どうも、日頃からイコライザーの大事さを説いてます萩原悠です!
とは言えこれまでのコンパクトのイコライザーだと使い勝手が中途半端になっていましたが、
ちょうどいいイコライザーがリリースされました!
それがBOSSのEQ-200!!
- 10バンド±15dB
- マスターレベル搭載
- 高音質
- 4つまでプリセットを登録出来る
- MIDI対応
- ステレオ入出力
- 見やすいディスプレイ
- 意外と小さい
- 実は内部にEQがふたつ入ってる
これです!
めっちゃ便利なのでレビューします!
イコライザーとは
そもそもイコライザーとは、
音の周波数ごとのバランスを調整するためのエフェクターで、
ぶっちゃけ歪み系や残響系に比べたら格段に地味ですww
しかし、この音の調整をしっかりやることによって真に狙った音を的確に作れたり、
バンドアンサンブルを聴きやすくしたりしてくれるのです。
ミックスの段階ではなんなら一番大事なのはイコライザーだとさえ言われてますしね。
そんなイコライザーで、複数のセッティングを瞬時に読み出せるモデルがこれ、BOSSのEQ-200です!
EQ-200
コチラです!
10バンドのイコライザーとふたつのペダル!
意外とコンパクトにまとめられています。
特徴をいくつか紹介していきましょう。
10バンド±15dB そしてマスターレベルフェーダー
EQ-200は基本的に10バンドイコライザーです。
超低域から超高域までに10の周波数ポイントを取り、
(周波数は30Hzから倍、倍、倍、倍……となっています。)
それぞれを±15dBの範囲でブースト/カットが出来ます。
PA用なんかだともっと細かく31バンドとかになるのですが、
ギターやベース用としてはこの10バンドが一番使い易いと思います。
細かすぎても面倒だもの!
見やすいディスプレイ
まず目を引くのは、ディスプレイが結構綺麗だということ!
ステージ上が暗くても、今どんなイコライジングなってるかが一目でわかります!
とは言え、普通のイコライザーだったらなんならイコライジングの設定を目視する必要はないですよね。
事前にセッティングしたイコライジングは一種類なわけですから。
しかし、EQ-200は違うのです。
4つのプリセット+マニュアルモード
シンプルなイコライザーエフェクターと一番違うところは、
4つまでイコライザーの設定を保存出来るということです。
MEMORYボタンを長押しで4つのバンクに登録が出来ます。
そして右側のMEMORYペダルを踏むたびに切り替わります。
このとき重要なこととして、
中のプリセットは変わるけれども物理フェーダーは動きません。
つまりこのフェーダー部分と中身のイコライザー設定が食い違うことになるということです。
というか、実際EQ-200を使っていくとなるとプリセットが主になるはずなので、
上のフェーダーは基本見ないくらいがいいです。
ディスプレイに表示されている設定が正しいです。
ここで混乱しないようにしましょうね!
あ、ちなみに、マニュアルモードというのがフェーダー通りの手動モードで、
一番シンプルなイコライザーエフェクターになります。
MIDI対応
本体側面にMIDI端子があります……
小さいけどね!!
BMIDI-5-35 MDI-TRS コネクティングケーブル
→サウンドハウス ¥2,484-
→サウンドハウス ¥2,484-
これ使って変換しないといけないようです。
なんなんだろ……そろそろ5ピンのMIDI端子の時代終わるのかな……
ただまぁMIDI規格自体が終わるわけはないので、安心して使い続けましょう!
スイッチャーとかからMIDI信号を送って、プリセットの何番を使うかを選べます。
リードのときはプリセット1に入れておいたミッドブースト、
バッキングのときはプリセット2に入れておいたドンシャリ、
アルペジオのときはプリセット3に入れておいたローカット……
みたいな感じで、全体のサウンドにEQ-200の設定を追従させることが出来ます!
便利!
MIDI端子が小さいけど!
ステレオ入出力
EQ-200はステレオ入出力が可能です。そのため、ギターやベースだけでなく、
キーボードでもいいしサンプラーでもいい。
なんなら2ミックス最終調整として使ってもいいんです!
インサート接続
EQ-200は実は意外と色んな使い方が出来て、
わたしが一番面白いなと思ったのはインサート的に使うやり方です。
この説明をする前に、
実はEQ-200には2つのイコライザーが入っている
というお話をしないといけません。
が、ここはさらっと。
「ステレオでそれぞれに1機ずつという概念と、あとは直列に使うことも出来るんだよー。」
くらいにしておきます。
直列に2つ使うってなかなかしないからいいんです。
ステレオだったら2つあるって体感出来ないから別に仕組みは気づかなくてもいいんです。
2つのEQの一番有効な使い方は、
間に別の外部エフェクターを挟むことが出来る、ということです。
つまり、
ギターから
↓
EQ-200のイコライザーA
↓
また別のエフェクター
↓
EQ-200のイコライザーB
↓
アンプへ
という繋ぎ方が出来る!
これはとっても有効で、
間に挟むのは主に歪みとかがいいと思うのですが、
歪みの前のイコライザーで歪み方を変える、
つまりは歪みエフェクターについてるTONEやEQの更に細かいセッティングをして、
歪みエフェクターの後は最終的な音の微調整に使う的な。
そんなめんどくさいことやるほどではないと思ってる方も一旦やってみてください、
手持ちの歪みエフェクターが化けます!
歪ませる前にイコライザー、これ、必須になります!
繋ぎ方に特殊なケーブルとかはいらず、
ギター
↓
EQ-200 inputA
EQ Aを通る
EQ-200 outputA
↓
お好みの歪みエフェクター
↓
EQ-200 inputB
EQ-Bを通る
EQ-200 outputB
↓
アンプ
これだけ!
ちなみに、EQのAとBのチャンネル切り替えはここで出来ます。
最初はちょっと難しいかと思いますが、
是非トライしてみてください!
中心周波数の変更
これはかなりマニアックになりますが、
EQ-200の10個のスライダーが担当する周波数を3種類のセットから変更することが出来ます。
通常は
30/60/120/200/400/800/1600/3200/6400/12800
という設定ですが、その他に
32/63/125/250/500/1000/2000/4000/8000/16000
という、MXRのten band EQと全く同じ設定や、
28/55/110/220/440/880/1750/3500/7000/14000
という、ちょっとワイドレンジな設定もあります。
低音がどこから始まっているか、
高音がどれだけ高いところまで調整出来るかという違いもありますが、
なんなら
500〜4000くらいまでの中音域にドンピシャでブーストorカットしたい周波数があるならそのセットを使うべきです。
30hzスタートか32Hzスタートかなんてギターでは全く関係ないし、
ベーシストも多分わからないと思いますww
まとめ:EQ-200便利!
今までこういったマルチイコライザーはFREE THE TONEから出ていましたが、
あれ4万円以上して高いんですよね……。
それに比べてEQ-200はディスプレイも見やすい、物理フェーダーで操作出来る。
そして安い!
あらあら、いいことばっかり!
MXRの10Band EQでもいいかな〜と思ってたけどあれは18V駆動じゃないと使えないから面倒でした。
そんな方にもEQ-200はオススメですね!
是非導入してみてください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
BOSS EQ-200 [Graphic Equalizer]
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