どうも、最近マジでアナログシンセ欲しい萩原悠です!

そう、大学で勉強もしたし周りのシンセオタクたちが使っているので、知識としてはそこそこ知ってるのですが、

実際持ってないんですよね〜。

ってことで、今日は自分のメモも兼ねて、2017年現在入手可能なアナログシンセの中でおすすめをまとめておこうと思います!



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アナログシンセとは


そもそもアナログシンセとは……

アナログ回路を使われたシンセサイザーのことですよねww

いやむしろシンセサイザーと言えば始めは全てアナログだったのですが、

デジタルシンセサイザーの台頭により比較語として作られたのがアナログシンセサイザーという言葉です。

今のデジタルシンセのようにピアノやギター、ドラムやトランペットの音なんて全く出ませんし、

セッティングの保存も出来ない、プリセットでいい感じの音色も入ってない。

だけどそのサウンドの個性たるやデジタルシンセではまだまだ表せない部分をたくさん持っています。

ってことで、デジタルシンセやソフトシンセをたくさん持っていても、やっぱりアナログシンセが欲しい!

それこそマニアックな製品はたくさんあるのですが、

このページではより基本的な製品だけを紹介……

と思ったら結局ほとんどがKORGになりましたww


KORG / MS-20 mini






KORGが1978年にリリースした歴史的アナログシンセサイザーであるMS-20。

そのMS-20が35年ぶりに復活!

それがこのMS-20 miniです。

当時の開発スタッフが指揮をとり、細かなパーツまで当時と同じにしたというこだわりっぷり。

わたしは当時の本物MS-20を知りませんが、

このMS-20 miniが出てすぐ触ってみたところいや〜驚いた!

アナログシンセってこんなにぶっとい音がするのかと!

そしてLFOなどをアサインするためにわざわざパッチケーブルを繋がなきゃいけないというワクワク感!

アナログシンセの楽しさを、アナログシンセを知らない世代に教えてくれた名器、

それがMS-20 miniです!

全部MS-20 miniの音だけで、多重録音して作られた動画を見つけたので掲載しておきます。




モノフォニックシンセなので、和音が出ません。

コードを弾いているように聴こえるパート(0:26〜)は音数の分だけ単音ずつ重ねて演奏しているというのが見てとれますねw

アナログシンセでありながらMIDIに対応しているというところも、現代版だなって感じで便利ですね。



Minilogue






2016年、またもKORGが仕掛けてきました!

それがこのMinilogueです!

モデリングではない完全アナログのシンセサイザーなんだけど、なんと4ポリ!

和音が弾ける!

それだけじゃなくて、4つの音で和音弾くもよし、ボイシングを2-2でわけたり、4つをつなげたり、今までにない使い方が出来てめちゃめちゃ面白いんです!

オシロスコープがついてて今出力している波形がリアルタイムで見れるってのも、使い勝手がどうとかじゃなくて、なんか純粋にワクワクするww

ちなみに、ステップシーケンサー内蔵で、プリセットパターンも100種類入ってます!

このパターンがもうめちゃめちゃかっこよすぎてかっこよすぎて、

部屋の中で延々流しながらロウソクの火だけで生活したいです。

日本人開発スタッフのうちのひとりがめっちゃ流暢な英語で説明してくれてます。

この人たちの手から世界に新たなアナログシンセが発信されたのかと思うとなんだか嬉しくなるー!




ちなみに、わたし結局このMinilogue買いました!!


minilogueについてはリリース時に大興奮で記事を書きました!

Monologue


Minilogueって随分シャレの効いた名前つけたなと思ったら、そのあとに出たのがこのMonologueです。

“名前の通り”と言うと逆に厄介だけど、

ミニローグより小さいこのモノローグ、つまりモノフォニックシンセなんです。



あと、アナログシンセなのに可愛くも5色のカラバリ展開してるっていう異色な製品ですww

minilogueについて熱く語ってくれていたKORGの高橋さん、あれから1年弱、monologueの解説動画ではなんかこう……随分いい感じになってる!






ROLAND / JD-Xi






KORGがmicroKORGというアナログモデリングシンセをリリースしたのの後追いにはなりますが、

さすがはROLANDさん、このJD-Xiはなんと、アナログモデリングとデジタルのハイブリッドシンセサイザーなのです!

ボタンひとつでデジタル音色とアナログ音色を別々にエディット可能。

しかもJD-Xiにはステップシーケンサーも内蔵されていて、

アナログを1トラック、デジタルを2トラック、そしてドラム専用トラック、

計4トラックをリアルタイムにいじりまくることが出来ます!


ループ系の音楽をひとりでステージパフォーマンスするとなったら、もはやこの1台でOKです!

まぁ、しのごの言わずにまずはこの動画を見てくれ。

わたしがこの世のシンセのデモ動画の中で一番好きなやつです!




JD-Xiを使えばマジでこういうことがひとりでリアルタイムにできてしまうのです!

(ただ、この人は天才です、誰でも買ったその日からこのレベルになれるわけではありません。)



ARTURIA / MICROBRUTE






ゴツい見た目のままに、やたらとぶっといサウンドが出ます。

ADSRが独立スライダーであるってのはありがたいですね。

意外とないんだもん!

これ絶対必要だよ!

ただ、2オクターブしかないので、割とベース用ってイメージです。

内蔵ステップシーケンサーでぶっといシンセベースを作ってひたすらループ、その上でなにをするかとかはまた別の機材で考えましょう。

そんな潔さがかっこいいです!


KORGのvolca beatsを一緒に使ったデモ動画を見つけました。

まさにこういう使い方が一番いいんだと思う。




この動画だと本当にドラムとベースだけので、華があるかと言われるとまぁ……ないねw


MOOG / SUB 37






なんかいきなり本格的にゴツいのがでてきましたが、そうです、MOOGです!

大ヒットアナログシンセSub Phattyの派生型として登場しましたが、37というのは鍵盤数です。

Sub Phattyが25鍵盤なのに対してもう1オクターブ増えているので、純粋に自分には使いやすい!

これぞアナログシンセだ!という説得力のあるサウンドは一度弾いたらやみつきになりますよ!

ちなみに、Sub PhattyとSub 37のすごいところは、デュオパラフォニックという独自技術。

モノフォニックが2つ入ってるという考え方で、2音までは別々のオシレーターが発信しているという考え方です。

和音を弾くには向かないけれど、左右の手で別々のフレーズを弾くことができます!

ね?そしたら37鍵盤あったほうがいいでしょ?

てことで、sub37が候補!

ブリブリなサウンドをお聴きくださいませ。




ただな〜……これ重さ10kgあるのよ。

昔に比べたらそりゃ軽くなったわけだけど、
  • MS-20 mini 4.8kg
  • minilogue 2.8kg
  • monologue 1.7kg

3つ持ってもまだそっちの方が軽いってことだもんなぁww


まとめ:音の好みと使い心地で決めるべし!


さてさて、一通りまとめてみましたけどみなさんいかがでしょう?

ぶっちゃけもっともっと本格的な Prophet6も紹介してないし、

逆に最小サイズのVolcaも紹介してないです。

その辺はもう割と特殊な使い道ですからね、自分は今回いらない!

ってことで紹介も割愛!(自分勝手w)

で、アナログシンセはデジタルシンセほど色んな機能がついてません。

最近はMIDI端子がついたり音色のプリセットができるようになったりと機能面での技術的進歩もあるけれど、

基本的にはいかに好みのサウンドを出すかです!

となったら、意外と大事なのが使い心地ね。

これは人によって違います。

カットオフフリーケンシーがどこにあるといじりやすいのか、

ベンダーは必要か、

鍵盤数やサイズは……

などなど、結構直感的に決めちゃっていいもんですよ!

なにかわからないこととかあればお気軽にご連絡ください!




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ちなみに、ガチなアナログ以外に”アナログモデリングシンセ”も視野に入れているという方は是非コチラも御覧ください!