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初めて買ったエレキギター,Fernandesのストラトタイプ

– 前回までのあらすじ –

親戚のおじさんにクラシックギターをもらってからというもの、
はじめはちょっと熱中していたけど次第に飽きてしまっていたある日。

地元のフリーマーケットで見つけたのはエレキギター。

理由はわからないけれどそのギターに釘付けになってしまった萩原少年は、7,000円初めてのエレキギターを手にいれる。


初めてのエレキギターはFernandesのストラトタイプ


Fernandes ST 3
こうして手に入れたエレキギターは、よくある見た目のスタンダードなストラトキャスタータイプです。

3シングルコイル、メイプルネックに(恐らく)バスウッドのボディ。

とっても王道なこのギター。
もちろん当時のわたしはこれが王道だとかもわかってなかったので、
この色や見た目が気に入ったというわけではないと思います。
もしかしたらもっと違うギターでも惹かれていたかもしれませんし、もしくはこのギターじゃなかったら見向きもしなかったのかもしれません。

そのへんは……わからん!!

ちなみにこのダサいステッカーは……

俺が貼った!!!




そして徐々に相棒へ


なにもわからずに、何故欲しかったのかもわからずに買ってしまったから、このエレキギターでどんなことが出来るのか全くわからない。

でもここから段々と、
月刊GIGSを買って情報収集するようになったり、
エフェクターを買ったり、
次のギターを手にいれるまではずっとこいつと一緒、
そして後にフェンダージャパンのストラトを手にいれるまでは唯一のシングルコイルのギターとしてライブでもレコーディング(ちょっとした宅録遊び)でも使い続けることになります。


何事も受け身だった性格のわたしがこんなに前のめりに取り組んだのは恐らくこのストラトに出会ったからだろうなぁなんて思ってます。


母が数年に一度口にしてました。

「このギターは本当にあんたに買われて生き返ったよね〜。あんなとこでガラクタみたいに置いてあったのをこんなに大事に使ってもらえてるんだから。」

動画出演してますw




もうなんか……2009年だそうです。
恥ずかしすぎてなにも言うまいww

左下さんが持ってるのがFernandesのストラトです。

ヘッドにロゴがない……


Fernandes ST 2
このギター、実は長らくどこのブランドのかわからずに使っていました。

月刊GIGSを買うようになってからは、どうやらヘッド部分にブランド名やらモデル名やらが書いてあるといくことに気づきました。

Fernandes ST 9 (これ、現在のうちの子たちのヘッド。)


でもこのストラトにはなにも書いてない。

あ、これパチモンだ!!!!

なにを思ったのか忘れたけど、たしかそんな印象を持ったのでした。

ノーブランドの安いやつ。

そう思って少しだけいやになりましたが、まぁあまり気にしません。

GIGSを読んでたおかげで色んなカッコイイギターが欲しくはなったけど、現実的にはあまり散財するタイプの子どもでもなかったのでこのストラトを使っていくことになります。

で、じゃあ何故このギターをFernandesのストラトタイプと紹介しているかというと、
ネックプレートに書いてありました。

ここにFernandesと書いてあります。

Fernandes ST 8
「そうか!このギターはFernandesなんだ!!」

なんだかちょっとテンションが上がりました。

だって楽器屋さんでFernandesのパンフレットをもらってきて、
そこにはhideさんモデル、布袋寅泰さんモデル、L’Arc-en-CielのKenさんやTetsuさんのモデル、その他カッコイイギターが沢山載ってて、
後ろの方のページにはDODやデジテックなどのエフェクターもいっぱい並んでて、
すごく楽しかったのも覚えてるし、憧れてたのも覚えてます。

まさか自分が持ってるギターがそのFernandesだったなんて!

(なんか嬉しい!!)

こうして自分は、Fernandesデビューを果たし、それ以降もこのメーカーには割とよい印象を持っています。

数年間メインギターとして活躍し、一番ライブでも使ってたFernandes RAVELLE-Elite

割と本気で買おうと思った、2016年リリースのFernandesの超本気5弦ベース FJB5-DLX PCS


※ちなみに、なんでヘッドロゴないんだろう……ネックプレートはあとからどうとでもなるから、もしかしたら、これはFernandesのネックじゃないのかもしれない。とすると、このギターはFernandesのギターではないのかもしれません。

アームが使えない!


このストラトを買ったときに付いてきたのは、
本体と、ストラップ、それとトレモロアームでした。




というかケースもなかったから、たしかアームは本体につきっぱなしだったと思う。

しかしこのアーム、なにに使うのか全くわからん。

そこで母の登場。

「これを動かすと音がグィングィンって変わるよ。」

そうです、うちの母は若かりし頃ちょっとだけバンドやってたそうです。

マジかよwww

そんな母の助言でアームを回してみましたが、全然音は変わりません。

壊れてるんかーい!


これは暫く後(半年以上1年半未満)のあるときにGIGSとかを読んで気付いたんだけど、

ストラトの裏蓋の中(てか裏蓋はついてなかった!!)にトレモロブロックってユニットがあるんだけど、それの横にある透明のプラスチックのパーツ、これが普通のストラトにはついてないらしい。

Fernandes ST 1
この写真の紫のXをつけた部分、ここに、自分のギターにだけなにか違うパーツがついてる。
(この写真は最近撮ったものなのでもちろんその透明のプラパーツはついてません。)

これがなんだかわからなかった当時のわたし、勇気出しましたね、引っ張り出してみることにしました。

そしたらその透明のプラスチックパーツは、なんと100円ライターだったんですよ。



……は!!!??



ん?



100円ライターだったんですよ!



なにそれwwwwww


トレモロブロックとボディの隙間に100円ライターが挟まってたのです!

なんでこんなものが入ってたのかわからないけれどとりあえずゴミ同然の不純物が入ってたので即座に捨てました。

そしたらなんと、アームが使えるようになったのです。

え、アームって回すんじゃなくて押すの!!?

あの100円ライターが入ってたことによってトレモロブロックが固定されて、アームが全く動かないようにされていたようでした。

知らなかったー!なんだよこれ!!

こうして僕はストラトキャスターでアームプレイを使えるようになったのでした。


ストラトライター事件の顛末


あのライターはなんだったんだろう。

その疑問が湧いてからももう15年以上経ちました。

そんなあるとき、ギターに詳しい知り合いとの談笑中にこのストラトライター事件を笑い話として出してみたら

「それはあれだよあの〜、エリッククラプトンがそこに木片を入れてアームを固定してたから、それの真似してたんでしょ。
結構当時のギタリストはみんな真似したんだよ。」


ってのを教えてもらいました。


そうだったのかぁああああああ!!!!

なんだよそういうことかよ、

前のオーナーさんごめんなさい。

こんなところにゴミ突っ込んでんじゃねーよと思いながら今まで生きてきました。

あなたはあなたなりのギターヒーローを追いかけてこのギターを使ってたんですね。

僕が初めてこのギターを見たときは地元のフリーマーケットで埃まみれになってたけど、
ちゃんと愛情持って弾いてもらってたんですね。


そしてさよなら


そんなわけでとても大事なギターですが、この記事を書き終わったら手放そうと思ってます。

いや、すげー大事ですよ?

たしかに、このストラトを買って1年もせずに次のギター、まさかのEpiphoneのフライングVを買うことになります。

その数年後にTOKAI Talbo、そしてFernandes RAVELLEを買うことになります。

そこまでは辛うじてこのストラト以外が全部ハムバッカーピックアップだったからまだたまに使う機会はあったものの、

2010年9月にフェンダージャパンのストラト(テキサススペシャル)を手に入れてからはほぼこのFernandesのストラトを弾くことはなくなりました。

フェンダーのに比べて音が薄くて弱くて、ノイズも多かったから。

とは言え手放せない。他のどのギターを手放してもこのギターは手放せない。

そう思っていました。

が、僕の前のオーナーが手放してくれたから僕の人生がこんなに変わったように、
もしかしたらこのギターは次のオーナーのところへいけばまたその人の人生に深く関わっていくのかもしれない。

そう思ったらうちで眠らせておくよりいいんじゃないかなという結論に至りました。

で、どこかの楽器屋さんに買い取ってもらおうと思ったのですが、タイミングよく知人がギターをやりたがっていたので、そちらにお譲りすることにしました。

どっかのおじさんのサブギターとかになるより、知人の初めてのギターになった方が大切にしてくれるんじゃないかなという考えのもとで。

「僕にとってこういう大切なギターなので……」
ってのをお伝えして、僕が手に入れたときと同じ7,000円で買い取ってもらうことになりました。

金額の問題じゃないんだけど、
「悠さん使わないならちょうだ〜い」
的な方には絶対渡さないと決めていたので、納得して僕が買ったときと同じ金額を出してくれるのは素直に嬉しい。


でもたしかに僕がフリマで中古で買ったときよりさらに年月が経ち、
目に見えるところではフレットの磨耗など、どう考えても消耗や経年劣化は進んでいるのに同じ値段だと不公平というか、セコいと思ったので、

  • ソフトケースの追加(買ったときはついてなかった)
  • 弦をちょっと高いけど長持ちするエリクサーの新品に交換
  • ネックの反り、オクターブ調整
  • ネジやナットの増し締め
  • 電装系のクリーニング

をしてコンディションを出来るだけ整えてお渡しする約束をしました。


引き取ってくれる知人はこれから一生を音楽に捧げるわけでもないと思うけれど(人生ってわからないけどね!!)、
それはどうでもいいというか、

“音楽って楽しいよ!”
ってのを僕がどんな言葉で伝えるよりも、このギターを持ってもらうことで自分から気付いてもらえたら幸せだなぁと思いました。

さよなら、僕の初めてのエレキギター。

今まで本当にありがとう。


さて次のシーンは月刊GIGSを買うです!












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    2 Responses to “初めて買ったエレキギター,Fernandesのストラトタイプ”

    1. あぽろん より:

      はじめまして、通りすがりのものです。

      このストラト、かなりのお宝だったかもしれません。

      私の記憶に間違いなければ、
      「RST-80 ’54モデル」

      80年代は国産ギターの本気度が最も高く、その中でもFernandesが80年代前半から半ばにかけて送り出したRevivalシリーズの最上位機種です。

      特徴はヘッドの「消えロゴ」。
      この時期のRevivalシリーズのロゴは手でこすると簡単に消えるものだったのではがしてしまったオーナーが多いようです。

      参考
      http://www006.upp.so-net.ne.jp/guitarcrazy/page_flame06.htm

      RST-50という下位モデルで同じカラーリングもありましたが、ヘッドの丸型のストリングガイドがRST-80の特徴です。

      ネックプレートのロゴデザインも当時のものです。

      この渋めのブラウンサンバーストに木材の導管の見えるアルダーと思われる素材。
      私もまったく同じカラーのRST-80 ’54モデルを所有していました。

      もともとは定価8万円のモデルですが、一時期オークションで定価以上の高値で取引されていました。
      もっとも、当時の8万円の国産はいまならゆうに倍以上の価値はあると思います。物価の上昇を考えると。

      たしかに音はテキスペのストラトに比べたら線が細く、ロックには向かないと思いますが、チューブアンプでクランチ気味やクリーンなハーフトーンならオールドストラト風の繊細かつ質の高いサウンドになると思います。

      7千円で譲られたのはラッキーだし、同じく7千円で譲ってもらった人はラッキーですね。

      • hagyu より:

        コメントありがとうございます。

        なんと!!
        そうだったんですね!
        そんなモデル、そんな経緯があったとは知りませんでした!

        よかった、僕の最初期を支えてくれたギターはそんなにもしっかりと作られたギターだったんですね!
        なんだか嬉しくなりました。
        教えて頂きありがとうございます!

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