どうも、舞台音楽の作曲とかしてます、萩原悠です!

今日はですね、萩原悠Presentsのお手伝いもしてくれている設樂君が参加している劇団、

モラトリアムパンツ“さんの公演、

君が決めてよ 明日のことはを観劇してきました。

予想を上回る面白さだったので、こうして書き残しておこうかなと思った次第です。


スポンサーリンク

モラトリアムパンツとは


まずはモラトリアムパンツという劇団についての説明を……

書こうと思ったけどフル引用で失礼します。

俳優・橋本昭博主宰の演劇プロデュースユニット。
通称モラパン。2011年旗揚げ。

POPでCUTEでちょいカオスな作風の変幻自在の気まぐれ演劇ユニット。
「もっと気軽に演劇を!」をテーマに、場所を問わずに、どこでも演劇。
360度客席・ゼロ距離演劇・参加型演劇・洋服屋演劇など。
お客様との、世界との、新たな関係を模索する。
わかりそうで、わからない。でも、わかる。そんな、モラトリアムな演劇を目指す。

POPに飄々とこの素晴らしき世界を模索し、明るく風刺。
見つけた面白いモノをモラルに捉われずに追求。発信していく事で、
世界と、いまと、空間と、人と人とを繋いでいく。 果ては、パンツの果てまでも。


モラトリアムパンツ公式ブログより引用


君が決めてよ明日のことは


今回観劇させてもらったのは第12回公演“君が決めてよ明日のことは”という作品。

こちらの作品自体はモラトリアムパンツ第8回公演として2015年に公開されたもののようで、

なんでしょう、「いい作品だからもう一回やろうぜ!」的なあれでしょうか、

それだけの自信作なら見に行くかと、そんな感じで見させていただきました。

テーマは着れる演劇

……なるほど、わからん。

服屋でやるってどゆこと?

あらすじ


渋谷にある洋服屋で、1人の女性がとあるお話を始めます。

15年ぶりに中学生の友達から電話がかかってくる、そんなお話。

もう顔もおぼろげな友達から、「集まろう」なんて、そんなお話。

最後に会ったのは、いつだっけ。

そうだ、あの洋服屋に、みんなで忍び込んだとき。

今はいない、あの友達がいたあの夜だ。

あのころ、「明日」はどんな感じがしたんだっけ。

今ある「明日」と、何が違うんだろ。



会場内写真


当たり前ですが公演中は写真が撮れなかったので、

終演後にパシパシ撮ってきました。


KimiKime 18
グッズ販売がうまいですね、商品の服にしれっと混じってますww


KimiKime 15

どうですこの服屋感!

KimiKime 16
この服屋感!!



感想


では僕なりの感想をば。

とにかくめっちゃ楽しかったんです!

マジでただの洋服屋!


それこそ会場写真見てもらったらわかると思うけれど、

演劇をやる空間としては狭すぎて、これどうなるんだろうと思っていましたが、

いや〜うまくやってましたね。

あちこちから洋服が出てきてそれを着てみたり、

スーツを持つだけで会社の上司であるという演出とか、

なんか綺麗な服(←知識のなさww)持って出て来れば足の長い浮気相手であるという演出とか、

これは服屋じゃないと出来ないな!

周りに膨大に服があるからこそ映えるというか自然に受け入れられる感じ。


自分も演劇はスタッフとして何度も関わったことあったけど、

こんな距離で見たことなかったなぁ。

だって、渋谷のド真ん中(駅から5分くらい、近い!)のビルの4階にある洋服屋、壁沿いに席を置いて中央で役者が動き回る。

ステージは平台さえもなく、4メートル四方くらい?

しかもきっちり四角くもないし。

出捌け口も照明設備も全然不十分なのにこれだけ出来るのかぁ……やっぱアイディアって大事だな〜。

だから僕らも席に座って足でも組もうもんならキャストさんにぶつかっちゃうんだよね。

ダンスとかはさすがに窮屈そうだったけど、

洋服屋に忍び込むシーンのコソコソ感とか、この狭さじゃないと伝わらないんじゃないかってくらいワクワクしたなぁ。


アラサーホイホイ?


まぁわたしアラサーなんですけど、今回のお話は29歳の女の子……子じゃねーかw

とその同級生たちのお話で、

なんかとても「わかるわ〜」が多くて、

「あの頃はこんなこと言ってたっけ」みたいのとか、

「あのとき本当はさ……」みたいのとか、

「もうあのときと同じようにってのは無理だよ」
みたいのとか、

「え、あのお前が今こんな仕事してんの?いやこんなってのはそういう意味じゃなくて……」みたいのとか、

あの頃思い描いてたのと色々違って、

スタバではショートしか頼まなかったり、適当な小説読んで時間潰したり、コンビニでビール買ったり。

でもそんな生活でも子供からしたら、「いいなぁ、大人って。」ってなるってこととか、

そんなこんなでとりあえず毎日生きてる感じとか。

あと、こんな友達は僕にはいなかったなぁと思うけど、

もしかしたら自分が忘れてるだけで、ある日いきなり電話かかってきたりするのかなぁとか思いました。


ベルト垂らしてるwww


2017年、久々に流行ってるらしいですね、ガチャベルトとか言って。

あれってまさに2000年くらいまでちょっと流行ってたファッションなんですよね。

自分もやってた覚えがある……いつだろ……16〜18年くらい前だった気がする。

役者のうちの2人がベルト垂らしてたんだけど、

まぁよくあるじゃないですか、演劇っていきなり”現在”と”あのとき”とを行き来するっていう演出、

そのどっちのファッションにも見えるっていう、トレンドを取り入れた粋な衣装だなと思いました。

難点を上げるとすると……


全体的にめっちゃ面白かったんだけど、

言うなれば難点が2つ。

シーンによっては目の前で結構洋服がバサバサするので、

そこそこの埃アレルギーなわたしは終演後ちょっとだけ目が痛い……これ多分普通の人は全然平気だろうな。

もう1点は、役者を囲んでお客さんが向かい合ってる状態なので、

ちょっとウルっと来てしまうとみんなにバレるという背水の陣w

気になったのは本当にその2点だけで、内容はとても素晴らしい!


公演情報


モラトリアムパンツ/君が決めてよ明日のことは

是非みんなも見に行った方がいい!

ってことで、超親切にも全公演日程を書き記しましょう!


@ARTON :渋谷にある洋服屋
東京都渋谷区宇田川町17-1ブラザービル4階
(各線渋谷駅より徒歩5分。渋谷LOFT前 プロントのビル4階)

一般 2500円
U22 2000円
高校生 1000円
演劇初めて割(自己申告制) 2000円

全27回公演 〈月・火・木 = 休演日〉
10月
11日(水)21:30~【M】
13日(金)11:00~【M】/ 21:30〜【M】
14日(土)11:00~【M】/ 21:30~【M】
15日(日)11:00~【M】
18日(水)11:00〜【M】/ 21:30【M】
20日(金)11:00〜【M】/ 21:30【M】
21日(土)11:00〜【M】/ 21:30【M】
25日(水)21:30〜【P】
27日(金)11:00〜【P】/ 21:30【P】
28日(土)21:30〜【P】
29日(日)11:00〜【P】/ 21:30【S】
11月
1日(水)11:00〜【P】/ 21:30【P】
3日(金)11:00〜【P】/ 21:30【P】
4日(土)11:00〜【P】/ 21:30【P】
5日(日)11:00~【P】
8日(水)11:00〜【P】/ 21:30【P】
※開場は開演の20分前・上演時間は約60分を予定

2017年11月14日(火)~11月19日(日)
@SHIBAURA HOUSE / 芝浦にあるガラス張り空間
東京都港区芝浦3-15-4
(JR田町駅より徒歩6分)

一般 3200円
U22 2500円
高校生 1000円
演劇初めて割(自己申告制) 2500円

全6回公演
11月
14日(火)19:30〜【M】
15日(水)19:30〜【M】
16日(木)19:30〜【M】
17日(金)19:30〜【M】
18日(土)18:00〜【M】
19日(日)18:00〜【M】


2017年11月23日(木)
@ひたちなか市文化会館 大ホール
/ 茨城にある大きな劇場の舞台上
茨城県ひたちなか市青葉町1-1
(JR常磐線 勝田駅 東口を出て徒歩15分)

〈当日精算のみ〉
一般 2000円
大学生 1000円
小学生~高校生 500円

全2回公演
11月
23日(木)13:00〜【M】 / 17:00【M】



【M】【P】は、メンバーが違うらしい。

モラトリアムのM、パンツのPということらしいけど、

まぁつまりAキャストBキャストみたいな、そんな感じのようです。

【P】公演も観に行きたくなっちゃうなぁ。

Under22チケットとかもあって、結構リーズナブルだと思う。

舞台って見に行くと簡単に3,000円以上飛んでくもんね。

学生に優しい!

てかシレッと書いたけど、ひたちなか市文化会館大ホールやぞ?

舞台上だけ使う感じだと思うんだけど、

にしてもめっちゃ広くなるのでこれはこれで見ごたえが……

いや、でもどうだろ、狭いからこそよかったみたいなとこもある……

でも終演後に「芝浦公演とひたちなか公演は完全版で、15分くらい長くなる」とも言ってたな……

まぁ、ひたちなかって茨城だからなぁ……渋谷なら駅から徒歩5分くらいだし……

まぁみんな場所や予定と相談して、行きやすい公演に行こ!君が決めてよ!


追記:写真もらった!


ブログ書いたよー!って今日誘ってくれた設樂に言ったらゲネの写真送ってくれた!

特別に掲載許可をもらったので貼り付けます!


KimiKime 2
オシャレ……こんなん普通の演劇小屋だったら絶対出来へんで……。


KimiKime 1
これです、持つ洋服によって役が変わるという面白い演出。SUKI。



KimiKime 8
あーーーこのシーンめっちゃ演劇っぽくて好きだった!
カサとか自転車とかって舞台映えアイテムですよね!


KimiKime 11
服屋でこの照明作ったスタッフさん、GJ!!


KimiKime 7 迫力の取っ組み合いにはマジで巻き込まれそうになったw


KimiKime 12
あ、これです、これが舞台の全部!
そして周りにある客席。

KimiKime 5
客席が360度役者さんを囲うかたちになるので、
僕はこのシーンこっちから見れなかったんです。
このとき彼女はこんな顔してたんですね……

席によっても楽しみ方が全く変わる、おもしろー。


どうでもいいけど帰りにカフェ人間関係に寄りました


KimiKime 19
昔学生のとき、渋谷に来たらなんとなくいつもよってたカフェ人間関係。

なんとなく昔のことを思い出したりしてたら自然と足がここに向かってました。

あのときのゼミのやつらとかなにしてるかなとか思いながら。

なんとかやってるかななんて思いながら。

いつも通りコーヒーを頼もうと思ったのですが、

なんか気分がよかったので一番明るい色のを頼もうと思って……人生初のグレープフルーツジュースをオーダーするという。

KimiKime 20
うん、まぁ……あとからコーヒーも頼みましたw

そしてこのブログを書きました。

書いてたらやっぱりもう一回見たくなったので、スケジュールを確認するためにここで終わります。

最後まで読んでくれてありがとう!

みなさんも是非モラトリアムパンツ公演観に行ってみてください!



モラトリアムパンツ アメーバブログ