どうも、オクターバーにハマってます、萩原悠です!

今思えばよかったよ、Revol Effectsの3,000円の激安オクターバー(→レビューはこちら!)を買ってからというもの、

本当に使えるオクターバーってのはどれなんだろうと探し始めて、色々なオクターバーに出会いました。

今日はその中でも独特の使い心地で面白かったT-rexQUINT MACHINEを紹介しようと思います!

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T-rex QUINT MACHINE


QUINTMACHINE 2
こちらが今日紹介するオクターバー、T-REXQUINT MACHINEです!

ちょっと高級そうな見た目ですね!

それもそのはず、T-REXのエフェクターって全体的にちょっと高めです。

ブティーク系高級系といわれるグループに入ると思います。

高級志向のブランドから、オクターバーという割と原始的なエフェクトペダルがリリースされているわけです。

他のブランドとなにが違うのかなぁ〜。

それはノブを見てみれば一目でわかります!

T-REX QUINT MACHINEの仕様


QUINTMACHINE 3
シンプルに4つのノブが並んでいます。

これはそれぞれ書いてある通り
  • MIX
  • -1 OCTAVE
  • +1 OCTAVE
  • +1 FIFTH

です。

ね?

面白いでしょ?

最近あれこれオクターバー触って来たましたが、

だいたいパラメーターはこうなるんですよ。




BOSS/OC-3 エレハモ/nanoPOG Revol Effects
OC 3 2 NanoPOG 8 IMG 9304
レビュー レビュー レビュー

T-rex QUINT MACHINEが他のオクターバーエフェクターと決定的に違うところ、

それは原音ボリュームがないというところです!

そして、オクターバーには見慣れない、

FIFTH

というパラメーターがあるということです!

このあたりを掘り下げてみましょう!

+1 FIFTH それは5度上の音がだせるんだ!


QUINTMACHINE 4
これがサウンド面での最大の特徴でしょう。

T-rex QUINT MACHINEでは、5度上の音を生成することができます!

……なにそれwww

オクターバーでしょ?

オクターブ下の音を出すのが目的だったオクターバー。

その歴史の中でオクターブ上の音もだせるようになりました。

この時点で用途はだいぶ変わった気がするけれどまぁよい。

上でも下でもオクターブはオクターブだ。

でもさ、5度上って!!

これは面白すぎる!

このおかげでT-rex QUINT MACHINEは、ボスやエレハモの王道オクターバーと一線を画す存在となってるわけですね。

原音のボリュームではなく、Dry/Wetのミックスバランスで調整する


QUINTMACHINE 3 2
これは出音に関わるというより、操作性のお話ですね。

普通のオクターバーって、原音とエフェクト音をそれぞれ別々のノブで音量調整するのですが、

T-rex QUINT MACHINEではミックスバランスのノブがあるだけです。

エフェクト音は1oct下,1oct上,5度上の3つが出せますが、

その3つのノブだけ上げてもエフェクト音は出ません。

MIXノブを上げていくのです!

なんだか面白いですね。

全体の音量はそのままに、原音とエフェクト音のバランスだけが変わっていきます。

なるほど、考えたなぁ。

結構ギタリストとしてはわかりやすい作りなんじゃないかな。

だって、コーラスとかディレイとかってこういう作りだったりするじゃない?

ポリフォニック対応


QUINTMACHINE 6
エレハモのPOGのお家芸とされてるポリフォニックですが、

QUINT MACHINEもポリフォニック検出、つまり和音に対応しているということです。

これによりコード弾きにも確実についてきてくれるエフェクト音を生成することが可能で、

12弦ギターのような広がりのあるサウンドも作れます!

T-rex QUINT MACHINEの効果的な使い方


ではこのQUINT MACHINEは、どのように使うのがいいのでしょう。

わたしなりにかんがえてみた。

最大のキモはFIFTH


普通にオクターバーとして使っても十分かっこいいのだけれど、

やっぱりQUINT MACHINEを使いこなすコツは一番の特徴であるFIFTH

これをどう使うかで個性が何倍にも発揮出来ると思うんです!

ほんとにマジで推し機能!

ってことで、使い方例を幾つか挙げます。



ガッツリ上げてシンセっぽく使う


5度上というのはオクターブ上ほど使い勝手がよくはないので、

常に鳴り続けてるとそりゃ不自然なサウンドにもなります。

そこを利用するのです!

変なハモり、しかも3度とかにはない硬質なハモりが生まれるので、

否が応でも耳を引くサウンドの出来上がりです!

何度もやると調性が曖昧になって、聴いてる人に

「あそこ間違った音出してない?」

と言われたりしますが、

効果的に使って脅かしてやりましょう!


1音だけでパワーコードを鳴らす


5度上と言えばパワーコードです!

勝手に5度上が鳴ってくれるということは、もうルート音だけ弾けばパワーコードになるんです!

あ、結構便利かも?

もちろん普通のパワーコード自体は難しくもないので、

そういう曲をコピーするのにわざわざエフェクターを使って出すことでもないのですが、

例えばパワーコードのままめちゃめちゃ細かく動くとか、

パワーコードのままチョーキングするとか、

そういった新しいフレーズ作りが出来るわけです。

聴いてる人はマジでびっくりすると思いますよ!

おすすめ!

倍音としてうっすら加える


今度はそんなに目立たせないで微かにFIFTHを混ぜるパターンです。

厳密に言えばすぐ上の5度というのは倍音列に含まれないのですが、

5度というのは基音の倍音ということになるので、

これを少し加えることによって音色が変化します。

オルガン的な発想ですね。

しかも1oct上も生成出来るので、その2つを好みのバランスで原音に混ぜていきましょう。

何故か音ヌケのいいサウンドになるでしょう!

ギターソロとかで使うもよし、バッキングでも……いやバッキングだと目立ちすぎちゃうだろうな。

こういった音色変化はあまりギターっぽくなくて、QUINT MACHINEならではのサウンドメイクとなります。

かなりおすすめです!


QUINT MACHINEの音質


ここまではどうしてもこのユニークな使い勝手についての話になってしまっていましたが、エフェクターですからね、やっぱり音質(サウンドクオリティ)が気になります。

音質は……クセのない使い心地って感じです。

割と高音質です!

ハイファイ系の立ち上がりの速さはあるけれど、不自然すぎるデジタル感もなく、音もあまり明るすぎない。

普通にオクターブ下だけやオクターブ上だけで使う場合確固たる個性のある音ではない感じ。

つまり使いやすいってことです!

ここに5度上とかオクターブ上を上手い具合に足していくってのが萩原流のQUINT MACHINEを使う楽しみです。

変なクセは全くなく、パラメーター通りの音色変化をちょっとずつ追っていけます。

楽しい!


T-rex QUINT MACHINEの動画





お待たせいたしました、動画を拾ってきましたよ!

わたしがゴリ推ししている5度上はそんなにフィーチャーされてませんが、

基本的なオクターバーらしいサウンドもかなりかっこいいですよね。

てかベースサウンド美味しい!

あともうひとつ、こちらの動画は途中からご覧ください。




アルペジオを弾いてるのですが……ちょ〜っとだけ挙動が不安定ですね。

低音弦でのピッチがところどころ揺れます。

これはある程度しょうがないこと、むしろこれでもかなり高精度ですよ!

 

QUINT MACHINEの価格




どうなんだろう、BOSSのコンパクトエフェクターに慣れてると高く感じるかもしれないけれど、

高級系エフェクターの割にはそこまででもないように思います。

むしろこんなユニークに使えるとなると、全然適正価格、むしろお買い得とさえ言える気がします。

ハイファイなサウンドメイクをしたい方は是非こういうのを取り入れてみるといいと思います!


まとめ:QUINT MACHINEオクターブ上のためのエフェクターである


QUINT MACHINE、結構面白いですよね!

重低音オクターブサウンドもありだけど、なんと言っても5度上!

これとオクターブ上をうまく混ぜてって音を明るく仕上げる。

これがQUINT MACHINEの使い方です。

是非ファニーなサウンドメイクをしてみてください!

ってことで今日はここまで。

最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!