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ノイマン U87はプロのあの音質そのままなのだ!

どうも、機材レビューを一ヶ月まるまるサボった萩原悠です。

週一で書き続けるって志は11週間で潰えましたねorz

さて!

今日からの4回は、わたくし萩原悠がマイク録音のときに実際に使ってるモノシリーズでいきたいと思います!

机上の空論ではなく本当の使い心地をお届けする所存、どうぞよろしく!

ってことで、今日はマイク録音のときに一番大事なもの、そう!マイク!

うちの転がってるマイクの中でもダントツで登場頻度の高いコンデンサーマイク!

ノイマン U87について紹介します!

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ノイマンとは


そもそもこのU87を作っているノイマンとは、一体どんな会社なのでしょうか。

雑に説明させて頂きます。

ドイツに拠点をおくマイクメーカーの老舗です。

以上!ww


いや、これ以上の説明いる?笑

一応書くとすると、
1928年、ドイツのゲオルグ ノイマン氏を中心にベルリンで設立。

当時はカーボン式マイクが一般的で、コンデンサーマイクはその数がかなり希少だった時代。
そんな時代にCMV-3というマイクを発表し、世界で初めてコンデンサーマイクの量産化に成功したのがノイマン社です。

またこのCMV-3は、音質の飛躍的向上だけでなく、今では当たり前である指向性切り換えを初めて可能にしたマイクということでも歴史に名を残しています。

そんなノイマン社が1967年、今日まで世界中のスタジオで大活躍することになる製品を発表。

それが今日紹介するU87という機種なのです!
(結構綺麗に紹介出来たと思っている♪)


U87


お待たせしました、U87、コイツです!

U87Ai

見たことある人も多いんじゃないかな?

国内外のプロユースなスタジオには必ず置いてある(アマチュア用だったりすると置いてないorz)ので、
アーティストのメイキング映像とか見るとうっかり映り込んでるかと思います。

うちでもこのように、大活躍しています。


U87 2


U87 音質


では早速、その音質についてお話していきましょう!

音質は……普通!


あとで書きますが、正直お値段高いですww

それなのにこんなこと言っては失礼だけど、音質は普通です。そのまんまです。




……わかります?




これがどれだけすごいこと言ってるかわかります?




僕らが普段聴いてるCDの、あの音、そのまんまなんです。

はっきり言って、エントリーモデルのコンデンサーマイクを使ってもあの音、”普通の音”で録れるなんてことはないんです。

RODEなりAudio Technicaなりのマイクを使って、コンプだのEQだのを一生懸命かけてもまだ作り出せないあの音が、そのまんま出てしまうんです!

どれだけ頑張ってもたどり着かなかった場所に、一発で乗り上げてしまった。


この感動、購入して初めて使ってみた日のことを僕は一生忘れないでしょう。


スペック詳細

さすがにこれだけだと説明不足すぎると思うので、数値とかを交えてお話します。

以下が公式に発表しているデータです。


  • 圧力傾斜型トランスデューサー
  • 指向特性  無指向性, カーディオイド, 双指向性
  • 周波数特性  20 Hz – 20 kHz
  • 10dB パッドスイッチ
  • SN比 80dB
  • ローカットスイッチ



  • こんな感じです。

    U87を調べてる方には説明はいらなそうですが一応。

    周波数特性は一般的に言われる人間の可聴域と同じですね。
    まぁ実際こんなに聴こえてない人も多いわけですが、この帯域が集音出来るなら基本的に問題ないと言われています。
    これ以上の音を取ってもCDに入らないしね!

    ローカットスイッチってのは、録音時にとかく不要になりがちな低音を拾音時にカットしてくれるスイッチです。

    U87 7



    パッドスイッチというのは、マイクが受けれる音量以上の音を録音しようとするとき、このスイッチを押すと10db感度を落としてくれるというスイッチです。
    クリップ防止にもなるし、マイクの保護にもなりますね。
    U87 6


    そして指向性切り換えスイッチ。
    マイクに対して
    ・前方だけ、
    ・前方と後方の二方向、
    ・360度全方向、
    のどの方向からの音をWELCOMEするかを選択します!
    U87 5U87 8U87 9


    ちなみに、”前方”というのはこのスイッチがあったりノイマンのロゴがあったりする方です。
    逆にしたり、ダイナミックマイクのように上から狙ったりしないようにねwww


    サイズは少し大きめ重め


    U87は割と存在感のある大きさです。

    ボーカルさんの前に置くとちょっと圧迫感ある感じ。

    重さは約500グラム。
    (AKG C-414が300グラム、Audio Technica AT-2020は345グラム、RODE NT-2Aが860グラム。)

    500グラムともなると、ちょっと安いマイクスタンドに付けるのは怖いですね。
    普通にストレートだと全然大丈夫だけども、ブーム型スタンドに角度つけて使うのはちょっと怖い。
    締め付けが甘くてマイクが床に叩きつけられるのを想像しただけで息が止まりそうになるわ!

    出来るだけストレートで使うか、しっかり固定される強固なスタンドを使いましょう!



    U87はなにを録るのに向いてるのか


    はっきり言って、このマイクが苦手とする音はあまりないように思います。

    もちろん僕は世界中の音や楽器をと録音したことがあるわけではないけれど、
    男声の歌も女声の喋りも、擦弦楽器も管楽器も、ホールのアンビエンスも川のせせらぎも、
    とりあえずなんでもこのU87を使っておけば間違いないです。

    それくらい万能なマイク、それくらい定番なマイクです。
    (この慢心がエンジニアのセンスを殺すとも言うけれど。)

    ただ、ソースやシーンによっては全部が全部このマイクでなくてもいいのかもです。

    例えば打楽器のようにアタック重視の音源ではダイナミックマイクの方がいいかもしれない。
    オーケストラのように楽器が密集してる中でピンポイントで狙いたいなら超指向性マイクの方がいいかもしれない。
    野外での集音はステレオで録れて丈夫なハンディレコーダーの方がいいかもしれない。

    なんでもかんでも最高級のド定番U87にしておけばいいってもんでもないんですねー。

    ちなみに私はボーカル録りはもちろん、アコギのRECにも重宝してます。
    でももっとアタッキーにしたいときはSHUREのSM57に任せることもあれば、併用することもありますよ!

    U87 10

    U87 U87Ai なにそれ??


    この記事内でひたすら”U87″について語っていますが、
    現行品はちょっとだけ型番が違っているのです。

    一応年代によってちょっとずつ型番が違って、マニアの間ではどの音がいいとか議論になってますが、
    とりあえず今U87についての話が出る場合はほとんどが現行機種”U87Ai”だと思って差し支えないと思います!

    昔からある機材ってのは、新しくすればするだけいい音になるってわけでもないのですが、
    U87はある時期からS/N比もよくなってノイズが減っているようです。

    僕はヴィンテージのU87を使ったことがないので、ごめんなさい、このあたりについては詳しく書けません(>人<;)



    RODE NT-2Aで代用は出来ないものか……


    このあとに記しますが、このU87は割と高いです。

    U87が一番いいと知りつつもやっぱり高いです。

    ということで、見た目の似ているエントリーモデルのコンデンサーマイク、RODE NT-2Aで代用は出来ないのでしょうか。


    以前このブログでもNT-2Aについて書かせてもらって、あのマイクのいいところをたくさん書いていますが、

    さすがにU87とは完全に別モノですwww

    RODEのNT-1やNT-2Aは高域に独特のシャリついた特徴があるので、U87のような自然さは出せません。

    見た目はU87にかなり似せてきたのですが、やはり音質まで同じとはいきませんね。
    値段が10〜20倍なのでそりゃ当たり前なんですけどw

    ▶︎RODE NT-2AとAKG C3000の徹底比較



    U87の現在の価格は……


    昔からある機材、プロユースな機材、
    なんかやたらと敷居高そうですが、普通に買うことが出来ます。

    簡単に買うことが出来ます!

    (価格が簡単とは言ってない。)


    U87 最安はやっぱりサウンドハウスさん


    サウンドハウスさんは並行輸入品を扱ってるので、保証とかが色々難しくなります。
    その辺自己責任で構わないとあればめちゃくちゃ安いです!

    U87Ai ▶︎サウンドハウスページ

    まぁ20万を超えてりゃ安くはないかww


    正規輸入品は30万円以上orz


    並行輸入品はやっぱりちょっとなぁ……しかも27万円って全然安くないし!

    いやいや安いですよ!

    だって、調べてみたんですけど、
    楽天とかAmazonとかで正規輸入品を買おうとすると軒並み30万円以上……。



    しかもさらに値上げする!?


    これ書いてるのは2016年4月なんですけど、どうやら4月出荷分から5万円くらい値上げしてるとのこと!
    今はまだその前に代理店とかに渡ってる分を売っているらしい。
    (まぁポンポン売れるものでもないからね。もうしばらくはあるのかもだけど。)




    U87はstreo set、2本組の方が高い!!


    ちなみに、一定以上のコンデンサーマイクはステレオセットというものが販売されてることがあります。
    いわゆる2本組ですな。

    それがこちらです。

    ▶︎サウンドハウスU87 stereo set


    88万円wwww

    ステレオセットwwwww

    88万円wwwwwwww


    一本30万円台だったじゃんwwwwwww



    普通は複数本買うと単価は安くなるってのが買い物の常識ですが、マイクのステレオセットは違います。

    それはこのステレオセットがあくまでステレオセットというひとつのセットであり、2本セットではないからです。

    コンデンサーマイクというのは、コンデンサーというとても繊細なパーツを使っていて、微妙に個体差があるのです。
    その微妙な個体差。いや本当に微妙ですよ?
    でも、ステレオペアとして使うにはそんな個体差があってはならないのです。

    だって、右と左で違う音で録れちゃったらダメじゃん!
    ましてや感度がよくて自然に録れるのがウリのマイクですよ。
    そんなちょっとの違いさえもあってはなりません。

    なので、ステレオセットのコンデンサーマイクは出荷時に物凄い大変なステレオマッチング調整が必要になります。
    これがバカ高いお値段の理由です。

    つまり、今僕が持ってるU87。
    ステレオで使いたいから今からもう1本買おうなんてことやっても全然無理ということです。
    製造の時期も違うからもしかしたらパーツとかでマイナーチェンジしてるかもしれないし、
    そこから数年間使ってるのであちこち劣化して音が変化してるかもしれないし。

    ということで、ステレオで使うことを少しでも考えてる方は最初からステレオペアを買いましょう!wwww

    ホラ、ステレオペアのを1本で使うのは当然問題ないわけだから!
    え?置き場に困る?管理に困る?

    わたくしが預かりますよ!( ்▿்)


    専用ホルダーは別売りです


    いやまぁセットで売ってるのもあるけれどもね!
    でも普通にU87ってのを注文するとホルダーがついてきません。
    マイクスタンドにつけられません。

    なので、必ずこれも買いましょう!

    ▶︎サウンドハウスEA87


    ホルダーが4万円近くするんですwww

    いや〜愉快。

    このブログで最も読まれている記事ランキング第13位、
    Audio TechnicaのコンデンサーマイクAT2020,AT2035,AT2050の違い
    ランキング第8位、
    ▶︎お手頃コンデンサーマイクRODE NT-2AとAKG C3000の違い
    このあたりのはどれも本体買えちゃうレベルじゃねーかwww




    てかすごい面白いの見つけちゃったwww

    このエスカッションホルダーのwwwwwゴムwwwwwww
    3000円もするのwwwwww

    あ〜でもたしかに、ちょっとうちのも触ってみたらちょっとダルってるなぁ。
    でもユザワヤに売ってるやつじゃだめなのかな?40円くらいで済むよね?w



    U87を中古で買う


    こんなに高いわけで、中古ってのも頭をよぎるのは当然かと思います。

    新品を買うよりそこそこ安く手に入りますよね。

    ただ、正直中古は結構ギャンブルだと思います。



    厳密なチェックが出来ない


    問題なく使えることも多いですが、絶対安全とは言えないですね。

    本当に繊細な機材なので、過去にどれくらい、どのように使われたかわからないかが全くわからないので、
    その劣化具合などを完全に把握するのはほぼ不可能です。

    底側の凹みとか目で見える部分ならまだしも、内部のコンデンサーの劣化により少しだけS/N比が悪いとか、少しだけ高域が暗くなってるとか、そういうのは絶対わかりませんからね。

    それはオークション出品者も、中古楽器屋店員も、そんな細かい個体差まで気付ける人はほとんどいないからです。

    使えるには使える、でも新品と比べてどれくらい……

    と言ったところまで果たして気にするのか、そういうお話になってきますね。


    実はわたし、U87を中古で買いました!


    実は実は、中古で買ったんですwww

    しかも!ヤフオクwwww

    本当にギャンブルでしょw

    ですが、出品者さんを信じてみました。

    あまり転売ばかりしてるアカウントでもなく(量やジャンルの広さで判断)、
    ちゃんと機材を使ってそうな感じの出品っぷりだったので。

    それでも賭けだったな〜どこの誰ともわからない人のお下がりに月収以上の額を一括払いだなんて。
    ちゃんと届くかどうかも不安だったしw

    で、無事に届いて、写真で見るよりホルダーがボロくなってたりでそこそこのガックリはありましたが、音はやっぱりすごくいい!

    いや、でもこれは個体差的にはどうなんだろう……

    その頃ちょうど自分はU87を複数所有している団体と関わりがあったので、
    そこの数本と比べてみたりもしました。

     


    その結果……

     


    よくわからない!!

     



    お恥ずかしながら、個体差わからなかった!

    ということは、問題ない個体だったんだな、この中古買いは正解だったんだな、そう信じて使っています。


    U87を購入しようとしてる人へ


    U87について調べてこのページに来てくれるのはどんな方だろう。
    中級以上のDTMerさんかな?
    それともCDを作ろうとしているアマチュアのボーカルさんやバンドさんかな?
    それとも新しいレコーディングスタジオの経営者さんかな?


    レコスタを立ち上げようとしてるあなたへ


    個人でのレコーディングが出来るようなスタジオってのは需要あるかもしれませんしね、立ち上げには是非賛成、僕も行ってみたいので是非声かけてください!

    そんなあなたは、絶対U87を導入しましょう。
    仕事が増えます。

    むしろレコーディングスタジオならU87があるだろうと思って話をされることがあります。
    持ってないなんてちょっと恥ずかしいですよ!



    バンドさん、ボーカルさんへ


    買う必要ないんじゃないですかね。
    主戦場がライブハウスであるならば、わざわざ自身でレコーディング用のマイクを買うほどではないと思います。
    だったらU87を常設しているスタジオさんを利用しましょう!

    よっぽどお金が余ってるならいいんです。税金対策でお金をモノに換金しておきたいとかならいいんです。
    でも、そんなバンドさんイマドキいるの?ww

    もっとすぐに必要な機材がいっぱいあるでしょう。
    CD作るにはそのためのお金がいっぱいかかるでしょう。
    バンドの機材車も欲しいでしょう。
    そういうのに使うために、あなたたちはU87を買わなくていいんです。
    スタジオを利用しましょう。
    もしくは、U87を持っている知り合いのエンジニア等に声をかけてみましょう。



    あ、こんにちは!萩原悠です!(←アピールww)


    DTMerさんへ


    是非買うといい!
    新しい機材を買うだけでレベルアップした気になる人は特にwww

    いやでも実際そうでさ、やっぱりどうしてもプロのスタジオの音には機材面で遠く及ばないので、
    少しでもそういう機材に近づけていくことは大事だと思う。

    ただ、その場合他の色んなモノやコトのグレードアップも必要ですよ。

    マイクケーブル、マイクプリアンプ、コンプレッサー、電源、ミックスのスキル、ボーカルのスキル、保管の仕方……


    マイクだけ30万円のを買ってあとはグダグダってのは、例えるなら2万円のギターに4万円のピックアップを載せてるようなもんです。それをギター歴半年の僕ちゃんがコード理論もわからず作ったオリジナルラブソングをラインインで突っ込んで一発録りした音源をマスタリングもなくエンコードをミスりながらYou Tubeにあげちゃったようなもんです。

    もしくは、キャッチャーだけ最強な野球チームみたいな?

    いいマイクを手にいれるのは重要。だけどもそれだけじゃダメですね。

    頑張りましょうね!



    まとめ


    さて、今日はコンデンサーマイクの王者、ノイマン U87について紹介してきました。
    いかがだったでしょうか。

    自分もエンジニアとしてはまだまだペーペーでノミのような存在なので、
    個人の見解ばかりで一般的なお話と違うことを書いているかもしれません。

    でも萩原悠なりに正直に色々書き綴ってきたつもりです。
    もし説明の足りないところ、もしくは事実と違っているところなどありましたら、是非是非ご連絡頂けたらと思います。

    どうぞ宜しくお願いします。

    また、最後に宣伝になってしまって申し訳ないですが、
    ボーカル録音やらギターのアンプ録り、アコギRECなどご要望がありましたら是非請け負わせて頂きますよ!

    U87のマイクの他に、
    UNIVERSAL AUDIOのコンプ1176、
    FocusriteのコンプISA ONE Analog、
    などなど持って行かせて頂きますよ!

    ご連絡お待ちしてます!


    そんな感じで、今日も最後まで読んでくれてありがとう!

    萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!

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