どうも、コーラスペダル探しの旅をしています萩原悠です!
ここではコーラスエフェクターのひとつの完成系を見たFREE THE TONEのTA-1H TRI AVATARをレビューしたいと思います!
目玉はLR別々にDEPTH調整が出来て本気のダブリング設定が出来るところ、
そしてそれらがプリセット出来るところ!
ゆっくり紹介していきましょう!
FREE THE TONEとは
FREE THE TONE(フリーザトーン)とは、
2002年に林幸宏氏によって立ち上げられた国内ブランドで、
当初はペダルボードなどの設計をしていました。
その過程でスイッチャーのPECシリーズやソルダーレスケーブルの大ヒットもあり、
音質と使い勝手を高次元で両立するハイエンドブランドとしての名を確立しました。
近年はいよいよ本格的にエフェクターの製作も行われていて、
今回ここで紹介するTRI AVATARもそんなラインナップの中の1台です。
TRI AVATAR TA-1H
コチラがTA-1H、TRI AVATARです!
う〜んなんだか難しそう?
いや、そんなことも……ない!
大丈夫です!
TRI AVATARの公式動画
こちらが製作者の林さん直々に弾いて紹介してくれている解説動画です。
動画自体はそんなに凝った作りではなくモタついてますが、
いや〜日本人の方が作ったエフェクターだからね、やっぱりご本人の言葉で紹介してもらえるのは嬉しいものです。
実際にわかりやすい動画はこちらですwww
ちょっと字幕(英語)が消えるのが早いので、読みながらだと多分追いつかないorz
TRI AVATARのファーストインプレッション
これはわたしの個人的な感想、最初に弾いてみて思ったことです。まず音がクリア!
コーラスサウンドが綺麗とかそういう話じゃなくて、原音が原音すぎる!
このクオリティで原音を扱ってるからこそ、コーラス音を重ねたときに濁らないのかなぁと感じました。
そしてそのコーラス音に関して、いや〜深くて立体的!
例えばバンド全体の演奏からいきなりギター1本のアルペジオになるとかのアレンジでも、
全然1本でも深みのあるサウンドになるのでスカっと間抜けな感じにならない!
それでいてモッサリした感じにもならず、表面の手触りはとてもサラサラしている。
これはすごい……。
TRI AVATARの音作り,使い方
TRI AVTARの最大の特徴である3相コーラスのお話をしましょう。
本体左上にDEPTHのノブが3つもあります。
TRI AVATARという名前の通り、このモデルはコーラスサウンドを3つ同時に鳴らしているんです!
加えて原音なので、合計4つの音、それ故の奥の深さ、立体感です。
原音をどれくらい混ぜるかは専用のノブDRY MIXがあるので調整しましょう。
あとは本体右上に揺れの速さを調節するRATE、高音域をちょっと抑えるためのHI CUT(←原音には効きません)がありますが、
これは3相のコーラス全てに共通で使われます。
TRI AVATARはステレオアウトしてこそ
ギター用コーラスエフェクターの多くはモノラルインプット-ステレオアウトプット仕様になっています。
それぞれのモデルで両方からコーラスサウンドが出たり、ドライとコーラスで分けたりとありますが、
このTRI AVATARでは、
L側からコーラス1、R側からコーラス3、両方からコーラス2が出力されます!
そう、左右に広げたコーラスサウンドをそれぞれ個別に調整出来るんです!
これはすごい、贅沢すぎる!
なかなかここまで使いこなすギタリストは多くないかもしれないけれど、
さすがはFREE THE TONE、こだわりを感じます……。
4つまでプリセットに登録,MIDI対応
TRI AVATARは4つまでのセッティングをプリセットとして登録しておくことが出来ます。
そして、MIDIメッセージを受信して切り替えることが出来ます!
便利ー!
それこそFREE THE TONEのスイッチャーからMIDIで命令してやることによってTRI AVATAR内のコーラスセッティングを切り替えることが出来ます。
エクスプレッションペダル
TRI AVATARは別売りのエクスプレッションペダルを使うことによって、
足元でリアルタイムにRATE、もしくはHI-CUTを調節することが出来ます!
なるほど、HI-CUTを調整かぁ、面白いですね、コーラスの明るさを曲の進行に合わせて調整することになります。
まとめ:TRI AVATARはさすがFREE THE TONEクオリティ
なんだかんだと機能面の驚きポイントを綴ってきましたが、
結局はパッと鳴らしたときの音のクリアさに驚くことになります。
本当にすごい!
クリーンサウンドならピッキングのニュアンスがそのまま出てきます。
その周りに3人のコーラスたちがわちゃわちゃしている感じ。
音質にこだわるギタリストは一度試しておかないとですよ!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!