どうも、エフェクター好きな萩原悠です!
どっちかというとコンパクトエフェクターの方が好きですね。
なんか、「その音しか出ないよ!」という不器用なところが可愛くないですか?
そんなコンパクトエフェクターの中で、
ちょっと便利で面白い歪みエフェクターがBOSSからリリースされてます。
その名もOS-2、オーバードライブ/ディストーション!
めっちゃそのままやーーーー!!!!
BOSSの歪み
“コンパクトエフェクターと言えばBOSS”
BOSSはそれくらいの市民権を得ているブランドです。
国内の電子楽器メーカーROLANDのエフェクター部門として立ち上げられたBOSSは、
長きに渡りギタリストたちのプレイを支えてきています。
特に歪みエフェクターに関しては、
伝説のOD-1を始め、現代まで長くスタンダードとされるOD-3、SD-1、DS-1など、
数多くの名器を生んできました。
そんな中で、ちょっとだけ人気は劣るけれど、
実はめちゃめちゃいい歪みエフェクターがあるんです。
それが今日紹介するOS-2です!
BOSS OS-2
OS-2の名前はまさにオーバードライブ(OD)とディストーション(DS)の合いの子だということです。
1990年にリリースされたこのOS-2は、
しばしば“オーバードライブとディストーションの2in1だ”という表現がなされますが、
いやいや、このOS-2はもっとすごいです。
最大の特徴であるCOLORいうつまみで、
オーバードライブとディストーションをブレンド出来るんです!
しかもブレンド具合が自由自在なんです!!
BOSS公式動画を見てみましょう。
こんな感じで、オーバードライブもディストーションも、それらを混ぜた音も簡単に出せちゃう!
COLOR
OS-2が他の歪みエフェクターと決定的に違うのがこのCOLORというパラメーター。
左にはODと書いてあって右にはDSと書いてあります。
そう、左に回しきればオーバードライブとして、
右に回しきればディストーションとして使えるのです!
つまりはオーバードライブとしてもディストーションとしても使えるわけです。
いやいや待って、それじゃただの2in1です。
このカラーつまみを真ん中にすれば、オーバードライブとディストーションが混ざるんですよ!
オーバードライブではマイルドすぎる。
ディストーションだとジャリジャリしすぎる。
結構そういうことってあるんですよ。
そこでOS-2です。
オーバードライブとディストーションを混ぜよう。
すると、絶妙に太さとエッジを併せ持ったサウンドが飛び出します!
もちろんノブなので、
オーバードライブとディストーションの混ぜ具合は自由自在。
ナチュラルな中に少しギラギラ感が欲しいならCOLORつまみは9時くらいに。
スピード感ある刻みを基本に少し角を削っておきたいならCOLORつまみを3時くらいに。
OS-2リリースからもう30年近く経ちますが、未だにこんなこと出来るエフェクターなかなかないですよ!
DRIVE
歪み系エフェクターに必ずあるのがこのDRIVEというつまみ。
歪みの量が変わりますね。
これに至ってはまぁ普通です。
純粋に歪みの量が変わります。
ただ、オーバードライブとディストーションではそもそも歪みの深さ……というか、
輪郭の潰れ具合が違うので、COLORつまみを変えたら同時にこのDRIVEも調節する必要があるでしょう。
まっ、簡単や、カッコいいと思ったところでとめればええんやで!
TONE
TONEもよくあるトーンです。
左に回していくほど音が暗くなって、右に回していくと音が明るくなります。
ただ、これもオーバードライブとディストーションは強調される帯域が若干ことなります。
ディストーション具合を強くしていくほどシャリシャリ感が出るので、
そのあたりはまた再調整って感じでしょうな。
OS-2使うならこの方の動画を参考にするとよい
もう誰がなにを説明するより、これを観るのが一番OS-2についてスマートに理解出来るかと思います!
OS-2はこんな人におすすめ
さて、どうですか、OS-2、結構面白そうでしょ?
実際これだけのことが出来て1万円を切るってのはなかなかのコストパフォーマンスだと思います。
初めからCOLORつまみでブレンド具合をうまく使いこなさなくてもいい、
なんなら初めての歪みエフェクターとして、オーバードライブとディストーションの違いがわからないくらいの初心者さんにもぴったりじゃないですか!
両方使えるんだから!
使い方も至ってシンプル。
それでいてかなり使いやすいサウンドです。
どうやったって破綻しない、安全安心なエフェクター。
普通オーバードライブとディストーションを2つ買って直列に繋いでもこんなにうまくはいかないぞ?
中古でいいと思う
1990年にリリースされてから今日(2018年)まで、
途切れることなくずっと生産され続けています。
なので新品でも全然あるのですが、
タイミングがあえば中古でもいいかもしれません。
わたしも中古で買いました。
おかげでかなりボロボロwww
ただ、OD-3やDS-1ほど出荷数が多くないので、
中古で入ってくる数も多くはないようです。
それを待つくらいだったら新品で買っちゃってもいいかも。
高くないし。
まとめ:OS-2は初めての歪みにもおすすめ!
OD-3やDS-1に比べたらちょっと仕組みが複雑です。
ただ、別に仕組みを正しく理解してなくとも感覚で使えちゃいます。
それがコンパクトエフェクターのいいところ!
OS-2はオーバードライブにもディストーションにも使えて、
さらにその2つのいいところを掛け合わせて1つのサウンドが出来るという珍しいエフェクターです。
是非OS-2で歪みマスターへの第一歩を踏み出してみてください!
ってことで、萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!