どうも、エフェクター大好き系作曲家萩原悠です!
わたしの普段の楽曲提供は主にDTMで仕上げるので、なかなかアンプを使わないんですね。
ってなったときに、高品位なエフェクターの存在が必要不可欠です!
特に歪みにおいては、信頼できる歪みペダルの有無で最終的な仕上がりが大きく変わってしまうというのがわたしの持論。
そんな折に、新しく紹介してもらったエフェクターブランドがあります。
マキノ工房さん。
いや〜本当にすごい、ってことで皆さんにも紹介したい!
マキノ工房
皆さんご存知ですか?
マキノ工房。
日本のハンドメイドブランドですよ!
エフェクターブランドとしてはまだまだ若いブランドで、
しかも生産数が少ないためあまりあちこちの楽器屋で見ることはないかもしれません。
でもこれがめっちゃいいんだわ!
ヴィンテージサウンドを追い求めて、今では手に入らないような希少パーツを使っての製作。
しかも納得行くまで自分で確認しては組み直しをすることから、
一ヶ月に数台しか仕上げられないそうです。
ついにマキノ工房オリジナルFootswitchが完成しました!
— マキノ工房ーmakino koubou (@MakinoKoubou) 2018年3月3日
市販されているFootswitchの2倍以上の価格がかかっておりますが、音質も納得いくものになっております。 pic.twitter.com/72CUnUdbb0
ちなみに、ボディのロゴなどもプリントではなくもちろん手描き。
専属のデザイナーさんがいらっしゃるようです。
裏蓋開けたところにも多彩なラクガk……イラストが!
最近、文字書き担当のヤマシタ画伯が、裏板の落書きに熱中しております!
— マキノ工房ーmakino koubou (@MakinoKoubou) 2018年6月27日
古代の壁画のように暗闇の中で、いつの日か発見されるのを待っているみたい・・・ pic.twitter.com/tLWtvm29Lm
マキノ工房の歴史
そもそもマキノ工房というのは、2004年にオーナーの蒔野努さんが
「自分が本当に最高だと思えるエフェクターを作りたい!!」
ということで設立されたブランドです。
大のヴィンテージエフェクター好きで、数多くのヴィンテージエフェクターを研究しつくしたとのこと。
ちなみに、エフェクターブランドを立ち上げる前は大阪のレコーディングスタジオの店長さんだったそうです。
メインラインナップ
今ではマキノ工房さんのラインナップも増えてきましたが、
その中のメインとも言える3台をお借りすることが出来たので、
レビュー記事を書かせて頂きました!
それぞれ少しずつ紹介します。
マーシャル系歪みのRED MYTH II
現在のマキノ工房の看板商品になっているというのがコチラ、RED MYTH IIです。
オールドマーシャルアンプの音を再現したというこちらは、マーシャル最初期モデルJTM45を元に、
GAINを2回路組み込むというオリジナリティ。
中音域の熱い歪みのGAIN1と高音域の明るい歪みのGAIN2。
どちらもいいサウンドですが、これを混ぜていくというのがRED MYTHらしい使い方かな。
初期RATサウンドのBLACK MYTH
今でもみんな大好きPROCOのRATの、超初期、1980年前後に作られていたラージボックスタイプのRATサウンドを目指した一台です。
もちろん今更当時のRATの状態のいいものなんてそうそうないんだけど、蒔野さんが思う最良のRATはコレだと。
POINT to POINTで配線されていて無駄な音質劣化はなし。
レスポンスの速いめちゃめちゃ気持ちいいサウンドです。
轟音でかき鳴らしたい!
あの初期型250,250ofGRAY
あのイングヴェイマルムスティーンが愛用したことで大ヒットしたDODのOVERDRIVE PREAMP 250。
と言えばみんなあの黄色いボディを思い浮かべると思いますが、
実は最初期型は灰色ボディだったんです!
250ofGRAY、コイツはそのときのモデルを元にして作られました。
シルキーな高域はものすごく滑らかに伸びて、リードサウンドに最強です。
こいつを贅沢にブースターとして使うなんてことも出来ますが、
そんなん幸せすぎてどうにかなってしまいそう……(ヒーハー!!)
ちなみに、この250ofGRAYのPOINT to POINTです。
すごいなぁ、そりゃ時間もかかるわけだ……。
クアッドオペアンプOD-1を再現したPREMIUM DRIVE
伝説のオーバードライブストンプとして今でも名高いBOSSのOD-1、
しかも初期のクアッドオペアンプを使用していたモデルを完全再現したというPREMIUM DRIVE。
鈴鳴り感の気持ちいい本機、
現行のVersion.2ではTONEノブもついてさらに使いやすくなってます!
DISTORTION+系ディストーション DISTINCTION
MXRのDISTORTION+を元に作られた本機、
シルキーな肌触り(耳触り?)で、マキノ工房さんのラインナップの中ではかなり歪む方です。
250ofGRAYよりちょっと下にピークがあるようで、
リードプレイに最適の抜けの良さ!
INFINITY
これはヤバい!
ヴィンテージ系エフェクターを多数製作しているマキノ工房においてコイツはぶっ飛びモジュレーションファズ。
SENSのノブを左に回せばオクターブファズ、
右に回せばエンベロープフィルターファズ。
THREのノブでエフェクトのかかり具合とゲートのブチブチ感の調整、
そしてFREQUENCYのノブでフィルターが発振する周波数を調整します。
各パラメーターが相互に絡み合ってとてもいろんな音が出せます!
まとめ:また試奏出来る機会があれば追記します!
これまでにマキノ工房さん自慢の5台をお借りして試奏させていただいたのでレビューしました!
まだまだ他のラインナップもあるので、音出せる機会があったら追記していきます!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!