どうも、エフェクターマニアと化してきた萩原悠です!
以前からDTMにて作曲をしているのでそっち方面の知識はあったつもりですが、
最近は改めてギター用エフェクターに着目しています。
ここではTC ElectronicのコンパクトコンプレッサーHyper Gravity Compressorのレビューをしようと思います!
コンパクトでありながらこんなによく出来てるなんてね!
昔ながらのパッツンコンプサウンド、
マルチバンドの丁寧なサウンド、
そしてTONE PRINTを使ってありえないようなサウンドまで。
地味ながらもとっても便利な一台です!
Hyper Gravity miniとの違いもまとめました!
Hyper Gravity Compressor
コチラです!
ノブが4つとトグルスイッチ。
ギター,ベース用コンプとしてはちょっと複雑めかな?
でも割と簡単にササッと音作り出来ちゃいます!
動画で確認
コチラがTC Electronicが用意してくれた公式に動画です。
まぁコンプレッサーはどうしても効果がわかりにくいので、
動画を見てもあまりピンと来ないってこともありますわな。
サウンドの質感だけだったらこっちの動画の方がわかりやすいかもしれません。
だいたいどんな感じなのか伝わればOKですww
Hyper Gravityの使い方
![HyperGravity_3.jpg HyperGravity 3](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
コンプレッサーは機種によってあるパラメーターが違ったりしますが、
基本的には大きい音を圧縮して全体を持ち上げるわけです。
つまりパラメーターはその圧縮具合や持ち上げ具合ということになります。
4つのノブはそれぞれ
- SUSTAIN(持ち上げ具合)
- ATTACK(潰す速さ)
- LEVEL(最終的な音量)
- BLEND(コンプかけてない音の混ぜ具合)」
です。
そう考えると割と簡単なのでは?
SUSTAIN(持ち上げ具合)を上げて行くほどに小さい音が持ち上がり、つまりはサスティンが伸びます。
が、ノイズも一緒に上がってしまうので注意!
ATTACKが一番難しいかな、入力音のアタック部分をどれくらい潰すかです。
右に回してるとアタックの瞬間はコンプがかからずそのあとの音がギュッと小さくなるのでアタック感が強調され、
![HyperGravity_6.jpg HyperGravity 6](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
左に回してると問答無用で初めからコンプがかかります。
![HyperGravity_5.jpg HyperGravity 5](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
あとは自分で使っていくしかないね!
VINTAGE/SPECTRA
![HyperGravity_4 2.jpg HyperGravity 4 2](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
真ん中のトグルスイッチで、
- Vintage
- Spectra
- TONE PRINT
の3つから選べますが、
まずここではVintageとSpectraの説明から。
これはコンプのかかるモードの切り替えです。
Vintageというのが昔ながらのコンプで、わかりやすくパツっとするのが特徴です。
Spectraというのはマルチバンドモード。
マルチバンドコンプレッサーというのはミックスの現場ではおなじみですが、
簡単に言うと各帯域ごとに最適なコンプがかかるという画期的なシステムのことです。
それがこの小さな筐体で出来る……
すごい!
中に小さいおじさん何人入ってるんだろ……
TONE PRINT
![](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
TONE PRINTとは、
最近のTC Electronicのコンパクトエフェクターに搭載されている超近未来システムです。
コンパクトエフェクターは当然ながら全部のノブが見えている、
逆に、ノブで見える機能しかないというのが当たり前ですが、
このTONE PRINTという機能を使えばエフェクターの中身を書き換えて、
本来あるはずもない効果、サウンドを作ることが出来ます。
……どゆこと!?
これね、すごいんですよ。
パソコンの専用エディターから操作するもよし、
スマホアプリから音を流し込むもよし。
アプリからの場合、なんとスマホから特殊な音が出て、それをギターのピックアップにかざし、ギター経由でエフェクターにデータを流し込むんです!
すげぇええええwwww
そんなわけで、もうケーブルとかは要りません。
スタジオでもササっと音を切り替えることが出来ます。
Hyper Gravity miniとの違い
TC ElectronicのHyper Gravityにはミニサイズのペダルもあります。
Hyper Gravity mini、そのまんまの名前ですねwww
![HyperGravity_9.jpg HyperGravity 9](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
サウンドはもちろん同じなのですが、
Hyper Gravity miniの方はノブがひとつ少ない……
排除されたのは……
![Gravity_6.jpg Gravity 6](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
BLENDのノブです。
あ〜ちょっと残念だなぁ!
たしかに普通のコンプにBLENDはないものだけど、だからこそHyper Gravityの使いやすいところだったのになぁ。
ちなみに、もちろんTONE PRINTを使えばBLENDもいじれますが、
TONE PRINTはUSB経由オンリーです。
![Gravity_3.jpg Gravity 3](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
そんなわけでもちろんちょっと使い勝手は悪くなるけれど、
シンプルな使い方しかしないのであればミニサイズでちょっと安いHyper Gravity miniもオススメです!
まとめ:便利なマルチバンドコンプ!
TC Electronicはのデジタル技術は本当にすごいですね。
これだけ高品位なマルチバンドコンプがコンパクトエフェクターとして足元に据えれるわけだから!
しかもトグルスイッチひとつで昔ながらのパツっとしたコンプにもなる。
自然なコンプと”いかにも”なコンプを簡単に使い分けられるHyper Gravity。
一台持っておくのにとてもいいですね!
ぜひご検討くださいませ!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
![](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)