どうも、PAやったり録音やったりもしてます、萩原悠です!

このページでは、名前が似てて紛らわしい

  • プリアンプ
  • パワーアンプ
  • アンプヘッド
  • ヘッドアンプ
  • ヘッドフォンアンプ
  • リアンプ

の違いを書いていこうと思います!


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アンプヘッド




まずはアンプヘッドから。

これはエレキギターのアンプなどのことです。

そのなかでも、スピーカー部分ではなくつまみのあるこのあたりのことです。

逆に、下はキャビネット、ただアンプヘッドが作った音を出すだけのスピーカーです。

なので、アンプのサウンドキャラクターを決定づけているのはこのアンプヘッドの方なんです!


プリアンプ


マイクやギターなどの微弱な信号を増幅させるための機材で、

さらに分けるとマイクプリアンプというものもあれば、ギター用のプリアンプもあります。

マイクプリアンプ




これはマイクの信号を他の楽器などと同じように扱うために増幅する役割を持つアンプです。

各社各モデルにはそれぞれ個性があるので、

そのときどきにあった色んなマイクプリアンプが試されることが多いです。




ギター用プリアンプ


IMG 9498
逆にギター用のプリアンプはアンプヘッドの中に入っていますが、

こちらは実は増幅させることが一番の目的ではなくなってきています。

むしろ音色を作るためのセクションです。

マーシャルらしい音とかフェンダーらしい音とかはの大部分がこのプリアンプの違いと言っていいでしょうね。

しかし、プリアンプであまり増幅させないならば、ギターアンプから出る音はどうなるのでしょう。

ってことで、登場するのはコイツです。


パワーアンプ


つまりギター用のアンプヘッドのなかには、プリアンプとパワーアンプの両方が入ってるってことなんですね。

そのため、プリアンプで音を作ってから、パワーアンプで音量を上げていく……

あれ、たしかアンプってボリュームのつまみが2つありませんでしたっけ?

IMG 9321
もしや……

そういうことなんです!

歪みが変わる方のVolとかGainがプリアンプ

音量だけが変わるVolとかMasterとかがパワーアンプだったんです!


なのでアンプシュミレーターとかからアンプに通すときはアンプ裏のリターン端子から使うんですね。

そうするとプリアンプ(1つめのGAINとかイコライザーとか)は全く無視して、出来上がった音色をパワーアンプだけ通して増幅しているというわけです。


ヘッドアンプ


Neu CX7 4
これまたややこしいのですが、アンプヘッドとヘッドアンプは全然違います!


ヘッドアンプは主にミキサーに入ってます。

入力端子の近くにあるTRIMというもの、ここにヘッドアンプが入ってます。

端子から入力された音声をどれくらい増幅してトラックに流すかを決めるためのアンプで、

これが高すぎると音割れしてしまいます。

ヘッドフォンアンプ




これはヘッドフォンで聴くための音量を稼ぐためのアンプです。

単体で超高級機があることもありますが、

だいたいミキサーやオーディオインターフェイスの内部、ヘッドフォンアウト端子の直前に内蔵されています。




リアンプ



これはレコーディング技術の話で、厳密に言えばモノの名前ではありません。

一度録音した(主に)ギター音を再度レコーダーやインターフェイスからラインアウトしてギターアンプに入力する。

そしてそれを改めてマイク録音する、

というのがリアンプです。

しかしギターアンプに入力するにはインピーダンスがあまりにも低すぎて音質が変わってしまうので、

リアンピングボックスというものを使うことが多いです。




まとめ:アンプは難しい……


さて、いかがだったでしょうか。

皆さんの疑問は解決出来たでしょうか。

正直なかなか難しいですよね。


どれも増幅させるのが目的のアンプリファーに違いないのですが、

逆に言えば音楽ってこんなに途中途中で増幅させないと楽しめないってことなんですね。

考えた人すごいな……。

ってことで、今日はこのへんで!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!

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