どうも、最近はすっかりファズにハマっている萩原悠です!

ファズを調べていく上でみんながどうしても気になるであろう

ゲルマニウムトランジスタシリコントランジスタ違い

についてまとめたいと思います!

ファズ選びの参考にしてもらえたら嬉しい!

FuzzFace 3

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ファズとは



そもそもファズとは、オーバードライブやディストーションが開発されるよりもっと昔、

1960年代に”より過激なサウンドを出したい!“というギタリスト達の願いを背負って生まれました。

当時のエフェクターは今からしたらやたらとデカい筐体でしたが、

中身は意外にもドシンプルで(宣伝も兼ねてデカかったんだと予想)、

シンプルであるが故にひとつひとつのパーツの選び方が非常に重要です。

中でもトランジスタと呼ばれる半導体素子は、

ファズエフェクターの個性を大きく左右するパーツです。


ゲルマニウムトランジスタとシリコントランジスタ





そんなファズエフェクターに使われるトランジスタの中で、

最初に一般的な普及を果たしたのはゲルマニウムトランジスタでした。

このゲルマニウムトランジスタを搭載したファズフェイスは当時音楽業界に大きな衝撃を与え、

多くのカリスマギタリストの足元にゲルマニウムトランジスタによるファズが置かれることになりました。

時代がもう少し過ぎ、1960年代後半になると、

いくつかの欠点を持っていたゲルマニウムに変わるトランジスタとしてシリコントランジスタを使ったファズが台頭し、

その使い勝手の良さから次第にシリコンファズへと移り変わっていくのでした。



ゲルマニウムトランジスタの特徴


FFM2 Fuzz Face Mini Germanium
→サウンドハウス ¥13,500-





さきほど”いくつかの欠点を持った”と書きましたが、それでもゲルマニウムトランジスタのファズには魅力がいっぱいです。

まずなんと言ってもその荒々しい歪み方

ローミッド強めで、ヴィンテージらしいファットなザラザラとしたサウンドになります。

後から思えば歪みの量はそこまでではなく、若干アンプをぶち壊したような音にも聴こえますw

しかしトランジスタとしてもかなり初期のものであるため如何せん温度変化に弱く、例えば夏と冬ではサウンドが全く違います。

ライブ中など、使ってるうちに音も変わってくるし、外気などによっても少しずつ音質が変わってくるため、

ツアーなどで色んな場所で同じようにライブをやろうとするとその度にギタリストたちを悩ませました。


シリコントランジスタの特徴


FFM1 Fuzz Face Mini Silicon
→サウンドハウス ¥10,767-





シリコントランジスタはそんなゲルマニウムの欠点を完全に克服。

気温で音が変わるなんて気まぐれとはオサラバです!





サウンドの傾向は若干ハイ寄りになり、ジリジリとした歪み方が特徴。

歪みの量も深くなり、現代のファズエフェクターは特別に記載がない限りはシリコンファズだと思って良いです。


まとめ:つまりは好みである


FuzzFace 7

何度も言いますが、結局は好みなんです。

しかもモデルによって全然違うので、シリコントランジスタのモデルの中でも全然音が違ったりします。

なのであまり知ったかぶって

「ゲルマとシリコンじゃ全然音違うから一発でわかるよな〜」

みたいなことを大声で言うのは危険ですwww

雑学程度にしっておいて、

あとはゲルマだとかシリコンだとか関係なく、モデルごとに自分の耳で確かめて行くのがよいかと思います。


最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!