どうも、ほぼ宅録のみで納品までやってます、萩原悠です!
そんな宅録環境において、意外と大事なのはそう!
電源です!
宅録アーティストのみなさんはパワーディストリビューターを使って電源の安定化を図ることをおすすめします!
使い方や効果を簡単に説明しますね。
PAするならあって当然。
宅録する人も是非、これによって機材を守り、手間も省け、音質も向上!
まさにいいことづくし!!!
ディストリビューター
ディストリビューション(distribution)とは、
分配することや割り当てることを指す言葉です。
ディストリビューターとはつまりディストリビューションする人や物のこと。
これは電源に限ったことではなく、
問屋業でもそうだし、車の内部にも入っています。
今回お話するのはパワーディストリビューター。
電源を分配する機材のことです!
それって電源タップじゃね?
つまりこれのことですかね??
まぁ、一応、電源をディストリビューションしてますね。
でもこれをパワーディストリビューターと呼ぶってのは聞いたことがありません。
ディストリビューターはこれです。
パワーディストリビューター
コレです!
多くはこうやってラックマウント出来るようになってます。
(と言うより、今回ラックマウントしたままなので写真がわかりにくくてすみません。)
あ、手前にコンセントが3口見えますね。
そう電源を3口に分配する……いえ違います、もっとありますよ(ニヤリ)
その前に、ディストリビューターの役割についてお話ししましょう。
ディストリビューターの役割
パワーディストリビューターの役割は大きく分けて
- 分配
- 一括管理
- 安定化
こんなところです。
それぞれ少しだけお話ししましょう。
電源の分配
背面にめちゃくちゃたくさんの挿し込み口があります。
これ全てに機材とかを挿して使えるわけですね。
電源の一括管理
だいたいのディストリビューターには、
一括で電源のオンオフが出来るスイッチがついています。
機材を一気に立ち上げたり落としたりするのに便利ですね……
ってこんなのは実はモノを選べば普通の電源タップでも出来るかもしれません。
でもディストリビューターが普通の電源タップと違うのは次の項目です。
電源の安定化
これです。
電源を安定させてから分配してくれる。
これがディストリビューターを導入すべきな最大の理由です。
電源の安定ってなによと想うかもしれませんね。
実は普段なかなか気づかないですが、コンセントに来てる電源ってそこそこ不安定なんです。
目に見えて電気が明るくなったり暗くなったり、扇風機が速くなったり遅くなったりするわけはないのですが、
もっとシビアな視点で見ると確実に電源供給にはバラつきがあります。
そうすると、パソコンを始めデジタル機器のフリーズや不調の原因になり、
アナログ機材は如実に音質の差が出ます。
これを防いで、常に機材のパフォーマンスをしっかり保とうぜってのがディストリビューターを使う最大の理由です。
他の機能
だいたいのディストリビューターは上記のような目的で使われますが、
機種によってはもうちょっと賢いやつもいます。
電源つけるタイミングを変えてくれる
これは超優秀です!
ディストリビューターはここに繋いだ全ての機材の電源を一気にオンオフ出来るというメリットがあるのですが、
実は機材には電源をつける順番があります。
特にスピーカーやアンプ、
これは必ず最後に電源をつけるようにしないとスピーカーを痛めてしまい、
最悪壊れます。
タイミングディレイ機能がついてるディストリビューターなら、
挿し口1,2,3に繋いだ機材からまず電源がついて、
そのn秒後に挿し口4,5,6に繋いだ機材に電源が行って、
そしてそのn秒後に挿し口7,8,9に繋いだ機材に電源が入る。
みたいなことが出来ます。
便利ですねー!
わたしが使ってるディストリビューターはこの機能がないので、
セルフタイミングディレイ、そう、アンプだけ手動オンオフですww
ライトがつく
暗いときの写真がなかったけれど(暗いときはちゃんと働いてるからだ)、
ディストリビューターのフロントパネルにライトがついてるものがあります。
これ、思ったより便利なんです!
ディストリビューター使う現場って、演者がいてその音をお客さんに届けるという現場であることが多くて、
そういうときってだいたい周りが暗いんですよ。
でもそれじゃ手元見れないじゃん?
ってことで、こっそり手元が照らされるのはめっちゃ便利です!
進行表やQueシート、台本やセッティング図を見るのにも便利!
一括制御から逃れた端子もある
ディストリビューターはだいたいひとつのオンオフスイッチで全機材の電源を管理するわけですが、
使い方によっては一括で電源切りたくないという機材もあります。
ミキサーだけは別途立ち上げることがあるだとか、
管理用に使ってるパソコンは常に繋ぎっぱなしにしておきたいとか、
全部の機材を落としてもiPhoneは充電したいだとか。
もしそういう使い方をするなら、アンスイッチド(unswitched)の端子がある製品がおすすめです。
そこに繋げばディストリビューターの電源オンオフに関係なく常に電源供給されっぱなし、
もちろん安定化された電源ですよ!
気持ちいいわぁ、安定電源で充電したiPhone気持ちいいわぁ!
まとめ:宅録に、PAに、是非ディストリビューターを!
さて、なんとなくわかりましたかね?
ぶっちゃけあれよ、そんなに言うほど劇的な音質変化はありません。
ホンのちょーーーーーーーっとあるかないかくらいです。
ただ、壁コンセントに数百円の電源タップでやってるのと比べると絶対にいいことはなんとなくわかりますよね。
機材の性能をロスなく引き出してみましょうよ。
高級機材に手を出すのはそれからだ!!
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!