BOSS DD-3Tデジタルディレイのレビュー!DD-3との違いもまとめました!
どうも、長年DD-3使ってます萩原悠です!
BOSSから新しくDD-8というデジタルディレイが発表されましたが、
それと同時に発表されたのがまさかのDD-3Tというモデル。
なに?
今更DD-3?
で、Tってなに?
そんなお話をまとめました!
5秒で説明すると…
タップテンポがついたDD-3
Contents
BOSSのデジタルディレイ

1983年に、世界初のコンパクトデジタルディレイとしてリリースされたDD-2。
そして1986年、DD-3というモデルにモデルチェンジしましたが、
実はその中身は全く同じ!
特に前期のは本当に同じ!
(DD-3になってからこっそりマイナーチェンジがなされているのだ)
つまりはBOSS最古の、いや、世界最古のコンパクトデジタルディレイがDD-3なわけですが、
その路線とは別に、多機能系のDDシリーズが
DD-5→DD-6→DD-7と来て、DD-8になるまで着々と進化を続けてきました。
それでもなおずっと販売され続けていたDD-3。
なんとこのタイミングでDD-3Tに進化するとな!
DD-3T
コチラです!
末尾にTがつくモデルは初めて。
技-WAZA CRAFT-のW、
最新デジタルのX、
ベースのB、
古くはリモート端子のついたR、
などもありましたが、Tですか!
DD-3TがDD-3と違うのは……
こちらがBOSSの公式動画ですが、
もうスタイリッシュに走りすぎて全然ちゃんと説明してくれてないwww
ので、わたしが説明します。
ディレイタイムは全く同じ12.5〜800ms

今のデジタルディレイって本当にディレイタイムが長くて、
2秒(2000ms)とか6秒(6000ms)とか、高級機種はそれどころじゃない長さを誇りますが、
DD-3TはDD-2リリース時から変わらずの最大800ms、つまり0.8秒です。
なんかそう聞くと物足りないような気がしますよね?
でもね、実際使うのこんなもんだからいいんですよ。
十分すぎる。
BOSSのデジタルディレイはこのコンパクトなボディにうまくノブまで収めたなぁという絶妙な仕組みで、
MODEのノブで大まかなディレイタイムを選んで、
TIMEのノブで細かく設定していくという作りです。
S(ショートだろうな)が12.5ms〜50ms、
M(ミドル?ミディアム?)が50ms〜200ms、
L(ロングですね)にすると200ms〜800ms
という具合!
たしかに、ひとつのノブで12.5〜800msまでとなったらそりゃ範囲が広すぎてうまく設定出来ないですよね。
(最新のDD-8はそんな仕様です。もうタップテンポ前提の作り!)
基本的にはテンポタップがついただけ
TapのTですね。
いまどきデジタルディレイでタップテンポ機能がないってのは時代遅れすぎるってことでつけることにしたんだと思います。
ちなみに、タップテンポとは、
ディレイタイムをペダルを何回か踏むことでそのテンポに設定することができるという直感的な機能です。
曲のテンポに合わせたいけれどそれは何msなのかわからない……
ってときは足で曲に合わせてポンポンポンポンと踏めばOK!
また、せっかく事前にテンポを設定していてもライブ演奏時は微妙にテンポ違ったりして台無しになったりしますよね?
そんなときはタップテンポよ。
ディレイを使うちょっと前にポンポンしてテンポを調整しましょう!
付点八分とかもいけます!
ディレイをかけたいテンポに合わせて踏むって言ったって、
設定したいディレイタイムが4分音符ならいいけど、
そうじゃない場合はめちゃめちゃ難しくなります。
付点八分でテッテケディレイをしたいときに付点八分で踏んでテンポを設定しないといけない?
いやいやいやめんどくさい!
でもこういうモデル、まだまだあるんですよね。
しかしDD-3Tなら、
- 踏んだテンポの4分音符
- 踏んだテンポの付点8分音符
- 踏んだテンポの2拍3連
のどれにするかを設定出来ます!
これはMODEのノブで切り替えられて、
L.800ms にしてると4分音符
M.200ms にしてると付点8分
S.50ms にしてると2拍3連
というわけ!
たしかに、タップテンポで入力するとここのMODEは意味をなさなくなるからね!
外見を本家DD-3と変えないままに便利な機能を追加出来たというところは評価高いですね!
アウトプット端子の位置

DD-3はアウトプットが2つあって、でも実はステレオではなく、
原音とエフェクト音を別々に出すことができるよ!
というアウトプットでした。
DD-3Tでもそこは変わらず、
ただ、端子が同じ方向につきました!

これ地味に便利ね。
だって、やっぱりアウトプットは同じ方向にあって欲しいじゃない。
それがルーティング的に、ボード事情的に便利です。
で、なぜ同じ方向についたかというと、
そう言った利便性の点と、Tです。
タップテンポ用外部フットスイッチ

タップテンポを本体タップでなく外部フットスイッチから入力することもできます!
でも、なんで本体で出来るのにわざわざ外部フットスイッチを使うんだと思うじゃないですか。
それはね、
よく考えたら本体のペダルをタップしたら普通にエフェクターのオンオフになっちゃうじゃないですか。
なので、本体タップをするためにはペダルを2秒以上長押しして”タップモード”にしないといけないからです。

超ちっちゃいけど本体にも書いてあるで!
これを、外部フットスイッチを使えば長押しして切り替える手間が省ける、
本体ペダルは常にオンオフ、外部フットスイッチは常にタップスイッチ、という使い分けができます。
使ってみるとわかりますが、この方が圧倒的に便利です!
ちなみに、フットスイッチはアンラッチ式である必要があります。
こっち!
黒い方がかっこいいからと言ってFS-5Lを買うと全く使えないので注意!
こっちじゃダメ!!
SHORT LOOPってつまりHOLDモードです

SHORT LOOPというこれまでのBOSSのエフェクターで見慣れない名前がありますが、
これはDD-3のHOLDモードと同じです。
踏んだ間のフレーズを踏んでる間延々ループします。
長さもDD-3のディレイタイムの範囲と同じ、最大800msです。
最近のディレイはルーパーも搭載してて十分すぎる長さを誇っていますが、
さすがに800msだとフレーズをループするには物足りなすぎますねww
まぁこれでもアイディアを駆使して使ってたんですけどねわたしたち!
というわけでなんで全く同じ機能なのに名前が変わったかと言うと、
多分コレ、

こうして
「ペダルを長踏みしてください」
という指示のところにHOLDって言葉を使ってるからだろうなぁと思います。
同じ単語を使っちゃうと意味がこんがらがっちゃうから、それを回避するためにモードの方を変えたってことでしょう。
まとめ:DD-3Tは使いやすくなった大定番ディレイ

DD-3と言えば今尚愛用者の多いロングセラー大定番デジタルディレイです。
ぶっちゃけもっと高音質だったりもっと多機能なディレイはいっぱいあるのに、
なぜかギタリストたちはこのDD-3の音が好き。
しかも何十年前のヴィンテージだけが価値があるのではなくちゃんと現行のDD-3も人気がある。
その魅力的なサウンドとただでさえ使いやすさだったDD-3が、
さらに使いやすく進化したってんだからこれはDD-3を狙ってた方は全員こっちに変更でしょうね!
ちなみにわたしはなぜか調子に乗ってDD-3にダイソーで買ったカッティングシートを貼ってオシャレにデコってしまっていますwww

今でもこれ使ってて、ちょっと人に見られるのも恥ずかしいですが、剥がさずにこのまま頑張ってる!!
やっぱり、なんとも言えないこのサウンドが好きだからね。
是非皆さんも、今度はDD-3Tの方でお試しください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!






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