どうも、クリップチューナー歴15年くらいの萩原悠です!
KORGの初代クリップチューナーが出たときはみんなびっくりしましたよね。
便利すぎる!!
今日はそんなKORGから最新のクリップチューナーが発表されたので紹介したいと思います。
ギター用のAW-OTGと、
ベース用のAW-OTB。
そしてそれぞれポリフォニックモードを備えた
AW-OTG-POLYと
AW-OTB-POLYの紹介です!
クリップチューナーと言えばKORG
そもそもクリップ式のチューナーって、今では結構色んなブランドから出てますよね。
しかし、その原点がKORGなんです。
たしかこれが初期型。
無駄にしっかりしたハードケースに入って販売されてましたねw
そして、クリップ式チューナーの地位を不動のものにしたのがこちら、
今尚大人気のピッチクリップ。
KORGのこれらの製品があったからこそ今日のクリップチューナー界があると言っても良いでしょう!
わたしももちろん使ってました。
ちなみにわたしが今使ってるのはこちら、AW-4/PitchCrow-Gです!
正直今でもクリップチューナー界ではコイツが最強だと思ってます。
しかしこれから新しい時代に、AW-OTGが流行っていくのかもしれない!
AW-OTG-POLY,AW-OTB-POLYの特賞
それでは、最新クリップチューナー
AW-OTG-POLYとAW-OTB-POLYの紹介をしていきましょう!
有機ELディスプレイ
まずなにより、iPhoneなどに採用されている有機ELディスプレイ!
とにかくきれいで見やすいそうです!
小型化を競い合っていたクリップチューナー界ですが、
ギターのヘッドにつけることの多いクリップチューナーは必然的にちょっと遠くなり(約60~80cm程度)…
結果的に見にくくなっていました。
そんな折に登場したこのAW-OTGとASW-OTBははとにかくディスプレイの見易さにこだわったそうで、
これだけの発色があればパッと見でもすごくわかりやすそう!
ポリフォニックチューニング
このAW-OTG,AW-OTBの目玉機能ですね。
ポリフォニックチューニング、複数弦同時にチューニングのズレを検知してくれます!
これが使ってみるとかなり快適で、全部の弦をジャーンと鳴らして、
その状態でピッチを合わせていけるのです。
ギターやベースって、全部の弦でネックを引っ張ってる形になるので、
1弦から6弦まで一旦チューニングしても、もう一度1弦を弾いてみるとまたズレてるんですよ。
ってことで、何周かやってようやくチューニングが完了するわけですが、
これが全弦同時に表示されてたらそりゃ速い速い!
リハやレコーディング前はもちろん、ライブ中とか最高ですよね。
今までポリフォニックチューナーと言えばTC Electronicのポリチューンが人気でしたが、
ここでKORGからクリップタイプのポリフォニックチューナーが出てきて、
時代がどう変わるのかが見ものです!
POLYTUNE 3
→サウンドハウス ¥10,800-
→サウンドハウス ¥10,800-
ストロボチューニング機能
いわゆる超高性能モードです。
普通のチューニングモードを遥かに凌ぐ精度でのチューニングが可能で、
これで合わせたギターでのコードは響きが全然違いますね!
わたしはもはやこのストロボチューニングのついてないチューナーだと使いたくないレベルですw
ちなみに、ストロボチューニングだと普通のよくあるチューナーと表示の仕方が変わります。
よくあるタイプの表示だとこの超精度のチューニングを表示しきれないので。
AW-OTGではこの輪っかが斜めの直接になるように合わせるのがいいらしい!
単4電池一本 18時間
クリップチューナーは当然どこにもつながってないワイヤレス製品なので、電池を内蔵しています。
しかし小型化していくとなるとあまり沢山の電池を入れるスペースもない。
ってことで、このAW-OTGは背面に単四電池がようやく一本入るくらいのサイズ!
そしてその1本でなんと最大18時間も使えるそうです!
チューニングなんて一回1分もかからない程度じゃない?
それで18時間って…めっちゃ長持ち!
キャリブレーション
現代の音楽というのは基準になるA(ラ)の音を440Hzで合わせようという決まりがあります。
が、この決まりは実はそんなに絶対でもなく、近頃は442Hzに合わせるという現場も多々あります。
(ちなみにわたしが制作する音源は全て442Hzを基準に作っています。)
そんなときに、基準音の周波数を調整出来る、それがキャリブレーション機能です。
オートパワーオフ
わー!ちょっと便利!
このAW-OTGは3分間音の入力を検知しなかった際は自動的に電源が切れる機能を持っています。
うん、まぁまぁ便利!
クリップチューナーって基本的に練習中とかスタジオにいる間中とかつけっぱなしじゃないですか。
ってことは、チューニングが終わってもずっとヘッドにつけっぱなしで、そこでギター弾いてたら音を検知しちゃうんですよ!
つまりその間は電源が切れることはない。
このオートパワーオフ機能が使われるのは練習が終わったあと、ケースに入れたり机に置いたりした3分後に電源が切れるということです。
うーん、ちょっと微妙?
いや、ないよりとってもいいんだけど、数時間つきっぱなしとかにしちゃったら18時間あっという間に経って電池切れちゃいますからね。
なので、その程度の機能と思うのがいいと思います!
チューニングが終わったらオートパワーオフ、
ではなく、
ギターを弾き終わったらオートパワーオフ、です!
コード検出機能
これはギター用のAW-OTGだけの機能になります。
なんと、コードを弾いたらそれがなんのコードなのかを表示してくれます!
すごいな、ヘッドに伝わる振動だけでそんなこと出来るの?
精度は試してみないことにはわかりませんが、
これがあれば、適当に弾いてたら気に入っちゃった名前もわからないコード、
これのコードネームがわかるようになります!
シンガーソングライターさんにもぴったりですね!
テンポ検出機能
こちらはベース専用機AW-OTB限定の機能です。
これをつけて演奏していると、今弾いてるテンポ(BPM)を表示してくれます!
しかも、平均を取って数字で表示されるだけでなく、リアルタイムでめちゃわかりやすく図にもしてくれるのです!
これはベーシストの個人練習にめっちゃいいツール!
リズムキープって難しいですからね、無意識に速くなってしまうのとかに視覚的に気づいて矯正出来るなんて、
しかもそれがクリップチューナーに入ってるおまけ機能だなんて…とっても便利!
難点として、検出してくれるテンポ範囲は80から160と意外と狭い……
と思ったけど、ちげーわ、これは当たり前です。
だって、テンポ170ってそれは機械的には半分のテンポ85と変わらないんだもの!
8分音符で16分音符で弾いてるかってことでしょ?
なので、テンポ2200を作りたかったらテンポ100で合わせればいいし、
テンポ120と表示されて
「え、この曲ほんとはめっちゃ速いんだけど」
となったらそれはテンポ240ってことです。
10種類のディスプレイタイプ
いやいやいやwwww
もう意味わかんないwwwww
可愛いwwwwww
KORGさんどこに力入れてるんすかwww
高かった……
高かった……クリップチューナーなのに……。。。
AW-OTG-POLY(ギター)
→サウンドハウス ¥7,000-
→サウンドハウス ¥7,000-
ギター用もベース用も……7,000円!?
AW-OTB-POLY(ベース)
→サウンドハウス ¥7,000-
→サウンドハウス ¥7,000-
そりゃちょっと高いよ……。
まぁ、全弦同時チューニングのポリフォニックだからしょうがないね……
え?ポリじゃないやつは?
AW-OTG(ギター)
→サウンドハウス ¥5,500-
→サウンドハウス ¥5,500-
うわーまじか!
ブルジョワ価格やん!
ってことはもちろんベース用も?
AW-OTB(ベース)
→サウンドハウス ¥5,500-
→サウンドハウス ¥5,500-
高い……。
え、有機ディスプレイってそんなにコストかかるかな?
正直びっくりした。
ここまで高いんだったら全然PitchCrowでいいわ。
あ〜でも改めてこれ見たらやっぱり筐体の頑丈さが違うか……
本体部分もだし、クリップ部分も明らかに丈夫そう。
でもクリップチューナーに5000円とか7000円とかは……。
みなさんはどう思いますか?
正直、ポリフォニックチューニングはめっちゃ便利です。
それがクリップでできるようになったってのはとても嬉しい。
でも……そこにこれだけの価格を出すかと言われたら……人によりって感じ!
わたしは今回は見送り!
ってことでこのへんで。
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
KORG(コルグ)