Fukase 01

どうも、ボーカルは自分以外に任せたい作曲家萩原悠です。


MIDIでメロディを打ち込んでそこに文字を載せることによってソフトウェア上で歌声を生成できるVOCALOID

度重なるバージョンアップを経て現在はエディターはV4に。

更に使いやすく、更に表現力豊かになったVOCALOIDですが、
この度、SEKAI NO OWARIのボーカルFukaseのヴォイスライブラリーが発売されます!


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VOCALOID4 Library Fukase


このVOCALOID4 Fukaseですが、去年の夏前くらいからでしょうか。
巷で話題になってましたね。(企画自体はもう2013年くらいからあったららしい)

SEKAI NO OWARIはバンド編成でありながらあまり泥臭いロックでなく、
デジタルっぽいアレンジを得意としており、
その一環でボーカルにも過激にエフェクトをかけることで有名です。

一部では
「エフェクトで誤魔化さないと歌えないのかこのクソボーカルは。」
とか妬んでる大きなお子様方がいますが、
これはこれで新しいジャンルとして広く受け入れられてるので、
個人の好みはあれど、大声で叩くのはダサいっすよねww


そんな、曲によってはもはやボーカロイドかよってくらいの加工にまみれたFukaseさんのボーカル、
まさかの本当にボーカロイドになりましたwwww



まずはデモソングを聴いてみましょう!


YouTubeにデモが上がってるので聴いてみましょう!
めっちゃ本人ですよww


すごくない!?

もう1曲。
こっちは、楽曲自体はゲスの極み乙女みたいですが。


最後にもう1曲。
ボカロとしての良さを出すならこういう使い方がベストかも?


こんな歌声のVOCALOID4 Library Fukaseです、細かい機能とかを見てみましょう!


専用プラグインElectronica-Tuneが付属


これが今回の目玉です!

このVOCALOID4 Library Fukaseには簡単にロボットボイスのように加工するElectronica-Tuneという専用のプラグインが付属するとのことです。

簡単に…ロボットボイス…

ボーカロイドになった時点でもうそれはロボットボイスな気がしますけどww

まぁいわゆるケロケロボイスのことですね。
ピッチをガチガチにコレクトして、音程が跳躍するところはちょっと段階的に上がるようになってるようです。
いわゆるボーカルの”シャクリ”を階段状にした感じかな。
それと、同じ音程を何度か繰り返してても適度に”しゃくり階段”を作ってくれるっぽい。

この辺は割と編集に時間がかかるところですが、
このElectronica-Tuneでは一発でやってくれます!

便利じゃん!

しかもこのElectronica-TuneVOCALOID Editor V4へのプラグインです。

そう、VOCALOID4 Library Fukase以外にも使えます!

つまり先日紹介した鏡音リンレンにもだし、ルカとかにも使えるわけだな。

これはうれしい!

このElectronica-Tune
の単体販売の予定はないみたいなので、
それだけでもこのVOCALOID4 Library Fukaseは買いですね!


ライブラリはノーマル、ソフト、イングリッシュの3本立て


セカオワのFukaseさんと言えば、透明感のある歌声、やわらかなささやき声が魅力です。

ってことで、音色ライブラリは”ノーマル”に加えて”ソフト”が基本セットに含まれます。

また、セカオワは海外での人気も高く需要があると考えたのでしょう。
英語版のライブラリもあります。

Fukaseさんはこの収録のためにネイティブの方についてみっちり練習してから収録したそうですよ!


V4Editorの武器、クロスシンセシス


前回鏡音リンレンのときにも紹介しましたが、VOCALOID V4 Editorにはクロスシンセシスという機能があります。
これは複数の音色ライブラリをシームレスに切り替える機能です。

つまり、先述のFukaseノーマルとFukaseソフトを簡単かつ自然に切り替えて、曲中の1音1音の表現力を磨くことが出来ます!

やっぱボーカルってホント繊細なことしてるからね、この機能は絶対使いこなしてください!


スターライトパレードで学ぼう!小冊子付き


このVOCALOID4 Library Fukaseからボーカロイドに触れるという方のために、
ボーカロイドの基本操作が学べる小冊子がついてくるそうです!
いわばちょっと豪華なスタートアップガイドですね。


しかもそれがセカオワの大ヒット曲、スターライトパレードを題材にしてるってんだからちょっと面白いじゃない!

楽しみながら勉強できるのって、イイネ!


エディターは別売りだよ!でもセットのもあるよ!


VOCALOID4 Library Fukaseは、よく見たら書いてあります、ライブラリーでの販売です。

なので、これだけ買ってもだめです。
VOCALOID4というソフトの拡張パックなのです。
つまりVOCALOID4、製品名的にはVOCALOID4 Editorというのが必要になります。

皆さんお気をつけください!



Editorを持ってない方には、Cubase限定だけどもEditorとセットの販売もあります!

そしてこのEditorとのセットを購入すれば、次回から他のライブラリ(ルカとかリンレンとか…幸子とかw)はライブラリだけ買えばいいのでその辺はちょっと安くなりますね!

これからはじめようって方にはぴったりです!


まとめ 男性ボカロとしては随一の完成度


今までどちらかというと女性のボカロのほうが多かったですし、完成度も高かったように思います。
高い音の方が簡単なんですよね、周波数が低いとどうしてもいじったときに”いじった感”が出てしまうので。

しかし今回のVOCALOID4 Library Fukaseは、海外も視野に入れているためかとっても完成度が高い!

元の声質がやわらかいのでガチの男声ロックには向かないけれども、使い勝手のよいボーカルになること間違いなしです!


まだボカロPデビューしてない方は、Fukaseとともにドラゲナイ世界へ!

そんな感じで、今日も最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!