こんにちは萩原悠です!

もうすぐ台湾生活も終わりだよ!



先日、突然台湾の書店でPileさんのJewel Voxというアルバムを購入したという記事を書きました。

Pile1.jpg
そのときはCDプレイヤーもディスクドライブも手元になかったため、開封して物理的な中身だけ楽しんだという記事でしたが、

ついに聴いた!


散歩しながら4周聴きました!

ってことで、今日はそのレビューをしたいと思うのだ!


関連
台湾でPileさんのアルバム[Jewel Vox]を買ったのでまずは開封する!




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Pile/Jewel Vox 先に感想の総評を


今日はそれなりに長く書くつもりですが、
皆さんは僕と違ってお忙しいと思うので、
最初に総評を書いておきますね!

とりあえずここだけ読んで、
各曲についてもちょっと気になったら読み進めてくれたら嬉しいです!



総評としては……


69/100点!


……すげぇ適当w

適当すぎてもはや自分でもこれが高いのか低いのかわからんww


そして適当すぎて「何故この点数にしたのか」の説明が難しい…

あ、じゃあわかった、こういう言い方をしよう!


点数が50点以下でない理由


・楽曲自体の好み度が平均して高め。
ボーカリストとしてのPileをしっかり確立している。
・オープニングSEが素晴らしい。




点数が80点以上でない理由


・1つのアルバムとして成り立っていない。
・全体的にスネアが痛過ぎるミックス。



故に69点です!


そんな感じです。
ご理解頂けましたでしょうか!

いやまだなにも説明してないか。

もしここまででこのアルバムに、もしくは僕の感想に興味を持てなかった方はそっとブラウザをお閉じください。
次またあなたに読まれる記事を書くの頑張ります。


 



 



 



 





さぁまだついてきてくれてる人はいるかな?

まずはありがとございます。

それではいよいよ、1曲ずつのレビューにいきたいのですが、
すみませんその前に、タイトルについてちょっといいですかね。


Pile 1stアルバム Jewel Vox



タイトルは
Jewel=宝石
Vox=声

の意味で、

Jewel Box=宝石箱とかけてるのは皆さんおわかりかと思います。

まずこのコンセプトに若干のひっかかりを感じざるを得ません。

Pileさんこと堀絵梨子が芸名をPileとした理由がwikipediaに載ってます。


芸名は「暖かく包み込むような誰からも愛されるアーティストに」という意味を込め、
タオル生地として使われるパイルより付けられた。



なるほど、ちょっと共感しにくい発想ですが、これはこれで信念があってよいですね!

堀絵梨子さん改め、タオルのようなPileさん、

1stアルバムJewel Vox発売おめでとう…って鉱石じゃねーか!!www

硬いわ!!!


なんか……釈然としないですねぇ。

1枚めじゃなければ「今回はこういう感じ!」っていう風にアルバムのカラーにすることも出来たのに…


あれですよね、Pileさんちょっとギャルっぽいので、お姉さんっぽいので宝石とかでキラキラと色気出しちゃったりしよう的な方向性ですね。

しかも声優さんとしては(てか声優ってカテゴリーでいいの?)歌もうまい方ですし、
歌声をウリにするというのは間違ってないと思います。

Jewel Vox……う〜ん…………

ちなみに、このタイトルから、どんなアルバムだと思いますか?
どんな曲が入ってると思いますか?

そんなこともちょっと考えて頂きながら、僕の全曲レビューを読んでくれたらと思います。



Jewel Vox 11曲入りだよ!


待望のファーストアルバム、全11曲入りです。
シングルが1曲、そのカップリングが1曲入っているので、
新曲が沢山収録されているというわけです。

これをメリットと取るかデメリットと取るかは本当に好みですよね。
好きな曲が入ってるから買う人と、その人の色んな曲が聴きたいから買う人と。
だからコアなファンであればあるほどベストアルバムは必要なくなるわけです。
だって全曲持ってるんだもんw

ちなみに、歌詞カードの中で5曲目6曲目の部分にタイトルや作詞作曲者のクレジットが載せ忘れてたりという事件もあって、残念な気持ちになりました。


…………もうなんて前置きが長いんだorz

ようやく全曲レビューです。

Pile2.jpg



01.-Jewely Door-

[100点]

こちらは2分に満たないオープニングSEです。

Jewel Voxという世界観への導入としてはめちゃくちゃ最適です!
素晴らしいです!!


中身をしっかり聴くと、
この曲は3部構成になってます。

  • オルゴールパート
  • スペーシーパート
  • ワープパート

わ〜お、思った以上に意味わかんない表現ww

なんとなくストーリーっぽく説明すると、

オルゴールを見つけて→
中を覗いてみたらなんかすごく宇宙的な広がりがあって→
その中の世界がぶわーって溢れ出してきてキラキラなワープゾーンに飲み込まれる

な感じだ!

結構的確な妄想だと思うよ。

Jewel Voxというハコの中に入るための儀式?通過儀礼?

とてもわかりやすいと思います。

そしてそのワープホールを抜けた先が2曲目です。




02. Furuwasete

[86点]
オープニングSE開けのこの曲は安室奈美恵風R&Bポップ。

SEからの流れはこれまた完璧で、どう考えても繋げるように作られてます。

広い会場での披露に適したズバズバなノコギリシンセとリバービーなピコピコシンセ、
グエグエなシンセベース、
声にもフィルターやらモジュレーションやらかかり放題、

歌姫としてのPileを押し出して行きたいんだなというのをひしひしと感じるオープニングナンバーです。



聴け、この歌が!この声が!
Jewel Voxだ!

そんな安定感のある曲です。
いい曲。


03. 伝説のFLARE (テレビアニメ”テンカイナイト”エンディング主題歌)

[82点]

アニソン感満載で、音も他の曲に比べて随分としっかりしてるなぁ…
と思ったらそれもそのはず、
シングルでありアニメタイアップの曲でした。


そんなに売れてない段階でアルバムとか作るとそうなっちゃうんですよね。
特にアニメ系のタイアップ取ったりするとどうやら結構お金がかけられるらしく、
シングルだけ手触り耳触りが違いすぎて浮いてしまう。


UNISON SQUARE GARDEN3枚目のアルバム、populus populusや、
陰陽座6枚目のアルバム、臥龍點睛とかもう気持ち悪いっすよ。
オリオンをなぞるの上質なスネア、
甲賀忍法帖の透き通るようなリバーブ、
1曲だけそれってなんだよってレベル。

話が逸れましたが、この[伝説のFLARE]はちょっとそういうのを感じます。
いやごめん!許容範囲!大丈夫!

ただ、「これがシングルだな」ってわかっちゃうってだけ。

ちなみに、この曲は結構ロックですね。

イマドキのアニソンっぽい。

ギターが結構歪んでるけどドラムは4つ打ちでハイハットがスッチースッチーってやってるサビとか。
アニソン特有のシンセストリングスの速いパッセージとか、サビ前にベタなキメが入るのとか、予告(=導音、理論的道筋)なしにサビで転調するところとか。

まぁつまりギターバリバリのドロック系ではなくて…なんていうんだろ、
ストリングスめっちゃ目立ってる系のアニソンロックです。

声優さん系のCDってあまり聴いたことないけど、茅原実里さんっぽいかな。
Aメロでの声の押え方、Bメロの伸ばし方あたり。

サビに一気に裏声領域であるhiFまで駆け上がる必殺フレーズがあるんだけど、
1回のサビで2回ずつ必ずやっちゃうところにちょっとヤリスギ感を感じました。

(上記動画内0:36と0:50、1:43と1:56です)

後半だけにすればめちゃくちゃ熱いのに、
ちょっと必殺技をポンポン出しすぎちゃって価値がさがってる気がします。




04. Not Alone

[74点]

R&Bバラードです。
これまた安室奈美恵さんっぽさはありますが、
もうちょっとだけ新しい感じ…MISIAさん…中島美嘉さん…西野カナさん…あたりでしょうか。

歌詞的には西野カナさん!
若さがありますね、赤裸裸な携帯小説みたいな痒さがあります。

歌い方もすごくPileさんにハマってる気がする。
こういう曲をこれからも歌ってほしいですなぁ。

サビの王道さは素晴らしい!!
ちょい派手なゴスペルコーラス、あるある的なシンコペ、オシャレなセカンダリードミナント。
こんなのが声優系アーティスト(って言い続けていいの?)のアルバムで聴けるなんてとってもお得です!



対して、間奏のシンセフレーズがなんというか…思いつきの一発弾きなんじゃないかってくらい中途半端、
ノート(音符)の長さにもこだわりが感じられず、ちょっと冷めました。
サビバックで同じ音使ってるシンセはすごく絶妙なのに残念…

僕が作曲家、DTMerじゃなかったらこの部分はスルー出来たのでもうちょい点数高かったですな。



中間報告 1/3

とりあえず1〜4トラックまでの流れ、どうですか!
本当に素晴らしいよ!
1.神SE
2.アゲアゲR&B
3.王道アニソンロック
4.王道R&Bバラード

まさにJewel Voxだよ!完璧な流れだよ!

それでは中盤にいきましょ!



05. 宝石のマーメイド

[56点]


うまいタイトル…どっちが先かわからないけれど、Jewel Voxのためのタイトルですね。

でもあんまり好きじゃないんだな〜これ。

可愛い系アニソンっぽいシンセが曲中ず〜っと散りばめられてる
[キュートポップエレクトロック]って感じなんだけど、
それにしては如何せんドラムがうるさいwww


バスドラはもうお約束の4つ打ちなんだけど、
スネアが「俺はロックでいくんで!」ってな感じに主張しまくる。
フレーズ的にもうるさいしコンプのかけ具合もとってもうるさい…

しかも最後のサビでドラムパターンが倍速になってドタドタドタドタになるんだけど、
なんだろ…中学のときにちょっと太い女子が廊下をバタバタ走ってるときの音
そんな感じでもう笑っちゃいますwww

メロディ的は王道っぽいんだけどちょいちょい狙いのわからない半音外しとかが出て来て…
意外ではあるんだけどいい意味ではなくて
「お、いま間違った?」
って気になる感じです。
ちょっとハマってないように聴こえるのが残念や。

イントロも間奏もいつもメロを取るのは同じシンセの音なんだけど…
なんか統一感があると思って僕自身もやってるわ、でもこれ、飽きるね。

勉強になりました。

全曲中一番ピッチ修正が露骨にわかっちゃうのも減点ポイントでした。



06. ⇒ NEXT WORLD ⇒

[79点]

ちょっとJanne Da Arc呼んでこいwww

そんな曲です。
無駄に回しまくるドラム、隙あれば出て来るシンセ、ドンシャリでズクズクしながらフレーズ飛ばしたりハーモニクスを散りばめるギター、
ボーカルの美味しいところにすぐユニゾンで合わせるバックバンドのみなさん、前後半で頭の振り方変えなきゃいけなそうなサビ、ラスサビは当然繰り返してボーカルの首がもげそうになる、

そんなじゃんぬだるきんぐな曲です。

ジャンヌの1stアルバムが出たときにすぐにレンタルで聴いたんだけど、
そのときJUNKY WALKERのサビを聴いて

「スネアの音で釘が打てそうだな…」

って思った中学時代を思い出しました。

ぶっちゃけアニソンブームに地下バンドブームが合併症のように寄り添ってる現代では
これくらいぐしゃぐしゃな曲も沢山あるけれど、
その中でも結構硬質な曲だと思います。

歌い方的にも、バックバンドに負けてないカッコいい感じです。



07. Black Butterfly

[97点]

お、次はピアノバラードか。
イントロでそう思いましたが、0サビ的なフレーズを聴くとなんか違う…
歌い方がスピード感ありすぎる。
と思って0サビ終わったらやっぱりだー!
ダウンチューニング系のヘビィリフ来たー!!!!

ありきたりなリフだけど、なんかすごくギターの音が好み。

Aメロ以降はヘビィロックのサウンドと同期っぽいリズム、ピアノ、波形を切り刻んだギターがものすごい美しいバランスで積み上がってます。
完全スクエアな16分のビートが敷き詰められてるんだけど、ボーカルまでもそれにピタピタとハマっていてすげぇかっこいい。

ぶっちゃけ3トラックめのシングル曲よりよく出来てるんです。
むしろこの曲で売り出せばよかったのに…

と思ったらやはりこの曲はアルバムJewel Voxのリード曲なようです!

リリース前に台湾でのライブで披露してるようですし、
なんならアルバムプロモーション用にPVまで出来てました!
ちょっと低予算臭するけどそこは気にしないで!

うん、めちゃくちゃかっこいいです。

が、この曲から[Jewel Vox感]を感じるかと言えばちょっと微妙です。

キラキラ度はなく、スクエアな16、それをしっかりと画鋲で止めて支えているスネアの存在が偉大です。


08. Dream of Princess

[87点]

水樹奈々さんですこれは。

つまり、めちゃくちゃかっこいいマイナーキーのロック曲です。
前述した[シンセストリングの速いフレーズが曲中ずーっといる系ロック]ですね。

  • 歌い方の粘りっぷりとかスピード感
  • Bメロの重めのPPPH
  • サビ前の伸ばし
  • サビの跳躍音階
  • 間奏のオイオイしたい感じ

  • うん、水樹奈々さん。


    いい曲ですよ!ホントにいい曲。

    アニソン好きであればこの曲が一番好きまで言うはず。

    落ちサビの落ち転調からの回帰とか、王道だけどアガるし、
    多分アニソン好きはこのストリングスとパツパツのスネアが好きみたいなんですよね。
    もう完全に狙い撃ちしてきます。

    ただ、Pileさんは水樹奈々さんではないので、その意味で減点。

    3trのシングルをもっと突き詰めた存在です。
    究極進化、復活からの黄金のF。(わからない人への対処はしませんw)


    中間報告 2/3

    どうすか、中盤の盛り上がり!
    素晴らしいロックアルバムです………



    …………



    ……



    そうなんです。

    いつのまにロックアルバムなんですよ!

    5.キュートポップエレクトロック(スネアがドタバタ)→
    6.ジャンヌダルキング(スネアの音で釘が打てそう)→
    7.スクエア16を感じ続けるヘビィロック(スネアで拍を取れ)→
    8.奈々マイナーロック(スネアがコンプの餌食になりパツパツ)

    なんだこれwwwww

    てかスネアうるせぇぇぇえええ!!

    このあたりの曲のよさがアルバムの総評を下げた原因でもあります。

    Jewel Voxってタイトルで、あんなにも完璧にJewel Vox感を出してた最初の4曲のあとがコレかいと。


    これだけダーク、ヘヴィなロック曲があることによって、もはや3trのシングルまでもこっち属性に聴こえてきて、
    しかも超絶完成度の7trがあることによって

    もはやタイトルはJewel VoxじゃなくてBlack Butterflyの方がいいぞ…

    というレベル。

    このあとどうなってしまうやら…アルバムはそろそろ終盤です。


    09. いつかキミに届ける世界

    [75点]
    こちらは、3trのシングルのカップリングだそうです。

    爽快バンドロックチューン…またロックか。メジャーキーだけど…かっこいいけど。

    これはまさにライブ受けを狙って作られてますね。
    お客さんに盛り上がってほしい感をひしひしと感じます……

    が、ちょっと複雑というか、リズムのアクセントがあっちいったりこっちいったり。

    しかもそのアクセントを作ってるのがスネアなわけで、
    聴けば今どこがアクセントかってのはわかるんだけど…それ全部覚えるの?

    バンドマンでもないお客さんたちが?

    それとも曲のアクセント無視でうりゃおいするの?

    ん〜…難しい。実際ライブでどうなってるんだろ。

    普通のロックバンドだったらすごいカッコいいしライブで演奏するメンバーも楽しいんだけどね、
    声優さん(もうここに疑問を投げかけ疲れたorz)のライブとなるとどう対処したらいいのやら。


    10. HANABI!!

    [81点]

    ようやくバラードだ〜思えば7trでバラード詐欺にあったから実に4trぶりの優しい曲だ〜!

    と思ったらそんな夢は2小節で消え失せた。

    サビ始まりだけど思ってたのの倍のテンポで、しかもリズムは16部がチカチャカしてるorz






    おっけおっけ、ここへ来てようやくロックっぽくない曲きた!


    テンポの速いアイドルエレクトロポップ。

    てか主にコーラス、今までと随分違う声出すな。
    そんな驚きがあったわけですよ。

    でもそっか!声優さんだもんね!!

    解決したー!色んな疑問が解決したー!!


    と思ったら。


    どうやら違うみたい。


     



    これ、カバー曲でした。

    LinQっていう福岡のアイドルの曲の。


    しかもオケそのまんま、コーラスもLinQのメンバーの音源そのまんま。

    つまり本当にカラオケ音源借りて歌っただけという…



    え、なにそれ…何故これチョイス?

    福岡にゆかりがあるとかでもないし、レコード会社も違うし…カバーすることによって話題になる有名曲でもないし…。

    もやもやが留まるところを知らない。
    曲自体は悪くないしむしろいい曲だからいいんだけど…一応プロなわけだから”YouTubeでいい曲見つけたから歌いたいですー”ってわけじゃなかろうて。なんでなんで?

    唯一見つけた共通点は、作詞者が同じであるということ。

    まだあまり大活躍はしていない、これからの世代の方なんだと思いますが、

    このJewel Voxに収録されている全て曲の作詞を担当、そしてLinQの数曲も担当

    これがどういう意味、どういう関連を持つかわかりませんが、一応共通点見つけましたよということで。



    11. 夢見花

    [75点]

    最後の曲です。
    この曲は随分中華っぽいアレンジ。
    それもそのはず、伴奏に懐かしの女子十二楽坊が参加してます。

    なので異国情緒?ノスタルジックなんだけど新鮮さもある感じ、よく出てます。
    しかもR&Bっぽいスタイリッシュな16分キック、相変わらずスネアはうるさいけど”リズムが立っている”と許せるかな。
    Bメロあたりはホントいいバランスの融合。

    ただ…手触りがとってもシルキーだなぁ。
    柔らかくて気持ちよい…まるでタオルかのようだ…パイル!!!!?

    なるほど〜Pileさんにピッタリだぜ〜ジュエル感はないけど。

    そんなことにせめぎあってるときですが、大事件がおきます。

    サビ頭の歌詞とメロが中島美嘉さんの「桜色舞うころ」のAメロと一緒なので全て台無しになってます。



    さくらいろ (キーを統一して書いてます。)

    “桜色”って歌詞にしたかったらそのメロ変えないと!
    そのメロがあったなら中島美嘉さんの曲思い出してしっかり回避しないと!

    この編のやっちまった感、とっても残念です。

    Bメロめっちゃいいのに。

    曲の最後は女子十二楽坊だけ残ってのリピート&フェードアウトなんだけど…フェードが雑!!

    なにその酔っぱらいのフェーダーさばきorz

    もったいないなぁ…だってこれでアルバム終わるんだよ?

    終わっちゃったよ……



    総評 リプライズ



    以上、11曲からなるPileさんのファーストアルバム、Jewel Voxでした!

    ここまで読んでくれた方いますでしょうか。

    読んでくれたなら、僕の感想を読んでどのような感想を持ちましたか?

    どんなアルバムだと思いましたか?




    最初に書いた総評をもう一度。



    [69点]

    ・楽曲自体の好み度が平均して高め。
    ボーカリストとしてのPileをしっかり確立している。
    ・オープニングSEが素晴らしい。


    ・1つのアルバムとして成り立っていない。
    ・全体的にスネアが痛過ぎるミックス。



    各曲の点数は結構高いのに、アルバムとしてどう聴いたらいいかわからないのとスネアが耳に痛過ぎるので総合得点がこんなに下がりましたorz


    Jewel Voxってタイトルでファーストアルバム出しました、
    前半はまさに宝石箱のようだったけど中盤以降が完全に名盤ロックアルバム、
    そして何故か地方のアイドルの曲をオケもらってそのまま歌い、
    突然の女子十二楽坊参加で一気にシルキーな空気、
    雑なフェードアウトで終わり。

     


    え?

     


    まじでジュエルボックスどうした!?


    どういう風に締めたらいいんだ…


    アルバムとしての方向性が全くわからず、どういう感想を持ったらいいのかがわからないのです。

    何度も言うけど、曲はホントにいい曲多い!

    そして歌も、音程の修正はバリバリ感じるけど、色んな歌い方をしながらもなんだかんだでPile色っぽくまとめてるのでしっかり聴ける。

    でも曲の集め方、アルバムタイトルとのギャップ、後半の謎の流れ。

    すごく残念です。


    11曲入りって言っても1曲がSEだから実質10曲入りですからね。




    で、ここでもう一度考えてみましょう。

    カバー曲 “HANABI!!”の存在。


    なんか……これ、急遽借りて来たんじゃね?

    元々これなしの10曲入りだったか、もしくは他の曲が突然ボツになったかって理由で、
    作詞家さんのコネで強引に借してもらった的な。

    たしかにこの曲がなかったらポップ色がグンと減るので、絶対に必要ではあります。
    が、この曲が必要だったというより
    こういう曲が必要だったなので、

    ぶっちゃけこの曲じゃなくても全然いいんですよね。

    だからこそなんでこの曲になったのかなぁってのが気になって気になってしょうがない…

    むしろカバー曲だって気付かなきゃよかったうわーん!!


    まとめ


    最後までお付き合い頂きありがとうございます!

    本当に何度も言います、
    1曲ずつ聴く分にはかなりいい曲集だと思います!

    アルバムを1つの作品と捉えたときにかなりふわっとしてしまいますが、

    作品が11個入ってると考えるとか、
    気に入った曲だけピックアップして聴く派とか、
    シャッフル再生するとかすればいいんだな。

    ラブライブでの活躍しか知らないあなたも、
    是非機会あれば聴いてみてください!


    それでは、今日はこれでおしまい!
    最後まで読んでくれてありがとう!
    萩原悠(→@hagiwarau)でした!





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