【定番ワウ比較】Jim Dunlop/Cry BabyとVOX/V847Aの違い
どうも、ワウも勉強中、萩原悠です!
ここではワウの2大定番、VOX社製V847とJim Dunlop社製GCB95 CryBabyの比較をしたいと思います!
どちらも歴史の長いド定番ワウペダルであるが故にどっちにしたらいいか悩む!
そんな方へのアドバイスです。
Contents
ワウペダルとは

そもそもワウペダルとは、入力したギターの音声信号の”ある帯域を意図的に強調するためのフィルター“を足元で直感的に操作させるという目的で作られたエフェクターです。
トランペットのミュート奏法を表現するために作られたのが始まりですが、各社がそれぞれの持ち味を活かして多種多様なモデルがリリースされました。
その始まり、イギリスとイタリアでほぼ同時期に生産されていたのがVOX Wahと Cry Baby Wahなのです!
ワウペダルの歴史
これがもうとっても複雑で!
1967年にイギリスで生産されたのがVOX Wah Wahというエフェクター。(後にイタリアの会社のものになる)
同時期にイタリアで生産されたのがCry Babyというエフェクター。(後にアメリカの会社のものになる)
会社や工場などの都合により、製造元や権利問題があっちゃこっちゃに入り乱れ、
極一時期ではありますが1968年にはVOXのCry Babyなんてものまでも存在し、
商標登録をミスってなんかよくわかんない時期なんかもあり、なんだかんだあってジムダンロップ社が後から入ってきてサラリとCry Babyを奪い取ったという形ですww
つまり、CryBabyは最初はジムダンロップの製品ではなかったってことですね!
(もうざっくりすぎてよくわからないと思いますが、もしもっと知りたいという方はすみません、ググってw)
2大ワウペダル VOX/Cry baby

というわけで(どういうわけ?)、
ワウペダル始まりの2台にして、結局あれから50年経った現代でもスタンダードとなっているVOXのワウとCry Baby。
一体どのように違うのでしょうか。
使い方は同じ
当たり前っちゃ当たり前ですが、どちらも使い方は全く同じです。
インプットが1つアウトプットが1つ、つま先側を強く踏み込むことによってオンオフされる、
普通の使い方のワウペダルです。
むしろこの2台が元になっているので、現代のワウペダルもほとんどがこの仕様ですね。
(足を乗せただけでワウがオンになるモデルもある)
比較動画
探してみたらあったので、貼り付けておきます!
同じフレーズを順番に弾いてくれてるのでわかりやすいですね。
また、↓こちらの方は絶妙な足使いですね、ワウがめっちゃうまい。
なんだかよくあるVOXよりもちょっと明るい気がするなぁ……
最後にこちらの動画、チャカポではなくチャカチャカ……ポコポコ と弾いてくれるのがめっちゃわかりやすい部分を紹介。
こんな感じで、両者にはちょっとではなりますがたしかに違いがあります!
クライベイビーの方が派手
これです!
VOXのV847-AとCry Baby GCB95の一番大きな違い。
帯域を強調するピークの鋭さが違います。
つまりそれはワウのかかりの強さに違いが出て、GCB95 Cry Babyの方ががっつりかかります。
また、カカト側を踏んだときのフィルターのこもり具合もVOXに比べて暗くなりますね。

カッティングをチャカポコさせるのにも最適、歪んだリードで激しく叫ばせるのにも最適です。
効果がわかりやすいという言い方も出来るので、個人的に初めてのワウペダルにはこのクライベイビーをオススメしています。
VOX 847Aはマイルド
じゃあVOXのV847-Aの方はダメなのかというと全然そんなことなく、
こちらはクライベイビーに比べるとかかりがマイルドで、つまりは派手でいやらしくなく、
フレーズに表情をつけるのに最適です。
歌うようなリードパートを弾きたい方にはこちらの方がオススメです!
VOX V847を買うときの注意

現行品のV847は、正式にはV847-Aという名前です。
この”A“はおそらくAdapterかなぁ、電源アダプター対応ってことです!
つまり中古でV847(Aがつかない)とかを手にいれると、アダプターが使えなくて電池駆動オンリーなのでご注意!
また、Aになってバッファも搭載されているという点も見逃せません!
ただ困ったことに、V847A本体には、“これはV847Aです”という記述がないんです。
モデル名が書いてある背面パネルはこちらです。

ホラ!
V847としか書いてないの!
これはわかりにくい……。
なので、中古で買うときとか本当に注意ですよ、特に素人さんはこの背面のが正式なモデル名だと思っちゃうから、
メルカリで買うときとか、これがV847なのかV847Aなのか、多分ちゃんとわかってもらえないはず。
簡単に見分ける方法はただひとつ、電源アダプターのジャックの有無。

↑これがV847Aで、
↓こっちがV847です。

ちょっとややこしいですが、間違えるとアダプターは使えないは音痩せするわで、ちょっと面倒なことになりますのでご注意!
Cry Babyはminiもある
Jim DunlopのCry Babyは、2015年にミニサイズの個体もリリースされました!
正直言うとちょっと踏みにくくなりました。
が、これでこんなにサイズ小さくなって、しかも重さは1/4に!

内部スイッチで帯域も操作出来るようになったので、派手なチャカポコワウ、メロウなリード用ワウなどを切り替えて使うことが出来ます。

便利やな!
まとめ:カッティングの95,リードの847
わたし個人の見解としてはこれです。
カッティングやコードストロークにかけて派手さを演出したいならCry Babyを。
対して、リードに甘い色気を出したいならVoxの8V47-Aがおすすめです。
このどちらかに始まり、徐々に他社のワウにも手を(足を?)出してみてもらえたらと思います!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
JIM DUNLOP GCB95 クライベイビー
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VOX 《ワウ・ペダル》 V847 Wah-Wah Pedal
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