どうも、ビッグマフ好きの萩原悠です!

Big Muffは結構本家から色んなラインナップが出ていて、特に近年になってからはnanoシリーズで多くのモデルが復刻しています。

そんななかで、2018年にリリースされたOp-Amp BIG MUFF(オペアンプビッグマフ)がめちゃめちゃ気に入っています。

音質や使い方、背景などをまとめてレビューします!

OP Amp BigMuff 0

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ビッグマフとは



そもそもビッグマフとは、

アメリカのマイクマシューさんが開発したファズで、

ファズフェイスやトーンベンダーと並んで3大ヴィンテージファズと呼ばれるうちの一角です。

非常に特徴的なサウンドで、繋ぐとよくも悪くもビッグマフの音にしかならないと評判ですww

しかし生産していた時期により大胆にモデルチェンジされていたり、

なんならElectro Harmonixが倒産して一時期ロシアで作られていたりと、

一口に”エレハモのビッグマフ”と言っても色々なモデル、色々なサウンドがあります。


Op-Amp Big Muff






こちらが今回紹介するオペアンプビッグマフです!

オペアンプというのは集積回路というもので、

簡単に言えば色々な回路をまとめてすごく小さく納めたものです。

OP Amp BigMuff 7
多くの機能や回路をできるだけ小さな筐体に納めたいというエフェクター業界においては救世主的存在。


ファズというエフェクターはそんなに複雑な回路ではないので、

ほぼ全てのモデルでオペアンプは使われないのですが、

1978年にごく少数作られていたのが”オペアンプを使ったビッグマフ“でした。

ディストーションライクな使いやすいサウンドは”歪みの壁”を作るのに最適でしたが、

どういうわけか生産台数はかなり少なく、

今では当時のヴィンテージ個体が高値で取引されているという事態でした。

そんな状況を受けて2018年、本家Electro Harmonixさんがオペアンプ搭載のビッグマフをnanoシリーズで再生産してくれるということになりました!

それが現行のOP-AMP BIG MUFFなのです!

OP Amp BigMuff 2
サイズも小さく、トゥルーバイパスも実現、現代版ビッグマフとして安く手に入ります!

動画でサウンドを確認





こちらの動画で是非オペアンプビッグマフのサウンドを聴いてみてください!

ファズらしいブーミーなところもあるけれど、

基本的にはキメの細かいディストーションサウンドに感じるはずです。

これが1990年代のグランジサウンドにも、

2000年代の音数多い系アンサンブルにもベストマッチです!

Op-Amp BIG MUFFの使い方


OP Amp BigMuff 5
オペアンプビッグマフの使い方はいたってシンプルです。

  • VOL
  • TONE
  • SUSTAIN

ボリューム(音量)とトーン(明るさ)とサステイン……

サステインは、つまり歪みの量です。

実際SUSTAINをちょっとあげるだけでもかなり歪みます。

12時以降はもう潰れ具合というか、密度が変わっていく感じです。

カラッと乾いた感じにしたいなら9時くらいに、轟音の壁を作りたいなら3時以降にすると良いでしょう!

TONEの幅も広いので、ズゴズゴとした重低音を出したいなら絞り気味に、

ジャリジャリしたエッジの効いたサウンドにしたいときはどんどん右に回していきましょう!

TONE CUT


OP Amp BigMuff 6 2
Op-Amp BIG MUFFのトーンはかなり幅広いサウンドを作れるので重要な要素なのですが、

なんと、このトーンをカットするということも出来るんです。

それがTONEノブのすぐ下にあるトグルスイッチ。

これをオフにするとTONEノブが無効化されます。

そして……

その分音が太くなります!!!

これすごいですよ、音がグっと前に出てくる。

スピーカーに張り付いたようなサウンドはもう逃れようがない、全帯域がオフェンス!!

オペアンプビッグマフを使うなら是非ともこのトーンOFFサウンドを試して欲しい!


まとめ:良質なディストーションである


OP Amp BigMuff 9
さてさて、そんな感じのオペアンプビッグマフ

3大ヴィンテージファズのひとつと言われるビッグマフ系列の中でもとりわけディストーションぽさが人気のモデルです。

(というか、Electro Harmonixの公式サイトでは全部のビッグマフがディストーションというカテゴリーで紹介されてたんですね。初めて知った!)

完成されたビッグマフサウンド、小型でトゥルーバイパスでお安く手にはいるようになったnanoシリーズ。

是非ボードに組み込んでみませんか?

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!