どうも、モーメンタリー系のエフェクターが好きな萩原悠です!
踏んでる間だけエフェクトがかかるというモーメンタリー機能。
最近はモジュレーション系や空間系では徐々に増えて来ていますが、
なんとブースターでもモーメンタリー使用出来るモデルがありました!
それがTC ElectronicのSpark mini Booster!!
もちろん通常のブースターとしても使えるので、
小さいサイズで、
しかも安いブースターを探しているという方には是非オススメです!
ってことで、Spark mini Boosterのレビューをしていきましょう!
ブースターとは
そもそもブースターとは、
音色を極力変えずに音量だけをブースト(増幅)させるというエフェクターの一種です。
基本的に音が変わらないということなのでとても地味な部類に入るエフェクターですが、
ソロのときに音量を上げたり、
歪みエフェクターの前に繋いで歪みの量を増やしたり、
はたまたずっとかけっぱなしにしてバッファ的に使ったりと、
一歩進んだ音作りをするときに役立つエフェクターです!
つまりブースターは出来る限りシンプルでいいってことなんですよね。
となったら、Spark mini Boosterくらいシンプルでいいってことなんです!
Spark mini Booster
コチラです!
ワンノブ!
しかし裏蓋を開けると内部にディップスイッチが……
ない!
そんなもんはない!
本当にワンノブです。
どれくらい音量を上げるかを決めて、
あとは踏むだけ!
超シンプルですね!
他のTC Electronicのエフェクターと比べても、デザインが芸術的というところもポイント高いww
ちなみに、TC ElectronicにはSpark Boosterというよく似たブースターがありますが、
それとは随分違いがあります。
後ほどそのあたりもまとめますね!
20dBブースト
Spark mini Boosterでは、
最大20dBのブーストが出来ます。
これはなかなかのブースト量で、エフェクターの後段に繋げば純粋に音量がガツンと上がります。
むしろ20dBも上げたいことなんてそうそうないでしょうww
もちろん歪みエフェクターの前に繋いでゲインブースターとしても使えます!
Prime Time
これがSpark mini Boosterが他にはない機能として持っている特別な点です。
俗に”モーメンタリー機能“、”アンラッチ仕様“とか言われますが、
つまり踏んでる間だけブースターが作用して、離せばすぐにオフになるという機能です。
踏んでオン→離す→踏んでオフ→離す→踏んでオン→離す→踏んでオフ→離す
とする必要がなく、
踏んでる間だけオン→離す→踏んでる間だけオン→離す
という少ない工程で済むため、
本当にワンフレーズだけブーストしたい、
このユニゾンフレーズ、このオブリだけ強調したい、
なんてときに大変便利です!
このPrime time機能はどこかでオンオフするものではなく、
ポンと踏めば普通のオンオフ切り替え&ギューっと踏めばモーメンタリー機能、
という状態がデフォルトです。
逆に言えばオンオフしたいだけならスイッチを踏んですぐに足を離しましょうねww
トゥルーバイパス
デジタルエフェクターに定評のあるTC Electronicさん、
もちろん不要な音質変化を起こさないトゥルーバイパスです!
エフェクターがオフのときはトゥルーバイパス、
Prime Timeで踏んでる間だけブースト、
足を離せばすぐにトゥルーバイパス。
完璧か!!
バッファ
エフェクターがオフのときはトォルーバイパスですが、
エフェクトがかかっているときはたとえノブを左に回しきっていてブーストしてなくても内部のバッファを通ることになります。
このバッファがまたなかなか評判よく、
ブーストはしないけど常にかけっぱなしにしてるというギタリスト、ベーシストもいるほどです!
バッファを通しておくことによって他のエフェクターを使っても音質が劣化しにくく、
常に太い音のままアンプまで届きます。
本当に本当に縁の下の力持ち的な使い方ですが、
さらなる音質向上を視野に入れ始めたらこういう地味なところが大事なんですね!
miniじゃないSpark Booster
TC Electronicあるある、
miniサイズと通常サイズの同時展開。
たとえばオクターバーのSub‘n’Up Octaverとか、
コンプレッサーのHyper Gravityとか、
コンパクトデジタルリバーブの決定版Hall of Fameとか
挙げればキリがないですがこのように両方作られています。
それぞれがちょっと機能を限定しただけのモデルだったりするのですが、
Spark boosterに関しては完全に別モノです!
c
Spark mini Boosterがただブーストするだけのに対して、
miniじゃないSpark BoosterはBassとTrebleという2バンドのイコライザーを持ち、
GAINというつまみでがっつりゲインブースターとして使うことも出来、
ミドルを強調したモードなども含む3モード切り替えが出来る。
随分と多機能なブースターです。
しかし、Spark mini Boosterの最大の特徴であるPrime Time機能は持っておらず、
モーメンタリーブーストをしたいのであればSpark mini Boosterを使うしかありません!!
率先した音作りをしたいのならSpark booster、
モーメンタリー機能を使いたいならSpark mini Booster。
この部分で大きく違うので、どちらが自分にとって必要がしっかり吟味しましょう!
tc electronic SPARK BOOSTER
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まとめ:小さい!安い!嬉しい!
Spark mini Boosterはモーメンタリー機能が出来る珍しいブースターですが、
ただ純粋に使うとしても小さくて安いのでとっても助かります!
2019年始めに何故か急にメーカーの定価が改定されたのですが、
いつまた戻るとも限りませんので、今がチャンスですね!
バッファとしても優秀なので、ブースターとして使わなくなったら是非かけっぱなしで使ってやってくださいww
機能が多くはないけれどとても万能な使い勝手のSpark mini Booster。
是非ボードの端っこに入れてみてくださいね!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!