どうも、リバーブの奥深さを再認識しております、萩原悠です!

人昔前まで、ギタリストが足元に置くリバーブはラックやプラグインには遠く及ばなかったけれど、

今やすごいんだなぁ、十分すぎるクオリティ!

ってことでおすすめのコンパクトリバーブを紹介しています。

ここではDIGITECHPOLARAを!

レキシコン系サウンドを7種類搭載した、他の万能系とはちょっと違った一台!

ハマる人だけがハマる、そんなマニア向けペダルですよ!

POLARA 1

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DIGITECH


DIGITECH(デジテック)とは、ギター用、ベース用のエフェクターなどを取り扱うアメリカのメーカーで、

その名の通りデジタル系の最新技術を搭載した新しい考え方のエフェクターなどを多く生産してきました。

今のミュージシャンにもわかりやすいところで言うと、

やはりワーミーですかね。

ギターの表現力を飛躍的に広げた、全く新しいタイプのエフェクターでした。

そんなDIGITECHから今日紹介するのは、POLARAという、

見た目ヤバすぎるコンパクトリバーブストンプです。


POLARA


POLARA 2
こちら!

ホラ、やばいじゃんこれww

とりあえず見た目のインパクトだけで数分は見てられると思いますが、

見飽きた頃に先に進んでくださいねww


動画で確認





どうですか、やっぱりどうしても見た目のインパクトが強いけれどww

全体的なサウンド






まず、最近の超高音質系のコンパクトと比べると抜けはよくないのかなと思います。

BOSSのRV-6とかものすごいですからね。


ただ、POLARAのいいところはそこではなくて、

この絶妙な奥まり具合といいますか、とにかく気持ちいいポイントをついてきます。

強めにかけても耳に痛くならない、実に音楽的な広がりですよね。

レキシコンリバーブ


そもそもこのPOLARAは、レキシコンリバーブの再現が最大のコンセプトになっています。

ご存知ですか?LEXICON

1971年に医療系の技師と共に立ち上げられた音楽家向けのデジタルメーカーで、

当時はその技術力の高さが話題になっていましたが、

特に広く受け入れられたのはリバーブ。

それ以降レキシコンリバーブと言えばラック時代の名機として今でも語り継がれています。

正直現代の”超ハイクオリティ時代”にはついてきてない感じですが、

音楽の不思議なところで、最新の音ばかりが正義でもないんですね。

今でもレコーディングスタジオなどではレキシコンのラックリバーブが使われております。

POLARAはそんなレキシコン社のリバーブアルゴリズムが搭載されているわけです!

このコンパクトボディの中に、7種類も!


7種類のリバーブ


POLARA 5
それではそんな7種類を紹介しましょう。

  • ROOM
  • 小さな部屋での残響
  • PLATE
  • これぞレキシコン!なシャキッとしたリバーブ
  • REVERSE
  • リバース音が前後反転してるギミックリバーブ
  • MODULATED
  • 残響音にだけモジュレーションがかかって独特の広がりと絶妙な密度
  • HALO
  • 現代のSHIMMERリバーブにも似た倍音が得られるキラキラリバーブ
  • HALL
  • コンサートホールで弾いてるかのような大きめリバーブ
  • SPRING
  • フェンダーアンプ搭載のリバーブ、サーフロックにも最適

個人的にはやっぱりレキシコンのプレートリバーブが出せるってのはすごく興奮ポイント!

ただ、ギタリストがライブで使うとなると絶妙なセッティングが必要かも。

モジュレーションリバーブはコードワークをいい感じに広げてくれるのでオススメ!

スプリングリバーブも、こういう全部入り系のだとなかなか”らしさ”が出なかったりするのですが、

POLARAのスプリングリバーブはかなりよさげ!ちゃんとピチャピチャ鳴りますw

あとはHALOが独特なので是非使って欲しいですね!

パラメーター


POLARAはモード切り替えのノブのほかの、

3つのノブと、ひとつの切り替えトグルスイッチがついています。

まずノブの説明。

POLARA 8 DECAYというノブでリバーブの長さを調整!


POLARA 7 LIVELINESSは他では見かけない特殊な名前ですが、まぁTONEですね、音の明るさ、存在感を調整します。

POLARA 10
そして最後にLEVEL、これはリバーブ音の音量を調整します。


TAILS


POLARA 5 2
ボディ中央上の方にある小さなトグルスイッチにはTAILSのON/OFFが書いてあります。

これはリバーブテイルを切るかどうかの話で、

OFFにしてると、POLARAのフットスイッチを押してバイパスにした瞬間に全てのリバーブが切れます。

逆にONにしてると、バイパスにした瞬間までに弾いた分のリバーブは残ります。

つまり、POLARAをオフにしたときにリバーブ音をバスっと切るか、自然に切るかのセッティングです。


完全ステレオ仕様


POLARA 11
うわ〜。

もうそれさ、ラックレベルじゃないですか。

ラックエフェクターみたいにステレオソースにかけられちゃうじゃん!

宅録派でプラグインリバーブの味気なさに気付いて来た人にもおすすめや……。

オーディオインターフェイスのアウトから出してPOLARAを通してまたインプットに入れましょう。

(インプットモニタリングを必ずオフにしてくださいね。ハウるから。)

消費電力がバカでかい


こちらのPOLORA、ちょっと難点というか注意で、

消費電力がめちゃめちゃデカいんです。

端子が普通の9VなのでBOSSコン用のPSA-100でも動作するにはするのですが、

ちょっとリバーブ音が頼りないです。

それもそのはず、POLARAに推奨されてるのはDIGITECHのPS0913DC-01という型番の純正アダプターで、

こちらなんと1.3Aなんです。1300mA!!

って言われてもわかんないですよね、BOSSのPSA-100は最大500mAまでしか供給出来ません。

つまり、推奨電力の半分以下しか送れてないんです!

コンパクトエフェクターで1000mAを超える消費電力なんてなかなかないし、

ましてや9Vの電源アダプターで一応動作してしまうためなかなか気付かれません。

POLARAを100%活用させるには、是非1300mA供給可能な純正品を使いましょう!

付属しないですからね!

別売りですからね!

こういう大事なことはもっとメーカーサイトとかにもデカデカと書いてほしいぜ……。

まとめ:POLARA簡単に個性的なサウンドが手に入ります!


ぶっ飛んだ使い方、ぶっ飛んだセッティング、そんなのは誰だってやろうと思えば出来ます。

しかし、POLARAは昔ながらのレキシコンサウンド、その時点で他のエフェクターでは真似できない個性があるんです。

是非他のギタリストとは違う使い方をしてみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!