どうも、ギターの講師やってます、萩原悠です!
ギターを始めたての方々は、コードでつまずきますね。
頑張って押さえてるつもりだけれどペチペチ鳴っちゃって綺麗な音が鳴らない。
もちろん指をそんな形にすることなんて今までやったことがなかったから出来なくて当たり前。
しかし、実はほんのちょっとの気づきでしっかりコードが鳴るようになります!!
今日はコードの音を綺麗に鳴らすためのたったひとつのコツと、
それを実現するためのちょっとしたマジックを紹介します!
(2つめのコツはベーシストにも是非覚えておいてほしい!)
動画版も完成!
こちらのページでお話する内容をYouTubeにもアップしました!
見やすくわかりやすくなっていると思いますので是非ごらんください!
コツ1.コードを押さえるときは第一関節を曲げる
![Flet_1 2.jpg Flet 1 2](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
もうコレに尽きます!!
ギター初心者の方は、ほぼ全員これが出来てないんす!
どうしても指が倒れちゃって、結果となりの弦に触ってしまうんです。
ホレ、こうなっちゃってませんか?
![Flet_2 2.jpg Flet 2 2](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
もう初心者さんはみんなこうなってるから!!
このような形になってしまう原因
なんでこうなるかと言うと、
手首をネックの下から回してきて弦を押さえるわけだから、慣れないうちはちょっと遠く感じるんだあと思います。
それで最短距離で指板を目指してしまうんですね。
気持ちはわかりますよ、でもこれがよくないんです!
これだととなりの弦に触っちゃって、微妙に触っちゃってる方の弦はちゃんと音が出なくなります。
ギターのコードは、鳴らすべき弦全てが鳴らないとちゃんと機能しないことが多いので、
どうにかこうにか音を鳴らしたい!
てことで指を立てよう!
指を立てる
そんなわけで第一関節を曲げるという解決法になるのですが、
第一関節を曲げてるということは、指板に対して指が真上から垂直に降りてくる、つまりは指を立てるということになんです!
そうすることによって指がとなりの弦にぶつからなくなります!
しかしこうしなきゃいけないってことは、手を更にグイっと回し込まないといけないわけで、最初は手首に変な力が入ってしまうと思います。
そこで、わたしが考えた最強の練習法を伝授します!
人差し指一本分の余裕を
まずコードを押さえる前に、こんな感じで右手の人差し指をネックの下側につけてください。
![Flet_3.jpg Flet 3](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この状態でコードを押さえてみて。
ちゃんと第一関節は曲げてな!
そうすると!
![Flet_4.jpg Flet 4](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
なんとちゃんと押さえられてるではありませんか!
このまま右手の人差し指を抜いて、そのフォームこそが正しいフォームです!
![Flet_5.jpg Flet 5](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
新しいコードを押さえるときに毎回これをやってみてください!
絶対どのコードも弾けるようになるから!
コツ2.フレットの近くを押さえるべし
ちゃんと指定されたフレットをしっかり押さえてるのになんか音がビリビリする、
そんなときは押さえる位置が悪い!
そもそもギターやベースはヴァイオリンやコントラバスと違って、フレットというものが打ち込まれています。
こいつはとても便利で、フレット1つごとにきっちり半音ずつ音程が変わっていき、シビアな位置調整がいりません!
しかし!!
とは言えそんな中でもやっぱりあります、オススメの位置!
押さえるべき位置
弦を押さえるときは、出来るだけフレットの近くを押さえましょう!
出来るだけこのあたりを押さえるようにするべきなんです!
ギターではここね。
![IMG_8846.JPG IMG 8846](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
あまりこっちに来るとよくないです。
![IMG_8847.JPG IMG 8847](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
別角度からも見てみましょう!
ここです!
![IMG_8777.JPG IMG 8777](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この位置が望ましい!(わかりやすいように他の指がピーンとなってますが、フォームとしてこれはよくないです。)
ベースの場合も同じです。
出来るだけこっちに!
![FletBass02.jpg FletBass02](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
それだけで音がしっかり鳴るようになるから!
指の位置がコッチ↓の方にいくにつれて段々と音がビリつくようになります。
![FletBass01.jpg FletBass01](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
これは特にベースでは顕著で、押さえる位置が後方に寄ってしまうとベィ〜ンと鳴ってしまって、
全然しっかりとした太い音が出ません。
ベースはフレットの幅がギターよりも広くて大変だろうけど、ドレミの練習をするときからしっかりと押さえる位置を意識しながら練習しましょう!
コード押さえるときとかは”出来るだけ”で!
もちろんこれは”出来るだけ”という話で、コードや複数の弦を押さえるときには全部の弦で完璧にフレットのフチを押さえるというのは物理的に無理っス!
たとえばEマイナーコードとかもほら、指が立てにふたつ並ぶわけだから中指がフレットのフチってのは不可能でしょ?
でも!
だからこそ薬指は出来るだけフレットギリギリを押さえてあげるべきなんです。中指のためにも。
こんな感じで、こっち側のフレットに合わせましょう!
![Flet_5 2.jpg Flet 5 2](http://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
これはギターやベースの構造上のコツです、
ギタリスト,ベーシストをやっていくなら一生覚えておいてくださいね!
まとめ:上記2つがクセになるまで!
さてさて、本当に上記の2つだけでオッケーです!
出来るようになってください!
それが出来るようになった上で!
ベーシストは常にコツ1を覚えておくこと!
ギタリストはコツ2もだけど、新しいコードフォームを覚える度にコツ1を思い出してください!
がんばれー!
なにかわからないこととかあったらなんなりとご連絡くださいませ!
ってことで最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!