どうも、マキノ工房ファンの萩原悠です!

国内のハンドメイドエフェクターブランドマキノ工房さんの、

ぶっ飛びファズペダルINFINITY IIをお借り出来たのでレビューします!

各パラメーターが相互に絡み合ってとてもいろんな音が出せますよ!

5秒で説明すると…

・過激なファズにブチブチのゲートとミョンミョンなエンベロープフィルターを搭載!


INFINITY 1
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マキノ工房とは



マキノ工房とは2004年、蒔野努さんが大阪で立ち上げたハンドメイドエフェクターブランドです。

「1980年代に楽器屋でブースターが売ってなかったから自作した」

という面白いきっかけでエフェクター製作の道が始まったマキノさん。

ひとつひとつのパーツの厳選から配線にまでとんでもなくこだわりをもって作っているため、

生産可能な台数は常に極小。

特にヴィンテージパーツを使って作られるようなモデルは、

パーツが手に入らないと作れない、

今後いつパーツが手に入るかわからない、

それくらい全てのモデルがレア!

というくらい希少なマキノ工房さんのラインナップの中でも比較的安定して作られているのが今回ここで紹介するINFINITY IIです!

INFINITY II


INFINITY 1
こちらです!

うぉ、なんだこれ、ちょっとファズっぽくないコントロール群ですね。

ヴィンテージエフェクターの再現モデルを多く生産しているマキノ工房さんにありながら、

このモデルはオリジナルのサウンドです。

さ〜てどんな感じなのでしょうか?


動画で確認





マキノ工房さんの公式アカウントがTwitterにあげていた動画です。

もう最初っからヤバい倍音構成してますねww




コチラはベースで使ってみたとのこと!

フィルターがガッツリかかり、そして発振もエグいですね!

ノブを回していくと色々なファズのサウンドに変化していってます。


各ノブの説明


INFINITY 3
まず一番大きい目立つノブは華麗にスルーして、

小さいノブたちから。

SENSTHREVOLUMEと書いてありますね。

VOLUMEはそのまんま、最終的な出力音量です。

問題はSENSTHREですね。

SENSというのは”感覚“という意味で、なかなか解釈が難しいのですが、

INFINITYでは真ん中より右と左で効果がガラっと違います。

右に回すとビヨビヨとエンベロープフィルターがかかるようになり、

左に回すと突然オクターブ下が鳴り出します。

もうこの時点で意味わかんないっすよねww

で、スレッショルドの略であろうTHREを上げていくと効果が深くかかっていきます。

エンベロープフィルターがかかってる状態でTHREを上げていくとどんどん強烈なフィルターになっていき、

次第に発振しますww

逆にTHREを下げていくとゲートがかかったようなブチブチなファズになります。

ね?面白いでしょ?


FREQUENCY


INFINITY 6
そしてINFINITY II最大の特徴であるのがこのノブ、FREQUENCY!

なんかノブがデカいしね!

FREQUENCY(フリーケンシー)とは周波数のことで、SENSとTHREが上がってる状態ではこのFREQUENCYで指定した音程で発振します。

ノブが2時くらいまでではもう極悪な低音で発振してて、

そこから上げていくと急激に音程が上がります。

あまりに急激なのでこれで正しい狙った音程にするのは難しいですが、

こういうのは多分音程的に演奏するというより効果音のように使うのがいいんだと思います。

もちろん音程のカーブはFuzz Factoryよりも過激で、

もはやアナログディレイのディレイタイムをグリグリいじるときみたいな感じ。

発振させた状態でギュワンギュワン動かしまくりましょう!

ミニスイッチ

INFINITY 7
最後に、INFINITY IIには小さなトグルスイッチがついてます。

これはフィルターの帯域がザックリと変わります。

トグルを下げてるときは低音寄りになっていて、

トグルをあげるとフィルターのピークも一緒に上がり、

全体的に倍音も多めになります。

どっちも派手でいい音ですね〜!!

いやもうINFINITY IIは派手な音しか作れないわww

極少店舗にて展示中





マキノ工房さんんは完全におひとりでのハンドメイド生産のため、

そんなに数が多く作れません。

つまりはあまり多くのお店には置いてないんですね。

拠点が関西方面だということで心斎橋や梅田のイシバシ楽器さんにもあるようですが、

都内では最近御茶ノ水のイシバシ楽器さんが取り扱いを始めたようですね。

まとめ:ファズの枠に収まらないファズ


INFINITY 2
いや〜驚きですね!

こんなに極悪なエフェクターがあったなんて!

うまく使わないと本当にアンサンブルキラーですwww

しかし、聴いていただいてわかる通りめちゃめちゃ個性的で面白いエフェクターです。

是非みなさんも一度店頭で見かけたら試奏してみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!

まぁ……安くはないねww