どうも、揺れ系エフェクトはちょっと弱い萩原悠です!

むしろコーラスって自分にぴったりの最強の1台を見つけられてないかも……。

今日ここで紹介するのは、FOXGEARという新しいブランドのコーラスペダルです!

いきなりはっきり言ってしまうと、

自分の中の最強の1台にはなり得なかった。

けど、これがピッタリって方もいると思うので書き記しておきます!

FOXGEAR 41

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FOXGEAR



FOXGEARというブランドは、2018年冬に設立された新しいブランドです。

元々技術もあって名もしれている2つのエフェクターブランド、Gurus AmpとBaroni-Labによる合併事業ということになるようで、

リーズナブルで高品位なエフェクターを多数用意したとのことです。

たしかに、片っ端から試したけれど、いくつかは本当に欲しいなと思ってしまった……


KORUS






こちらです!

青く透ける筐体が綺麗ですね。

さて、どんな音なのかな、そもそもどんな機能なんでしょうか。


ノブは3つ

FOXGEAR 32
ノブは3つ、
  • RATE
  • DEPTH
  • MIX

です。

RATEというのは揺れの周期、どれくらいの速さでモジュレートがかかるか。曲のテンポに合わせたりするのが一般的です。

DEPTHというのは揺らぎの深さですね。

どれくらいのエグさを強調させるか、という言い方がいいかな。

そして最後のMIXは、コーラスがかかった音を混ぜる量のこと。

左に絞り切ると全くコーラスがかからないし、右に回し切ると元音と1:1の音量になります。

こういうミックスのノブって、回し切ると元音がなくなるモデルも多いけれど、

コーラスエフェクターに関しては、元音がないと成り立たないとも言えるので、

この挙動は正しいと思う!


そもそもコーラスとは


今更ですがコーラスの原理についてです。

元音と、その元音に揺れる加工を施したもの、このふたつを両方掛け合わせることによって、

そのふたつがぶつかって音に揺らぎが出来る。

これがコーラスの原理です。

で、全く同じタイミングでふたつの音を出すよりも、少し時間的にもズラした方が効果が高いとされるんですね。

いわゆる、ショートディレイみたいな感じ。

ちょーーーっとだけ時間も遅らせてる。

そうすることによって拡がりが出るというわけです。

コーラスの説明終わり。


KORUSのコーラスはちょっと遅れすぎ……


そんなわけで、KORUSでもコーラスをかけると音がダブルになるわけですが、

ちょっとダブらせた方の音が時間的に遅れすぎな気がする。

100ms(0.1秒)くらい遅れてきちゃって、もうめちゃめちゃ使いにくい。

もうこれはコーラスとしては遅れすぎ。

もちろん、自分で設定出来てこういう風な音にしたいときってのもあるけれど、

KORUSにあるノブはRATE、DEPTH、MIXだけ。

つまり遅らせ具合はもう固定なんです!!

うーん……固定だとしたらちょっと遅れすぎじゃないかなぁ。。。

それならミックスレベルを下げよう


個人的にはどうしてもダブりが時間的にずれすぎだと思ったので、

コーラスとしてどうにか使うにはミックスレベルを下げて使うのがいいのかなと思いました。

DEPTHを上げて強調させた音を、ミックスレベル下げ気味でうっすら流す、

そうしたバランスが一番気持ち良い拡がりが出てきます。

が、やはりあまり速いフレーズとかには合わせにくいです。


電池不可

FOXGEAR 33
コーラスペダルはアコギにも使いたい方が多く、路上にも持っていきたいという声がちょくちょく上がりますが、

このKORUSは電池駆動しません。

必ずアダプターを使わないといけないので注意です!


まとめ:KORUSはちょっと使い方にクセが必要


さて、そんな感じで、使いやすさと”どうやったって悪い音にはならない”がFOXGEAR全体のいいところだなと感じていたわたしですが、

このKORUSのディレイタイムだけはちょっと気になりますね……

これのあとにBOSSのCE-5を弾いたらもうその場でみんな買っちゃうと思いますよwww


もちろんこの拡がり具合を求めている方ってのもいると思うので、

そういう方には待ってましたな一台なのでしょう……

ってことで、購入は是非一度ちゃんと音を聴いてからにしてくださいね!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!