どうも、キーボードも弾きます、萩原悠です!

みなさんはライブではどのシンセサイザーキーボードを使ってますか?

定番のRoland JUNO-DSKORG KROSSもありますが、

もしかしてYAMAHA(ヤマハ) MX49(MX61)という選択を失念してはいませんか?


軽量コンパクトでなかなか使い勝手がよいので、今日はYAMAHAMX49と、サイズ違いのMX61についてのお話をします!


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YAMAHAのシンセサイザー


YAMAHA LOG5
楽器をやってる方、これから始めようとしている方なら

YAMAHAというメーカーが楽器を作っているということは大多数の方が知ってますよね?

しかし、電子楽器を作っているということを知ってる方……半分くらいになるかもしれませんね。

YAMAHAは電子楽器もバリバリ作ってます!

世界の三大電子楽器メーカーのひとつと言ってもよいでしょう!
(with Rolnad,KORG)

特にキーボード型シンセサイザーの分野でのシェアはとても大きく、

世界のトッププロもこぞってヤマハのシンセを愛用しています。


今日ここで紹介するMX49(MX61)は、そんなヤマハシンセサイザー40年ちょいの歴史の中で一番手軽で使い易いシンセサイザーキーボードです!

MX49(MX61)




それがこれです!

ご覧くださいこの可愛げのないルックス!www

ヤマハらしいですね、ヤマハはファミリー向けの楽器も散々作ってるのに、

シンセとなるといつまでもこんな昭和のゲーム機みたいな外観です。とても素敵です!(褒めてる!)

さて、それでは、早速MX49とMX61の特徴についてお話しましょう!



MX49,MX61の特徴


長い前置きを経て、ようやく MX49とMX61のお話に入るのですが、

最初にお伝えしておかないと分かりづらいですね。

このMX49とかMX61とかって名前の数字の部分は、鍵盤数です。

MX49が49鍵盤(4オクターブ)、MX61が61鍵盤(5オクターブ)

つまり、つまり音域が広くなり、物理的にはキーボードの横幅が変わります。


まぁ実際にはどちらもピアノの88鍵(7オクターブ)にはほど遠いので、オクターブ切り替えスイッチを使いながら演奏します。

ってことで、実際に出せる音域はどちらも同じです。

あ、88鍵盤仕様のMX88ってのもありますが、わたしはあんまり推してません。

(理由は後述)




1000を超える音色


まず、最近のライブ用軽量シンセサイザーはすごいですね、音色数がもうヤバいことになってます。

その数は1,000を超え、MXシリーズではなんと1106プリセット!

すごくね??

とは言えRolandの同価格帯シンセサイザーJUNO-DSはもうちょっと入ってたりします。

もはやここまで来るとプリセットの数ではシンセ自体の優劣の差をつけにくい時代ですが、

YAMAHAはRolandやKORGなどの大手電子楽器メーカーの中で唯一、生楽器を作っているメーカーです!

YAMAHAのピアノとかギターとか有名ですよね?

その生楽器の構造の熟知、生楽器への情熱などが存分に注がれているというのがヤマハ、

つまり、ピアノやストリングスなどの生っぽさ、音の暖かさが特徴です!

派手な音ではないけれど、そもそも実際のアコースティック楽器ってそんな煌びやかな音ではないですからね、

そのアコースティック感がヤマハです!


軽い



ライブに持ち出したいシンセサイザーです、やっぱり軽いってのはいいですよね!

49鍵盤サイズのMX49はなんと3.8kg!

61鍵盤サイズのMx61でも4.8kgとRolandのJUNO-DSより軽いんです!
(KORGのKROSS61は4.3kg)

MX49の3.8kgっつーと、だいたい平均的なギター1本と同じくらいくらいです。

レスポールだともうちょい重いこともしばしばあるけれど、まぁシンセサイザーの場合電源とかペダルとかもあるからな……

って言い方するとギタリストもエフェクターとかあるか。

いたちごっこになるからこの話はやめましょwww

まぁつまり、他のシンセサイザーと比べてもかなり軽いということです!

バンドやることになったか弱い系女子にも安心!


ライブで使える便利機能がワンタッチ


ライブで演奏するためのシンセサイザーキーボードとしては、いくつか大定番の機能があります。

それらがヤマハMXにももちろん搭載されています!

しかもかなり使い易く簡単にアクセス出来るようになってます!

レイヤー



レイヤーという機能、シンセ弾きなら是非使いこなしてほしい!

原理は簡単、2つの音色が同時になるという状態です。

ピアノなんだけどちょっとストリングスの音も混ざってる的なJ-POPあるあるなサウンドはこのレイヤー機能を使って弾きましょう!

→レイヤーとは


スプリット



レイヤーと並んで、キーボーディストの必須機能なのがスプリットという機能です。

ある鍵盤を境に右と左で違う音色をセットしておくことが出来るこのスプリットは、

多彩なサウンドを担当しなきゃいけない(それが喜びでもある)キーボーディストにとってスプリットをいかにうまく使いこなすかが鍵となります。

→スプリットとは

アルペジエーター



分散和音、という意味のアルペジオ。

そのアルペジオを自動演奏してくれるという機能がアルペジエーターです。

主にテクノやエレクトロ系の音楽で使います。

Cコードを弾いてるだけでテンポに合わせてドミソドミソドミソって感じに演奏してくれたりします。

詳しくは専用ページを立ち上げました。

アルペジエーターを使ったデモ曲も作ったよー!

→アルペジエーターとは【シンセの基本,使い方のコツ】


DTMにも


Cubase
昨今やっぱり楽曲制作といえばパソコンを使ってのDTMが主流です。

DTMってのはつまりパソコンの中にそれ専用のソフトを購入、インストールして使うわけですが、

なんとYAMAHA MXシリーズには!!

今最大シェアを誇るDAWソフトCubaseの簡易版!

Cubase AIが付属!

48MIDIトラック、32オーディオトラック、簡易版でも十分すぎるスペック!

これ以上が必要になるくらい楽曲制作に慣れてきたら製品版を買いましょう!

それまではこれで十分。

MXを使ってメンバーに渡すちょっとしたデモを作る、

なときはこれを買うだけで十分だよー!

MX本体についてるノブなどもCubaseと連携してるので、

こういうの結構便利なんです!


音色がダウンロード出来る!


YAMAHAのMXシリーズはヤマハのウェブサイトから新しい音色をダウンロードして使うことが出来ます!

しかもそれがあの超有名曲たちのあの音にそっくり!

  • “Highway Star” のオルガン
  • “千本桜” のピアノ
  • “JUMP” のシンセブラス
  • “サラバ、愛しき悲しみたちよ” のシンセ
  • “いつかのメリークリスマス” のオルゴール

その他めちゃめちゃたくさんの音色が無料配布!

MX買ったら即行手に入れましょう!

選べる3サイズ

MX49 MX61 MX88
4オクターブ 5オクターブ 7オクターブ
830×298×91mm 984×299×112mm 1320x405x168
3.8kg 4.8kg 13.9kg
シンセ鍵盤 シンセ鍵盤 ピアノ風鍵盤(これのせいで重い)
¥60,000- ¥71,800- ¥108,500-

こんな3サイズがリリースされています。

おすすめはMX49、一番小さいやつです!

というかね、違うんよ。

49鍵が欲しくてMXを買う、って流れがとても多いと思うんです。

それ故に「MXと言えば49鍵!」みたいになってるかもしれない。

MX49を推す理由






MX49って名前の通り49keysなんですけど、

この49鍵、4オクターブっていう絶妙なサイズのデジタルシンセサイザーってのがなかなか他社製品にはないんですよ。

YAMAHAのMXシリーズの対抗馬としては、
ROLANDのJUNO-DSKORGのKROSSなどがあるのですが、

出来ることや価格帯はほぼ同じ、でも4オクターブモデルってJUNO-DSにもKROSSにもないんです。

普通にバンド用メインキーボードとしてはちょっと足りないから61鍵(5オクターブ)にするべきなんだけど、

それプラスでちょっと使いたい、片手しか使わないという方には4オクターブってのはめっちゃいい!

当然軽くて小さくなるし。

だって3.8kgですよ?

レスポールより軽いです!

内蔵音源やボタン類はMX61やMX88と全く同じで、鍵盤数だけ違うMX49、これ一番おすすめです!

ステージピアノ+ちょいとシンセって使い方もよし、ギタリストがちょっと使うシンセにも是非!


MX61がスタンダードな理由






そんなわけで61鍵5オクターブサイズ、これが両手で弾けるシンセサイザーのサイズとしてスタンダードです。

49鍵モデルでピアノバラードの伴奏は絶対にできません!

また、音色をスプリットしたりするときの使い勝手も5オクターブくらいはないとやりにくいですよね。

ただ、もし本当に本格的なピアノ演奏がしたいとなったら61鍵でも足りません。

まぁMX49もXM61も一応オクターブ切り替えはめっちゃ簡単に出来るんで、

出せない音域があるわけではないのですが……

ピアノ伴奏中に切り替えるとかはあまり現実的ではありません。


MX88をあまりおすすめしない理由






MXシリーズで一番でかいMX88です。

鍵盤数はピアノと同じ88鍵。

そしてピアノと同じ鍵盤数が欲しい人ってのはやっぱりピアニストです。

そんなユーザーに合わせてMX88のみグレートハンマースタンダード鍵盤、通称GHS鍵盤を搭載しています。

まぁつまり、MX49やMX61とは鍵盤の素材と仕組みが違うってこと!

低音域では重く、高音域にいくにつれてタッチが軽くなるという、生ピアノの弾き心地をシュミレートしています。


ただ……ぶっちゃけそんなにおすすめでもないですww

鍵盤はまぁまぁよくて、ステージピアノCP40に近くなるのですが(CP40について詳しくはコチラ。名前がちょっとややこしいかもだけど、CP40は88鍵です)、

音源が結局エントリーシンセのMXクラスなので、音色があまりピアノっぽくならないんです。

それを考えると、なんだかすごく中途半端なモデルと言えます。

サイズもでかくて、重くて、値段も高いMX88を選ぶくらいピアノが弾きたいならむしろMXじゃなくてCP40とかを買うべき、

でもシンセの音色も出したいんだったらMX61に妥協する方がいいかも、

それがわたしの個人的意見です。

もちろんね、ピアニスト上がりなわたしも本当は88鍵盤ほしいよ!

でも61鍵で4.8kg、88鍵で13.9kg……

いや〜それならMX61にしますね。

よっぽどピアノ重視しながらシンセもやりたいんだったら、CP40とMX49の二段セットにしますね。

あ、ホラね?

MX49便利でしょ?

色違いもある!


シンセサイザーと言えばまぁ大体黒かもしれませんね。

しかしYAMAHA MXシリーズには色違いもあるぞ!

MX WH(白)










正直ROLANDのJUNO-DS白ほど可愛くはないけれど……ていうかなんだろ、このガンダム感。

好きな人は好きかもしれませんw

MX BU(青)


青いやつも出てきました!









青こそガンダムだって言ってる人いたなぁww

ちなみに、白も青も、MX88はないでーす黒だけでーすww

まとめ:MX49を使おう!


よっぽどヤマハの温かい音色やこのデザインが好きって方はMX61もいいけれど、

61鍵だったらROLAND/JUNO-DS61やKORG/KROSS61との比較検討も忘れずにね!

ってことで、ここまででまだわからないこと、説明不足なところなどがあったら、是非直接ご連絡くださいねー!





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