どうも、Fenderテレキャスター狙ってる萩原悠です!
いや〜やっぱりさ、どんなコンポーネント系メーカーが流行ったとしても、
結局はFenderかGibsonになると思うんだ。
モダンな曲ではモダンスペックなのもアリ、Shurとか欲しいもん!
でもやっぱりぼくらはシングルコイルのギターを買うならFenderでしょう!
そんなフェンダーの!メーカー保証が!
今までの1年から2年に延長されました!
Fenderの保証が2年に伸びる
今月、fender music corporation japan(=FMCJ)から正式に発表がありました。
以下がサイトに掲載されている原文です。
フェンダーミュージック株式会社では、2017年2月1日よりFender、Squierブランド製品の保証期間をお買い上げ日より2年間に延長いたしました。
ギターやアンプ製品に関しては、殆どの製造上の不備に起因する不具合がお買い上げから1~2年の期間中に発生しております。弊社ではこういった状況をふまえ、これまで以上に皆様に末永く安心して当社製品をご愛用いただけるよう大部分の製品について保証期間を延長することといたしました。
今後もより一層皆様にご満足いただけるサービスをご提供できるよう努めて参ります。
ほほう!
いいことじゃん!
ありがとう!
メーカー保証が2年に伸びるとそんなにいいのか
メーカー保証がそんなにいいんすかね。
いいでしょ!
めちゃめちゃいいっす!
メーカー保証期間内だと、販売店も調整とか無料で請け負ってくれることが多くて、ぶっちゃけどこが悪いとかわからなくても楽器屋持ってっちゃえばいいんすよ!
「いや〜まぁ特に困ってることはないんですけど、ちょっと見てもらってもいいですか?」
とか言ってみましょう!
そしたら楽器屋の店員さんがうまいことネックを調整してくれたり、どっかノイズが出るようだったら直してくれたりします。
それってなんかめちゃくちゃ安心じゃないですか?
しかし、せっかくのそんな保証も、買ってから2ヶ月もすると存在を忘れちゃうんだよなぁ。
最初の2週間くらいはさ、それこそ保証というより、初期不良の疑いだったり、「わからないことがあるから店員さんに聞こーっと」だったりで販売店に頼ることも頭にあるんだけど、
それ以降ってぶっちゃけ買ったときのこととか、そのときに話された保証の件とか忘れちゃいません?
一度でも思い出したら是非販売店に持って行って!
で、その猶予期間が倍になったわけです!
とてもよい!
ありがとう!
Fender保証規定
ここで一応保証規定を引用しておこうと思います。
■ 保証期間
お買い上げ日より2年間
※2017年1月31日までにご購入いただいた製品に関しましては、1年間の保証とさせていただきます。予めご了承ください。
■ 対象
・Fenderブランド製品(ギター・ベース本体、アンプ)
・Squierブランド製品(ギター・ベース本体)
■ 保証規定
1. お客様の正常なご使用状態(取扱説明書、本体貼りつけラベルなどの注意書に従ったご使用状態)のもとで、お買い上げ日から2年間の保証期間中に発生した製造上の不備に起因した故障の場合、無料にて修理をさせていただきます。
2. 保証期間中に故障し、修理をお受けになる場合は、 製品と本保証書と購入時の領収書をご持参ご提示の上、お買い上げのフェンダーディーラーにご依頼ください。
3. 下記のような場合には、保証期間中でも有料修理になります。
1) 本保証書と購入時の領収書のご提示がない場合
2) 本保証書にモデル名、お買上日、および販売店様名の記入がない場合、または字句を書き換えられた場合
3) ご使用上の誤り、他の機器から受けた障害、または不当な修理や改造による故障および損傷
4) 火災、地震、風水害、落雷、その他の天災地変、公害、塩害、異常電圧などによる故障および損傷
5) 温度・湿度等の環境変化に起因すると思われる、木部、塗装面等の変化
6) ハードケース・ソフトケース・カバー等の付属品類の故障および損傷
7) 状況の如何を問わず、ネックの日々や折れまたはキャビネット等の損傷
8) お買上げ後の輸送、移動、落下などによる故障や損傷
9) 消耗部品の交換
4. 本製品の故障、またはその使用によって生じた、直接、間接の損害について当社は責任を負わないものとします。
5. 本保証書は日本国内においてのみ有効です。
6. 本保証書は再発行いたしませんので、大切に保管してください。
こんな感じだそうです。
特筆すべきところをちょっと抜き出しておきますね!
Squierも同等の適用になる
FenderのUSA工場ラインナップ、メキシコ工場ラインナップ、そして日本工場ラインナップのギターやベースに加え、
その廉価版を扱う子会社扱いであるSquier(スクワイヤー)のギターやベースもこの度の規定改正が適用され、2年保証になります!
イイネ!
ぶっちゃけフェンダーに比べたらスクワイヤーは作りがよくないです。
それ故に、ネジが取れました、謎のノイズが出るようになりました、あります。
でも安いやつだからしょうがない……いやいやそんなことありません!
ちゃんとスクワイヤー製品も2年保証になりますよ!
スクワイヤーを買う層は初心者さんかな。
不具合とかわからないよな、でも普通に使ってただけなのにある日いきなり壊れるよな。
持ってけ!楽器屋に持ってけ!
2万円のBULLETシリーズも、2年間しっかり使えることをメーカーが保障してくれるよ!
ケースや付属品は対象外
体感的に、ギターを買ってはじめに壊れるのはどこか。
ペグじゃないよ、セレクターじゃないよ、ネックじゃないよ。
ソフトケースの底、ソフトケースのチャック、ソフトケースの肩掛け部分、もしくはハードケースの取っ手。
そう、ケースです。
自分はスタジオ行く途中に肩掛けのベルトを止めてるプラスチックが割れたこともあるし、
“ソフトケースあるある”として、底に穴が開きます。
これはエンドピン、ストラップを止めるピンがこの部分に来てるからですね、それがケースをちょっとずつ痛めつけ、そして穴が開くというわけです。
これはもうしょうがない、ケースは付属品、消耗品。
ってことで、諦めてケースは買いましょう!
【関連】
→ギターのケースはセミハードケースがおすすめ!SELVA SULEなら¥6,980円だし!
フレット、ナット、電池、弦等は消耗品扱い
弦が切れたので保証で張り替えてくださいって方はあまりいないかな、電池が切れたから保証で新しいのを下さいって方もいないですよね。
不動産屋の契約にもありました。
電球の取り替えとかは住んでる人の責任でやってくれって。
そういうことですね。
フレットは弦と擦れ合って磨耗していきます。
2年間一生懸命弾くともしかしたら一度調整が必要なくらいには磨り減るかもしれません。
が、これは初期不良でも整備不良でもなく、消耗です。
有料での調整になります。
火災、地震などの災害、天災での損害は対象外
これはもう別に保険に入らなければいけないレベルの話ですね。
防ぎようのないことだしなかなか難しいけれど、これはメーカー保証の対象外となるようです。
国内使用における保証のみ
とりあえず日本でフェンダー製品を買う場合はフェンダーミュージックコーポレーションジャパン(FMCJ)から買っているということになります。
なので、フェンダーUSAのアメリカンプロシリーズとかを買っても保証でアメリカとやりとりするわけではありません。
ってことで、このFMCJの保証書で適用されるのは日本国内での使用における不具合のみだそうです。
まぁいちいち
「あなたはこの楽器を一度でも海外に持って行きましたか?」
みたいな質問はされないだろうけど、一応そういうことのようです。
保証書を失くさないこと
保証書ってね、失くしちゃいますよね。
わたしは冷蔵庫とか掃除機とかタンスとかの保証書は全部一箇所に取っていて、
エフェクターとかキーボードとかマイクとかの保証書もまた別のとこに取っといてるけど……
ギターってあまり人生の中で何度も買うものじゃないから、保証書をどこに置くかって決めてないよね。
それでギターケースって方も多いんじゃないかな?
いつもケースに入れっぱなし、だからいつも入ってるはず、でもあれ、肝心なときに見当たらない、この前のライブのときに荷物が多いからって取り出したような……あれ、どこ行ったっけ?
さよなら僕のメーカー保証。
これ、絶対注意です!
保証書は再発行されない
これはまぁ当たり前っちゃ当たり前ですよね。
保証書にはシリアル番号が入っていて、いやむしろシリアル番号って本体と保証書にしか書いてないんです。
レシートにも書いてないし、販売店側も把握していません。
つまり、その保証書を失くしてしまうとその時点でそのシリアルナンバーの入ったギターは誰がいつどこで買ったのか全く分からなくなってしまうのです。
「保証書を再発行してくれ」
そんなことが出来てしまうようでは保証も信頼も総崩れします。
メーカーからの保証に頼ろうとするならせめてその証明書を大切に保管するくらいのことはしましょうね!
レシートも保管すること!
Fenderの保証書は購入日を記載する欄があり、だいたい販売店側のスタッフが書いてくれるようですが、
それとは別にレシートが絶対必要です!
お店によっては保証書に貼り付けてくれたり一緒に挟んでおいてくれたりもするとのこと。
親切!
でもこれも絶対失くしちゃいそう……お気をつけあそばせ!
ネックの日々wwww
フェンダーさんの公式ページに可愛い誤字がwww
Days of Guitar’s neck
ってことではありませんね、これ、ヒビです。漢字で書くと”罅”だそうです。
ガラスとかのヒビ割れ。
ネックも細長い木なので、ヒビ割れが起こったりします。
それは対象外ですよってお話です。
真空管は90日!
これは別のページからの引用です。
どうやら、フェンダーアンプの真空管部分の保証は90日間のみとなってるようです!
短い!!
真空管はデリケートだからなぁ、でもこここそ保証で長く見守って欲しかったぜ!
EVH等、Fenderが代理店業務をしているメーカーには適用外
今回保証が2年に延長されたのはあくまでフェンダーの製品だけで、
今はフェンダーが販売、管理をしているけれども別メーカー品であるEVHなどはそれが適用されず、
もともとの1年保証のままだそうです。
2017年2月以降の購入品に限る
最後に、この保証が受けれるのは2017年2月1日以降に購入した個体のみが対象のようです。
なので、
例えば2017年2月1日に買ったギターは2019年2月1日まで。(……あれ、1月31日まで?)
しかし2017年1月31日に買ったギターは2018年1月31日まで(or1月30日まで)となります。
まとめ 保証書は大切に保管しようww
さて、そんな感じで、フェンダーのメーカー保証が2年に伸びます!
BOSSのエフェクターとかはたしか5年保証ですよね。
すごいなぁ、それだけ面倒見ますよって意味もあるけれど、むしろ5年使っても壊れませんよってことだもんな。
それだけ自信持って作って販売してくれたら、こっちも安心して買えますね。
ただ、読んでいただいてわかる通り、結構規定厳しかったりします。
あれも対象外これも対象外、そうやってどうにかこうにかメーカーというのは
「それは消耗ですのでメーカーでは対処しません。」
「それは仕様ですので有償の調整扱いになります。」
「それは無償修理規定外です。」
に持って行こうとしてくるのかもしれません。
ただそれは見せてみなければわからないので、せめて保証書とレシートはちゃんと保管して、見せてみる段階までいきましょう!
ギターって結構繊細な作りをしています。
この部分が1mmでもズレたらすごく弾きにくい、音が出ない、そんな部分がいっぱいあります。
素人にはわからなくてもメーカーや販売店スタッフならわかることってたくさんあるので、ぜひとも2年に伸びたメーカー保証をフルに使って、あなたのギターのベストコンディションを保ちましょう!
なにかあればわたし萩原悠も相談のりますのでなんなりとどぞ!
ってことで今日も最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!