どうも、ベースのフレーズ作るの大好きな萩原悠です!
なんと!
5弦ベース買っちゃいました!
YAMAHA BB2005
手に入れたのはなんとヤマハ!
ヤマハのBB2005というベースです!
いや〜実は少し前から5弦ベース欲しかったんですよね〜。
→11月にFernandesからリリースされた5弦ベースFJB-DLXを紹介したときに
「買っちゃおうかな〜」
とか言ってましたが、アレ、結構本気だったんです。
それで色々情報収集をして、ベーシストさんや楽器屋の店員さんに沢山相談乗ってもらって、
その末にようやく手に入れたのがこのBB2005です。
中古だけどね!
ヤマハの伝統的なエレキベース”BBシリーズ”の生産完了品ですが、
現行のラインナップとしてはBB2025が近いかな。
(BBシリーズは10の位がバージョン数のため)
→サウンドハウス BB2025
と思ったけど割と全然違うなww
つまりは今はこれに相当するラインナップがないってことだな。
いやいやとてもいい買い物をしたと満足しています。
BBNEが元になっているらしい
このBB2005はネイザンイーストというベーシストのアーティストモデルBBNE2を元に作られているらしいです。
お恥ずかしながらネイザンイーストさんがなにものなのかは存じあげませんが、どうやらそういうことらしい。
BBNE2は希望小売価格350,000円(税抜)って書いてあるのでおそらく先述のBB2025と同じランクのラインナップなはず。
そう、BB2005ってインターネット普及前の製品だから、今あんまり情報が手に入らないんですよね。
これ……なんなんだろう……w
BB2005の仕様
5弦ベースです。
そしてアクティブ回路搭載。
なので電池が必要なタイプのベースですね。電池切れには注意しないといけないし、恐らく電池の質によって音質が違うと思います。
ピックアップは2つ、バランサーノブでそれぞれの音量バランスを決めます。
それの他にHIGHとLOWのブーストカットイコライザー。
マスターボリューム。
そして面白いのが、ミドルカットスイッチとその周波数を決めるためのノブ。
ミドルはカットしか出来ない!
これはやっぱりあれか、一発でスラップ音が映えるドンシャリサウンドを出すためか!
ライブでの使い勝手はすごくいいだろうなぁ。(ベースでのライブ予定が全くないw)
あと、今後希少価値もでてくるのかな、指板はローズウッドです。
それ以外のことはよくわからん!
あ、スルーネックやで!
スルーネックはギターもベースも今まで一本も持ってなかったので、
噂には聞いてたけど……やっぱ弾きやすいな!
そしてBBは全体的にサスティーンの長い機種だと思うんだけど、
スルーネックともなればそれはそれは気持ちよいサスティーンです!
あとは、独立ブリッジってのも特筆しておくべきか!
なんとも贅沢で丁寧な作り!
BB2005を、5弦ベースを買った理由
そもそも5弦ベースって、普通のベース(4弦)より低い音が出るんですよ。
4弦ベースは一般的なチューニングだとミの音まで。
5弦ベースでは一般的にそのミからミb→レ→レb→ド→シまで、シまで出るんです。
この音域を出すために5弦ベースというのは存在します。
ちなみに7弦ギターというのも同じく、ギターとベースでの1オクターブの差はあれど、
6弦ギターがミまで、7弦ギターがシまで出すことができます。
主にヘビーロックのジャンルではもう珍しくないのがこの音域。
しかしそういうジャンルでは実はハーモニー的にこの音域が必要というより、
この音域で出せる轟音感、アタックの強さみたいなのが欲しくてこういうキーで曲を作るみたいですね。
でもわたしは実際そういうジャンルやらないんですよww
ゲロゲロに重い曲とかそういうのにあまり興味がないし、
劇伴をやらせてもらうときも、
そこまでの轟音を出したいシーンではエレキベース以外の音を使うことが多いので。
ということで今まで5弦ベースの必要性をあまり感じていませんでしたが、
どうやら。
どうやら5弦ベースはバラードでも4つ打ちポップでも使えるらしい!
たしかに当たり前といえば当たり前なんだけど、
5弦ベースの魅力を教えてくれた曲たちがありますので紹介します。
Aimer 星の消えた夜に
愛璃がアコ庭に初めて出てくれたときにカバーした曲で、最近開催した彼女のワンマンのときにも演奏しました。
サビでの普通のC-D-Emのコードのルートが4弦ベースで出せる音域より1オクターブ低いんですね。
最初に聴いたときはビックリしたけど、なんだろうこの安心感と安定感。
中音域を強調した太い音、でもゴリゴリでもブイブイでもない優しい音。
ベースのルート音1発で涙が出たのは初めてよ。
“私(ボーカル)”より上の音域でピアノが星空を作って、
“私”より下の音域でベースが大地を作ってるイメージに聴こえるんだけど、ベースが低いから空が果てしなく高く感じるね。
こういうのも5弦ベースの役割というのなら、自分の曲にも取り入れてみたいなと思ったのです。
でんぱ組.inc バリ3共和国
最近ちょこちょこ聴くアイドルでんぱ組.inc。
彼女らの曲はまぁ〜5弦ベースが多いこと多いこと。
アイドルソングにそこまで詳しいわけではないけれど、
比較的わたしがちゃんと聴いてきたハロプロ、AKB、ももクロあたりではほとんど5弦ベースの音って使われてないんですよね。
なのにでんぱ組.incの曲では
割と普通に5弦ベースでないと出せない音域が飛び出します。
こういうのとか、やってみたいなぁ。
あ、でもでんぱ組.incはこれ打ち込みかな?
SpectrasonicsのTRILIANかな?w
Spectrasonics Trilian
posted with カエレバ
関連
→でんぱ組.incの神曲を紹介!【でんぱ組知らない人にも!】
初の5弦ベースの感想
デカい図体の割にデリケート
5弦ベースを初めてちゃんと使ってみて思ったことは、
デカい図体の割にデリケート です。
5弦を弾いてると他の弦が共鳴してちょっと音出ちゃうからそれをミュートしなきゃいけないし、
弦が太いが故にあまり強く弾くと綺麗な振動にならなくて音が伸びません。
これはちゃんと5弦ベース用の練習ってのをしていかないと、うまく弾けないですね。
弦が増えてるから見にくい
パッと見でどこがなんの音だかわからないwwww
逆に5弦だけはわかるんだけど、
3弦とか4弦を押さえてるときに、今までずーっと見てたベースの指板、1本弦が増えてるわけで、めちゃめちゃ見づらいんです。
なるほど、わたしたちは弦の数を1弦側、細い方、奥から数えてるんじゃなくて手前から数えてるんですね。
だからめちゃめちゃ見にくくて、パっと次の音に行けない。
これも本当によく練習しないといけないところだ。
5弦を指置きに使える
いいところというか、弾きやすいところも発見。
普通に4弦として使うときもこのベースを使おうと思っているのだけれど、
というか基本的に4弦までの音域で使って、ちょい足しというか必要なときだけ5弦を使う予定。
そしたら5弦はほぼ使わないようなもんなので、親指を置くバーとして使えます!
本来はピックアップの淵とかに乗せるのだけれど、ピックアップは位置が決まってるじゃない。
弦だったら一直線にバーンと走ってるので、弾きやすい位置だったり、一番そのときに合う音が出る位置だったりに調節出来るので、もしかしてこれはすっごくすっごく便利かもしれません!
ミュート対策にフレットラップ
どうしても開放弦の音がバーンと出すぎてしまうってのと、やっぱり共振をね、抑えたいので、
フレットラップなるものを使ってみてます。
これ使ってるとサウンドがすごく安定します。
むしろ必須アイテムだな、5弦はもちろん、4弦ベーシストさんたちにもぜひおすすめです!
→フレットラップのレビューをしました!
今後の活躍は……
今はこのYAMAHA BB2005の他にIbanezのアクティブベースと、フェンダージャパンのプレベを持ってるんだけど、
恐らくBB2005がメインベースになると思います!
とても使いやすい!
まだパッと見でなんの音弾いてるのは迷子になっちゃうこともあるけれど、これはどんどん使って見慣れていくしかない!
末長くよろしくって感じで!今日はおしまいです。
みなさんももし中古で見つけたりしたら一度弾いてみてくださいな!
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
【関連】
→でんぱ組.incの神曲の中での5弦ベース曲の多さよ!
→Fernandes最新5弦ベースをリリース!
→フレットラップのレビューをしました!
→5弦ベースのメリットとデメリットまとめ
→→その他ベース関連記事まとめ