どうも、またエフェクター熱が再燃している萩原悠です!
先日、Revol Effectsというブランドのめっちゃ安いオクターバー(3,000円!!)を買ったのですが、
改めて定番のオクターバーはどうなのか、検証してきました。
そしたら、BOSSのOC-3はやっぱりすごいよ!
ってことで、レビューしたいと思います!
BOSS OC-3
前身モデルOC-2がまだまだ大人気な中、2003年リリースされたOC-3、SUPER Octave。
OC-2まではアナログ回路でオクターブ下を作っていましたが、
OC-3はデジタルエフェクターになりました!
正直音の太さはOC-2のほうがあったかもしれない。
けれど!
かなりいろんなことが出来るようになったんですよ!
OC-3 動画をご覧ください
とてもいい動画がありましたので、それを拝借。
主にポリフォニックモードでのデモ演奏ですね。
RANGEのパラメーターの設定とか絶妙です!
まぁまぁ、細かいことはこれから説明しますよ!
OC-3のすごいところ!
それではこのOC-3、SUPER Octaveの実際に弾いてみて気持ち良かった点などをまとめます。
ドライブモード搭載
自分が一番気に入ったのがこれです。
オクターブファズっぽい感じになるんですね。
本来オクターバーとファズの相性はとてもよく……
というより、オクターブ下を生成するとちょっと歪んじゃうってのもあるんですねw
なので各社がしのぎを削って“歪みの少ない、原音に忠実でクリアなオクターバー”の製作を目指しておりました。
でもそうすると、なんかサウンドがシンセっぽくなっちゃうんですよね。
ギターエフェクターとしてのオクターバーはなんなら音が汚いくらいの方がかっこよかったのかもしれない……
ってことで颯爽と登場したOC-3のドライブモード。
もはやカッコよく歪ませるという方向にスイッチ!!!!!
さすがボスさんです。
ポリフォニックオクターバーモードで和音が検出出来る!
きっとOC-3を検討している人にとってはこっちの方が目玉機能でしょうね。
本来、入力された周波数を検知してその半分の周波数を生成して一緒にアウトプットするってことなので、
複数の音程、複数の周波数が来ちゃったら同時に対処出来ないのは当たり前なんです。
しかしOC-3では、同時に対処出来ちゃうんです。
和音を、コードを弾いてもオクターブ下が生成されます!
これめちゃめちゃ快適ですよ。
コードを弾くでなくても、ギタリストって意外とポリフォニックな奏法しますからね。
そういう演奏にもしっかりついてきてくれるポリフォニックモードは、本当にストレスなくギターが弾けます!
ちなみにこのモードだと、RANGEというパラメーターが調整出来まして、
“どの辺りの音域から下にだけオクターバーがかかるか”
が調整出来ます。
コレめっちゃ便利ネ!
リフの合間にカッティング入れたりするときに、リフの方にだけオクターバーがかかるとかいうすごいことが出来る!
よく考えられてるなぁ。
OC-2互換モード
これ面白いよな〜。
OC-3で、OC-2の音が出せるモードがあるんです。
とか言いつつごめんなさい、わたしOC-2弾いたことないですm(._.)m
それに厳密にはもちろんデジタルとアナログの違いってのもあって全然違う音だろうけれど、
OC-2では2オクターブ下の音が出せましたからね、
OC-2互換モードにすれば2オクターブ下が出せます!
ギター用/ベース用
オクターバーって、ベースでも使うんですね。
なのでこのOC-3では、ギターでもベースでもどちらでも使えるようになっています!
ギターも弾くしベースも弾くという宅録アーティストにとっては便利ですね。
しかもそれだけではなく、ギター用とベース用のそれぞれに別々のインプットがついていて、
ドライブモードにしたときの歪み方も変わります!
ベースを入力して歪ませたときの音の太さはすごくよかったなぁ。
モノアウトとダイレクトアウト
アウトプット端子も充実しています。
普通に使うならモノアウトにつなげばOKですが、
もうひとつのアウトプット、ダイレクトアウトにも繋げば、
実音とエフェクト音(オクターブ下)を別々のシールドからアウトプットすることが出来、そこから別々のエフェクトをかけるもよし、別々のアンプに行くもよし。
音作りやパフォーマンスの幅が広がります!
一番気に入ってるのはやはりドライブモード
いろいろといい点はありましたが、やっぱりわたしが一番気に入っているのはドライブモードです。
オクターブファズ楽しい!
オクターブ下を綺麗に出されるより、ちょっとザラザラしてるほうがかっこいいですもんね。
そのザラザラ具合を調節出来る、それがドライブつまみを備えたOC-3の一番いいところでしょう。
フレーズによって微調整して最適なオクターブ音を作ってください!
OC-3デメリット
ちょっと借りてる段階ではありますが、数点OC-3の残念なポイントを見つけましたので、それもまとめておきます。
高音域ではエフェクト音を生成してくれない
これは割と致命的です。
というか、まぁオクターバーって構造上しょうがないのかな。
1弦の12フレット以上の音域、つまりギターの最後の1オクターブくらいではエフェクト音が鳴りません!
ギターソロでピロピロ弾きながらオクターブ下を足して太くするという手法も大変有効ではありますが、
そんなときはお気をつけあそばせ、ある音を境にいきなり音が細くなるってことですからねww
歪みもデジタルっぽい
わたしのお気に入りのドライブモードですが、やっぱりデジタルっぽいです!
決してOD-3やDS-1のようなサウンドを期待してはいけません。
FZ-5のようなファズサウンドと言えば近い気もしますが、それにしてもデジタルっぽいです。
強引なサウンドでカッコイイとも言えますが、あまりナチュラル系のバンドサウンドでは浮いてしまうかなと思います。
デジタルエフェクターらしい消費電力
基本的にアナログエフェクターの方が電池の減りが少なく、デジタルエフェクターでは電池の減りが速いです。
何度も言ってますがOC-3 SUPER Octaveはデジタルエフェクターなので、
電池がすぐなくなるらしいです!
貸してくれた方が結構エフェクターは電池駆動派だったらしく、嘆いてました。
おとなしく電源駆動しましょう!
PSA-100
→サウンドハウス ¥2,250-
→サウンドハウス ¥2,250-
OC-3 値段もGOODです!
コンパクトエフェクターといえばBOSSですよね!
そしてBOSSは音質ボディの丈夫さとかもありますが、この良心的なお値段も魅力のひとつです。
歪み系に比べたらちょっとお値段高いけれど、でもまぁまぁ、一万円です!
デジタルエフェクターで1万円なんて安い方よ!
しかもこれだけの音質と機能。
コスパはとてもよい!
まとめ:OC-3はポリフォニックで歪み付き
さて、ギター用コンパクトエフェクターブランドの最大手であるBOSSさんの最新オクターバーOC-3ですが、
デジタル化したことによりモード切り替えが可能に。
その恩恵で
- ポリフォニックモード
- ドライブモード
- 1oct下+2oct下モード
いいですね!
特にここ数年での大躍進であるポリフォニック、和音に対応しているという点はとても使い勝手がいいです。
わたしのおすすめのドライブモードも忘れないでねww
ってことで今日はおしまい。
実は同時にエレハモのPOGも試したので、また後日レビューをまとめたいと思います。
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!