どうも、初めてフェイザー買いました萩原悠です!
フェイザーって、マルチエフェクターには必ず入ってるし、
いつでも使えるエフェクトでもないので、
わざわざコンパクトで買ったことなかったんです。
でもこの度、ちょっと興味が出てきたので買ってみました!
安いやつ!!
MOOERのninety orangeです!
中古だけどねー!
フェイザー欲しくなったらとりあえずMXRのPhase90を買うんだろうなと思ってたそこのあなたちょっと待った!
一旦、一旦試してみてはどうでしょうか!
そんな感じでPhase90と比べてみた感想とかもまとめてレビューします!
フェイザーとは
まずフェイザーとは、正式名称ではフェイズシフター(Phase shifter)と呼ばれますね。
コーラスやフランジャー、トレモロとなにが違うんだって方もいらっしゃるかと思います。
基本的には一緒です!
ウソウソウソwww
しかしどれも揺らし系、モジュレーション系というくくりに分類され、
それぞれ“なにを揺らすか”が違うんです。
まぁ細かいことは置いておいて、
フェイズ、つまり位相ですね、
フェイズシフターは位相をシフト、移動させるんです。
位相のお話は……もう今度にしよう、キリがない!
ってことで、位相がズレると音の芯が少し崩れた不思議な浮遊感が出ます。
そして、位相のズラし具合を周期的に変える、そうするとシュワ〜という揺らぎが与えられるというわけです。
フェイザーの説明終わり!
MOOER / ninety orange
さてようやくMOOERのninety orangeのお話です!
まず名前ねwww
MOOERはTriangle Buff(つまりビッグマフっぽいモデル)のレビューをしたときにも思ったけど、
名前がそのまんますぎてww
だってninety orangeって……90オレンジって……
つまりこれでしょ?ww
MXR / Phase90
→サウンドハウス 8,280-
→サウンドハウス 8,280-
そう、フェイザーの名機、
フェイザーと言ったらコレ、
歴史的ロングセラーのフェイズシフトペダル、
MXR Phase90。
オレンジだしね、90だしね。
たしかに、それを意識した色使いだこと。
かわいいねw
で、どう見てもパチモンなこのMOOER ninety orangeですが、
いや〜結構よかったんですよ。
むしろPhase90よりも好き!
ってことで、買っちゃいました。
大満足!!
ノブはスピードのみ
コントロールはめちゃめちゃ簡単です。
ノブがひとつだけ。
これは揺れの周期が変わります。
左に回せばゆっくりと位相が動いていき、
右に回し切るとシュワンシュワンシュワンと速いリズムで音がうねります。
そう、スピードを上げていくとそこにリズムが生まれてくるので、
これを曲のテンポに合わせるもよしですね。
逆にテンポとちょっとズレてたりすると聞き苦しいかも。
VintageモードとModernモード
ノブ以外にひとつだけ、モードセレクトのトグルスイッチがあります。
それがVintageモードとModernモード。
Modernモードの方が波の深さが深くて、それでいてクリアな音質なのでかかりがわかりやすく、ハイファイな感じがしました。
Vintageモードの方はもうちょっと淡い感じで、サラッとした手触り。
クドくない、エグくない。
人によっては
「それってフェイザーの面白みがないってことじゃない?」
と言うかもしれない。
でもこれ、自分はめっちゃ好きでした!
実際先日ライブで使ったのもこちらのVintageモード。
しかもスピードは左に回しきって一番ゆっくりの波に。
効果の一番薄いセッティングと言えるだろうけど、これくらいのちょっと隠し味、最高でしたよ!
ちなみに、メーカーが発行しているマニュアルでは
- Vintage ウォームでサイケデリックな70年代のヴィンテージフェイザーサウンド
- Modern 豊かで深みのあるモダンなフェイザーサウンド
とのこと。
たしかに〜!
Ninety Orangeはフルアナログ回路
多分このNinety Orangeの音の良さはここなんだろうな。
完全アナログ回路だそうです!
それ故に音が温かい!
めちゃめちゃ気持ちいい!
MXR Phase90との比較
フェイザーを買おうか悩んでる人=Phase90にしようか悩んでる人
なんじゃないかってくらい有名なド定番機があります。
そんなPhase90より気に入っていると豪語しているのはどんな点なのか、
改めてご紹介します。
爽やか
まず度々出てきたキーワードでしたが、
MOOER ninety orangeはMXRのPhase90よりも爽やかです!
つまりあれよ、Phase90の特徴であるエグさがないんです。
サラッと使える。
“エグさ”っていう抽象的な言い方になってしまってますが、
具体的にはまず揺れの深さ。
そして中低域の太さの差です。
有名ですがPhase90はオンにしたら中低域が持ち上がって、音量上がって聴こえますからねw
そういうのがninety orangeにはないかな。
使いやすい!
歪ませたコード弾きをジュワ〜ンとさせたいときにはちょっと物足りないかも知れないけれど、
クリーントーンのカッティングにちょっと存在感や有機的な感じを加えるには最高です!
実際先日ライブで使ったのですが、スピード次第ではレトロさを出す隠し味に、
またスピードの設定を変えるとリズミックなフレーズをちょっと助ける隠し味になります。
楽しい!
スピードがちょっと遅い
これ、歪ませたときに気づいたのですが、
MXRのPhase90に比べてスピードの最高値が遅いです。
つまりninety orangeでスピードを右に回しきったときの揺れの速さが、
Phase90ほどの速さにはなりません。
歪みとフェイザーを過激に使ったヒョヨヨヨヨヨっていうリードサウンド、ああいうのはちょっとやりにくいかな。
小さい、軽い
最近の中国系エフェクターの好きなとこはここですよ!
小さい!
(強調したら文字は大きくなった)
エフェクターボードのスペースが有り余ってる人なんていません。
みんな出来るだけ小さくしたいけど1つまた1つと増えてって、いつもボード内はギュウギュウです。
そんなとき、この小ささは嬉しい!
サイズは縦93mm x 横42mm x 高さ53mm。
めっちゃ小さい!
そして重さは160g!!
160グラムですよ、iPhone6 plusが172グラムなので、それより軽い!
ちなみにMXR Phase90は522グラムだそうな。
ね、162グラムってめっちゃ軽いでしょ?
ちなみに、MXRのPhase100とか、今見るとデカいな!!
MXR / Phase100
→サウンドハウス ¥14,800-
→サウンドハウス ¥14,800-
機能は最小限、でもええねん、小さいことは正義だよ!
ちなみに、これが一時期のわたしのボード。
もう一度言おう、小さいことは正義だ!!
安い
あ、もうひとつの正義がここにあった。
MOOERのエフェクターって、安いんだよ!!
最近はHOTONE、RevoL、Donner、Rowin、VALETONなどなど、
アジアの会社が作る安いエフェクターがどんどん出てきています。
そんな中で比べたらこれは特別安すぎるわけではないけれど、
(Revolなんて新品で3,000円だもの!)
でもこのクオリティですよ、とてもよい!
これが最近わたしがMOOERのペダルに注目している最大の理由です。
コスパがよい!
MXR PHASE90が12,000円くらい(並行輸入品はもっと安い)、
それに対してMOOERは新品6,980円とかなんすよ、全然アリ!
むしろわたしはね、同じ値段でもMOOERを買っただろうなぁと思うのでね、
それくらいおすすめ!
VALETON PH-10フェイザーは全然おすすめじゃない
VALETON / PH-10
→サウンドハウス ¥6,375-
→サウンドハウス ¥6,375-
同じ中華系エフェクターブランドの、同価格帯でVALETONってブランドのPH-10というフェイザーもあります。
比較してみたのです。
ぜ〜んぜんよくない!!
え、なに、PH-10なに?
MOOERがよすぎるの?
全然味わいのない揺れっぷり、音も細いし……
いいですか、たしかにBOSSのコンパクトに似てます。
が、音は全然なので、この値段だからって焦って買わないように、だったらMOOERのNinety Orangeにした方がいいですよ!
動画を発見
やっぱりエフェクターですからね、音聴きたいですよね。
本当は自分で弾いて一番おすすめのセッティングとかで音を聴いてほしいんだけど……
結構手間なんだよな〜ww
ってことで、既に動画をアップしている方、企業様の動画をお借りしました。
一番音がわかりやすい動画
まず初めの動画ではNinety Orangeの色々なセッティングをただひたすらに聴きやすく弾いてくれています。
無駄のない動画で、とにかくしっかり音が聴けます。
こういうのがもっとはやるといいですね!
MXR PHASE90との比較
次に紹介するのはこれまで何度となく書いてきた、
MXR-Phase90との弾き比べ動画です。
PHASE90の方がエグい、というところがわかってもらえるかなと思います。
ベースに使ってみた
いや〜やられた、ベースにもアリですね!
すごくグルーヴが生きてる感じになります。
まとめ:安いからと馬鹿にせず是非使ってみて!
さて、わたしが最近買ったエフェクターの中でもかなり当たりだった気がします。
アジア系の安いエフェクターブランドが乱立している昨今ですが、
MOOERは頭一つ抜けている気がします。
なのでちょっと今MOOERのほかのペダルもめちゃめちゃ気になってるとこなんです。
是非みなさんも、楽器屋さんで見かけたら一度試奏してみてください!
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!