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入江喜和先生著,たそがれたかこのあらすじと感想をレビュー

どうも、漫画読んでると勝手にBGMが頭に流れてくる系男子萩原悠です!

そう、漫画読んでるとさ、キャラの声とかみんな想像で創造するじゃない?

具体的にどんな声なんだと言われると難しいけど、それぞれ鳴ってる声があるじゃないですか。

僕の場合もうすこし踏み込んでて、BGMさえも流れてくるんですね。その場で打ち込んだり楽譜に起こしたりしたことも過去には何度かあります。


さすがにここまでいくのは作曲家という職業病なのかもしれないけれど、

こういうことって結構誰にでもあると思うんです。

てことで、今日は最近漫画のお話です!


入江喜和先生作、
たそがれたかこのレビューをします!

(※このページは中間部より、作品のネタバレを含み、なんなら結末直前まで書いてあります。)

Tkk

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たそがれたかこ


女性向けの講談社コミックス BE・LOVEにて好評連載中の漫画です。


たかこは、母と暮らすバツイチ45歳。深川から自転車で新大橋を渡り、社員食堂のパートに通う。とくに大きな原因はない。逆にすべてが原因でイヤになっているのだろうか――。このところ、夜にやられて隅田川のほとりで一人、酒を飲む。ところが、だれもいないと思ったそこで、声をかけてきた男がいて――!? ふんばりざかりをふんばる人に、届けたい物語。
Amazonページより引用




はたから見ればなにか大きな事件が起きるわけでもないけれど、当人たちの少しずつの心の変化に焦点を当てた……

なんていうの?

“日常系”っていうの?

そんな感じです。

宝島社が取り仕切る“このマンガがすごい!大賞”の2015年オンナ部門の第8位にも選ばれる人気作品です。

単行本が7巻まで発売された段階で読み始めてこのページも書き始めましたが、

2017年8月に全10巻、完結しましてわたくし、全巻読破しました!



なんかね、すごく登場人物たちの気持ちが伝わってきて、同じように苦しく思ったり、同じように嬉しく思ったり、退屈だなぁと思ったり、恥ずかしいなぁと思ったり、

自分も何度も通った道をひとつずつスポットライトで照らされるような、そんな気持ちで読んでいます。


たそがれたかこ 1巻試し読み出来ます!(無料!!)


最近はすごい時代ね、まるまる一巻を無料で読むことが出来ます!

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Kindle端末をお持ちでしたらこちら、Amazonでも無料ですよ!



たそがれたかこ 1巻のあらすじ



そいでは、ちょっと頑張ってあらすじをまとめてみたいと思います。

まずはイントロ部分ね。

たかこさん 45歳 バツイチ。
すっかり耳の遠くなった(ボケてきてる?)お母さんと東京の下町で二人暮らし。
住まいはお母さんが大家をやっているアパート。

コミュニケーション能力ゼロのため、職場でも特に話すこともなく、もちろん行きつけの飲み屋などもない。

– とくに大きな原因はない。 –
– 逆にすべてが原因でイヤになっているのだろうか…… –


夜中河川敷で一人缶ビールを飲んでたらヤバそうなおっさん(この時点でたかこさんもそこそこヤバいw)に出会ってしまう。

どうやら美馬(Viva)ってお店をやってる美馬(みま)さんというらしい。

理由もなくフレンドリーな人、そう、たかこさんの苦手なタイプ。

しかしその不思議な人柄ゆえに、段々と少しずついろんな話を聞いてもらうことになります。

たまにメールしたり、家に来たりする娘のイチカちゃん(旦那が引き取った)15歳。
なんか独特の感性とか趣味とかだけど……友達いるのかな?(たかこさんと同じ道を辿っている……)


毎日けだるく生きてる日々、ある日適当に聴いてた深夜ラジオ、その向こうでは話し下手の男の子。
なんか知らないけどナスティインコというバンドをやっている谷在家光一くんというらしい。

今日は弾き語りにチャレンジしようと思います。
僕は昔から人と接するのがヘタクソで、不登校になったり、バイトも仕事より人間関係がダメで行けなくなったり、
でもそーいうボクをみて欲しいというか、共感して欲しいっていうんですかね、
やっぱり他者と関わりたい。
そーいう歌です。聞いてください。
(引用:たそがれたかこ 1巻)



この歌に心をわしずかみされたたかこさん

-この日このときから、若い歌うたいに恋をした。(たかこさん齢45)


ラジオで光一くんが
「いや〜CDの売れ行き気になってアキバのタワレコ行ってウロウロ見てましたよ。まぁ残念ながら買ってく人は見れませんでしたが。」

とか言ってのをメモし、翌日早速アキバのタワレコへ。

光一くん、今日もこのへんにいるのかな、
その辺で見てるかな、
手に取ったよ、
レジに向かうよ、
買うよ。


毎日何周も聴いてしまうCD、いつの間に元気をもらってます。

あ、そうだDVDもついてんじゃん……若っ!光一くん若っ!!
下手したら干支フタ回り下ありうるな……

でもかっこいい!はぁ〜寝られん!
この火照りと動悸は……A:恋? B:更年期?

ハイ。

ここまでが1巻の内容です。無料でここまでは読めます。



ただなんとなく生きているような、
人と関わるのはめんどくさい。
とくに興味もない。
ボケた母の相手もめんどくさい。

きっかけになる大きなことはないのだけれど、

ただ夜中自然と涙が溢れる。


そんな生活を変えてくれたバンドマン谷在家光一くん。
「これでいいのだ」と背中を押してくれるノーテンキっぽい美馬さん。

今まではただただつまらなかった毎日、
でも少しずつ、
おしゃれして秋葉原に行ったり、
バスに乗り遅れても「歩いて帰ってみよっかな」と思えたり、
本当に少しずつですが楽しいことが増えてきます。


声しか知らない谷在家光一くんに対して、誕生日が知りたい、血液型が知りたいと思ったり、

街の若い子を見ては
「ああいうこが「ファンです!」って言ったら喜ぶんだろうなぁ〜」
と思ってみたり、色々なことを考えるようになります。



ここまでが一巻です。

なんだかね、すごく面白いんですよ。

たかこさんの心が動いていくのが、なんか嬉しくて。

それこそ、最初の方のページはすごくつまらないんですよ。
いや、作品がつまらないんじゃなくて、

たかこさんがつまらなそうにしてるのがすごく伝わってきて、なんだかこっちまで

「だからなんだよ、勝手にしろよ」

って気持ちになってくるのです。

だからこそ、たかこさんがラジオの中のバンドマンの弾き語りに心をわしずかみされるシーンはよかったなぁ。

すごく劇的に描かれていて、

舞台音楽の作曲をしてる僕としては、もうここで音楽が鳴り響いてました。

舞台化したい!

BGMとかつけたい!


すごく綺麗なシーンです。

あと、たかこさん
「千切りが趣味なんだよね」
って言うところとか好きでした。

千切りしてると無心になれるというか……違うな、むしろ色々考えてるんだ。ややこしいこととか。
でも細かくキレイに切ろうとすると忘れちゃったりして、それが気持ちいい


なんかわかる気がする!!

すごく漠然としていて、明確な答えが出るわけじゃないけど!すごくわかる気がする!!



では、ちょっと僕のテンションも高いので、2巻以降のあらすじも書いちゃおうと思います。

ここから先は有料の商品のネタバレを含みますので、これから読んでみようって方はここでおかえりいただくことをおすすめします。


たそがれたかこ 2巻のあらすじと感想(つまりネタバレ含みます)



深夜に出会ってしまった。
アヤシイおじさん、美馬(みま)さんと、若い歌うたい谷在家くん。
谷在家くんの歌になぐさめられながら、みまさんから人生を楽しむコツを教わる。
たかこバツイチ45歳、ついに変わり始める。
こんな自分、悪くない。
(引用:たそがれたかこ 2巻背表紙より)




光一くんのおかげで色んなことに踏み出してみようと思い始めたたかこさん

ラジオで光一くんが好きだって言ってたから前髪をパッツンにしてもらうために美容院へ。
白髪染め程度に黒くしようと思ったけど、光一くんのことが、そして美馬さんの言葉が浮かんで笑顔で口にする。

「髪色、極力明るくしてください」

ニューたかこの見参です。

新しい自分、意外と悪くない。

前よりちょっとだけ明るくなれて、前よりちょっとだけ人と話せている気がする。

そんなとき、

たかこさんの(正確にはたかこさんのお母さんが大家をやっている)アパートに住む中学生の男の子おーみ君もナスティインコ好きだと知り、話をするようになる。

彼は不登校かな??ちょっと訳ありかなぁ。



はいここまでがあらすじ、ここからは感想です。

7巻まで読んできて、多分一番好きな、一番綺麗なシーンがここです。

目立たなくていい、なんとなく過ごして生きたい、でもなにかに漠然とした不満がある……ないかもしれない、よくわかんない。


そんなたかこさんが、思い切って髪色を「極力明るくしてください。」って言うシーン。

照れながらも、内心すごく嬉しそうなたかこさん

僕自身にもそんな勇気がないから、すごくハッとしました。

すごくいいシーン。

素直さが気持ちよくて、

もう拡大して部屋に貼りたいレベルwww

そいじゃ、3巻行くわ!

たそがれたかこ 3巻のあらすじと感想




離れて暮らしていた娘イチカに起きた異変。
“食べられない病気”になってしまった。
「顔が似てない親子は中身が似ている」なんて、行きつけの店のマスター美馬さんに言われた言葉がよぎる。
“ごめんイチカ、私のせいだね—”
ひとり、夜に、”谷在家光一“の封印を誓うたかこ。

私は大馬鹿ものでした。私はもう一生、幸せじゃなくていい。だから神様、イチカを元の元気なイチカに戻してください。

引用:たそがれたかこ 3巻背表紙より




金髪にして不登校、そして拒食症になってしまったイチカ
30年前の元祖不登校、20年前に拒食症になったたかこさんははっきりと自分と重ね合わせた。

このままイチカのそばにいていいのかな、”お母さんとして”なんて図々しい気がする。
理解者ってのも口幅ったい。

不登校の先輩として、病気の先輩として、世の中とうまくやっていけないけどなんとか生きてる先輩として、イチカを支えていきたいと思うたかこさん

でも来年から高校生、受験はどうしよう、病院の先生ともイマイチ合わない。

なにか力になりたいと思うけど失敗ばかり。

封印したはずのナスティインコの音楽も、おーみ君と話したりカフェの店内有線で耳にしてしまう。そしてやっぱりわくわくして顔がほころんでしまう。またそれも嬉しいような後ろめたいような。

もやもやとしたまますべてがうまくいかなかったある夜、ネガティブボケばぁさん(たかこさんの母)に八つ当たりし家を飛び出し更なる自己嫌悪へ。

たまたま同じタイミングで親子ゲンカして夜中に飛び出してきたおーみ君と一緒に居酒屋美馬へ。

同じモヤモヤを抱えながら、同じくナスティの谷在家に助けられているおーみ君とも話し、

スーパーポジティブやさおじさんの美馬さんにも勇気づけられ、

その夜たかこさんは久々に谷在家光一の夢を見る。

どこか広いところで、ギターを弾きながら歌を歌ってくれていた。

夢の中の光一くんに自然とお母さんに暴言を吐いたことを聞いてもらうと光一くんが言うのでした。

「おれ知ってる。いい子だよ、たかこは。」


はい、ここまでがストーリーです。

このなんか……うまくいかない感じがすごく好きです。

たかこさん「自分なんかが幸せになっちゃいけないんだ」って気持ち、すごくわかるなぁ。
もちろん自分は”親”になったことないから、多分世の中の”親”ほどには理解してないのだろうけど、すごく胸がつまるシーンでした。

(ちなみに、僕がこの”たそがれたかこ”を読んでて最初に涙腺崩壊したのがこのシーンでした。)

ファーストフード店で読んでたからめちゃめちゃ困ったわww


このあたりから自分はどんどん”うさんくさいおじさん美馬さん”のことが好きになってきてました。

いつも笑顔でいる人、周りにたくさんの人がいる人ってのは“自分を好きになる”を実践してる人で、

しかもそのエキスを周りの人にも配れる人なんだなぁって、すごく尊敬します。


たそがれたかこ 4巻のあらすじと感想



イチカのこと、元夫のこと、世間とうまくやれない自分のこと。
ままらなないすべてのことに対する鬱屈を爆発され、
母にぶつけてしまった夜を越え、なにかがふっきれたたかこ。
谷在家光一“の歌声が彼女に生きる希望をくれる。
想いはますます膨らんでいき、ついに気持ちは

「ライブに行ってみたい!!」

引用:たそがれたかこ 4巻背表紙より


美馬さんのおかげか、それとも夢に出てきた光一くんのおかげか、
たかこさんはお母さんと仲直りする。

イチカを元気に戻してください。そのためなら、もう光一くんの歌もラジオも聴きません。」
そう思ったのはうそじゃない。
けれど、
あなたの声が私に希望を与える。
あなたがいることが私を元気にする。


ナスティインコ好き同盟としてどんどん仲良くなっていくたかこさんおーみ君。
けれども”人と関わるの苦手全盛期”のイチカちゃんはまだまだ回復の兆しなし。
イチカちゃんになにかしてあげたいと思うけれどなかなかうまくいかず。

イチカちゃんも不器用ながらもたかこさんには感謝しているようで、ナスティのライブチケットの抽選に協力し、見事ゲット!

ただ、当然ライブハウスなんて行ったことないたかこさん
たまたま居酒屋美馬に居合わせた他のお客さんに
「入場はチケットの整理番号順よ!」
「ドリンク代の500円玉を用意しておきなさい!」
「体力に自身のない中高年は柱や柵のそばに陣取るべし!」
などのアドバイスを受ける。

おーみ君じゃなくて自分が、自分だけがライブに行くこと、イチカが苦しんでるのに自分だけ楽しみにいくこと、
モヤモヤと自己嫌悪に陥りながらも、しっかり顔面パックしたりムダ毛の処理したり女子力アゲアゲで、いざライブハウスへ。


こんな感じのお話です。

4巻はなんと言っても表紙がいいね!

今までとは違うファッションで地上へ、明るい方へ歩いていくたかこさん

でもまだまだ後ろも気になってしまう感じ。

すごくいいっすね!

と思ったら、著者であられる入江喜和先生のブログのヘッダー画像にもなっていました。

▶︎入江喜和先生のブログ:キワ者便り

内容的には……僕の要約が下手すぎて全然いいところを紹介できてないんだけど、

おーみ君を傷つける
→凹む「ごめんねおーみ君」
イチカちゃんに「私のせい?」と心配される
→慌てる「違うよ。(むしろイチカのせいじゃなくてごめんね自分のことばかり考えてた)」
→ライブ行くのやめようかな。
「せっかく抽選あたったんだから、行ってくれないと逆にヤダ」イチカちゃんに後押しされる。
→ありがとね

の流れがめちゃめちゃ好きです!

しかもこの後5巻の最初ではおーみ君からも

「俺のこと気にしてライブに行かないとかはヤダなと思って」

って電話来るんですよ。

みんなそれぞれ悩みながら、支えあってたり自分を責めたりしてるけど、

誰かの楽しみを奪いたい人なんていないんだよなって、

そういうのすごくいいなって思いました。


たそがれたかこ 5巻のあらすじと感想



いろんなことを抱えながらついに迎えたライブの日。
若いコたちのど真ん中で45歳のたかこがはじめて会うリアル谷在家光一くん!!
いまはめいっぱい、楽しむしかない!

– あなたからもらった元気で 前に進んでみる –

引用:たそがれたかこ 5巻背表紙より


ついに迎えたライブ当日。
プレゼントってアリかな?ナシかな?

それよりここは光一くんの詩にある夕暮れの御徒町。

ライブ中も歌に合わせて色んなことを思い出すたかこさん

子供の私
オトナの私
なんとか乗り切ってくれていまがある

いま?

いまもくだらないオトナで
いっぱいいっぱいだけど

生きてる。

あっというまに終わってしまったライブ、足がもうヤバイ。

また会おーね。


光一くんに勇気をもらい、イチカの病院探しにも再度力を入れ、元夫と3人で病院も回るも、
「ごめんなさい 二人とも仕事休ませちゃったし」
と更に自分のことが嫌いになるイチカ

そしてたかこさんも(恐らく光一くんにもらった勇気で)自分の思いをぶちまける。
「仕事なんて休んだっていいんだよ!親なんだから、てか、あたしらのことじゃなくて、
イチカが好きなことしたり楽しいことできるようになってほしいから、だから来たんだよ!」



ここまでが5巻です。

もうね、5巻が一番好きで、5巻が一番ツラいです。

たかこさんがタワレコに行ったり、ライブハウスに行ったり

「スゴイなぁ光一くんて。いったことないとこにどんどん連れてってくれる」

自分が好きで追いかけてるだけなのに、「光一くんのおかげで世界が広がってる」と思わせてくれるところ、とっても素敵だなぁと思いました。

あとはライブ直前、駅降りてからなんだかんだで時間がなくなってきちゃったときの

ヤバイ!もうこんな時間!
昔っから、あと一歩で間に合わなかったりする。
全部
自分のせいだけど
たのむ
今日だけは



というシーンね。
めっちゃわかるわーめっちゃわかるわー!俺もいつもそれ(直せw)

次、ライブ始まる直前に軽い地震が起きて

「どうしよう、やっぱり失敗だった。自分が来るとロクなことがおきない」

って自己嫌悪に陥るの、これ俺かよって思ったね。

たまに遊びに出かけたりするとそういうときに限って仕事のトラブルが起きたりしたし、

泊まりがけで出かけることなんてほとんどないけど、大学の卒業旅行でってことで久々にハメをはずしてたら東日本大震災が起きたり。

そのときに遊びに出るのが怖くなってってのを今なお引きずってるんだけど、それとすごくシンクロして苦しくなりました。

あとは、自分もはじめてライブ行ったときは全身が真っ白になる感覚だったなぁとか、

そういうことも思い出させてくれました。


たそがれたかこ 6巻のあらすじと感想



摂食障害のイチカは信頼できる先生にであえたことで少しずつだが食事を再開。
学校に通う意思も口にして「小さな一歩」にホっと胸をなでおろすたかっこ。
そんななか、同じアパートに住む、おーみくんとの距離が急接近!!
二人なかよく(?)足立区の谷在家公園目指して旅立つことに!?

(引用:たそがれたかこ 6巻背表紙より)


谷在家ってのは本名じゃなくて、どうやら谷在家公園ってのがあって、そこがナスティインコにとって始まりの場所、大事な場所だからってことだそうです。

そうなると!
たかこさんも行きたくなる!
行こう!

かねてより光一くんに似ているおーみ君(まぁ影響受けまくってるってことね)をなんとなく重ねて見てしまうたかこさん
30も下のおとこのこにちょっとドキマギ。

そんなおーみ君と一緒に谷在家公園に行くことに。
日暮里舎人ライナーに乗って。

イチカちゃんのことも心配で、まだなにも解決はしていないけれど、
おーみ君と一緒にいる時間をとても楽しく、神様からのプレゼントなのかと思ってしまうのでした。




6巻はあれです、主におーみ君のことが多く描かれてます。

イチカちゃんも病院に通って少しずつよくなっているし、たかこさん光一くんへの妄想も相変わらずなのだけれど、とにかくおーみ君回多し。

というより、やっぱり谷在家公園(=聖地)に行く」っていう一大イベントがありますからね、これを中心に描かれています。

個人的にポイントなのは、妄想のなかの光一くんがES-335らしきハコモノギターを持ってるとこですね。

今までストラトシェイプっぽかったけど。

なんでこのES-335が気になってるかというと、

まぁこれは公表されてることなのだけれど、谷在家光一くんのモチーフはクリープハイプのギタボ、尾崎さんなんですよね。

その尾崎さんが最近よく使っているのがこのGibson ES-335で、それと同じギターがついに作中で出てきたのがこの6巻です。

↓クリープハイプ

ちなみに、このページの冒頭に貼った画像に写したのが、
うちにいるGibson ES-335です。色違い!

Tkk

↑外での涙腺崩壊を恐れて自宅で読みましたw

たそがれたかこ 7巻のあらすじと感想




たかこが恋する中学生おーみ君と谷在家公園へ行った帰り道。
立ち寄ったファミレス、帰りの電車でつかの間のデート気分。
何もなくてもゆっくりと流れる時間は一生の宝物になった。
一方、拒食症の娘イチカは食べ物を口にしはじめたものの、新たな異変が彼女のなかで起こりつつあるのを
確実に感じ取ったたかこは……

(引用:たそがれたかこ7巻背表紙より)


娘より年下の男の子をうっかり好きになってしまったことにまた自己嫌悪。
今日のことはいい思い出になりました。

いい思い出にしたいなら”好き”なんて思わないことだ。
現実の”好き”は不自由でミジメになるから。

最近イチカちゃんはバクバク食べてその後すぐに吐いている。
新たにヤバい方向に行ってるのに、どうしたらいいかわからない。

年末年始実家に戻っていたイチカは、
あちこちで居場所がなくなっていきプチ家出。
周りのみんながよくしてくれるけど、
だからこそダメな自分が苦しくて逃げ出したくなる。
誰かが悪いんじゃない、全部自分が悪いんだ。

体調悪くしながらも、どうにかこうにか学校へ(今まで通ってたとことは別のとこ)。
時間遅らせて裏門から入って保健室に登校。

なにも出来ないと言っているたかこさんも少しずつサポートがうまくなっていく。

けれども、やっぱり中学生というのは残酷なもので、
イチカのことを拒食症だとかキモいだとか囁く声がたかこさん(イチカちゃんも?)の耳に入ってしまい、
やり場のない怒りとモヤモヤがふつふつ……



イチカ回多し!

むしろようやくイチカの成長がこれから描かれるというところでしょうか。

1巻の最初に出てきたときはぽっちゃり系でおかしバリバリ食べてたのに、

いつのまにかなにも食べれなくなって家でゴロゴロし続けて、

だんだんスープだけとか口にして散歩も遠くまでするようになって、

発作を起こしながらも学校に行くところです。

あまり自分の意見を言わないイチカちゃん、意見がないわけじゃないんですよ。

人一倍悩んでるんですよ。

えらいねぇ。

ちなみにこの7巻。

たかこさんが1巻で頑張って秋葉原のタワレコに買いに行った真似をしてみました。


秋葉原で少女コミックを買おうとすると自分すごく場違いなコーナーになっちゃって、

たかこさんがアキバのタワレコを富士の樹海か宇宙ステーションかと思うくらいクラクラしたのと同じくらい目が回りましたww

(タワレコの隣の有隣堂には在庫がなかったのが残念orz)

たそがれたかこ 8巻のあらすじと感想





イチカが通い始めた中学校で、
男子生徒の心ない暴言を聞いてしまったたかこは、
怒りの衝動が抑えきれず、思いがあふれてしまう。
そして、たかこの恋する中学生 おーみが知らない女の子と笑いあっている姿を目撃。
あの子も、あんな顔、するんだ—
図らずも、たかこは、自分の過去と向き合うことに……。

(引用:たそがれたかこ8巻背表紙より)



イチカちゃんへの陰口に怒りが爆発してしまい、

でもそれを本人たちに向けることが出来なかった自分にも腹が立つたかこさん。

まさかのカウンセリング進められちゃうし(イチカじゃなくてわたしが?!)

カウンセリングを受けながら(めっちゃ若い先生!こんな若い子になにしてもらおうっていうんだろう)イチカちゃんのことを話し、

そしてそれはまるで自分のことを話しているようで

そーだよね、イチカのことなんてわかるわけない
自分のことだって
なんにもわからないでここまで生きてきてるんだから


ガンバレじぶん……あさってラジオ……ガンバル

ラジオ聴いてたらまたナスティはライブがあるって。

行きたいな。

おーみは行くのかな。

なんて考えてたら夢をみた。

おーみと手をつないで歩く。

イヤだろーな、こんな親子見たいなオバさんと手なんかつなぐの

「ごめん」て思うけど、

言うとよけいうざいし……


8巻では

まさかの自分がカウンセリング受けることになったたかこさんが、

自分が摂食障害だったときのことやら夫とのことやら色々と思い出すことになったり、

30歳くらい違うおーみくんにどきどきもやもやしてたりするという、

過去の傷今の自虐が入り混じる展開です。

若い子は若い子同士がいいよねと頭ではわかってるけれどっていう、

乙女心ですよ!

「今の自分は過去の自分勝手の総決算だな」

と落ち込んだり、でもラジオ聴いたら小躍りしちゃうし、

もうたかこさんたらどこまでいっても人間らしいwww

ちなみにわたしの文才の乏しさの問題であまりあれこれ書くと本筋がわかりにくくなっちゃうと思って省いているサブキャラたちが実は結構いて、

彼らの葛藤とか、

「僕はこうやって生きていきます!」
「わたしもあーなりたいんだー。」


がどんどん見えてきて話が広がっていったり、

え、今その二人はどういう関係なの?

みたいのがあったり、群像劇としてもとても面白い展開になってます!

小悪魔のマキちゃんが最高です!w

たそがれたかこ 9巻のあらすじと感想




進学先選びの学校見学で、
会いたくない人に会ってしまったイチカ。
また自分の殻に閉じこもってしまうのか……。
そんな不安が首をもたげた矢先、
たかこにもイチカにも大きな転機が訪れる。

(引用:たそがれたかこ9巻背表紙より)



チャレンジスクールという、不登校の子でも通えるように配慮された学校の見学に行くイチカちゃん&たかこさん。

そこで会ったのはかつての部活の先輩で……

心配だなぁ、イチカは部活でなんかあったのかなぁ。

「わたしじゃない。あの人が、いじめられてたの。
今は元気でかわいくなってて。私はムリ。あーなれない。」


イチカごめん あのときも あのときも 全部ごめん
どーすれば今度は 助けてあげられるんだろーね


ところでその手首の絆創膏は?

かくすっていうことは……考えたくないけど……

今どんな気持ち?

生きてる意味がないと思ってる?

そんなに絶望しているの?


ふたりで川沿いの公園に座って

「世界でふたりっきりみたい」

なんて思ってたら何故か歌声がこみ上げてきて

バンドやろうかな 私


そんな第9巻です!

めちゃめちゃいいです!

叫び出すたかこさん!

バンドやりたいって言っても一緒にやる人がいるわけでもありませんん。

いやバンドじゃなくてもいいんだ、ひとりでも、

「ギター持って大声で歌いたい!」

僕がギタリストだから共感するってのを差し引いても多分これはめっちゃいいシーンだと思う。

なんでギターやりたいのかなんてわからないし、もちろん全然弾けないけど、

でもなにか発散したい。

たかこさんのセリフにしては珍しくビックリマークついてて、(ギャー!!とかは多いw)

たかこさんの勢いが伺えます。

そして数日後、イチカちゃんについてきてもらってマジでギターを買いに御茶ノ水へ。

店員さんの勧めで、ナスティの光一くんと同じ見た目の廉価版、エピフォンのセミアコをチョイス!

いいね!

みんなそんなミーハーな決め方でいいんだよ!

あ、ちなみにこの店員さんわたしです、萩原悠ですw

実は入江喜和先生と色々お話しながら決めた展開でございました。

たまたまクリープハイプの曲で弾けるのがあったので弾いてみたって流れも採用して頂いてましたw

(スペシャルサンクスにまで記名していただきありがとうございました!)

詳しくはコチラで!

話を戻します。

イチカちゃんが大変な時期に自分はギターなんかで遊んでていいものか。

こうやって悩むのは当然というか、最近もよくネット上で話題になりますね。

職場が大変なときにあの人は遊んでて……

とか、

日本が大変なときにお偉いさんは遠方で……

とか。

いやあれやで、そういうのってちょっとなんか的が外れてると思うんですよね。

やるときゃやってるから!

たかこさんはギターのことをカウンセリングの先生に「とってもいいですね!」と言われ、

そうだ、私で証明しよう 「好き」が世界を変えることを!

って。

なにこれめっちゃかっこいい。

あ、ちなみに9巻では残念なお知らせが。

おーみくん、来月引っ越す。

たそがれたかこ 10巻のあらすじと感想





イチカの進学先探しもひと段落し、
かすかな希望が見えてきた春。
たかこは、ナスティインコのライブに2度目の参戦
今度は、片想い相手の中学生男子、おーみと二人。
大好きな谷在家光一くんの歌声に包まれ、
たかこの心が走り出す!!
45歳のロックンロール 堂々完結!!

(引用:たそがれたかこ10巻背表紙より)



御茶ノ水をウロウロしてるときに見つけたいい雰囲気の場所。

そこはどうやら学校だったようで、ここの高校だったらいけるかも。

やってみようイチカ

いーじゃん、ダメならダメでいーんだよ!

そしてナスティのライブ。

これでおーみくんともお別れ。

だれかのものになるの見ないですむし。

ライブが始まる前からテンション高いふたり。

どうやらおーみくんはあの可愛い子のためにグッズを買いに行っていたらしい。(ズキッ)

と思ったら、缶バッチ一個くれるって!

前Tシャツ買ってきてくれたり、今回のもチケットとってくれたお礼に。

嬉しい。

超大事にする。

おーみくんとの、事実上のお別れをいい思い出にしたい。

そんな気持ちに浸っていたら客殿は突然に消え、

大歓声の中登場するナスティインコ谷在家光一

「サイコーの夜に しよう」


最終巻です!

イチカちゃんも少しずつ前に進めるかもしれない。

体験で授業を聴講させてもらってイチカちゃんも先生のこと気に入ったけれど、

それと同時に(それ以上に)たかこさんはその授業で取り上げていた更科日記に自分を重ねてしまう。

これ、すごいなと思いました。

「作者は……晩年に楽しいことはなかったのでしょうか。オバさんに……明るい未来はないのでしょうか。」

「なかったみたいですねww」

「ギャーーーンwwww泣」

「でも、これを書いてるときは楽しかったかもしれませんね!」



なんて言ったらいいんだろう、漫画としてすごく面白い手法。

更級日記に共感して自分を東映しているたかこさんに我々読者は共感してしまうわけです。

歴史上の超有名作品を使った劇中劇!

それをたまたま娘の付き添いで聴講した授業でなんて、

人生の面白さ漫画としての面白さが凝縮されてるシーンで、とても好きです。

授業というわかりやすい形式に加えて漫画ならではのコミカルなタッチで、ちょっと更級日記読みたくなったわww

さてさて、

おーみくんとの最後の思い出も兼ねて参戦するライブ。

谷在家光一の歌に、MCに、僕らはたかこさんと同じように心を揺さぶられることでしょう。

そして45歳のロックおばさんの結末は……

是非とも読んでみてください!

たそがれたかこ 面白かったところ




めちゃめちゃ主観的に色々書きなぐってきましたが、

やっぱりたかこさんの気持ちがズカズカと刺さってくるところが好きです。

ちょっと浮かれたと思えばすぐに落ち込み、

自己嫌悪に陥ったかと思えばすぐに立ち直り、

なんかすごく、面倒くさいなぁって思いました。

そうやって、泥臭く人間らしく生きているところ、すごく見ていて苦しくて、とても励まされます。


そんなに壮絶な人生なわけでもないし、特別な人間でもない。

ただの妄想強めな45歳のおばさん。

でもその日々をこうして追ってみると、その全てがこんなにドラマチック。

萩原悠が、自分だけが通ってきたんだと思ってた道も、こうして世代も性別も違う方が一度通ってきている、

なんだかすごく勇気をもらいました。

こういう方と、助け合って生きていきたいなぁと、すごく思いました。


あとは、なんか全体的にすごく力の抜けた作風が好きです!

婆さん二人組をなんの脈絡も説明もなくバーバーズと呼んでたり、
家に変えれば「おけーり」「たでまー」って口語のまま文字になってたり、
それなりの口喧嘩しながらも家事の手は進んでたり、
ただ寝てるだけのシーンなのにちゃんと手元に充電中のスマホが描かれてあり、
そういう自然体なところが好きです。


劇的な展開や演出にしすぎないところ、どこにでもある風景に物語があるところ、なんか気持ちよかったです。

最後まで、読んでも百点満点のハッピーエンドかどうかはわからないけれど、

とにかく日常の中にある小さな事件たち、

それらが細かくいっぱい連なって……

あれ……そうか、これ更級日記みたいなもんなんだ。

これ、たかこさんの日記なんですね。

もちろん漫画だからこれは入江喜和先生片岡たかこさんについて書いたものだけれど、

もし片岡たかこさんが自分でこの漫画を描いたとするなら(もしくは日記にしたとしたなら)、

これを描いてるときは楽しかったんだろうな。

そう思える結末でした。

とってもよかった!

この作品に会えてよかった!

10巻の表紙でES-335(正確にはEpiphone DOT)を持ってる絵が好きすぎて、

寝室に飾ってますww

特装版にはCDがついている!



初回限定でしょうね、なんと!

CDがついてます!

しかもそのCDには曲が収録されていて!

なんと、ナスティインコの谷在家光一君のモデルになった

クリープハイプの尾崎世界観さんが“たそがれたかこ”のために書き下ろしたオリジナル曲が収録されています!

これすごいことですよね!

入江先生たかこさんも嬉しいだろうな〜!

だってこれ、入江先生はいわば勝手に、尾崎さんをモデルにしていたわけだし、

その方に作品を認知されて、そしてこうやってまさかの曲まで作ってもらって。

めちゃめちゃ幸せでしょうよ!

これあれね、マキシマムザホルモンがフリーザの曲勝手に作ってずっとライブでやってたら、

ドラゴンボールの新作映画に使われたというエピソードに似てますね。

ファンだから勝手にモチーフにさせてもらってたのに本家に認められちゃうなんて!

アイドルを一生懸命応援してたらアイドルと結婚出来ちゃった人もいるし……いや、総選挙の話はやめようかww


まとめ たそがれたかこ みんなも読むといいよ!


今日のブログもしかしたら……もしかしなくてもいつもの音楽関係のブログより長いよね?www

15000文字超えてるww

いやー趣味ですからね、楽しんで書かせて頂きました!

もしよかったらみんなも読んでみてね!

ほら、まずは一巻がさ、無料だから!

ぜひぜひ!


それでは、また!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!

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