どうも、作曲と講師をやってます、萩原悠です!

初心者ギタリストのみなさん、ギターのピックアップセレクターってちゃんと使えてますか?

あまり使ってないという方もいるかもしれませんが、せっかくエレキギターを使っているなら、これを使いこなすことによってさらに幅広い演奏が出来るようになりますよ!

ってことで今日はそのあたりをまとめてみたいと思います!



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ピックアップセレクター


PickupSelect 17
これです!

多くのギターにこんなのがついていますが、ちょっとずつ形状が違います。

ピックアップセレクターと言います。

あ、ピックアップってのはこれのことね。


これ、弦の振動を電気信号に変えるためのマイクです。

そしてマイクが1個しかついてないエレキギターはむしろ少なく、複数のマイクを有しているモデルの方が一般的です。

でも実は常に全部のマイクが稼働してるわけじゃなくて、

どのマイクで音を拾うかを自由に選べるんですね。

それがピックアップセレクターの役割ってこと!

演奏中もカチカチとこいつを切り替えて色んな音を出すんやで!

どんなピックアップがいくつついているかはギターにより様々ですが、

ここでは大きくわけてレスポールタイプとストラトキャスタータイプの2種類を紹介します。

とりあえずこの2つが分かっていれば、それ以外のギターでも

「だいたいこんな感じっしょ」

と検討がつきますから。

レスポールタイプのピックアップセレクター


PickupSelect 1
まずはレスポールタイプから。

ボディの上の方にあるアイツがピックアップセレクターです。

で、わたしの持ってるこのレスポールはピックアップが2つです。

9割以上のレスポールがそうだと思うので、こいつを使って説明しますね。

セレクターを下げるとリアピックアップ


まずはセレクターを下に下げてるとき。

PickupSelect 15
このときはリアピックアップ、つまりブリッジ寄りのピックアップを使います!

PickupSelect 12
こっちの方が明るくてスピード感もある音がします!

セレクターを上げるとフロントピックアップ


PickupSelect 16
対してセレクターを上げている状態だとネック側、つまりはフロントピックアップを使うことになるのです。

PickupSelect 14
こっちの方が甘い音、ちょっと丸い音がするようになります。

個人的にはフロントの方がレスポールらしい音だと思ってます。

まぁ、好みですねww


セレクターを真ん中で立てるとミックス


PickupSelect 17
ピックアップは2つなのに、実はこのセレクターは3点で止まります。

真ん中で止めるということが出来て、そうするとフロントピックアップとリアピックアップ、両方を使うことになります。

PickupSelect 13
音量が倍になるわけではないからね?ww(理由は難しいからここでは割愛じゃ!!)


まとめ:レスポールは3点セレクター


さておさらいです。

レスポール系のピックアップセレクターはかなりの確率で3点スイッチです。
  • 上:フロントピックアップ
  • 真ん中:フロント+リア
  • 下:リアピックアップ

これはレスポールを製作しているGibson社ではSGもFirebirdもフライングVもそうだし、

Gibson以外のメーカーでも大部分がそうです。

というか、ピックアップが2つついてたらもうかなりの確率で3点セレクターよ!


ストラトタイプのピックアップセレクター


PickupSelect 18
それでは次はストラトキャスターです。

ここまでレスポールタイプの写真を散々見てくれた皆さんならもう気付いてるかな。

ピックアップが!

3つある!!


セレクターを一番上にするとフロントピックアップ


PickupSelect 7
ストラト系は割と横めにセレクターがついているので、本当は上とか下とかじゃなくて左右で言いたいのだけれど……

そうなるとどっちから見るかで全く変わってきてしまうので、便宜上“上下”で失礼する!

で、ここはレスポール系と一緒で、上に上げるとフロントピックアップです!

セレクターを一番下にするとリアピックアップ


PickupSelect 11
もう説明省くわ。(疲れてきた)

セレクターを真ん中にするとセンターピックアップ


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レスポールのときにはなかったのがこれ、センターピックアップの存在。

ピックアップが3つあるギターの場合、セレクターを真ん中にするとセンターピックアップが選択されます……

当たり前かw

では、ここからさっきと違うところです。

セレクターを斜めで止めることが出来る


PickupSelect 10
なんと!

ストラトのピックアップセレクターは斜めに止めることも出来るのです!

上の写真の場合、リアピックアップとセンターピックアップのミックスになります!

厳密にはストラトの場合ミックスとは言わずにハーフトーンって言うんですね。

仕組みがレスポールのミックスとは全然違って、結構特徴的な音がするんですよ。

で、斜め下が出来るってことは……

PickupSelect 8
斜め上も出来るぅぅぅうう!!!

これだとつまりはフロントとセンターのハーフトーンです。

これもまた違った音がするので試してみてくださいね!


まとめ:ピックアップが3つあるギターはセレクターが5点止め


そういうことなんです!

ピックアップが3つあると、それぞれを単品で使うモードと、

隣合ったピックアップを同時に使うモードとの、

合計5通りのセレクトが出来るというわけですね。

これはストラトに限らず、ピックアップを3つ持つギターでは基本的にこうなります。

わたしの持ってるTalboのように、リアピックアップだけがシングルコイルではなくハムバッカーになってたりするものもあるけれど(つまりピックアップの大きさが違う)、

これでも原理は同じです!



まとめ:以上2種類がピックアップセレクターの基本


今回はピックアップセレクターの基本形として、

レスポールタイプとストラトキャスタータイプを見てもらいました。

みんなだいたいこんな感じなんですよ!

基本中の基本になるので、是非覚えておいてくださいね!


ってことで今日はおしまい。

最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!