どうも、揺れモノ好きな萩原悠です!
モジュレーション系エフェクターもまた奥が深いですよね。
ここで紹介するのはFOXGEARのMAITRESSEです!
デジタルフランジャーなのですが、往年のアナログらしいサウンドを持ち、
かなり面白い一台です!
しっかり発振もしますよ!
FOXGEAR
まだまだ知名度の低いFOXGEARですが、
それもそのはず、2018年末に産声をあげたばかりの、本当に新しいエフェクターブランドです。
Gurus AmpとBaroni-Labというイタリアの有名エフェクターメーカーが手を生み立ち上げたということですが、
その両メーカーがやってるとは思えないお手頃な価格帯で商品展開してくれているのも特徴。
ここで紹介するMAITRESSEフランジャーは2019年3月にリリースされた製品です!
MAITRESSE
ちょっと読みにくい、覚えにくいフランス語の名前ですが、カタカナ読みするとメトリーゼ、的な感じでしょうか。
英語にするとMISTRESS(ミストレス)ということになります。
ピンとくる方いますかね?
Electric Mistress
そう、MAITRESSEは70年代に登場したElectric Mistressを彷彿とさせるサウンドになっています。
Jimi Hendrix、Police、David Gilmourなどを筆頭に多くのギタリストに愛用されたというElectric Mistressは、
エフェクター界のひとつの定番フランジャーとして光臨しています。
FOXGEARのMAITRESSEはこのElectric Mistressと同じチップを搭載することにより、あの70年代サウンドを再現してくれます。
MAITRESSEの使い方
MAITRESSEは、シンプルに使おうとすると実にシンプルに使えます。
まずノブは3つ。
- DEPTH
- RATE
- FEEDBACK
です。
DEPTHはフランジャーの波が上下する移動幅を、
RATEはその移動周期を、
そしてFEEDBACKは音にクセをつけます。
どうにかこうにか文字で表現するならば、
ビュワビュワと揺れるそののビュとワの音程的な幅を広げていくのがDEPTH、
ビュワビュワの動きの速さを決めるのがRATE、
FEEDBACKはビュをギュにしたりジュにしたりっていう変化ですかね。
うん、やっぱ文字で表現すんのは無理だ!笑
FEEDBACKを上げていくと自己発振する
本来モジュレーション系エフェクターって、
キャリア(元音)に対して揺れを付加するというのが仕組みなのですが、
フランジャーがフェイザーやコーラスと違って面白いところのひとつとして、
フィードバックを最大にするとフランジャーが自分の音を何度も同じ回路通し直す(フィードバックさせる)ことによって、
なにも音を入れてなくても勝手に発振するという点が挙げられます。
ギターを全く弾いてないのにギュワンギュワンとRATEの周期で音が鳴り続けるのは面白いですね。
この状態でDEPTHを左に絞りきると揺れなくなるためピィィィィィィィとハウリングのように発振します。
曲中で効果的に取り入れるもよし、変態プレイ用につまみをグリグリいじってもよし、
ここから先はセンス次第ですね!
サウンドはたしかに暖かい
フランジャーって基本的に金属的なサウンドになりがちなので、
デジタルフランジャーともなればその音色はもうギンギンです。
そういうサウンドも飛び道具としてアリなのですが、
あまりに角が立ちすぎるとアンサンブルで全然馴染まないんですね。
その点今思えばElectro HarmonixのElectric Mistressってすごくよかったよねぇという話で、
このFOCGEAR/MAITRESSEは割とあの機材そのもの!なサウンドがするようです。
(お恥ずかしながらわたしがElectric Mistressの特徴をそんなに知らなくて、このあたりのエフェクターに詳しい知人に意見を聞きました。)
古ければいいというものでもないし、名機の真似ばかりが正しいわけではありませんが、
やっぱり往年の名機は名機と言われるだけの理由がありますね。
そんなElectric Mistressのサウンドを再現したエフェクターは今まで特にリリースされていなかったようで(小さなブランドとかから出てたことあるのかなぁ)、
今回FOXGEARのMAITRESSEはうまいところをついて来たなと思います!
もしかしてフランジャーに拘る方々の間で大きな話題になる可能性があります!
まとめ:大ヒット大爆発の可能性アリ
さて、FOXGEARのMAITRESSEですが、
最新のデジタルでありながら暖かいサウンド、
わかりやすく使いやすいシンプル設計、
そしてなにより、安い!!
一万円ちょいで手に入るサウンドとしては必要十分です!
フランジャーが欲しいけれど激安中華系は嫌だという方、
是非一度お試しくださいませ
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
FOXGEAR MAITRESSE
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