どうも、フェイザー厨の萩原悠です!
フェイザーと言えばMXRのPhase90シリーズの一人勝ちみたいなところがありますが、
わたしが全ギタリストにオススメなフェイザーがあるので是非みなさんに知って欲しい!
TC ElectronicのHELIX PHASERです!
多機能、高音質、拡張性アリ、コスパ良し、ステレオインアウト、バイパスモード選択可……
コイツ、最強だぞ!!
フェイザーとは
そもそもフェイザーとは、位相をズラした音を原音とぶつけて音色にクセをつけて、
そのクセの出る周波数を周期的に動かすことによって独特のうねりが出るというエフェクターです。
フランジャーと似てると言われること幾星霜、
どちらが好みかは人それぞれ。
しかしわたしはフェイザー派です!
そんなフェイザー派の萩原悠がお送りする便利な一台がこのHELIX PHASERなのです!
HELIX Phaser
コチラです、TC ElectronicのHelix PHASER!
まずは公式の紹介動画をどうぞ。
せっかくなのでもうひとつ、こちらの動画の方がパラメーター動かしたらどうなるかとかわかりやすいですね。
英語ではありますが、めっちゃテンション高く喋ってるので面白くなっちゃうw
で、このふたつの動画を見ていただければ大体HELIX Phaserの良さはわかってしまうかと思いますが、
一応わたしからも説明させていただきます。
HELIX PHASERのパラメーター
HELIX PHASERはノブが4つにトグルスイッチが1つです。
シンプルモデルであることの多いフェイザーにしては多めですね。
どんなパラメーターかというと、
- SPEED
- DEPTH
- FEEDBACK
- MIX
です。
SPEEDは揺れの周期の速さ。
HELIX PHASERはPHASE90などに比べてかなり速いテンポで揺らすことが出来ます。
逆に揺れ速度の幅が広いってことはひとつのノブで操作するのはちょっと使いにくそうと思いましたが……
ここに関しては後ほど細く説明します、ボディについてるUSB端子と共にね。。。
DEPTHは標準的な波の深さで、FEEDBACKはクセの強さです。
HELIX PHASERのフィードバックはかなり多くの位相回路をフィードバックさせてそうで、
これを上げていくとかなり強いクセになります。
そして最後はMIX。
あると便利なんですよね〜、位相をズラした音と原音の混ぜ具合を調節出来ます。
DEPTHやFEEDBACKとはまた違った音色でフェイズシフト量を調整出来るのでこのパラメーターの設定次第で他のフェイザーとちょっと違うサウンドも出せます。
なかなかミックスバランスがいじれるフェイザーってないんだよなぁ。
結構隠し味として使いたいことが多いので、これは便利!
Vintage/Smoothモード
HELIX PHASERの中央部にはトグルスイッチがついていて、
VintageモードとSmoothモードを選択することが出来ます。
まずVintageモードではアタックの瞬間にしっかりとした芯があり、
太い音になっている印象。
対してSmoothモードでは角がまろやかに取れていて手触りが良い。
あくまでわたし個人の好みだけれど、
歪みと合わせて太い音にしたいならVintageモード、
パキパキのカッティングしたいときもVintageモード、
クリーンアルペジオとか白玉系ならSmoothモード、
という風に使い分けたい!
TONE PRINT
TC Electronicエフェクターの真骨頂、TONE PRINT。
こちらは、USB、もしくはスマートフォンからエフェクターの角パラメーターの役割を変えてしまうというとんでもない機能です。
USBケーブルを繋いでPCでじっくりエディットも出来るのですが、
TONE PRINTのすごいのはスマホから命令を送れること。
どうやって送ると思いますか?
USBケーブルは繋がないですよ?
Wi-FiやBluetoothでもありません。
なんと、
スマホをピックアップにかざすだけ!!!
すごいいぃいいいい!!!!!
これだけでTCが作ったたくさんのぶっ飛びセッティング、著名アーティストが作ったこだわりのセッティング、自分だけの最強セッティングがすぐに読み出せるんです!
恐ろしい時代よ……。
ステレオインアウト
コンパクトフェイザーでありながら、ステレオ入出力を備えています。
前段でダブらせた音の入力することも出来るし、シンセサイザーとかを繋ぐことも出来ます!
ひぇ〜それは最高!
ローズとかウーリッツァーとかのエレピをちょっと揺らすのとかに最適じゃないですか!
ミックスバランスのつまみがあるのでかかりすぎてしまう心配もなし!
トゥルーバイパスとバッファードバイパスの選択可能
これはもしかしてちょっとコアな使い方でしょうか。
HELIX PHASERは基本トゥルーバイパスです。
が、トゥルーバイパスじゃなくすることも出来ます!
なに言うてんねん、トゥルーバイパスの方が音がいいって話じゃねーか。
しかしね、最近はバッファーの役割も見直されていています。
トゥルーバイパスだとエフェクターOFF時にインピーダンスが下げられなくて、オンオフの切り替えのタイミングでインピーダンスが変わりアンプからノイズが出ることになります。
バッファーを通すことによって音声信号を劣化しにくい強い信号に変換してくれるという役割もあるので、
どちらがいいかは一概に言えない……
ってことで!
HELIX PHASERは!
トゥルーバイパスとバッファードバイパスを切り替えられます!
便利すぎる……
電池駆動,簡単電池交換
HELIX PHASERは電池駆動します!
裏ブタを開けての交換なので、さすがにBOSSほどの簡単さではないのですが……
あれ、四隅にネジがない!
真ん中のでかいネジひとつだけです!
どんなにきつく締めても10円玉があれば開けられますし、
別にそこまできつく締める必要がないので、自分でいい感じの締め具合にしておけばいいんです。
そしたら手で簡単に開けられるから!
HELIX PHASERは高音質
ここまでは機能面ばかりを語ってしまいましたが、
結局は音質ですよ。
HELIX PHASERはなんてったって高音質。
とてもノイズレスでクリア、全てのパラメーターのかかりがすごくいいです。
作りたい音をちゃんと作れるというか、素直な使い勝手、これ1台あればもうフェイザーを買い換えるようなことはないだろうなと。
まとめ:現代の多機能フェイザー
いかがだったでしょうか、これだけのことが出来るとなったら、この値段はめちゃめちゃ安くないですか?
フェイザー界ではPhase90という大御所にして今でも一番人気な一台がありますが、
あちらはどうしても個性が強すぎて、しかもノブがSPEED1つしかないので”色んな音”は出せません。
その点HELIX PHASERはすごい!
なんでも出来ちゃう!
しかもスマホやパソコンを使って更に便利に使えちゃうってわけだから、
よっぽどPHASE90のサウンドを目指してる人以外はHELIX PHASERの方が断然おトクです!
フェイザーはこれ1台で完結、そんな便利なTC Electronicの傑作を是非ご検討ください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!