どうも、コンパクトリバーブ調べまくってます萩原悠です!
一昔前は高品位なリバーブをコンパクトサイズでなんて無理だったわけですが、
最近の技術の進歩と、メーカーさんたちの並並ならぬ努力のおかげで、
結構すごいのたくさんあるんですね。
今回は超小型エフェクターブームの先駆けでもあるOne Controlの、
Prussian Blue Reverbのレビューです!
他のエフェクターが作る残響とはちょっと違う、
とにかくギタリストのために作られたリバーブです!
One Control
2010年3月、日本で新しいエフェクターブランドが立ち上がりました。
One Control。
“One=1″には”全て”という意味をこめて、足元でサウンドをトータルプロデュースしたいという思いを込めて作られたこのブランドは、
超小型エフェクターで初めて”成功した“と言われるクオリティを叩き出しました。
小型で、値段も安くて、操作はシンプル、音はなかなかよくて、しかも遂に電池駆動もする。
こうして一躍有名になり、多くのファンをつけました。
そんなワンコントロールのラインナップに、あるとき初めて空間系エフェクトが仲間入りしました、
それがここで紹介するPrussian Blue Reverbなのです。
Prussian Blue Reverb
Prussian Blue=紺青、まぁボディの色ですね。
ワンコントロールがこのコンパクトボディで作り上げた最初のリバーブってことで話題になりました。
メーカーからのコンセプトは
ギタリストやベーシストにとっての理想のリバーブトーンとは、“スプリング”でも“ホール”でもなく、“ルーム”でもない、それぞれの特性を合わせた、中間的で主張しすぎることのない、それでいて存在感のあるリバーブです。
とのこと。
うーむ、たしかに、スプリングらしい高音もなければホールらしい低音もないような気がする。
それでいてなんとも絶妙!
難しいこと考えなくてもギタリストにとって丁度いいサウンドになっています!
素晴らしい!
LEVEL,TONE,DECAY
Prussian Blue Reverbのコントロールは至ってシンプル。
リバーブの音量を調整するLEVEL、
リバーブの長さを調整するDECAY、
リバーブの明るさを調整するTONEです。
いったんは全て真ん中の状態で試してみて、
残響が長すぎると思えばDECAYを下げるとか、もっと奥まった響きにしたければTONEを下げるとか、そういった使い方です。
LEVELはどこまで上げても原音を上回ることはないので、
普通に使ってればありえない響きになってサウンドが破綻することはありません。
しかし、逆に原音ナシでリバーブ音だけでヤバい空間を作りたいってこともありますよね。
そんなときにはキルドライ機能です。
キルドライ
最近流行りのこの機能。
Dry=原音 を Kill=殺す
つまり原音を出さずにエフェクト音だけを出力するモードです。
本体横に切り替えのスイッチがあります。
別系統でリバーブだけ抽出する際や、トンデモサウンドを作るのにも活用出来ます。
電池駆動
One Controlが流行った要因のひとつとして、
この小型サイズの中に電池を搭載出来るようになったという点が挙げられます。
まぁ正直リバーブなんでね、歪み系に比べて消費電力が大きすぎて電池で駆動させるのはちょっと心配ですが、
まぁそんなときはやっぱりアダプターを使いましょう。
まとめ:ギタリストに最高にちょうどいい感
Prussian Blue Reverb、これはもはやギタリストだけのために作られた”ちょうどいい感”に溢れたリバーブです。
シーンによってルームだのプレートだの切り替えるとかでもなく、
本当にギタリストが求めていたリバーブだけをイチから作り出したという、いわば特注リバーブ。
それがこの小ささ、この安さで手に入ります。
ボードの空きスペースがない方、ケースにしれっと入れておきたい方、
ギタリストなら誰もが喜ぶ一台です。
音作りのしやすさも抜群なので、是非このPrussian Blue Reverbからリバーブを導入してみてください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
One Control / Prussian Blue Reverb
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