どうも、今年の頭にBB買っちゃった萩原悠です!

わたしの買ったBBはちょっと古いやつ(→BB2005)なんだけど、2017年4月、BBの最新モデルがリリースになりました!

それが今日紹介するBB434を始めとする、右から2桁目が”3″になってるシリーズです!

このページでは、恐らく人気ナンバーワンになるであろうBB434についてまとめます!

同価格帯の前身モデルBB424や、現行ラインナップBB234やBB734との比較なんかもしていきますのでよろしくです!

各モデルの比較に重点をおいてまとめたページはコチラです

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YAMAHA BB(ブロードベース)とは




YAMAHAは管楽器も電子楽器も一流の弾きやすさとサウンドを追求し続ける世界でもトップクラスの楽器メーカーです。

エレキベースの分野でもそれは変わらず、1977年に始まったBBシリーズを筆頭とし、
数多くのプロベーシストに愛されています。

今国内では亀田誠治さんやRADWIMPSの武田祐介さん、クリープハイプの長谷川カオナシさんあたりがBBユーザーとして有名です!

BBは時代に合った仕様を求めてモデルチェンジを繰り返して来ましたが、
今年でBBは40周年!!

7年ぶりのフルモデルチェンジが実装されました!


BB434



→サウンドハウス ¥55,250-



このページで紹介するのはこちら、最新モデルの中でも一番人気になるだろうとわたしが睨んでいるBB434です!

このお手頃な価格帯!

そんなに高いのは買えないけれど、ちょっといいベースが欲しいな

って方に最適です!

早速BB434の特徴を見ていきましょう!





プレベピックアップとジャズベピックアップを搭載


BB434 3
まずスペック的にオイシイのは、ピックアップがPJタイプであるというところです。

PJタイプってのは、プレベのピックアップとジャズベのピックアップ、両方ついてるってこと!

フロント(ネックに近い側)がプレベ用のピックアップ、
リア(ボディエンド側)がジャズベのピックアップ、
両方ついてるってことはあれやで、ジャズベとプレベ両方のサウンドがBB434一本で出せちゃうってことやで?

最初は
「だからなに?」
って感じだと思うけれど、これはとっても便利!

ジャズベの音とプレベの音って、やっぱり結構違うもので、曲によって使い分けたいものなんだけど、その両方が1本のベースで持ち替えなしで出せるってことは、本当に幅の広いジャンルに対応出来る!

しかもジャズベピックアップとプレベピックアップは切り替えて使い分けるのではなく、
どちらも同時使用したり、両ピックアップのバランスを取りながら使うことが出来るので、
その使い勝手の良さはもう最高っす!

【関連】
ジャズベとプレベの違いまとめ

5ピース貼り合わせネック


BB434 4
これ、わたしがYAMAHAのベースですごくよいと思ってるポイント!

ネックの裏とかを見てもらうとわかるけれど、なんかスタイリッシュな線が2本走ってますね。

これ、オシャレなペイントとちゃうで?

なんと、別々の木を貼り合わせて1本のネックを作ってるのです!

メイプル,マホガニー,メイプル,マホガニー,メイプルの5層構造で!

こうすることによってネックの強度が増し、曲がったり捻れたりということが起こりにくくなっているのです!

ベースは弦のテンション(引っ張る力)が強いからね、どうしてもこういうところに気を配らないとめちゃめちゃコンディションが悪くなってしまうのです。

20万円クラスの国産ベースとかだと貼り合わせネックもちょこちょこ見るけれど、
5万円クラスのベースでもこれをやってくれてるって……

BBすげぇよ!

ヤマハすげぇよ!



弦の斜め45度通し


7年前にリリースされたBB424、BB1024、BB2024などから始まったヤマハのナイスアイディア、
斜め45度から弦を通すスタイル、ストリングスルーボディ!

ボディを直接弦が貫いている故に弦振動がボディに伝わりやすく、
かと言って直角に通してしまうと弦のテンションもキツくなりすぎてしまい、ちょっと弾きにくいし弦にも負担がかかる。

ということでYAMAHAが編み出したのが斜め45度という絶妙な通し方、ストリングスルーボディという技術。

BBの特徴でもある豊かなサスティンと弾きやすさの一端を担っているとても画期的なアイディアだと思います!

新設計のネックジョイント


BB434 2
これがもしかしたら最新BBの大きなウリかもしれません。

ネックジョイント部、垂直に普通に固定するための4本のネジに加え、斜め45度の角度でボディ裏からネックを固定する2本のネジを追加する“マイターボルティング方式”だそうです。

ネックとボディの接触面が増えていることから、よりネックの強度が増すとともに、弦振動のロスが更に減ることになります。

ということは、サスティンが更に伸びるということ??

そして低音の成分が増えそうですね!

ベースとしてとても嬉しい新設計です!


過去モデル,BB424との違い



→サウンドハウス ¥45,800-




ここまでは純粋にBB434の機能や特徴を紹介してきました。

この項目では前身モデル、BB424との違いを書いておこうと思います。

「以前からBB(424)欲しいと思ってたけど、なんか新しいの出たんだ?どう変わったの?」

という方向けです!

(多分BB424はもう生産終了になるんじゃないかな。)


BB434はピックアップが両方ともアルニコVになった!


ピックアップ配列がPJタイプだったというのはBB424、BB434共に変わらず。

ですが、BB434はプレベPUもジャズベPUも両方アルニコVピックアップになりました!

おぉ!

音質のことを考えたらやっぱりアルニコピックアップは嬉しい!

BB424は実はフロントがアルニコ、リアはセラミックピックアップだったのです。

BB434はアルニコVが2発!

出音のバランスが絶妙だと大人気のアルニコV、
どうでもいいですがアルニコとは”アルミニウム+ニッケル+コバルト”です。

ピックアップが拡張性の高いフェンダーサイズになった


7年前にリリースされたBB424も今回新発表されたBB434も、
どちらもYAMAHAが独自に開発したピックアップを搭載しています。

それ故に今まではピックアップを交換したいとなったときに、ほとんどの交換用ピックアップがサイズや形の違いで、BBに取り付けることが困難でした。

しかしBB434は!

フェンダーやセイモアダンカンのピックアップが簡単に取り付けられるように、
フェンダーのジャズベ、プレベのピックアップと同じ形で作ってあります!

自分の使ってる BBをもうすこしだけ理想のサウンドに近づけたい、そんなときのためにピクアップ交換がとても簡単になりました!

わたしはあまりピックアップで冒険するタイプではないけれど、
結構ピックアップに詳しい方、ピックアップで音を追求する方っていますもんね!

そんな方々にとって、より自分のサウンドを突き詰めることが出来るとてもいいマイナーチェンジだと思います!


ピックアップセレクターから2ボリュームへ


BB434 6
BB424はフロントとリアのピックアップをレスポールのようにトグルスイッチで切り替えるスタイルでした。

ベースとしてはちょっと珍しいですよね。
そこがBBらしさなのかなぁと思っていたら、BB434では普通のジャズベのように2ボリュームスタイルに変更されました!

特徴がひとつ失われたような気がしますが……でもよく考えたらベースはやっぱりこの方が使いやすいですね。

しかもYAMAHAはちょっとトグルスイッチ弱い印象があったので(音切れがたまに起こる)、
トグルスイッチ不調の解決どころか廃止になったあたり、
逆に安心ですwww


ボディサイズが小さくなった


今更ながら、実は一番の違いはここかもしれない。

物理的に、ボディの大きさが一回り小さく、スリムになりました。

BB424(BB1024,BB2024も同じく)はちょっとボディがデカくて、フェンダーを始め他のメーカーのベースよりちょっと重かったんです。

それが今回最新のBBは見るからにスリムになりました。

どうやら海外でも
「さすがにこれはちょっとデカいねー」
って言われてたそうですw

外人が言うってことはまぁつまりホントにデカいってことだわなww

この大きさと重さ故の豊かな低音だと思っていたので、BB434でそのあたりの出音はどうなるのか、気になるところです。

マイターボルティング方式


さきほどお伝えした新設計のネックジョイント方式。
これが今後のBBのスタンダードとなり得るのか!

楽しみ!


【まとめ】BB434はBB424よりも万能に使える1本になった


そんな感じで、最新のBB434は、前身のBB424よりも幅広い使い方が出来るようになったと思います。

400シリーズに関しては悪く言えば”普通になってしまった”感じがあるけれど、
これくらいの価格帯で普通に万能に使えるベースって、
それはそれはとても使いやすいってことです。



他のモデルとの違い


ここからはBB234やBB734A、BB434M、BB435などとの比較をしてみたいと思います!

BB234との違い



→サウンドハウス ¥36,550-




ヤマハのBBシリーズに、過去最安のモデルが登場しました!
それがBB234

BB234は実売3万円代、ついにBBが4万円切って買える時代!!

BBのデザインを持ったヤマハらしい丁寧な作りの初心者向けベースだけれど、

ちょっとBBの良いところがあまり表れていないというか……

  • アルニコピックアップではない(セラミック)
  • 斜め45度ストリングスルーボディではない(ブリッジ固定)
  • ネックジョイントがマイターボルティング方式ではない
  • ネックが5ピース貼り合わせネックではない(普通のメイプル一発)

あれ??www

さっきから紹介しているBBのいいところがほとんど反映されてないwwww

その代わり、色は豊富ですw


BB234 VH(ヴィンテージホワイト)→サウンドハウス ¥36,550-




BB234 YNS(イエローナチュラルサテン)→サウンドハウス ¥36,550-





>BB234 BL(ブラック)→サウンドハウス ¥36,550-




BB234 RBR(ラズベリーレッド)→サウンドハウス ¥36,550






BB434Mとの違い



BB434M TBS(タバコサンバースト) →サウンドハウス ¥63,750-




このページで重点的に紹介しているのはBB434。

で、BB434Mとなにが違うかと言うと……

ネック!

Maple!!

それだけです!

値段がなんでこんなに高くなるのはかちょっと謎だけど(むしろ通常ラインナップの方がローズウッド指板なんだから今は高いでしょうに……)、よりアタック感を強調した弾き心地が好みの方はMの方を!


BB434M BL(ブラック) →サウンドハウス ¥63,750-




BB435との違い



BB435 TB →サウンドハウス ¥63,750-



そろそろ最新BBのラインナップの多さにクラクラしてきました……

BB435は、BB434の5弦モデルです!

それだけ!!


BB734A/BB735Aとの違い



BB734A MTBL →サウンドハウス ¥89,250-



ようやく紹介し甲斐のあるモデルが出てきました!

BB734は、なんとこれだけアクティブモデルです!

電池を使ってパワフルなサウンドを出し、トレブル/ミドル/ベースの3バンドイコライザーを持つアクティブタイプ!

トグルスイッチでパッシブとアクティブの切り替えが可能で、ステージ上で電池切れの恐怖とに怯える心配もなし!

そして最上位機種のBBP34(後述)と同じピックアップを搭載、ブリッジやペグなどの材質もBBP34と同等!

そしてなにより、ボディがアルダー/メイプル/アルダーのサンドイッチ方式!
この方式によりスリムになったボディでもしっかりとした太い低音と豊かな中音域を実現しているそうです!

BB434 1

もしかしたら今期リリースされるBBの中でも一番目玉の製品がこのBB734Aかもしれません。

色も一番かっこいい!
(上の写真がマットトランスルーセントブラック、つまりつや消しブラック。
下の写真はダークコーヒーサンバースト。つまり濃いめ渋めのサンバースト。)



BB734A DCB(ダークコーヒーサンバースト) →サウンドハウス ¥89,250-



あ、あと、BB735Aってのは5弦ベースです。


BB735A MTBL →サウンドハウス ¥97,750-





BBP34/BBP35との違い



BBP34 MNB(ミッドナイトブルー) →サウンドハウス ¥182,750-



あまりBB434とBBP34を比べる方もいないかもしれないですが、もうここまできたら紹介しましょう。

BBシリーズの最上位モデルで、もはや命名のルールが変わってしまって”P”とか付いちゃってるモデルww

BB Proと呼ばれるらしい。

BB734だけはアクティブピックアップでしたが、こちらはまたパッシブに戻ります。

歴代の”BB最上位モデル”の中でダントツで安い値段になりましたが(前身モデルより10万くらい安い)、
YAMAHA独自のI.R.A.処理を行い出荷時からベースが最高の状態で鳴るボディになっていることに加え、
なんと言ってもBB Proだけは日本製です!

Made in Yamahaというフレーズで”どこの工場で作ってもヤマハはヤマハだぜ!”を謳ってるヤマハさんですが、
やっぱり日本の工場でってのはクオリティが全然違うようですね!

もちろんBB734Aと同じくボディは3プライ構造、
これらにより前身のBBからボディは小さくなってもしっかりとした中低音が堪能出来る、

これが最新のBBであると自信を持って出してきています!


BBP34 VSB(ビンテージサンバースト) →サウンドハウス ¥182,750-



ちなみに、もうわかりますよね、BBP35ってのは5弦ベースです。


BBP35 MNB →サウンドハウス ¥195,500-





【まとめ】BB434はお手頃で確かなヤマハクオリティ!!



さてさて、後半はどんどんBB434以外のお話になってしまいましたが、
BB434は5万円で買えるベースとしてはとてもすごいと思います!

YAMAHAは総じてネックが丁寧に作ってある印象なので、とにかく弾きやすい!

前身モデルBB424よりボディも小さくなって抱えやすくなったし、
2ボリューム1トーンのスタンダードな使い心地に進化!

これから始める方の入門機にも、初心者セットのベースに物足りなくなってきたときの2本めにも、

40年目のBBを激推しします!

メイプルネックのBB434Mもいいけど、ローズウッドの方が伸びのある低音が出るので最初はおすすめです!
メイプルはリズムが立ちすぎて下手なのがバレるしwww

BB434、おすすめです!

BBユーザーとしてはもっと仲間が増えればいいなと願いながら、今日はこの辺でおしまい!

各モデルの比較に重点をおいてまとめたページはコチラです
BB234について詳しく書いたのはコチラ!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!






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