どうも、本当はアナログシンセ好きの萩原悠です!
やっぱりね、デジタルシンセには出せない魅力がありますよね。
ってことで、このページでは現行ラインナップの中でのおすすめアナログモデリングシンセサイザーを紹介しようとおもいます!
アナログモデリングシンセサイザーとは
シンセサイザーは元々全てアナログから始まりましたが、
徐々にデジタル化の波が押し寄せ、今ではほとんどがデジタルシンセサイザーです。
たしかに、デジタル化したらサイズも小さくなり動作も安定し、セッティングの保存や読み出しも出来る。
正直めちゃめちゃ便利です。
でも、アナログシンセの音の良さはデジタルでは再現しきれない。
ってことで今でもアナログシンセサウンドは人気なわけですが……
そんな折に登場したのがアナログモデリングシンセサイザーです。
内部的にはデジタルパーツが多いのだけれど、各社が色々な方法でアナログ回路のサウンドをモデリングしたシンセサイザーを作るようになりました。
ガチもんのアナログシンセサイザーにはまだ一歩およばないところがある気がするけれど、
でもモデリングと言われなければ全然本家アナログシンセだと聴き間違える人も多いはず!
ちなみに呼び名的にはアナログモデリングシンセサイザーとかバーチャルアナログシンセサイザーとか色々ですが、
わたしはなんとなくアナログモデリングシンセサイザーというのが好きなので、
このページではそれに統一させて頂きます。
KORG / microKORG
アナログモデリングシンセをここまで身近なものにしたのは間違いなくこのmicroKORGの功績でしょう。
後発の全てのミニサイズアナログシンセに影響を与えたmicroKORGは、
画期的で直感的、それでいてわかりやすいインターフェイスは入門機としても最適です。
アナログシンセサイザーが欲しいと思ったならその瞬間にこのmicroKORGがいいよと誰もが奨めることでしょう。
ヴォコーダーを手軽に扱えるようにしたのもまさにこのmicroKORGで、
いかにこの製品が音楽業界にとって革新的だったかが伺えますね。
まぁ難点を上げるとすれば……ミニアナログシンセ界の皮切り機なので、
後発の洗練されたアナログシンセに比べると若干まだ使いにくさが残ってるかなってくらいです。
あ、あと、ディスプレイが最小限すぎて、今なんのパッチを選んでいるかだけが表示されるスタイルです。
意外と短命なシンセサイザー業界においてロングセラーになっていて今なお人気の、
時代を切り開いた1台です。
microKORGで出来ることをひたすら紹介してくれている動画があるので貼っておきます。
このシンセについてなんもわかんない人に対して1から説明してくれてる感じなので、とてもわかりやすいです。
紹介の順序とか組み立て方がとても好み。
KORG microKORG シンセサイザー
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KORG / microKORG XL
ただの派生系だから別に紹介はいいかなと思ったけれど、このmicroKORG XLには、ちょっとだけPCM音源が入ってるんです!
つまり、ピアノの音とか入ってるんです!
おかげで初代microKORGよりも幅広いジャンルで使えます!
かと言ってロックバンドのピアノパートがこれでまかなえるかというと正直かなり厳しいけれど(音質的にもだし、鍵盤も小さいし)、
エレクトロサウンドにたまーにピアノが欲しいなって時に使えます!
あとは見た目の印象が大きく変わったので、そこは好みで!
あ、音色をカテゴリーごとに選べるようになったので、狙ったサウンドまで迷わない!
これがいいところですね。って、デジタルシンセかよ!!(便利で助かるけどちょっと萎えるという、両方の気持ちを込めて。)
動画ではmicroKORG XLの良さ……というより、アナログモデリングシンセの良さがめちゃめちゃ堪能出来ます。
NOVATION / MiniNOVA
NOVATIONから、こちらもmicroKORGを強烈に意識したであろう機種を紹介します。
microKORGよりもメリハリの効いたインターフェイスは使いやすさ抜群!
見てくださいこの
- モード切り替えノブと、その横のFILTERってノブのデカさ
- <アナログシンセにしては少ないノブの数/li>
- ボディサイズに対してデカいベンダーとモジュレーションホイール
せめてFILTERじゃなくてCUT OFFとか書けよと思いましたが、
まぁ、わかりやすいからFILTERでいいか。
一応アナログモデリングで、デジタル波形も入ってますが……
なんとなく全体的にデジタルっぽい……いやモデリングだからデジタルなんだけど……
派手だけどデジタルっぽいハイファイな感じがするシンセです。
そこがいいような悪いような、ひとそれそれぞれですね。
見た目はかっこいい!
mininovaとmicroKORG XLを比較してくれているという神動画を発見したので貼っておきます。
動画のテンポが悪くてちょっとじれったいので、割とマジで検討してる方以外は見なくていいですw
novation / MININOVA
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NOVATION / UltraNova
NOVATIONのアナログシンセと言えば実はminiNOVAではなくultranovaを紹介すべきでしょう。
もうこれはアナログシンセの音も出るデジタルシンセですね。
いやそれこそアナログモデリングだからその通りなんだけど、
とにかくultranovaは色んな便利なことができすぎる!
逆に言えば、あらかじめノブとかにアサインしておく必要があるので、大分デジタルシンセっぽい使い方ですね。
上部に見える8つのノブは回すだけでなくタッチをすることによってまた別の挙動をするので、
見た目の割に一度にいじれるパラメーターは多め。
ただ、このサイズのアナログシンセにしては重いんだよなぁ……。
自分はmininovaの方が好きです!
このページで紹介している動画の中で一番スタイリッシュな公式動画をどうぞ!
頭からいきなりかっけぇやろwww
これだけでボコーダー欲しくなる人が増殖することでしょう。
novation ULTRANOVA (純正ケース付き)
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Clavia / Nord Lead
緋い彗星、ノードさんの登場ですよ!
世界初のアナログモデリングシンセサイザー(厳密にはちょっと違う)としてリリースされて世界に衝撃を与えたノードリード。
全てのパラメーターに瞬時にアクセス出来るというアナログシンセは無骨でガチャガチャした印象になりがちですが、
なんでしょうね、ボディが赤いからかな、随分スタイリッシュに見えますね。
ベンダーやモジュレーションホイールの質感がめちゃめちゃ気持ちいいのも特筆事項ですね。
是非楽器屋さんで触ってみて!
これを見ればNORD LEADが使いこなせる、そんな超丁寧な動画が公式アカウントから投稿されているので、見てみてね!
各メーカーはこれくらいわかりやすい動画作ってくれればいいのに……かっこつけやがって……
Clavia / nord lead 4
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ROLAND / GAIA SH-01
ROLNADのシンセの中でちょっと地味な存在ですが、このGAIAは
microKORGよりわかりやすく、
REFACEより基本に忠実で、
NORD LEADよりもシンプル。
そう、
KING of ピアニストのための初めてのアナログシンセ
です!!
とにかくインターフェイスがわかりやすい!
ADSRのエンベローブもカットオフやレゾナンスも、
これ以上ないってくらいにわかりやすい。
なので、これで勉強してください!
割と安いので学校とかで全面的に導入したらいい!
鍵盤も割としっかりしているので、ミニ鍵盤に耐えられないという、ちゃんと鍵盤楽器をやってた人にも安心!
2台目のキーボードとしてストレスなくフェードインするにはこれが一番おすすめです!
唯一ちょっと不満があるとしたら、ビットクラッシャーっていうエフェクトが入ってるとこかな。
ビットクラッシュとは、bit数、つまり音をデジタルにしたときの解像度ですね、それを意図的に下げたときに発生する不快な歪みを加えますよっていう、
いわゆる汚し系エフェクトです。
(写真の解像度を意図的に下げてザラザラな質感にするのと同じです)
やってることはとてもよい、シンセの音が派手になるし。
でも、途中でさらっと書いたけど、
それってバリバリのデジタルエフェクトじゃん。
もとはアナログだったけど今やデジタルが主流のコーラスやディレイと違って、
生まれも育ちも弩デジタルなビットクラッシャーをアナログモデリングシンセに搭載するって……
いやいいんだけどね!
音はすごくいいんだけどね!
でもなんか……せめて”ビット”って言葉を使わないでくれたらよかったなぁ……
さて、シンセのデモンストレーターとしては異例の背筋の良さで解説してくれてるナイスおっさんの動画を掲載します。
あ、今聞いてたら動画中でも「教育機関に置くのもいいね!」って言ってましたね。
YAMAHA / REFACE CS
ヤマハからはREFACEというシリーズのCSを。
これはすごいです、めちゃめちゃ小さいっす。
コントロールパネルは究極に最小限。
いじれるパラメーターを制限したことで、効果的なパラメーターばかりが横一列に並んでます。
アナログシンセの音の仕組みが全くわかってなくてぶっちゃけあまり学ぶ気もないけどそれっぽい音が欲しい人におすすめw
超早口で駆け抜けるYAMAHAの1分間公式動画をどうぞ!
多分退社時間の2分前だったとかなんだろうなww
YAMAHA / reface CS 【スタンドセット!】
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専用スタンドセットは嬉しい!
まとめ:用途と直感で選ぶべし!
さていかがだったでしょうか。
シンセサイザーの選び方は、ずばり“どれが自分の用途に合っているか”です。
鍵盤数やタッチ、力を入れている音源、シーケンサーやボコーダーの有無などなど……
それらの機能をしっかり確認することは、何故シンセサイザーが欲しいのかに直結する重要な要素です。
でもね、アナログモデリングシンセの場合それ以外の部分もしっかり考慮して欲しいです。
どれが一番かっこいいか!
それはサウンドでもいい、ルックスでもいい。
どれが一番自分の気持ちを上げてくれるのか。
楽器屋でところ狭しと並ぶシンセの中で一番目を引くのはどれか。
それがあなたのベストなシンセかもしれませんね。
ってことで今日はここでおしまい!
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