どうも、リバーブ研究家萩原悠です!
いやいやリバーブ研究家ってなんやねんw
あれなんですよね、わたしは作曲がメインのお仕事なので、
ギタリストとしてというより、ミックスをする身としてリバーブの奥の深さを痛感しているのです。
ステージ上でギターを弾く際には、リバーブとかに関してはある種ちょっと諦めてたというか……
それが最近の高音質エフェクターブームによって覆りつつあります!
さて今日は、BOSSから新しく発表されたエフェクター、RV-500についてお話しようと思います!
→同時リリースのMD-500についてはコチラ!
MD-500
→サウンドハウス ¥35,000-
“エフェクターと言えば”のBOSSから新しく発表されたRV-500。
RVはリバーブのことですね。
そしてこのxx-500というのは、今までDD-500という超多機能デジタルディレイにのみつけられていた名前でしたが、このタイミングで出てきましたね、
多機能リバーブペダルのRV-500!!
ディレイはDD-500に完全にまとめてあるので、本当にリバーブだけをまとめたのがこのRV-500です。
(とは言えちょーっとだけディレイも入ってる模様)
ちなみに、同時に発表されたMD-500についてはコチラで紹介しましたので読んでくださいね!
→【ニューリリース】モジュレーション系全部乗せストンプボックスMD-500!!
で、そのふたつのエフェクターの公式デモ動画が上がっていたのでみてみましょう!
なんかBOSSにしてはオシャレな仕上がりww
これだとよくわからんww
あ、ちょっと遅れてRV-500単体のもっとわかりやすい動画も上がりましたね、こちらを見てみましょう。
あ、やっぱり高音質だな、すごい美しい……
さてここで、RV-500の特徴をわたしなりにまとめてみました!
(追記:デジマートさんがもっと生々しくいじりたおしてる動画をアップしてくれました!スプリングリバーブのクオリティやばい!!)
12の音色モードを搭載
このRV-500、リバーブエフェクトでありながらなんと12種類のモードセレクトが可能!
そんなにモード名思いつかないよww
それぞれを紹介していきましょう!
ROOM | 室内での残響をシュミレート(Ambience,Small,Medium,Large) |
---|---|
HALL | コンサートホールでの残響をシュミレート(Small,Medium,Lage) |
PLATE | プレートリバーブをシュミレート |
SPRING | ギターアンプに内蔵されたスプリングリバーブをシュミレート |
SHIMMER | 広域のきらびやかさが特徴のリバーブ |
FAST DECAY | 減衰が早いリバーブ |
EARLY REFLECTION | 初期反射音のみのリバーブ |
NON-LINIEAR | ゲートリバーブ,リバースリバーブ |
SFX | Li-Fi,SLOWVERB,STORMの特殊リバーブ |
DUAL | ルーム、ホール、プレート、スプリングから2つを同時に使用できる |
SRV | SRV-2000のモデリング |
SPACE ECHO | RE-201のモデリング |
いやほんと、よくこれだけ集めたよ。
この中でもイチオシなのは、Rolandの名リバーブマシンSRV-2000やRE-201のモデリングリバーブでしょうか。
どちらも今ではなかなか実機は手に入らないですし状態も難しいところなので、
こうしたストンプボックスにモデリングで入れてくれるのは嬉しいですね!
また、定番どころのルーム、ホール、プレート、スプリングに加え、
減衰が速いためたっぷりかけてもフレーズやアンサンブルを邪魔しないFAST DECAY、
アーリーリフレクションだけをつけるモード(動画見た感じすごく良い!)、
リバースリバーブをつけられるモードなど、
もう本当にあらゆるリバーブを網羅しているので、空間作りのプロフェッショナルです!
自然な残響も不自然な空間も、すべてRV-5001台で叶えることが出来そうです!
12種類のエフェクトと言いながらも、各タイプによって全然違う音色になりそうですね!
32bit/96kHzの超高音質仕様
リバーブこそ音質、クオリティが求められるエフェクトですよね。
歪みやイコライザー、コーラスやトレモロなどに比べて遥かに内部で難しいことをやってるリバーブエフェクターですが、
それ故にしょぼい音質だと一発でバレます。
BOSSのRV-500は本気のスタジオクオリティの32bit/96kHzの音質をこのコンパクトなボディで実現!
あぁ、そうか。
もう”まぁライブだから”って理由で音質を諦めなくてもいい時代なんですね……(遠い目)
2つのパッチを同時仕様可能なSimul Mode
リバーブの重ねがけだなんて……たしかにやりたくなるときありますね。
それを一台で手軽に出来るSimul Modeというのが新しく開発されたそうです。
一応内部で2つのリバーブを掛け合わせるDUALというモードもあるみたいですが……
Simul Modeだとってのにするときっとそれぞれ完全に独立したリバーブを同時使用可能……ってことなんだと思う!
RV-500のこのモードに関してはまだ公式で説明されていないけれど、
同時リリースのMD-500にもこのSimul Modeはあって、
動画の中でちょっと使われてたのを見る限り、
多分コントロールスイッチで片方のパッチをオンオフする感じだと思う!
“片方で自然な空間作りをしておきながら、一瞬だけそれに加えてありえない特殊リバーブをかける”
的なことが可能になってますね!
外部端子でフットスイッチやEXPが接続可能
まぁこれは今や当然になってしまってますが、
フットスイッチやエクスプレッションペダルを接続可能です!
という、今となってはそんなに驚くべきことではないこの機能ですが、
モジュレーション系エフェクトてんこもりなMD-500においてこの端子は、MD-500の機能自体をめちゃめちゃ拡張してくれることになりそうです。
主にエクスプレッションペダルよ。
こいつを使うことによってペダルワウにすることも出来るだろう、
フレーズに合わせた淡いトレモロを足元で調整することも出来るだろう、
ペダルを踏み込むことによってエグくなるフランジャーというのも実現可能だろう、
MD-500を使おうと思う諸君、必ずエクスプレッションペダルを用意するように!
大型LCEディスプレイでライブ中も見やすい!
まぁそこまで大きくはないのだけれど、デモ画像を見ると文字がとんでもなくデカい!
これならライブ中でも安心だ。
結構ライブ中に今なんのパッチなのかわからなくて不安になることってあるからね。
わたしは演奏中にそんな足元を凝視したくない!
これだけ大きな文字で表示されてればそんな心配もなさそうです。
MIDI端子装備
最近の高機能なマルチ系ではよく見かけるMIDI端子。
MIDI規格でコントロール情報を送り合うことが出来るので、MIDIコントローラーからRV-500のパッチやパラメーターを制御することが出来ます。
つまりあれよ、先日BOSSから発売されたMS-3、あれのループにこのRV-500を入れて超高音質リバーブをMS-3のパッチの中に全部入れちゃうってことが出来ますね。
そしたらRV-500はボードの奥の方に置いちゃって、ライブ中は一度も触らなくてよくなるし。
え?MS-3にもリバーブは入ってるじゃないかって?
いやいやいや、やっぱりリバーブ専用機RV-500にはかなわないっす!
価格
→サウンドハウス ¥35,000-
値段はオープン価格とのことですが、35,000円くらいに落ち着きました。
割と安めに仕上げてくれるBOSSのコンパクトエフェクターシリーズ、それを考えるとちょっと高いけれど、
あれよね、最近は高級ストンプペダル流行ってますよね。
STRYMON ( ストライモン ) / blueSky Reverb
→サウンドハウス ¥35,000-
こんな感じのやつ。
なので、これが今のトレンドなのかもしれません。
だって、むやみに高いわけじゃなくて、実際に高音質多機能で、使いやすそうだし!
追記:発売されました!!
2017年7月8日、ついにRV-500が発売になりました!
のでとりあえず見るだけ見せてもらってきました!
さすが1.2kg、軽いな!
実物で見るとモード切り替えの文字、結構見やすいです。
つまみの質感もよいと思う。
あとは端子系も写真撮ってきました。
そしてこれは紹介しそびれていた。
電池駆動!
まぁ、デジタルリバーブなんて電池一瞬でなくなっちゃいそうだから使わないけれども。
そんな感じで、見た目もBOSSにしては高級感があってよきです!
まとめ:リバーブを極めてみては?
さてさて、もしかしたらリバーブの単体機にこれだけお金を出すってのはあまり馴染みのあるギタリストばかりではないかもしれません。
ただ、本来自然界の音ってすべてに残響(リバーブ)がかかってるんです。
残響の具合で場所の広さや質感、空間に関する色んな情報が左右されるので、
リバーブと音ってそれだけ密接な関係があるのです。
もしワンランク上のギタリストを目指す際はこういうところにも気を配ってみてはいかがでしょうか!
エフェクター界の帝王BOSSさんなら安心だしね!
ってことで今日はおしまい!
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
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