どうも、基本ディストーションが好きな萩原悠です!
なんかね、エフェクターで歪みを作るのが好きなんですよね。
それぞれのキャラクターがよくでて楽しいじゃないですか。
ってことで、今回はあまりにド定番になりすぎてはいますが、
MXRのDistorion+のレビューをしたいと思います!
歴史上初めて”ディストーション”と名付けられたエフェクターで70年代より大変な人気を誇っている本機、
今でもやっぱり名器です!
“ディストーション”の歴史
そもそもDistotionという単語の意味が”歪み(ゆがみ)”という意味であり、
課題入力を生み出して強制的に音割れを引き起こし高次倍音を生成する、つまり音をひずませるためのエフェクターです。
そしてそのDISTORTIONという単語を初めてエフェクターに使ったのがこのMXRのDISTORTION+であると言われています。
それが1973年にリリースされたDISTORTION+は、
IbanezのTubescreamer(1978年リリース)やBOSSのOD-1(1979年リリース)よりも以前から存在し、
当時はファズしかなかった歪みエフェクター界隈に新しい風を巻き起こしました。
アンプライクで自然なサウンドだと。
そうして大ヒットしたDistortion+が今でもやっぱり人気なのです!
Distortion+
コチラです!
シンプルな2ノブ!
アウトプットヴォリュームとディストーション(=歪み量)だけです。
誰でも今すぐ使える!
値段も安いし!!
Distortion+のサウンド
動画でそのサウンドを確認してみましょう。
なんだかすごく、荒々しいですね!
そう、リリース当初は
「なんてナチュラルなサウンドなんだ!!」
という風に話題になったようですが、(ファズしかない時代だから当然)
今となってはナチュラル系というより随分とざっくりとしたサウンドに聴こえますね。
DISTORTIONを限界まで上げたらなんだかファズにも聴こえなくもない、そんなザラついたサウンド。
これがいいんです!
めちゃめちゃ気持ちよくないですか?
ザラつき感がありながらも、どこかシルキーで伸びやかな部分を持っていて、
リードに使ってもバッキングに使っても最高です!
歪むアンプをブーストするのに使うべし
個人的にはジャズコーラスなどの歪まないトランジスタアンプにDistortion+の歪みだけで演奏するのもハリがあって好きなのですが、
やはり一番の醍醐味はDistorion+からマーシャルなどのチューブアンプに繋いでアンプをブーストさせる使い方でしょうか。
こうして使うことによってハードロックにも対応出来るパワフルなサウンドを作ることができます。
現に80年代のHR/HMギタリストの多くがこのDISTORTION+を愛用していたようです。
製造年代によって音が違う
これまた難しいお話なのですが、
長い歴史を持つエフェクターは、どうしてもその時期によって音が違います。
歴史の長さで言ったらDistortion+なんて現行の全エフェクターの中でも指折りの長さなわけで、
どうしたって年代によって仕様が変わってしまいます。
個人的には80年代のモデルと最近のモデルを弾き比べたりしてみましたが、
結構別モノでした。
最近の個体の方が抜けが良く音が硬い。
80年代の個体は角が取れた感じで少しまろやかでした。
どちらがいいとかではなく、バッキングやスピード感あるアンサンブルだったら最新モデル、
多少ローファイでも中音域に雰囲気が欲しいときは旧モデルが使いたい、
そんな感じでした。
う〜んエフェクターって難しいね!
古いモデルはセンタープラス9V
ちょっと気をつけなければいけないのが、
DISTORTION+は9Vの電源アダプター、以前のモデルはセンタープラスを採用しています。
昔ながらのエフェクターってちょいちょいこういうのありますよね。
変換アダプターを用意しておきましょうね!
ちなみに、現行品は普通のセンターマイナスが使えるようになっています。
一番一般的なアダプターが使えますし、パワーサプライから接続するのも容易です。
まとめ:大定番、初代ディストーション
現代のディストーションの概念からすると、
そこまで深い歪みではありません。
しかしこのなんとも絶妙な歪み量、
ザグザグ感とシルキーさのバランス、
古いエフェクターだからって見向きもしなかったギタリストは本当に損しています!
是非一度お試しください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
MXR M104/M-104 Distortion+
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