どうも、モジュレーションマニアの萩原悠です!
作曲においてもミックスにおいてもモジュレーション次第で曲の印象がガラッと変わりますよね!
そんなモジュレーションの新しい全部入りペダルがBOSSから発表されました!
MD-200!!
BOSSが新しく発表した200シリーズのモジュレーションペダルです。
MD-500を買うほどではないけれど単体のコーラウやらフランジャーやらを買うよりもっと色んなことをしたいという方向けの、
“ちょうどいい感じ“の一台になりそうです!
200シリーズ
この200シリーズとは、
2019年6月にBOSSが発表したストンプシリーズで、
OD-200、EQ-200、DD-200、そしてMD-200の4機種が同時に発表されました。
DD-20等のTwin Pedalシリーズを彷彿とさせる2ペダル仕様、
それでいてルックス的にはフラッグシップの500シリーズを踏襲している感じ。
MD-500やDD-500はちょっとデカすぎて大げさだって方に向けて作られたのが今回の200シリーズでしょう。
MD-200
そしてこのMD-200というのがモジュレーションthe BESTって感じの製品です!
BOSS公式さんが最初に出した動画を観てみましょう……
いや、これは別に観ないでもいいですwww
この動画じゃ全然わからない!
そう、まだMD-200は全然情報が解禁されてないんです。
公式サイトを見ても
– 詳細情報は2019年9月に公開予定 –
ってなってますね。
発表されたのが6月なので、まだまだ先だなぁ。
でも今分かり得る情報だけどうにかまとめてみようと思います。
12のモード
MD-200はMD-500と同じく12のモードを持っています。
- CHORUS
- CE-1 CHORUS
- FLANGER
- PHASER
- VINTAGE PHASER
- CLASSIC VIBE
- VIBRATO
- TREMOLO
- ROTARY
- AUTO WAH
- SLICER
- OVERTONE
なるほど、一通り揃ってる感じですね!
赤文字で書いたのはMD-500に入っていないもので、
それ以外は2017年にリリースされたMD-500と同じ名前のエフェクトが入っています。
(細かいサウンドが違うかどうかはまだ不明)
普通のコーラスやフェイザーとは別にヴィンテージサウンドが新しくモードとして入っているというのは注目かもしれません。
オートワウは……それってモジュレーションかな?ww
まぁMD-500には代わりにフィルターってのが入ってたので、
そのポジションなのでしょうか。
MD-500に入ってたリングモジュレーションとディメンションがMD-200には収録されていないのが残念。
それこそディメンションなんて2018年にDC-2Wというコンパクトエフェクターがリリースされているので、
それを応用して入れてくれればよかったのに!
こういうところが
「でも本当はMD-500の方がいいよなぁ。」
と思わせるための策でしょうか。
パラメーター
MD-200は主に6つのノブを使って音作りをしていきます。
- E.LEVEL(エフェクトの混ぜ具合)
- DEPTH(揺れの幅)
- RATE(揺れの速さ)
に加え、3つのPARAMというノブがあります。
MD-500もそうでしたが、
MD-200には色んなエフェクターが入っているため、
選ぶエフェクターにいじれるパラメーターが違って、
統一の名前がつけられないためPARAMという便宜上の名前がついています。
これはStrymon製品もLINE6製品もそうで”マルチモジュレーション系のペダルあるある”なのですが、
本体を見るだけではなんの数値が変わるかがわからない、という面倒さを引き起こしています。
まぁ、しょうがないんですけどね〜。
超高音質
MD-200はMD-500譲りの超高音質です。
- サンプリング・レート96kHz
- AD/DA変換32bit
- 内部演算32bit float(浮動小数点)
というとんでもないスペック。
クリアなコーラスはどこまでもクリアに。
そして細かい演算処理が出来るということは逆にヴィンテージトーンもいい感じの古臭さを再現してくれます。
音質に関してはフラッグシップモデルの500シリーズと同等と考えていいはずです。
4つのメモリー
これだけたくさんのモードが入っているMD-200です。
どれかひとつの設定しかできないなんてもったいないことがあるわけない!
4つあるバンクにパラメーターを保存しておきましょう。
例えば
メモリー1にはヴィンテージコーラス、
メモリー2には過激なフランジャー、
メモリー3に古くさいトレモロ、
メモリー4にはオートワウ、
なんて感じで入れておいて、
あとはMEMORYボタンを長押しすることによってパッチが次々に変わっていきます。
ひとつのペダルでライブ中に次々と色んなサウンドが出せるというわけですね。
タップスイッチ
MEMORY/TAPのスイッチでRATEを設定することが出来ます。
テンポと同期したトレモロやスライサー、絶対便利!
しかも四分音符を踏んで三連の揺れを設定するとかも出来るようで、
これはモジュレーションをかける人の気持ちをとってもわかってくれてますね!
重宝するで!
ステレオ入出力
MD-200はステレオの入出力に対応しています。
つまりは前段でギターをステレオに分けてからMD-200に突っ込むという使い方でもいいのですが、
これは是非キーボーディストさんに使って欲しい!
エレピにヴィンテージフェイザー!トレモロ!
しかもスタジオラッククオリティを軽々超えた音質で!
めっちゃええやん!
4つまでプリセットできるってところはキーボーディストにも頼もしいですよね!
外部端子
外部コントロール端子があるため、
ここからエクスプレッションペダルなどを繋いでE.LEVELやRATEを操作出来そうですね。
リアルタイムで直感的な変化が作れるので、
ぶっ飛びサウンドやエモみが表現しやすくなります。
まだMD-200の詳細の仕様が出てないのですが、
おそらく外部フットスイッチでメモリーの選択とかも出来そうですね。
MIDI端子が小さい
これがちょっと200シリーズのマイナスポイント。
MIDIの入出力があるにはあるのですが、
端子が小さい。
こんなんMIDIの一般規格サイズじゃないので、
専用の変換コネクターが必要。
【200シリーズのMIDIコントロールに】
— BOSS / ボス公式 (@BOSS_jpn) June 13, 2019
BMIDI-5-35は、3.5㎜ステレオ・ミニ・コネクターと、5ピンの標準MIDIコネクターを備えた全長1.5mのケーブルです。MIDI 入出力に対応するステレオ・ミニ端子と、MIDI端子を搭載した機器の接続に使用できます。#BOSS新製品 #BOSS_jpn pic.twitter.com/WRbfAF9K1B
うわーちょっと面倒。
でもしょうがないのかな、小型化したからなのかな、
それともなにか別の機能に使われるのかな……
別の機能……
別の機能…………
これか?
↓
インサート機能とは
これはまだ全貌がわかってないのですが、
MD-200にはインサート機能なるものが搭載されているようです。
本家様によると
お気に入りのペダルをインサート接続すると、MD-200 のエフェクトを接続したペダルの前段にかけるか、後段にかけるかの選択が可能になります。
とのこと。
ふむふむ、センドリターンみたいな感じにするんだろうな、マルチエフェクターであるように……
でも……
マルチエフェクターなら色んなエフェクトを繋ぐ順番の中に外部のお気に入りペダルをインサートするという使い方あるけれど、
MD-200は単発のエフェクトのはず。
インサートってどこですんねん!
そんなことより、インサート端子ないで!!
- in L
- in R
- out L
- out R
- CTL in
しかないじゃん!
どこに繋ぐんだよ!
Lからインして、outR→お気に入りペダル→inRでoutLから出るとか?
でもそんなんただハウっちゃうだけな気がする……。
じゃあMIDI端子を使うのか……
このあたりにかんしてはまだ全然説明がないので、楽しみに待っておきましょう。
まとめ:MD-200果たしてどうなのか
さて、MD-200ですが、まだ全然わからないですね。
実際のサウンドは、
外部コントロールでどこまでのことが出来るのか、
インサート機能とは。
しかしMD500が3万円台中盤であることから、
おそらくMD-200は2万円台中盤。
だとしたら随分と使いやすい製品になるんじゃないかと予想。
続報が出たら、メーカーの方から借りることが出来たらまたお伝えします!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!