どうも、サンプラーも感情たっぷりで叩く萩原悠です!

機材レビューをさせてもらってます!
色んなジャンルで使い勝手のよいもの、コスパの高いものを紹介していますが、
このページでは今一番手軽なサンプラー、AKAI MPX8をご紹介!

実はもっとおすすめなのはワンサイズ大きいMPX16です!
実際にライブで使ったレビューをコチラに書き散らしましたので見てね!

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AKAI


AKAIと言えば、サンプラー業界では右に出る者はない超大手メーカー。

大昔のやったらデカいサンプラーから進化を重ね、

そのノウハウは今ではパソコンに繋いで使うUSBパッドコントローラーの分野でも広く使われています。

そんなAKAI社の製品の中でも今アツいのがコチラです!

AKAI MPX8






こいつです!


安い!
めちゃくちゃ安いぞ!


すごーくざっくり説明すると、
  • このコンパクトさでベロシティ対応の8個パッド
  • SDカードからの読み出し
  • USB経由で音を入れれる
  • バスパワー対応
  • ステレオファイル対応
  • 外部MIDIデバイスとの連携可能(入出力)
  • 標準端子アウトプット
  • リバーブやパンが調整可能
  • AKAIの往年のサウンドファイルがもらえる!
  • これでこの価格!



って感じです!
どう?すごそうでしょ?

ちょっとした音出しをする音響さん、マジこれ最高だぜ?

では、少しずつ詳しく見ていきましょう。


AKAI MPX8のいいところ!


1万円ちょいで買える超コンパクト便利なMPX8、

推しポイントがたくさんあります。

順番に紹介していきましょう!

コンパクトボディでベロシティ対応の8個パッド


MPX8 01


これは見たとおり。
8個くらいパッドがあるやつって、もっと大きいのが多いですよねぇ。
ところがこのAKAI MPX8横幅29.5センチの奥行き10センチ!!
ノートパソコンの横幅と同じくらいですな!

それでいて、割と大きめなパッドが8個!
とにかくポンと出したい、そんなに大掛かりでない現場では最適です!



SDカードからの読み出し


MPX8 03



AKAI MPX8SDカードからの読み出しが可能!

つまりパソコンと接続する必要がなく、この本体から直接アウトプット可能。

これくらいのサイズの、これくらいの価格帯のパッドだと最近はpcのコントローラーばかりで、
結局パソコン持っていかないといけないってことが多いですが、
このMPX8なら本当にこれだけ持っていけばOK!

ちなみにSDカードは別売りですが、32GBまで使えるそうです!

パソコンからUSB経由でサンプルの準備が可能


ぶっちゃけね、MPX8本体だけで音の配置やらなんやらをやるのはちょいと面倒です。
そのあたりの操作性はよくないのです。

ってことで!
事前の仕込みはパソコンにつないでやりましょ!

USBバスパワーでも駆動するので、パソコンと繋いでいるときは別途アダプターを使う必要なし!


ステレオファイル対応


これちょっと前のバージョンだと出来なかったことです。
最新のフォーマットにアップデートするとステレオファイルを扱うことが出来るので、
更に使いやすくなりました!


標準TS端子のアウトプット


MPX8 05
サンプラーっていうと以前はDJ系の現場で使うことが多かった機材です。
そんな彼らはRCA端子をよく使ってるんですけど、ぶっちゃけ標準端子の方がよくないですか?

しかしヘッドフォンアウトはミニステサイズなのでご注意を。


パンやリバーブなど内部で調整可能


こういうところ、さすがです!
リバーブは会場に合わせて微調整したくなるものね!

ステレオファイル対応になった時点でパンもいじれるようになったので、
会場のどのあたりから鳴らしたいかが自在に選択できるようになりました!

外部機器とのMIDI連携が可能


この辺りがサンプラーとしての拡張性の高さです!
MIDIの送りも受けも出来ます!

つまり、
MPX8のパッドを叩いて外部の音源を鳴らしたり、

その逆で、
外部のパッドや鍵盤の操作でMPX8内のファイルを鳴らしたりすることが出来ます!

なんて万能な奴なんでしょう!


AKAIの往年のサウンドがもらえる!


MPX8 04
今ならなんと!

このAKAI MPX8を購入すると!

サンプラー屋として名高いAKAI社の往年のサウンドファイルがもらえます!

その数なんと3000以上!!

演奏目的でのサンプラー購入なら、とりあえずはこのファイルだけでもいけそうですね!


付属ファイル
■MPC Legacy Preset Sounds
●MPC60(570サンプル/約30MB) 
●MPC3000(1597サンプル/約119MB)
●MPC2000 – 2000XL(196サンプル/約49MB)
●MPC2500(290サンプル/約13MB)
●MPC500(650サンプル/約104MB)
●MPC5000(152サンプル/約27MB)




超リーズナブルなMPX8


どうです!?このように、いいことだらけなAKAI MPX8

それでいてこの価格ですからね!





サウンドハウスだと保証が心配って方はAmazonやら楽天やらでの購入がおすすめ!

ちょっと高いけどやっぱり正規代理店を通してる方が安心ですよね。




(高いというより、これが正規価格なんですけどねw)

AKAI MPX8のよくないところ


さすがにいいことばかりではなく、

この値段である理由、いくつか発見しましたので紹介します。

ベロシティの固定が出来ない


もうこれが最大の欠点ですよ!!

ベロシティが固定出来ないということは、パッドを叩く強さによって音量が変わってしまうということ、

これってつまり
毎回同じ音量で音を鳴らすことが実質不可能

ということなんです!

これが舞台関係の、効果音だったりするとちょっと不便。

上位機種のMPX16だったらこれが解消されていて、ベロシティ対応と固定とをパッドごとに選択できます!




読み込みが遅い


SDカードからデータを読み出します。

今やメディアカードとしてはSD全盛期で暫くは衰退しなそうです。

しかし、読み込みが遅いorz

実際にちょっとだけデータを入れたSDでAKAI MPX8を立ち上げてみました。

そしたら、「いつのWINDOWSだよ!!」ってレベルで起動が遅いwww

ライブで使う際は、出来るだけ早く電源を確保して立ち上げておくことをおすすめします!

エディターがわかりにくい


まぁ、これは小型化するデジタル製品の宿命ですよね。

ボタンも少なくディスプレイも小さくなりますから。

そこにSDカードの読み込みの遅さも相まって、

仕込み時にはなかなか歯がゆい思いをするでしょう。


まとめ MPX8は必要十分な最小サンプラー!





どうですか!

ちょっとサンプラーが欲しいと思ってたけど3万も4万も出す気はない。

そういう方って多かったですよね?

僕もそうでした。

しかし時代は変わった!なんてお手頃価格!

是非皆さんもこの小型サンプラーMPX8を手に入れて、

手軽に音出しを楽しんでください!

そんな感じで、AKAI MPX8の紹介でした!

ただ、最後にもう一度だけ言います、本当のおすすめはMPX16です!

次のページはMPX16のレビューです!