どうも、REC時にも必ずエフェクターを使う萩原悠です!
今回はエフェクターを使うときの素朴な疑問。
電池を使うのと電源アダプターを使うのはどっちの方がいいのか。
というお話です。
電池の方が音がいいって聞きませんか?
でもわたしはいつもアダプターを使っています。
そのあたりを、個人の見解ではありますが、まとめてみたいと思います!
5秒で説明すると…
・アダプターを使うとノイズが増えるけれど、電池切れの心配や煩わしさがないので使ってます!
エフェクターには電源供給が必要
そもそも、エレキギターの小さな音を増幅するためにはアンプが必要で、アンプには電源が必要です。
それと同じで、ほぼ全てのエフェクターには電源が必要です。
(よっぽどシンプルな仕組みのA/B boxとかボリュームペダルを除く)
エフェクターによって必要な電力や電圧は違いますが、
今回は一番一般的な、
9V電圧で動作するコンパクトエフェクターに話を絞って進めていきますね!
9Vなら乾電池が使える!
9Vの電圧で駆動するってことは!
ボックス型乾電池がちょうど9Vなので使えます。
(成り立ちとしてはぎゃくですけどね!乾電池が先!)
そのため、アダプターから9Vに変換して使うのと9Vの乾電池を使うのだと、
理論上全く同じ条件になると言えます。
しかし!
やっぱりちょっと違うんです。
9V専用の乾電池を使うのと、
壁のコンセントに来てる100Vを電源アダプターを使ってエフェクターまで引いてきて9Vに変換するのだと、
ちょっとではありますが確実に音が違うんです!!
電池の方が音がいい!?
普段エフェクターにはアダプターを使っているというギタリストがたまに電池を使ってみたりすると、
なんだか音が良くなった気がしてびっくりしたということがあると思います。
あれ、気のせいではなく、たしかに大体のエフェクターで電池の方が音がいいと言われるはずです。
一概には言えませんが、電池を使った方がノイズが少なく、レンジは広くなる傾向にあるようです。
これは何故かというと、実は電池の特性ではなく、
アダプターの事情によるものなんです。
アダプター経由でノイズが乗る
ポイントは電源経由で流れてくるノイズです。
普通の交流電源を直流にしたり、そもそもの電流が一定でなかったり、
それを引っ張ってくるコードが細くて外からのノイズを拾って来たりで、
エフェクターに届いた時点で電流があまり綺麗じゃないんです。
それを栄養源にしてエフェクターを駆動するため、最終的な出音にもノイズが乗ってしまうというわけです。
その点乾電池を使えば、エフェクターは外界との繋がりなく独自で完結することになるので、
外来ノイズを受けなくなります。
つまり、本来のエフェクターの音ってのはこっちなわけですね!
それでもやっぱりわたしはアダプターを使いたい
じゃあ電池の方が絶対にいいのかと言われると……そうでもないんですよね。
音がいいのはわかってても、
だからって全部のエフェクターを電池駆動でライブに挑むってミュージシャンはあまりいないんじゃないかなと。
だって、電池って消耗するじゃないですか。
公演中の電池切れは怖いよ!
段々電圧が下がって来て音が変わりゆくマンガン電池、
あるときいきなり使えなくなるアルカリ電池。
どっちも現場で使うには怖すぎます!
だったら多少ノイズが乗ったとしても安定してエフェクターを駆動してくれる電源アダプターやパワーサプライの方がいいです!
ちなみに、わたしはどちらかというとライブよりもレコーディングの機会の方が多く、
宅録で済ませられちゃうので途中で電池がなくなっても特に誰にも迷惑がかからないと言えますが……
それでもやっぱりアダプターを使ってます。
だって、便利じゃん?ww
ディストリビューターも使ってるので普通の壁コンセントから電源取るよりはるかにマシだし!
電池を使うのはBOSSの昔のACA電源のエフェクターくらいかなぁ。
まとめ:音質を取るか安定を取るか
電池の方が音がいい、これは正解です。
しかし、急に音が出なくなったり、時間が経つと音が変わったりというのは非常に危険です。
また、複雑な基盤を持つエフェクターだったりデジタルエフェクターだったりは消費電流が大きく、
例えばライブのサウンドチェックのときに新しい電池を入れたとして、
本番やる頃にはもう電池ないですよ!!
(インプットを挿しっぱなしだと通電し続ける仕様のため)
だからわたしは電源アダプター!
みなさんもそれぞれのメリットデメリットを理解した上で使ってくださいね!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
オススメはVISUAL SOUNDの1 SPOT 9V AC-ADAPTERです!