どうも、最近またエフェクターにハマってます萩原悠です!

去年末にオクターバーを色々試していく中で、ちょっと気になった安いエフェクターを見つけたのでこちらも、とりあえず衝動買いしましたww

それがコチラ。

MOOERPitch Boxです!

  • ハーモナイザー
  • ピッチシフター
  • デチューン
の三役をこなす器用な小型エフェクターだよ!


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MOOER


PitchBox 13
最近わたしが気に入ってるエフェクターブランドです。

小型の筐体で意外と多機能、音質もなかなかのものです!

最近のナノサイズ中華エフェクターブランドの中では一番作りがいいんじゃないかなぁ。

既にTriangle BuffとNinty Orangeの2機を愛用していますが、

そこにこの度3台となるPitch Boxを購入したわけです!

MOOER Pitch Box


PitchBox 2
これです!

1ノブ&1トグルスイッチに1フットスイッチという簡潔な作りです。

使い道はもう見たままそのままです!

ピッチシフターとして

PitchBox 6
まずはピッチシフター機能。

ノブの1とか3とかはそのまま度数になります。

なので、+1にすると半音あがって、-12にすると1オクターブ下がります。

ギターでベースパートを弾きたいときとか、転調するけどフレットを動かすのが面倒、カポをするのは面倒、そんなときはこのピッチシフター機能を有効に使うのもいいですね!

±24まで、つまり上下2オクターブまで出すことが出来ます。


ハーモナイザーとして

PitchBox 5
ハーモナイザーってのは、ハーモニー生成機ですね。

つまり、ピッチシフターは音程が変わる機能でしたが、

ハーモナイザーは原音も残ります。

原音を残した上で指定した音程で上やら下やらにハモりがつきます。

まぁ厳密には音楽的なハーモニーってこんな簡単に作れるものではないので、

一番使うのはやはり±12や24のオクターバーとしての使い方かもしれませんね。

デチューンとして

PitchBox 7
デチューンってのはちょっと馴染みのない方もいるかと思います。

基本的にはコーラスみたいなもんです!

ぶっちゃけコーラスとは原理はそんなに似てないんだけど(むしろハーモナイザーと同じ)、まぁ結果的にちょっと似たかんじになります。

デチューンってのは入力音に対して微妙に音程をズラしたエフェクト音を重ねることで独特の広がりを加えるというものです。

アルペジオで綺麗に聴かせたり、リードパートに深みを与えたりできます。

ハマると結構気持ちいいです!

デチューンで音程をズラすのは本当にちょーっとだけなので、ハーモナイザーみたいに二つの音程が聴こえることはありません。

ちょっと音痴かなくらいの音程が加わります。

その音程が原音の下につくのか上につくのか、どれくらい音痴にさせるか、それをノブで調節出来るってわけですね。

ホンのうっすらかけるか、かなり過激にデチューンさせるか、それだけでも随分違った印象になるのでじっくり堪能していただきたいですね!


MOOER Pitch box安い!!






さすがMOOERです、めっちゃ安い!

でも3つの機能が使えてこの値段だもの、そりゃとりあえずで衝動買いもしちゃいますよね。

ちなみに、自分は中古で買ったのでさらに安かったですwww


MOOER Pitch boxの音質、使い道


さて、それではいよいよPitchBoxの実際の音質や使い道を紹介していきましょう!

ポリフォニック対応!


なんと!

この値段でポリフォニック対応なんです!

和音を弾いてもちゃんとエフェクト音を検知してくれるんです!

デチューンエフェクターでは当たり前のことですが、

ピッチシフターやハーモナイザーの分野ではまだまだポリフォニックばかりではありません。

現にわたしが持ってるBOSS/PS-5(ピッチシフター/ハーモナイザー)なんて和音で弾くとお手上げ状態になっちゃいますからね。

それに比べてこのPitchBoxはまさかの和音対応!

ハーモナイザーを入れたままコード弾きも可能、いわゆる12弦ギターみたいなサウンドも出せます!

デチューンが最高に気持ちいい!


もしかしたら一番おまけ的に入ってる機能かもしれませんが、

デチューンがなんとも言えない気持ち良さです!

コーラスを使ってて

「なんかちょっと思ってたのと違うなぁ」

って方は是非試してほしい!

しかし割とかかりが強めです。

なのでもしかしたらホンのちょっとだけ色付けをしたいって方にはやりすぎ感がでちゃうかも。

オクターブ上を足すピキピキ感


これいいなぁ、リードフレーズを弾くときにオクターブ上を足します。

そうすると倍音が増えたみたいになってメロディラインが浮き上がってきます!

反応速度もなかなか速いので、結構重宝すると思いますよ!

ピッチシフターは……まぁまぁ。


ピッチシフターって、ぶっちゃけなにに使うんだろう。

半音下のセッティングにして半音下げチューニングに対応するとか、最後のサビだけ半音上がるときにオンにしてそのまま弾くとか?

ちょっとうまい使い方が見出せません。

オクターブ下の音に設定してギターでベースの帯域を鳴らすってことも出来るけれど、

よほど特殊なアンサンブルじゃないとダメですよね、ギターでベースの代わりはできません!

電池は不可,ACアダプターのみ!


PitchBox 10
このサイズじゃあね、電池を入れるスペースもないので、アダプターのみでの駆動です。

9Vですので、BOSSコンと同じで大丈夫ですよ!


サイズ!BOSSの1/3!


PitchBox 17
サイズが小さいのは見てのとおりだったのですが、

BOSSのコンパクトエフェクターの並べてみたら見事に1/3でした!

これはボードが助かりますね!

エフェクターボード作りってやったことない人にはわからないだろうけど本当に大変ですもんね!

小さいってのはそれだけで本当に助かります。

機能的にこれで十分だったら是非PitchBoxを!

欠点!バランスやデプス調整が出来ない


PitchBox 9
ほぼ唯一と言っていい欠点。

そして超困る欠点。

それがエフェクト音のバランス調整です。

ハーモナイザーって大体原音とエフェクト音の音量バランスが調整出来るんですよ。

それが全く出来ない!

なのでオクターブ上が出せる、5度上が出せる、でも音量は固定。

これがなぁ〜。

多分原音とエフェクト音、1:1で同じだけ出てると思う。

これだとちょっと多いんだよ!

オクターブ下のときはまぁこれでもいいかなって感じだけど、

わたしの好きなオクターブ上を足す場合だと圧倒的にエフェクト音が目立ちすぎる!

もうちょっとだけ抑えて、さりげなく鳴らしたいのに、そんな調整は全く出来ません。

う〜ん。

また、デチューン設定のときも同じで、エフェクト音の出力具合をいじる、いわゆるデプスにあたる調整が全く効きません。

まぁどれだけピッチをズラすかはノブでいじれるので、これでやってくれってことなんだろうな。

3つある機能のうちのひとつのデチューンだ、あまりわがままも言えないな。


まとめ:この価格ならあり!






とにかくわたし的にはバランスをいじれないのが痛い。

でも使い方を割り切っちゃえば全然あり!

白々しいくらいのハーモナイザーをかましてしまえばいいよ!

個性的なサウンドで披露してしまおう!

BOSSのコンパクトエフェクターの2〜3分の1の価格とサイズだからね!

PitchBox 11
ってことで、今日はこのへんで。

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!