保存しておくことも出来ます。
小さな身体でとっても頼りになるCORONA miniです。
t.c.electronic CORONA MINI CHORUS
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Electro Harmonix / Small stone
わたしが一番好きで実際に使っているヴィンテージ個性系コーラスエフェクターです。
操作出来るのはDEPTHの深さを切り替えるスイッチとスピードのノブのみ。
特にDEPTHを深い方にするとなんとも言えないエグみのある揺れが堪能出来ます。
ニルヴァーナのカートコバーンが愛用していたということで人気が出たらしく、
「まさにニルヴァーナの音だ!!」
と鼻息荒くするギタリストも多い中、
わたしはあんまりそういうこと知らずに出音にだけ惚れて購入したので、
カートコバーンファン以外にも刺さるサウンドです!
electro-harmonix / Small Clone
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小型化されているNeo Cloneもあるので、今ではこちらの方がいいのかもしれませんね。
Providence / ANADIME CHORUS
高級シールドケーブル製作に始まり、プロがこぞって使うスイッチャーで知られるプロヴィデンスのコーラス、ADC-4 Anadime Chorus。
爽やか系コーラスで、”きらびやかさ“で言うと一番かなと思います。
DEEPスイッチの切り替えによってコーラスのディレイタイムが変わり、
すっきり具合が変わります。
がっつりコーラスかかってるサウンドから、ちょっとフェイザーっぽいタイトなサウンドまで幅広く作れます。
筐体が頑丈なところもさすがProvidenceだぜ!!
Providence ANADIME CHORUS ADC-4
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TC Electronic / JUNE-60
もうこれはお笑い商品www
だってwwwこれwwww
どこからどう見てもROLANDのJUNOなんですものwwww
というわけで、Rolandの超名機シンセサイザーJUNOのコーラス部分を製品化したという大胆な一品です。
なんと言っても、ひとつもノブがないという驚きの設計。
コーラス1とコーラス2、どちらかを押すとそれぞれ異なった設定のコーラス効果が得られます。
(実際には両方同時押しも出来るので3種類ですね)
当時のままの暖かいサウンドは適当にかけるだけでとりあえず音楽的になるので、
最新の轟音系サウンドには合わないかもしれませんが、
ちょっと古い感じのアンサンブルには繋ぐだけで当時の質感が得られるという面白い一台です。
見た目wwwwヒィィイww
tc electronic JUNE-60
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FREE THE TONE /TA-1H TRI AVATAR
3相コーラス+原音の4音ミックスサウンドによる独特の手触りと奥行き感が最高に気持ちいいです!
ステレオアウト出来るコーラスペダルは多いけれど、
このTRI AVATARではLから出るコーラス音とRから出るコーラス音のDEPTHレベルをそれぞれ独立して調整できるんです!
そのため、他のペダルでは作り出せない複雑な揺れ空間を創造出来ます。
エクスプレッションペダル対応、プリセットも出来るなどなど、
FREE THE TONEのこだわりを詰め込んだ一台です。
EarthQuaker Devices / Sea Machine
変態エフェクターを多数リリースし、今波に乗っているエフェクターブランドEarthQuaker Devices。
コーラスだってEQDにかかればこの通りワケワカメ!
普通のコーラス成分とは別系統でショートディレイがかかり、
しかも音程もグワングワン揺れます。
これだけの効果をエフェクター1台でうまいことまとめてるんだからスゴイや。
EarthQuaker Devices Sea Machine
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One control / Dimension Blue Monger
エフェクターの第二小型化時代を築き上げたワンコントロールからの一台。
“コーラスとフランジャーの中間のような“とメーカーは言うけれど……
う〜ん、そこまでフランジャーっぽくはないけれど、
でもこれはなんとも”絶妙”です!
さすがワンコン!
あまり細かいセッティングは出来ませんが、
その分ざっくりで”使える音”が作れちゃうのはすごい!
暖かく奥行きがある、このサイズとこの価格では最強なんじゃないかと思います。
One control / Little Copper Chorus
もうひとつワンコントロール製品ですが、
このLittle Copper Chorusの方がスッキリしています!
カッティング系に最適ですが、むしろ歪みとの相性も良く、
クランチと併用してヴィンテージ感を出すもよし、
激しく歪んだリードやバッキングと合わせてもお互いを潰しあわないというところ、とても使いやすいです。
FOXGEAR / KORUS
2018年末に新しく立ち上げられたFOXGEARというイタリアのブランドからKORUS。
ちょっとクセのある感じの正体はディレイタイム。
もう結構遅れるんです!
これのおかげで速いフレーズでは音がぶつかっちゃうし、ちょっと難しい。
ただ、質感としては悪くないので、
どうにか使いたいってことでしたらミックスバランスを下げめにしてDEPTHとかは上げめに設定、ってのがいいと思います。
正直あまり気に入らなかったけれど……今のところまだ新しすぎるブランドなので人と被らないってところはいいですね!笑
FOXGEAR Korus
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ARION / SCH-Z
現在では生産終了していますが未だに根強い人気を誇るARIONのSCH-Z。
アメリカのスタジオミュージシャン マイケル・ランドゥ氏が使っているとのことで一気に注目を浴び、世界中で愛される一台になったのです。
音がグっと太くなるので存在感あるサウンドになりますが、
純粋に音量も上がっちゃいますwww
いやでもこれは一台持っておきたいですね。
コーラスと言えば爽やかな草食系、というイメージを覆してくれるコーラスストンプです。
Modtone / Aqua Chorus
最後は個人的にめちゃめちゃ気に入って使っているアナログコーラス。
BOSSのCE-2インスパイア系と言われるこのAqua Chorusは、
RateとDepthだけのシンプルな作りで、
暖かさと爽やかさのバランスが絶妙!
まとめ:コーラスも奥が深い
コーラスペダルは歪み系ほど個性が必要なわけでも、
リバーブやディレイほどいろんなことが出来るわけではありません。
ただ、それ故にちょっとの質感の差が大事だったりします。
今はYouTubeにたくさん動画が上がっているので、
店頭で弾き比べるのが難しい方は是非耳を凝らして聴き比べてみてくださいね!
今回紹介したエフェクターたちはそれぞれ個別ページにて詳しく解説し、
わかりやすい視聴動画も貼り付けています。
参考になったら嬉しいです!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
Have a good MODULATION!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!