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UNIVERSAL AUDIO 1176/コンプレッサー

どうも、大阪で「うぉーUNIVERSAL AUDIO JAPAN着いたー!」っとボケをかましてしまった萩原悠です。

頑張って更新中の機材ブログです!

今月は実際に自分がマイク録音の際に使ってる機材についてまとめています。
自己紹介も兼ねてって感じですね!合理的!


前回がマイク(▶︎U87)だったので、今日はコンプレッサーについてお話しようと思います!

UNIVERSAL AUDIO1176について!

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コンプレッサー


今回1176のお話をする前に、コンプレッサー(=圧縮機)とはなにか、どのように使うのか、すごく雑にお話しようと思います。

すごく簡単に言えば、出来るだけ大きな音でレコーダー(オーディオインターフェイス)に入力するためです。

ボーカルとかは音の大小の差が結構あるので、その差をこのコンプレッサーで圧縮して、全体の音量を持ち上げ、全体的に大きな音で録音する、そのためにあるのです。

意外とシンプルでしょ?

そう、コンプレッサーの仕組みはとってもシンプルなんです!

つまり、なんか適当に音量の差が縮まればよいと。

てかどのコンプを使っても一緒?

……そう思った?

NO!!

全然違う!


だから今回の1176のように歴史にその名を残すような名機というのがあるのです。


1176


さぁ、UNIVERSAL AUDIOの1176とは、コイツです!!




スタジオに出入りしたことある人はかなりの確率で見たことがある!
でもそれ以外の人はこんなような機材はどれも一緒に見えるだろうからなにがなんだかさっぱりわからないと思う。

てかこの1176の中でも製造年とかによって色々見た目も違うしね。

ちなみに、うちにいるのはコイツです。


1176 1

もうラックマウントしちゃってるので、なかなかうまく写真撮れなくてごめんなさい(>人<;)


1176 音質 特徴


それでは、少しずつこのコンプレッサーの特徴を見ていきましょう!


超高速アタックタイム


1176 3
コンプレッサーの原理をもう一度おさらい。

大きい音が来たらそれを潰すわけです。

でも、実際入ってくる音が大きいかどうかなんて入ってこないとわからないですよね?
つまり大抵のコンプレッサーってのは設定を最速にしてもどうしたって潰し始めるまでに若干のタイムロスがあります。

しかし!

この1176は本当に設定次第で超高速アタックタイムに出来るので、大きな音のアタックを頭からしっかり潰すことが出来ます。

これは音量揃えるのにめっちゃ便利!

(このご時世パソコンのプラグインコンプレッサーも普及してるわけだし、そういうのではちょこちょこある機能なんだけどね)


独特のサウンド


いやもうこれが全てでしょう。

コンプなんてどれも同じだなんて言う人、一度あなたの歌声をこの1176に突っ込んでごらんなさい!
前に張り出てくる感、ほどよく汚れる感、めっちゃいいですよ!

1176はこの”汚れ”ってのが絶妙なんですよ。

コンプはたしかに機能差なんて大したことない。
でも音質は結構違うんですよ。

元の波形を強引に変えるわけだから、どうしたってそこに無理が生じる。
それを”無理が生じている”とか”元音からかけ離れている”とか言うのか、それとも機材の個性と取るのか、そこが本当に難しいんです。

だってコンプなんて繋いだら確実にノイズは増えるし、歪むし、音のダイナミクスは減るし。

それでも、名機のコンプはそれでも付加される「その機材らしさ」が重宝されるんです。


使える音、生きた音、になるんです。
これは本当にすごい。

自分もずっと宅録をしてきたので、
オーディオインターフェイスに直挿しで録ってきた期間が長いです。
(安いコンプを買ったこともあったけど)

それがこの1176を購入してからというもの、ボーカルの”生きてる感”がすごい!

この点が一番よかったところです。



4段階+@のRATIO設定


1176 4
RATIOってのは簡単にいうとかかり具合、どれくらい圧縮するかの比率ですね。

それを
4:1
8:1
12:1
20:1
の中から選べます。(上記の写真では4:1を選択してます)

宅録しかやってない人からすると不便ですよね、そんな大雑把な設定なのかよってw
(DTMではだいたい4.1:1とか、4.2:1とか、そのレベルまで設定出来る)

ただ昔の機材ですからね、こんなもんなんです。
そしてプロはみんなこういうところで勝負してたんです。
まぁ4:1か8:1かじゃ音は全然違うので、あんまり迷うこともなかったでしょうねw

そして、この1176の有名な技として、RATIO全部押しってのがあります。

4:1のボタン、
8:1のボタン、
12:1のボタン、
20:1のボタン、
全部を同時に押すんです。

1176 5
そうすると、……もはや 何:1 なのかわかったもんじゃないですが、とにかく激しいコンプがかかり、激しい音色変化が起こります。

これがオイシイんだな〜。

どうやら椎名林檎さんの”本能”のボーカルはこうやって作ったってのが有名なお話ですよね。



1176にはスレッショルドがない


コンプの代表的なパラメーターといえば、最初に挙げられるのがスレッショルドなはずです。
どれくらいの音量が来たらコンプをかけるかという重要な値を調整するのがこのスレッショルド。
それがないってどういうことやねん!いつも一定なのか!?

いいえ、この1176では、インプットボリュームというものがあります。

1176 2
これの上げ具合でコンプをかけていくのです。

つまり、

「入ってきた音にたいしてどれくらいの音量になったらコンプをかけるかを決めるハードル」がスレッショルド。
そのハードルの高さを変えるのが普通のコンプの使い方。


しかし1176では
「決まったハードルの高さにたいして入ってきた音をどれくらいの音量にするかを調整する」というわけです。

陸上競技のハードルで例えるなら、走ってる地面の高さが変わってる感じ?

慣れないとちょっと難しいですな。


1176のアタックタイムとリリースタイムのつまみの罠


1176 3
これね、最初びっくりしたんです。
全然超速アタックタイムじゃねーのかよって。

もしこれから使おうと思ってる方、覚えておいてください。

1176のアタックタイムとリリースタイムは、通常の動作と真反対です。

普通は左に回しきると最速、右に回していくと徐々にタイムが遅くなりますが、
1176では右に回しきった状態が最速です!

お間違いなきよう!

色んなバージョンがある1176


ヴィンテージ機材あるある なんですけど、
この1176にもやはり色んなバージョンがあります。

リビジョン番号みたいのが振られていて、いつのが名機だとか、どんな違いがあるだとか、
マニアたちの議論は尽きません。

はっきり言います、僕は全然わかりません!!

自分が使ってるRev.Hってのも、選んでこれにしたというよりたまたまこれを安く手に入れられる機会があったというだけです。

細かいことわかんな〜いww


ちなみに、今UNIVERSAL AUIDOってとこが販売していますが、以前はUREIという会社がやってました。

なので、UNIVERSAL AUIDO 1176という文字列に見覚えや聞き覚えがなくとも、

Urei 1176だったらあるという方、いるんじゃないかな?

もちろん製造時期の違いにより音も違うんだけども、業界的には総じて urei 1176ということの方が多いかも?


1176 結構高いぞw


今でも現行機種が買えるのですが、やっぱり高いですww

Amazonや楽天で最安ショップを探してみましたが、やっぱりこんな感じでした↓



27万かぁ……。

サポート対象外になる並行輸入品だったら!得意のサウンドハウスさんでこんな感じ!



▶︎サウンドハウス

二万円くらい安い!


このサポートのなさを2万で高いと思うか安いと思うか、それが購入店の決め手になりそうね。

1176を中古で買う


ぶっちゃけ自分は中古でしたよ?

信頼出来る筋からでしたが、正直細かい動作、音質についてどれくらい不具合があるのか全くわからず使っております。
他の1176との聴き比べとかもしたことありません。

でもコンデンサーマイク U87のときにも言ったけど、信じて使うしかないかなって、思うのです。
いつか壊れて目に見えて(耳に聞こえて?)不具合が出る日が来るでしょう。

その日まで、せいぜい大事に使ってやらなきゃなと思っております。

みなさんも、1176を始めヴィンテージ機材を中古で買うときは、くれぐれも自己責任で!


1176をシュミレートしたプラグインソフトもいっぱい出てます


DTM全盛期ですので、コンプレッサーもソフト上で出来るもので溢れています。

1176は歴代のコンプの中でも1,2を争う有名機種なので、この音を出来るだけ再現したソフトを作ったら……ビジネスチャンス!

ってことで、いっぱい出てます!


Bomb FactoryのBF76とか、
WavesのCLA-76とか、
IK MultimediaのT-RackS Black76とか。

どれも名前頑張ってるよねwww

そのそれぞれが、割といい出来栄えのようです。
経年劣化もしないし、配線必要ないし、場所取らないし、なにより安いです!
5万しないくらいで買えますから!

でもやっぱり現場のプロたちは重くてデカくてメンテも大変な本機を使う。
なんででしょうね……そこに答えがあるわけです。


ステレオ仕様の1176もあるよ!



ちなみに、今日紹介している1176は当然1チャンネル用のコンプレッサーです。
でもステレオのシンセとか、ドラムとかにかけたい場合どうすんの?
二台必要なの?

まぁそうですね。

でも、安心してください!
ステレオモデルもありますから!

お財布に余裕のある方、ステレオモデルにしておくと使えるソースが幅広くなっていいですね!


(30万超えたww)

私は1176をこう使う


あまり人様に自慢出来るようなすごい使い方をしてるわけではないのですが、
一応お話します。



ボーカルに


まず、ボーカル録音にはかなりの確率で使います。
U87からFocusriteのマイクプリに行って、そこからこの1176のコンプをかけます。

基本的にはアタックタイムは最速、リリースは最遅、レシオは4:1であることが多いです。
アタックタイムをどれくらい遅くするかで言葉のはっきり具合を調整します。

インプットゲイン(スレッショルドとほぼ同義)はもうそのときによって違うよね。
これをあげていくと、コンプがかかっていくのはもちろん、「1176感」が増して激しい音になるので、
ロック系の曲では結構がっつり上げてます。

ただ、録音のときにあまりガッツリかけすぎると、あとから取り返しのつかないことにもなるので、本当にガクブルしながら調節してます。


アコギに


自分は結構アコギを楽曲に使うので、その度にこの1176を通します。
弾き方によって音量の差が結構大きく出ちゃうので、インプット段階でコンプをかけないでミックスすると、
どうしてもノイズの量というか、遠さ?が気になってしまって。

これは楽曲によってですが、割とレシオも8:1とか12:1くらいにすること多いです。
バンドの中の1パートだったりすると、ボーカルほど表現力を重視しないので、とにかく最終的なミックスのビジョンに近づくように、割とがっつりかけちゃいます。


ソフト音源に


結構やります。
特にドラム系。
キックだけとかスネアだけとかのソースを流し込んで、1176特有の押し出し感を手にいれる作戦です。

コンプとして使うときはうっすら、色付けとして使うときはレシオ全押しとかも使ってがっつり変化させます。


まとめ 1176は音量の調節もだけど、やっぱりこの音質が人気なのだ!


さて、若輩者ながら、往年の名機について語ってみました。

やっぱりアウトボードのエフェクターは機能そのものよりも、
“その機材でしか出せない特色”
が大事なんですね。

このUNIVERSAL AUDIO(UREI)の1176は、その特徴ある音質がとても音楽的だと評価され続け、今も大人気なわけです。

ボーカリストの皆さんはスタジオなどにあったら是非使ってみてください!
もしくは、わたしを呼んでくださいね♪

きっとあなたの歌がもっともっとアクティブになること間違いなし!


そんな感じで今日は終わろうと思います。

最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!

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