どうも、エフェクターと言えばやっぱりBOSS!萩原悠です!
エフェクターの中でも効果がちょっとわかりにくいコンプレッサー。
BOSSからはギタリスト向けのコンパクトコンプレッサーが2機種でてますよね。
CS-3、CP-1X。
えっと……どう違うんだろう!?
そんな疑問に対する答えをまとめてみました!
簡単にお話すると、CP-1Xは現代の超ナチュラルコンプ!
対してCS-3は昔ながらのパツっとしたアタックのコンプ!
それぞれ特徴を抑えて最適なコンプを手に入れよう!
コンプレッサーとは
そもそもコンプレッサーってどんなエフェクターだかご存知ですか?
音を潰すだとか音が太くなるだとか音圧が上がるだとかアタックが出るだとか健康になるだとか異性にモテるだとか、
色んなこと言われすぎてよくわからないって方も多いはずです。
シンプルにコンプレッサーの効果をお話するなら、
大きい音を圧縮して小さい音との差をなくす
のがお仕事です。
大きい音と小さい音の差をなくしてから全体を持ち上げたりすると音が太くなったり存在感が出たりするわけですね。
この圧縮の仕方に各機種の個性が隠れているのです!
まぁ、難しっすね!ww
CS-3とCP-1X
こちらがその両機種、CS-3とCP-1Xです。
うん、なんとなく同じような色だし、なにが違うんでしょう。
それぞれの機種の特徴を見てみましょう。
CS-3 Compression Sustainer
CS-3
→サウンドハウス ¥9,720-
→サウンドハウス ¥9,720-
まずはコチラがCS-3。
1986年に発売された昔ながらのギター用コンプレッサーです。
ノブは左から順に
- LEVEL
- TONE
- ATTACK
- SUSTAIN
です。
Compression Sustainerと名付けられた当時のCS-3の最大の特徴はSUSTAINというノブ。
これを上げていくとグングン音が伸びます!
原理としてはメイクアップゲイン、小さい音を持ち上げてるわけですね。
(上げすぎるとノイズも増えます)
そしてギター用コンプらしく、
MXRダイナコンプのようにパコっとしたアタック音が特徴で、
ダイナコンプと違うのは、ATTACKのつまみを回していくことによってアタック感の出具合を調整することが出来るというところ。
また、TONEというノブがついてるのも珍しく、これはそれこそ歪み系のエフェクターとかについてるTONEとかと同じで音の明るさを調整することが出来ます。
これはなかなかアイディアだなぁと思っていて、コンプでアタックを潰すとその分音が奥にひっこむので、ちょっと暗くなった感じになるんですね。
それをこのTONEで調整する感じです。
上げめにするとアタックが明るくなり、下げていくと音が太く、パコパコ感が増えていきます。
全弦のストロークではノブが1時くらい、高音弦だけのカッティングでは2時くらいが気持ちいいです。
総合的な評価としては”ちょっと便利なダイナコンプ“という感じで、
今となっては”昔ながらのコンプ“という感じです。
「コンプかけてるぜぇ〜!明らかにアタックが強調されてたりサスティンが伸びてたりするぜぇ〜!」
というサウンドになり、
グルーヴィーなカッティングなどに最適な、積極的な音作りの一環として使うためのコンプレッサーだと言えます。
福岡の大手楽器通販サイト chuya-onlineさんのわかりやすい動画も御覧ください。
CP-1X
CP-1X
→サウンドハウス ¥16,177-
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対してこちらが2016年に販売開始されたCP-1X。
最新のMDP(Multi Dimensional Processing)技術を駆使して超自然に、まるでコンプをかけてないかのようにコンプをかけてくれるという詐欺のような製品です!
CP-1X最大の特徴はインジゲーターを搭載したことにより、
どれくらいコンプがかかっているかが一目でわかるというところです!
コンプレッサーって効き目がシビアでわかりにくいですからね、視覚的にも確認出来るというのはとても便利です!
4つのノブは
- LEVEL
- ATTACK
- RATIO
- COMP
RATIOという”潰し具合”のノブが搭載されました。
これを下げておくと大きな音が入力されたときにちょーっとだけ潰す、つまりニュアンスをほぼそのまんまで僅かにレベルを整える程度に。
RATIOを上げめにするとどんどん音量差がなくなり、聴きやすい均等なサウンドになります。
18V内部昇圧による無駄な歪みのなさ、
最新デジタル設計によるノイズ問題の解消、
レンジを狭めないクリアな音質、
コンパクトのコンプレッサーとしてはめちゃめちゃ高品質な仕上がりです!
ちなみに、嬉しい銀ネジ仕様です。
まとめ:それぞれの使い道に
ざっくりな説明ですが、なんとなく把握出来ましたでしょうか。
CS-3は昔ながらのギタリスト向けコンプ、
なんなら”アタックタイムを調節出来るダイナコンプ(トーンも調整出来るよ)“という感じで、
CP-1Xは”別にコンプはかけてません。上手いんですよ、弾き手が。”という感じです。
自然な音量調整であればCP-1Xが圧勝。
ただ、ダイナコンプに代表される昔ながらのコンプレッサーのそのパコパコサウンドだってギタリストの間では今でも大人気です。
トーンの操作が出来るというのもカッティングの前後間を調整出来る便利機能です。
どちらにするかは使い道次第、どちらもとてもいいエフェクターでした!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
CS-3
→サウンドハウス ¥9,720-
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