どうも、ソロ時はしっかりブーストしたい萩原悠です!
アンプのチャンネルを変えたりマルチエフェクターでごっそりパッチを変えれば簡単なんだけど、
もっとギターとアンプ本来の音を楽しみたい!
ブースターを使って音を作ってみませんか?
ソロ時にブーストする役割もいいし、
プリアンプ的に常時オンにしてハリのある音を作るもいい。
色んな使い方が出来るブースター。
オススメ機種をまとめて紹介します!
ブースターとは
ブースターとは、主に音量をブースト、増幅させるために使われるエフェクターで、
本来ブースターというカテゴリーのエフェクターはなく、
いつのまに現れた面白いエフェクターです。
ブーストさせるのはむしろアンプの仕事なわけで、
アンプへ過大入力させて音を作るのはエフェクター、それはオーバードライブという名前のはず。
オーバードライブはその登場以来、音量を稼ぐというよりも歪ませることにシフトしていき、
より過激に歪ませるディストーションなどが生まれていきました。
しかしその系譜とは別に、
本当に純粋に音量だけを上げる、そんな意味でのクリーンブースターというのが生まれました。
信号を増幅させて音量を上げるということは多少なりとも変化が起こってしまうもので、
その変化とは大体が歪みだったりするのですが、
クリーンブースターと呼ばれる製品たちはその歪みを極力排除し、
音質を変えないままに音量だけを変えるというのが触れ込みです。
これでメロとコーラス、コードバッキングと主旋律の切り替え時の音量の切り替えが足元ワンタップでできる!
便利!
が、まぁそれでもやっぱり多少なりとも音質も変わりますwww
そりゃしょうがない!
と思ったけれどおやおや、その音質変化がなんとも美味しいじゃないですか!
これは!
むしろブースター通した方が音がいいやん!
というように評判になり、
ブースターを常時かけっぱなしにするという文化も生まれました。
現在ではこのどちらの使い方が正しいとかではなく、
どちらで使うのも正解、むしろどうやって使いたいか次第でブースターの設定を変えるというわけですね
常時オンかリードでブーストか
ブースターをプリアンプ的に、もしくはバッファー的に使うというのであれば常にオンにしておいて基本の音作りの一貫として使うのが良いでしょう。
逆に、狙った一瞬だけブーストしたいという使い方もとてもポピュラーで、
ブーストすることによって目立つ音にしたり、
歪みエフェクターの前でブーストしたのなら歪みも同時に増しますので、
よりリードプレイに向いたサウンドになります。
どちらの使い方が正しいだとか、
どのモデルはどっちの使い方用だとかはなく、
もう完全に、自由です!
ただ、やはりサウンドが人気のブースターは、
そのブーストしたサウンド欲しさに常時オンで使われることが多いように思います。
オススメのブースターを紹介!
それでは、早速オススメのブースターを紹介していきましょう!
クリーン系、ゲインブースター、コスパ重視モデルなどなど、
各製品それぞれの長所がありますので、
是非自分の好みに合わせて選んでみてください!
それではいってみよう!
XOTIC / EP Booster
ブースターと聞いてみんなが最初に思い浮かべるのってもしかしてこれですか?
XOTICというブランドはまだまだ新しいですが、
それでもブースターの代表作と言われるくらい市民権を得ている大人気ブースターです。
“EP“というのは伝説のエコーマシンEchoPlexの略で、
当時は
「通すだけでなぜか音が良くなる!」
なんて言われていた伝説の機材のプリアンプ部分です。
音にツヤとハリが生まれ、常時オンにしておきたくなるギタリストが続出しています。
同社のRC Boosterよりも積極的に音色が変わります。
(逆にクリーンなまま音量だけ上げたいならRC Boosterの方がオススメ。)
電源は9〜18V対応で、
9Vでも全然いいのですが、是非18V駆動で試して欲しい!
ハリ感、目をシャっと見開いた感が数段アップします!
18V専用のアダプターを用意するのもちょっと面倒なので、
XOTICが出してる昇圧コンバーターを使うといいですよ!
意外と知られてないですが、
EP Boosterには内部にディップスイッチが搭載されていて、
1.Bass Boost
2.Bright
のふたつです。
両方オンにしてガツンとブーストするもよし、
両方オフにすればヴィンテージテイストなサウンドになり、
実はEP Boosterもかなり幅広い音作りができるんです!
Xotic EP Booster
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MXR / Micro amp
もうひとつの大定番がこのMXR、マイクロアンプ。
というより、ブースターの分野で一番ロングセラーなのはこのMicro Ampでしょう!
EP Boosterと比べてこちらの方が音が太くなります。
一番力強くなる帯域が少し低いんでしょうね、
中音域がグンと上がり、ちょっとギター本体の木の鳴りがよくなった感じになります!
是非聴いてみてください。
EP boosterが”ハリ“なら、
Micro Ampは”コシ“です。
ちょっと古めのサウンドとも言えますが、これぞエレキギターだという満足度があります。
MXR M-133 MICRO AMP
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TC Electronic / Spark booster
2019年になった途端何故か価格がグンと落ちたオススメブースター!
モードを切り替えることによってクリーンブースターとしてもゲインブースターとしても使える便利な一台です。
2バンドイコライザーを使って音質を補正したり、
MIDモードでの中音域にグっと情報量が増える感じもめっちゃいい!
動画内48秒地点くらいからの、胸をざわつかせるいい感じのゲインブーストを是非聴いて欲しい!
色んなことが出来るしサウンドも良い、
しかも今やめちゃめちゃ安くなってるので、もっと流行るべきだと思う!
tc electronic SPARK BOOSTER
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TC Electronic / Spark mini Booster
TC Electronicのお家芸である大小サイズ違い展開ですが、
ブースターに関しては全く別モノです。
こちらにはモード切り替えもイコライザーもGAINノブもなく、
ただ音量をブーストするだけ。
しかし、全ブースターの中でも珍しいモーメンタリー使いができるため、
踏んでる間だけブーストが音になる、
という便利な使い方も出来ます。
(この動画は多分ギター自体がめっちゃいい音www)
この動画の1:20以降のように、
ホンのワンフレーズだけブーストしたいなんてときって結構ありますよね。
それでしたらSpark mini Boosterがおすすめ!
FOXGEAR / Q BOOST
こちらは2018年末に誕生した新しいエフェクターブランドFOXGEARのパラメトリックブースター。
Qのノブで設定した帯域を中心にブーストします。
つまりはブースター兼イコライザーのような使い方が正しいです。
ソロで使う、カッティングで使うなど、用途が明確であればあるほど力を発揮するモデルで、
ちょっとワウの半止めのような個性的な音になります。
(韓国人ギタリストが「ワウー!」って楽しそうにしてますw)
普通のブースターを探している人にはオススメしないけれど、
独特のサウンドになるのでこれはこれで面白い!
DA-Project / DA-Booster
DA-Booster
わたしがもう10年くらい前からお世話になっているブースター。
音の抜けが随分と良くなり、彩度が上がる感じです。
天面は全体に透明の板が入っているため、スイッチをオンにすると全体が青く光るのもかっこいい!
わたしが買ったときはたしかバッファードバイパスのモデルしかありませんでしたが、
最近はトゥルーバイパスのモデルと選べるようになっています。
バッファーの音も好きだからバッファードバイパスで正解のような気もしますが、
他にバッファーを使ってるのであればトゥルーバイパスのモデルの方がよいですな。
MOOER / Pure Boost
こちらは最近の激安系エフェクターブランドの中でわたしが一番好きなMOOERから。
XOTICのRC Boosterを模して作ったであろうと言われており、
たしかにサウンドはとてもクリーン!
GAINのノブを上げてもそこまで音色が変わらない印象でした。
また、BassとTrebleの2バンドイコライザーも搭載しているので、
ちょっと音質を補正するのにも最適です!
まぁ本家と聴き比べたらそこそこ違いがあり、全然薄っぺらいですが、
筐体はそんなに安っぽくなく、
なんせ値段がRC Boosterの1/3なので、これはこれで、緊急用だったりサブボードだったら全然ありだと思います!
Mooer Pure Boost ブースター エフェクター
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MAD PROFESSOR / Ruby Red Booster
わたしが最近気に入っているブランドのMAD PROFESSOR。
の、Ruby Red Boosterはいいぞぉ〜。
クリーンブースターであり、
ゲインブースターであり、
トレブルブースターでもある。
という便利な3in1ブースター!
GAINを上げていけばわかりやすく歪むし、
TREBLEを上げていけばどんどん抜けがよくなる。
クランチストロークくらいはこれだけで作れちゃうという随分カッコいい1台です。
動画内4:30くらいからドンドン歪んでいき、
5:30くらいからは「もうそれブースターじゃねぇだろww」と笑っちゃうくらい歪みます。
しかもめちゃめちゃかっこいい!
さすがは歪みエフェクターの評判が高いMAD PROFESSOR、
ブースターにおいてもその期待は裏切りません!
下手したら歪みエフェクターを探してるギタリストの中にこのRuby Redがドンピシャって人絶対いるって!
One control / Raspberry Booster
「MAD PROFESSORのRuby Red Boosterが欲しいけどちょっと高い。」
そんな方にはこれがオススメ!
One controlのRaspberry Booster!!
こちらもなかなかゴキゲンな歪み方します!
普通に曲の展開がかっこ良くてワクワクするから聴いて欲しい!
Raspberry Boosterの最大の特徴はZというノブ。
インピーダンスの意味でZなのですが、
まぁ難しいこと考えずに、気持ちよくかかるTONE程度に捉えておいてもいいかもしれません。
高音域に伸びやかさと晴れやかさが加わり、
ピッキングのアタック感も綺麗に出ます。
じゃあ常に全開にしておけばいいじゃないかとも思うけれどそこもまた面白いところで、
Zノブを閉じていくと不思議な柔らかさが出て、これまたとても音楽的、ちょっとヴィンテージっぽいサウンドになる印象です。
MAD PROFESSORに比べたらさすがにちょっと”潰れちゃってる感“が出ててレンジも狭いけれど、
お手ごろ価格でゲインブースターが手に入るのでこれはこれでとってもアリです!
One Control Raspberry Booster
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ブースターとして人気のオーバードライブ
後半はゲインブースター、ブーストしながら歪みも加わるというモデルを紹介してみました。
ということはだ、つまり普通に歪みエフェクターでもブースターとして使えるってことですね。
その通り!
実際にブースター的に使われているオーバードライブも多いです。
代表格をさらっと紹介すると、
まずはチューブスクリーマー系列。
中音域に寄ったサウンドでグッと持ち上げてくれるので、
主にリードプレイのとき音を甘くドライブさせるのに使われます。
同じ使われ方ならBOSSのSD-1も似た感じになります。
DRIVEをほとんど上げず、LEVELだけを上げていくようにして使い、TONEで明るさを調整してみてください。
また、BOSSであればBD-2をブースターに使うという方も多いです。
実は個人的にはあまり好きな使い方ではないのですが、
ハイ上がりでジャリっとしたブースト感が好きという方が多いです。
でもやっぱりこれだったらEP BoosterとかDA Boosterの方が好きだなぁ。
他に、ケンタウルス系のオーバードライブもブースターとして使われることが多く、
現代ではElectro HarmonixのSoul Foodなんかが人気ですね。
チューブスクリーマーよりは上、BD-2よりかは下あたりの音域をニュッと持ち上げてくれます。
つまりはどんなオーバードライブでもブースターとして使えるわけですが、
傾向としては”あまり深く歪まないこと”が重要です。
深く歪んじゃったらそれはもうブースターではなくオーバードライブ。
そう、オーバードライブとブースターって結構曖昧なんですよww
ブースターとして使えるオーバードライブもたくさんあるので、
是非そちらも参考にしてみてください!
まとめ:ブースター
いかがだったでしょうか。
ブースターもいろいろあって奥が深いですね。
EP BoosterやDA Boosterを常時オンでハリのあるサウンドを作ったり、
Micro Ampをオンにしっぱなしならギターの質がワンランク上がったように感じるでしょう。
TC ElectronicのSpark Mini Boosterのように一瞬だけブーストするなんて機能があるのもあれば、
MAD PROFESSORのRuby RedやOne controlのRaspberry Redのように積極的に歪ませちゃうブースターもある。
これはどれが一番優れているとかそういう問題でもないので、
自分の使い方によって選んでいきましょう!
個人的には、常時オンは麻薬、ないと生きれない身体になってしまうので注意が必要です。
それくらい気持ちいいwwww
是非一度やってみてください、エヘヘ、たまんないぜ……グヘヘ。
ってことで、最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!