どうも、なんかクリップチューナー買っちゃう系男子萩原悠です!
BOSSの新しいクリップチューナー、TU-03がリリースされたので買ってみました!
しかもTU-03はクリップチューナー兼メトロノーム、
この小ささで多機能!
でも、実際使いにくかったー!!!!
というお話。
BOSS/TUシリーズ
BOSSのTUシリーズと言えば、
ギタリストの間で知らないものはいないだろう、
フロアタイプのこれです。
BOSS TU-3
→サウンドハウス ¥9,000-
→サウンドハウス ¥9,000-
コンパクトチューナーの代名詞であるTUシリーズ。
KORGやTCを差し置いてやはり一番人気です。
わたしはSonic ResearchのST-200を使ってるけれど。(レビューはコチラ)
そんなTUシリーズから、以前TU-01というクリップチューナーが発売されました。
BOSS TU-01
→サウンドハウス ¥1,480-
→サウンドハウス ¥1,480-
これがなかなか使いやすくて人気だったのですが、
この度、TU-01がTU-03に進化したと、そういうわけなんです!
TU-03
BOSS TU-03
→サウンドハウス ¥2,000-
→サウンドハウス ¥2,000-
それがこれです!
見た目はあまり変わってませんが、
並べてみるとかなり大きくなってます。
(両方持ってるww)
やっぱりクリップチューナーってのは小さくすることが重要みたいな市場でしたが、
実際小さすぎると見にくいですからね!
ちょっと大きくしてくれたのはいいことです!
ってことで、TU-03の機能紹介。
TU-03 チューナーとして
それでは、まずはTU-03のチューナーとしての機能を見ていきましょう。
基準ピッチ(キャリブレーション)変更可能
まずこれがないとわたしは買いません。
音楽って大体440Hzを基準音としてチューニングするのですが、
結構442Hzでのチューニングってのも多くて、
わたしは自分の作ってる音源は全て442Hzなんです。
つまり、この基準音を変えられないチューナーはわたしにとって使い物にならないんですね。
この点は合格!
精度は±1セント
チューナーならやはり精度が大事。
このTU-03は±1セントまでの細かさでチューニングが出来ます!
1セントというのは、半音の100分の1です。
めっちゃ細かい!!
実際この小ささで、フロアタイプのTU-3と同じ精度でチューニングが出来るというんだから安心です。
とは言え、わたしはちょっとチューニングには煩いので、
もっと細かく検知出来るチューナーを主に使ってたり……
ギター,ベース,ヴァイオリン,ウクレレモード
こういうチューナーって、
クロマチックに音程を示してくれるだけでなく、
ギターの何弦の音だよ〜って表記もしてくれるんですね。
ギターやベースは定番、ウクレレ用のモードがあるモデルもそこそこある、
それに加えて、TU-03はヴァイオリニストもターゲットにしてきました!
でもヴァイオリンやってる人はだいたいちゃんと音程の意識があってやってるだろうから、
クロマチックモードだけで十分な気がするけれど……。。。
ダウンチューニング対応
ギタリストやベーシストには馴染みの深いダウンチューニング。
1音半下げたらこの弦は……なんの音に合わせたらいいんだ?
ご安心ください、ダウンチューニング設定をすれば今まで通り弦ごとに表示されます!
半音下げから2音半下げまでのダウンチューニングは対応してますよ。
基準音発音
振動を検知するのがクリップチューナーの仕組みですが、
ボタンを押すとビーーーーって音がなります。
それを聴いて自分で音程を合わせるってことが出来ます。
メトロノーム機能がついて、スピーカーを内蔵したからこそ出来る機能ですね。
ちょっと嬉しい。
が、初めて使ったときに急にこのモードになっちゃってびっくりしました。
「なに!?なに!?バグった?壊れた!?」
ってなりました。
TU-03 メトロノームとして
ここからは、メトロノームとしての機能と使い勝手を見ていきましょう!
BPM=30〜250
BPMってのがテンポのことですよね、
テンポ30から250という幅広いテンポに対応。
これだけあればまず普通に音楽やってて困ることはありません!
リズム8種類
ただ拍を刻むだけのメトロノームではなく、
8種類のリズムが入っています。
タタタンとかタンタタとか。
細かいリズム練習に最適で、なんならドラマーの奴に貸してやったらいい!
TU-03を使ってみた感想
さて、ここからがわたしが実際にTU-03を買って、使ってみての感想です。
正直、失敗した!
使わない!!!
見にくい!!!
もう、これに尽きます。
画面表示が暗すぎて見にくい!
なんでこんなにライト弱いんだろう、付属電池が弱ってるからかなとも思いましたが、
新しい電池を入れても全然変わらず。
不良品なんじゃないかってレベル。
これなら前身モデルのTU-01の方がはるかに明るくて見やすいです!
ベースの音を取ってくれない!
安いクリップチューナーってこういうことあるんですよ。
500円くらいのやつとかで。
まさかTU-03、2000円のチューナーでこれが起こるとは。
ベースの周波数はギターより低く、それはつまり振動数が少ないです。
となると、検知するのが少し難しくなるみたいですが、
このTU-03は全然音拾ってくれない!
ベースの4弦ともなると絶望するレベル。
使えないじゃん……。
メトロノームはスマホで十分!
これを言っちゃぁおしまいな気がしますし、
音楽家としてこんなこと言いたくないですが……
いまどきメトロノームをこの小さい筐体から出そうってのも少し時代遅れかもしれません。
わたしはちゃんと使うときはBOSSのDr.Beatを使ってるし、
もっと気がするに使うときはスマホアプリです。
わざわざこれを使う理由がありません。
せめてリズム選択がもっと簡単で、元のビートそのままでリズムだけ変えていけるようになってればレッスンとかで使えたのに……。
おすすめは別のチューナー
そんな、散々文句言ったわたしのおすすめチューナーはこちらです!
TU-01
BOSSさんには申し訳ないけれど!
前のモデルの方がよかった!!!
こんなにも見やすさの点で劣るとは。
なんだろう、画面が大きくなったから光は弱くても見えると思ったのでしょうか。
それに、TU-01ならちゃんと低音も取ってくれます、ベースでちゃんと使えます。
メトロノーム入れたら音拾わなくなっちゃったの??
KORG AW-4G
KORG PitchCrow
→サウンドハウス ¥1,470-
→サウンドハウス ¥1,470-
わたしが一番オススメなクリップチューナーです。
筐体はBOSSほど丈夫じゃない感じするけれど、
カラーで見やすい液晶、ホンの一瞬だけ遅れるけど正確に取ってくれるチューング精度。
しかも安い。
もうさ、クリップチューナーはこれ一択ですよ。
まとめ:TU-03は特に買う必要もないかな
さて、みなさんより先に買ってみてよかった。
前身モデルTU-01か、KORGのピッチクロウの方がいいですよ!
まぁ唯一、
クリップチューナーに見せかけてメトロノーム、
ということが出来るので、
たとえばライブでギター始まりの曲が絶対テンポ守らなきゃいけない場合(テンポディレイや同期とかの関係で)、
ヘッドにつけておいて無音にして光だけでテンポを確認しながら弾き始めるってことが出来るかもしれません。
しかしそれも、ステージ上でこの画面が見えるならね!!!
わたしは不安なので、ステージに持って行くことはなさそうです。
レッスンでちょっとした使い道が出来るかもしれないので、
しばらくは使ってみようと想う!
みなさんの参考になれば幸い。
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!