どうも、ハッタリ系ギタリスト萩原悠です!

ライブやるときは適当にわーって手を上げてるだけでごまかし、

レコーディングのときは録ったあとに頑張って編集することでごまかす。

そんなギタリストに成り下がってしまいましたが、

最近は某販売店と協力して、これからギターを始める方へのアドバイザー的なことも始めました!

それにしては自分は知識がなさすぎるので、この期に色々調べてみたのです。

今日はその結果を、初心者さんに一番おすすめのギターを紹介したいと思います!

そのギターとは!

YAMAHA(ヤマハ)PACIFICA112だぁー!!

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エレキギター選び

そもそもエレキギターの種類というのは膨大にあり、

その金額も品質もピンキリです。

元も子もない話だけれど、お金がいくらでもあるならば高いギターを買うのがよいと思う。

だけども大体の場合がそうではないから、

そこそこの値段でそこそこのギターを買いたい

というところにたどり着くと思います。

とは言え金額の相場もわからなければ、品質の差がどこに現れるかもわからないですよね。

ギターを始めたいという子たちは大体皆さんそうでした。

さすがに安すぎるのは嫌ですよね〜。

ということで、そのあたりを色々鑑みてオススメしたいのがYAMAHAPACIFICA112というわけです!

YAMAHAのエレキギター

ヤマハのギターって、実際どうなのって思いますよね。
もちろんヤマハという会社は知っている。

ピアノとかでね、有名ですよね。

でもエレキギターとかってどうなの??

あんまり得意じゃなさそうだけど……

そんなことありません!!

なんか宣伝がうまくやれてないからなのか、イマイチ知名度は上がらないけれど、

作りのよさは抜群でした。

最近は大物のアーティストも使ってて(あれはエンドース契約かな)、徐々に

「あのアーティストの音が好みだからヤマハを買う!」

というプレイヤーも増えているようです。

10〜20年前にFERNANDESとかがやってた手法ですねw

PACIFICAとは

さて、そんなYAMAHA(ヤマハ)のエレキギターの中で、初心者さんに絶対おすすめしたいのがコチラ!

正確な音程、高い演奏性、多彩な音色、高品質なサウンド。上級モデルで開発されたアイディアや技術を惜しみなく注ぎ込みました。カラーも充実。エレキギターの魅力を伝える、クオリティの高いモデルです。

–以上,YAMAHAさんの公式ページより

なんかカッコいいですねぇ。

噛み砕いて説明すると、
YAMAHAの楽器開発の技術力を存分に注ぎ込んだ初心者〜中級者シリーズ
です。

ツボを押さえた仕様、丁寧な作りは最初の1本に最適です。

シリーズというからには、型番がいくつかあって、
  • PACIFICA 012
  • PACIFICA 112
  • PACIFICA 212
  • PACIFICA 312
  • PACIFICA 512
  • PACIFICA 612
とあるわけですが、

コスパ面での一番のおすすめはPACIFICA112です!

YAMAHA PACIFICA 112

PACIFICA 12
こちらが今日紹介するYAMAHA PACIFICA 112です!

見るからに”普通のエレキギター“ですねw

PACIFICAシリーズは数字の大きさによって値段が変わるので、

つまりPACIFICA012より高いけどPACIFICA212より安い。

定価だと税込¥39,000-みたいだけど、実際販売価格は3万円代前半と最初の一本にはすごくお求めやすい!

どうせ最初はシールドケーブルとかストラップとかも必要だから、

それらを足して4万円を切るか、セットによってはちょっと飛び出すくらいかな。

これだけの作りをこの値段で実現してるとは……ヤマハ恐ろしい!

PACIFICA112の魅力

それでは早速!

このYAMAHA PACIFICA112がどのように優れいているか、主に
「どこが初心者さんに優しい作りか」
という観点で書かせてもらいます!

ストラトシェイプである

「初心者にはストラトキャスターがいい」
という話をよく聞きます。

このPACIFICAはストラトキャスターではないため中身とかまぁ全然違うのですが、

ボディシェイプは大体ストラト方面です。

なので、ストラトタイプのメリットのいくつかはこのPACIFICAでも持ち合わせています。
  • 軽い
  • バランスがいい
  • コンター加工
ひとつずつ紹介しますね。

軽い

まずストラトタイプのいいところは、軽いってとこですね。

レスポールタイプで主に使われるのがマホガニーという比較的重い木材なのに対して、

ストラトタイプでは主にそれよりも軽いバスウッド材かアルダー材が使われることが多いです。

重さの違いはここに由来するわけですね。

もちろん材質の重量はそのままサウンドの質感にも影響するわけで、

レスポールの方が重い音になります。

ハードロック、ヘビメタをやるならこっちの方がいいですね。

でもさ、最初の1本だし音の違いなんてわかんなくね?www

それに学生さんだったりすると下手したら部活とかサークルとかで弾いてる時間より、持ち運んでる時間の方が長いよwww

電車でどれくらいですか?

自転車にも乗りますか?

重いギターは辛くないですか?

軽いのにしよ!

バランスがいい

ストラトシェイプは持ったときの重量バランスがいいとも言われます。

座って抱えたとき、ストラップで肩からかけたとき、絶妙に収まりがよいのです。

レスポールはボディの下の方、ケツが重いのでなんとなくズルっと落ちる感覚になります。

ストラトシェイプにはこれがないので、すごくしっくり感があります!

コンター加工

いきなりよくわからない用語を出してしまってすみません。

ギターってのは楽器の中でそんなに大きいものではないですが、それでも小さいとも言えません。

抱えて弾くにあたり、どうしても身体に当たる部分が出てきます。

まずはここです。

PACIFICA 8 2


肘が当たる部分。

抱えたときにここが角張ってるとすごくボディが大きく感じてしまって弾きにくいのです。

もう1箇所はここです。

PACIFICA 7 2
これはわかりにくいですね、ボディの裏側です。お腹に当たる部分。

何故ここが当たるか、僕が太ってるからではなく(太ってはいるけれど!!)、

左手の指板を覗き込んだりするときに少し前かがみになったり、ペダルを踏むために足を上げて一緒にギターも上がってきたりするとき、

そういうときにこの部分が当たるわけです。

そこがなんと!

削れてるんです!

これは弾きやすい!

特に肘部分のコンター(削り)加工の有無でギターを抱えてるときの疲労度が変わってくるので、地味ながらすごく重要ポイントです!

以上3点がストラトシェイプであるが故の恩恵

PACIFICAのいいところを説明しようとしたらいつの間にストラト紹介になってますね!

失礼失礼。

それでは、引き続きPACIFICA112の特徴のお話にもどります!

握りやすいネック

実はネックに関しても、レスポールよりストラトの方が握りやすいです。

細いからね。

ただ、PACIFICAに関してはそれ以上に握りやすい!

気持ちいい!

もはや謎!

この“なんかしっくり来る感じ”が、これからギターを始めようという学生さんたちに大人気でした。

手の大きい人も小さい人も、みんなにジャストフィット!

ピックアップ

ピックアップってのは、いわばギターにとってのマイクですね。

弦の振動を電気信号に変えるという一番重要な役目を担っています。

ストラトキャスターにはシングルコイルという細いタイプが、

レスポールにはハムバッカーという大きめのタイプがついているのですが、

なんとこのPACIFICAには!

SSH配列

PACIFICA 22


両方ついてるー!!

なんか得した気分!

これらのピックアップをセレクターで選んで使うので、

つまりはシングルコイル(ストラトキャスター)の音もハムバッカー(レスポール)の音も両方出せちゃう!

すごい!

しかも!

PACIFICAの真のいいところはそこからさらに……

タップスイッチ

このハムバッカーには仕掛けがありまして。

その説明の前にまずは基本のつまみの紹介。

PACIFICA 10
これは奥側が音量、手前が音の明るさを調整するためのつまみです。

だいたいどんなギターにもついてるものです。

が!

PACIFICAはなんと、

こちらののつまみを上に引っ張ると、なんとシングルコイルになるんです!

PACIFICA 3
つまり全部をシングルコイルにすることも出来る。

すごくない!?

この機能自体は昔からあって、

わたしが使ってるギターにもいくつか搭載してるのがあるんだけど、

それがまさかこの価格帯のギターに標準装備されてるとは……

いい世の中になりましたね!

アーム

PACIFICA 33
トレモロアームです。

ぐわんぐわんするやつ!

これがついてます。

思った以上に派手な音程変化が起こるので楽しいんだけど……

このアームを使った奏法をすると、

いや、なんならアームを使える状態にしておくと、

チューニングが狂いやすくなります。

なのであえてアームを使わないという方も沢山います。

使わないなら外しておけばいいわけだし、簡単ですね!

PACIFICAのイマイチなところ

YAMAHA PACIFICA112は本当にすごいと思う。

作りもすごくしっかりしてるし、なにより弾きやすい。

だけどちょっと気になるところ、いや、僕は気にしないんだけど、

気にする方もいるだろうなぁというところを紹介します。

Made in INDONESIA

実は!

これ最初に言わなきゃいけなかったかもしれないんだけど、

Made in JAPANじゃないんです。

インドネシア!

ヤマハはたしかに日本のメーカー。

信頼と実績の日本人。

だけど、作っているのはインドネシアなんです。

しかしご安心あれ。

OEMみたいに

「そっちで作っといてー。できたら送ってー」

ではなく、実際にあちらにヤマハの自社工場があり、日本人スタッフもいます。

工場のある場所がインドネシアなだけで、そこで働いているのは、PACIFICAを作っているのはしっかりとヤマハの方々です。

海を渡る前に入念な検品が行われているし、

それがまた日本に入ってきたらその段階でまた検品がされるようです。

安心してください、YAMAHAのPACIFICAは、YAMAHAが責任を持って作っています!

(僕はヤマハの人じゃないよww)

ピックアップセレクターがちょっと弱い

ネックもペグ止めもピックアップ設置もすごく高精度なYAMAHAですが、

一箇所ちょっと気になる点が。

ピックアップセレクター。

ピックアップを切り替えたときにたまに音が出ないことがあるみたいです。

いやいやそれじゃ困るじゃんよ!

ご安心ください。

これはしばらく電気を通さないでいるとそこに埃がたまって一時的な接触不良が起こるだけのようです。

つまり、適当にカチカチやってるだけで直ります。

割とそんなもんですwww

タップスイッチの引っ張りすぎに注意

ハムバッカーピックアップをシングルコイルピックアップに切り替えるためのタップスイッチ。

これはノブを引っ張ることで発動するのですが、引っ張りすぎるとシャフトが抜けますwww

もちろん普通に使ってると抜けませんが、

ライブ中にテンション上がりすぎて力強く引っ張ったりすると、そうなる可能性があります。

気をつけてね!

PACIFICA112まとめ

いかがだったでしょうか。

多分最初の一本を探してる方にも十分魅力が伝わったのではないかと思います。

これだけのポテンシャルを持っていながら、実売価格3万円代前半です!
アンプもチューナーもケーブルもストラップもついてて、最初に始めるにはとてもいいセットだと思いますよ!しかも4万円を切る価格!
おすすめ!

PACIFICA212というかっこよいやつら。

最初に”PACIFICAシリーズは色々グレードがある“と書きました。

上のグレードのものになるにつれてピックアップやペグのグレードが変わって、音がよくなるとかチューニングの精度が上がるとかなのですが、

実はPACIFICA112のひとつ上のモデル、PACIFICA212というのは、音は全く同じです。

違うのは見た目だけ!





上がPACIFICA112、下がPACIFICA212。

わかりますか?

写真だとどうしてもわかりにくいけど、

ボディに木目が出てるんですね。

これはプリントとかではなくて本当に材料である木の模様です。

つまりちょっと大げさにいうなれば同じ模様のものは決して作れないのです。

こういうところに愛着が湧きますね!

高級感あります!

お値段は上がってしまうけれど、実は僕のオススメは112よりもむしろ212です。

その中でも一番カッコイイと思ってるのが写真に上げたブラックね。
→サウンドハウス

究極にカッコイイ!

まとめ PACIFICAでエレキギターを始めよう!

最後の最後で
「PACIFICA112よりもPACIFICA212の方がいいよ!」
的な流れになってしまいましたが、もうそこは見た目だけです、お好きな方を選んでください!

ギターは見た目も大事だからね、毎日練習したくなるような、そんなお気に入りの一本で始められたらいいですね!
てことで、今日はおしまい!最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!

PACIFICAの最安ショップもやはりサウンドハウスさん。評価コメントもすごくよいですね。
PACIFICA112V/RBR
PACIFICA212VFM/TBL