どうも、ギター講師やってます萩原悠です!

今日は初心者さんにとって大きな壁のひとつであるBbコードBコードについてのお話をしたいと思います!

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難しいコード


コードをいくつか覚えようってタイミングで、

その最初のひとつがたまたまBだったりBbだったりという不遇な方はあまりいないかなと思います。

でもギターの練習をちょっとずつしていくと、どうしてもやらなきゃいけないタイミングが訪れます。

しかも、思ったよりも早く。

難しいコードは後回しでもいいのですが、意外とBbやBってすぐに必要になるんです。

個人的には最大の難関であると言われるFコードより難しいと思ってます。

でもこれを乗り越えたら一気にギターのハードルが下がるので、是非ともマスターしてくれ!




動画版完成!





お待たせしました!

このページの内容を大幅にアップデートしてわかりやすくした動画が完成しました!

是非ご覧くださいませ!

Bb


ChordTab 14
BbB、片方が出来たらどっちも出来るからどっちからでもよかったんだけど、まぁなんとなくBbから。

割と簡単とされるキーFだったりキーDmの曲で登場することからBよりも先に対峙することになるので、

さっさと退治しましょう!(ダジャレです)

で、上の図がそのBbというコードなんだけど……

なかなか曲者ですね。

形はこうなります。

LowChord 17
出たー!!

ディフェンスに定評のある人差し指!!

1弦と5弦という離れた2本を同時に押さえなければいけないという鬼畜っぷり!

これはFコードのページ(→コチラ)でもお話しましたが、

力の入れ加減がわからないうちはなかなか難しいんですね。

人差し指のちょっと親指サイドで押さえてやりましょう。

LowChord 44 2
また、個人的にFより難しいと思っている点が実は他の3本の指。

一直線に並ぶ中指薬指小指隊。

このジェットストリームアタックみたいな3本指、図で見るより実際にやってみるとかなり難しいんですよ。

フレットの中に収まらないwww

こんな感じになっちゃいませんか?

LowChord 40

いや普通に考えてこれ無理でしょ、人差し指をまっすぐ伸ばして、それと並行する位置に中指薬指小指をちょんちょんちょんと並べる。

めちゃめちゃ難しい!

こういうことね。

人体構造上かなり無理をしているこのコードですが、基本的なコードのうちのひとつなので覚えなければなりまえん。

頑張ろう!

Bbコードのコツ


一気に押さえようとしてもこんなん無理です!

なので、最初は一本ずつゆっくり押さえていきましょう。

はじめに押さえるのは小指。

2弦3フレットの、出来るだけキワを狙って押さえます。

LowChord 22
そして次は薬指、3弦3フレットですが、小指と出来るだけくっつけて、出来るだけフレット際に近づける意識で!

小指があるので完全なるフレットスレスレは無理です!

ましてや最後には人差し指の遠征にも付き合わないといけないんだから。

なのでこれくらいの位置で。

LowChord 23
そしてその流れで人差し指です。

ギターの押弦の基本としてフレットの際を押さえるってのに則って今までお話してきましたが、

フレット際にいる小指が邪魔で薬指は際まで行けず、

その薬指がさらに邪魔をしているので中指は既に”よくてもフレット真ん中らへん”にまで来てしまってると思います。

それはもうしょうがないというか、OKなので、出来るだけ、出来るだけフレットの方ににじり寄れるように小指薬指にも働きかけてください。

そして最後に人差し指です。

これまでの3本の指で割とバランスが取れていたのに急に人差し指が1弦を押さえながら5弦も押さえたいとか言うもんだから3本指トリオは大慌てです。

LowChord 24

これは人差し指と中指の水かき部分を出来るだけ開くことによって綺麗に押さえられるようになります。

フレミングの左手の法則がどれだけ好きでも、なかなかここまでがっつりと開いてた人はいないのではないでしょうか。


一応人差し指は1弦と5弦だけ押さえればいいのですが、もう結局5本全部の弦を押さえちゃいますよね。

それでよいです。

全部の弦触っちゃってる状態で、その中で1弦と5弦だけをしっかり押さえる、そんな感じでいきましょ。

特に指の腹……というか付け根付近で押さえなきゃいけない1弦はなかなか難しいかもしれないですね。

指の長さによって位置はそれぞれになってしまうのだけれど、

必ずちょうどいいポイントってのがあるはずなので、人差し指だけの練習もする必要がありそうですね。

人差し指で6弦のミュートもするべし


ただでさえ仕事の多い人差し指、まさかの6弦の面倒も見なければいけません!

それがミュートというお仕事。

普通にBbを押さえている状態で6弦にピックが当たってしまうとボーンと全く関係ない音が鳴って音が濁ってしまいます。

これはなかなかに最悪で、6弦開放弦は存在感たっぷりの音なので、コード全体が台無しになる破壊力を持っています。

しっかりミュートしましょう!

で、そもそもは右手がピックを6弦に絶対当てないんだっていう意気込みとスキルがあるならばミュートはいらないんだけど、それもなかなか難しい。

ってことで、ピックが当たっちゃってもいいように、左手の人差し指で6弦をちょっと触ってるのです。

LowChord 19 2
つらーー!

頑張って!

Bbが出来たらBも出来る!


ChordTab 3
これがBコードの押さえ方です!

え、これBbじゃね?

いえいえ、よく見て。

全体が1フレットずれてるでしょ?

LowChord 25
BbとBってこれだけの違いなんです!

めっちゃ簡単でしょ!

ちなみにもうひとつずらすとC、

そしてもうひとつずらすとC#(=Db)です!

そう、Fコードのときにも書きましたが、バレーコードは並行移動で色んなコードが作り放題なんです!

ただ、フレットが上がっていくにつれてフレットの間隔が狭くなってくるので、中指薬指小指トリオがぎゅうぎゅうになってきます。

と同時に、体に近くなってくるから手首は楽になっていくので、どっちの方がラクってのは人によってです!

個人的には人差し指が5フレットのDあたりが一番ラクな気がする。

よっぽど難しかったら1弦は捨てよう


LowChord 39
割と初心者さんに教えるときわたしは

「大丈夫、簡単簡単!」

って言うスタンスなのですが……やっぱりこのコードは難しいと思う。

なので、このコードが出来ないから曲が弾けないとか、そういう段階で煮詰まってしまった場合、

1弦を鳴らすことは一旦諦めましょう!

人差し指は5弦だけでいいよ!

そうなると、割り切ってこんな押さえ方もいいと思います。

ChordTab 10
随分簡単になったでしょ?

とりあえずこれでもコード機能は失われてないし、なんなら音の違いほとんどわからないんじゃないかと思います。

ゆくゆくはしっかり1弦も鳴らせるようになるべきですが、でも意外とロックバンドとかはこうやっておさえてたりするんだよなぁ。


まとめ:BbとBを弾きこなして並行移動マスターになろう!


このコード、あまり一気に練習しない方がいいです。

手首が痛い!

無理に力を入れて練習しちゃって手首を痛めると結局は上達への遠回りになってしまいます。

ですが、かならず毎日やりましょう!

ちゃんと音が鳴らなくても、毎日ちょっとずつやっていくことによっていつのまにできるようになる、

それがギターの上達の一番スタンダードな道です。

それまでは1弦を捨てたエコノミーBb(思いつきにしてはいい名前!)でギターを楽しみましょう!






Twitter (→@hagiwarau)からもお待ちしてます!(大したこと呟いてないけどw)

他のコードの押さえ方や、アンプの使い方、カポタストの使い方などなど、

初心者ギタリストに役立つ内容はこちらにまとまってますので是非見てみてください!

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