どうも、いつのまにフェイザー好きになってた萩原悠です!
フェイザーというと……やっぱり定番はMXRのPhase90でしょうか?
いえいえ、それ以外にもありますよ!
エフェクターと言えばBOSS!
フェイザーもおすすめなんです!
最新モデルのPH-3 PHASE SHITER、他にはないRISEモードFALLモード、STEPフェイズシフトも兼ね備え、
エクスプレッションペダルにも対応している、
そんな唯一無二のデジタルフェイザーなのだ!
これでしか作り出せない効果がたくさんある!
BOSSはありきたりだとバカにしている奴らを、フェイズの海で溺れさせてやろうぜ!(←勢いだけで言ってるので意味はわからないw)
PH-2との違いなどもまとめていきます。
フェイザーとは
まずフェイザーとは、フランジャーに似てると言われがちなモジュレーション系エフェクターです。
しかし実は歴史はフランジャーより、むしろコーラスよりも長く、
元祖モジュレーションエフェクターなんです!
コーラスやフランジャーのように時間軸をズラした音を作ってるわけではないので、
すっきりした歯切れのいい音を作るのに向いています。
BOSS PH-3
コチラです!
なんか、この見た目だけで既に安心感がある、それがBOSSのエフェクターらしさですよね。
世界中が大好き、そんなエフェクターブランドの雄、
そんなBOSSのフェイザーシリーズ第三弾、PH-3です!
(厳密にはPH-1Rというモデルがあるため4作目)
PH-3の動画
まずは動画で確認してみましょう!
これ1台でかなり色んなキャラクターになるのがわかりますよね!
PH-3の特徴
動画で言っていただいてることをただ書き起こすだけみたいになりそうですが、
わたしなりの感想を交えてPH-3の特徴を紹介していきたいと思います!
多機能!
なんと言ってもPH-3は多機能です!
ただ単に”設定次第で色んな音が出せるよー”とかじゃなくて、
他のフェイザーエフェクターと根本から違うため、
「え、この音ってフェイザーで出してるの?」
と驚かれるようなモードを多数備えています。
いくつかご紹介しましょう。
FALLとRISE
本来フェイザーの作る波は上がって下がってを繰り返しています。
ですがこのBOSSのPH-3は、上がり続ける、下がり続けることが出来ます。
なに言ってるかわからないかもしれないけれど、実際そうなんだ。
上がり続けるモードをRISE、下がり続けるモードをFALLと名付けられていて、
原理的にはこんな感じです。
なかなか面白いですね。
たしかに位相がズレてる音がするのでフェイザーなんだけど、上がって下がって、行って帰ってみたいな往復がないためとっても不思議な感じがします。
特に下がる方のFALLはフィルターとして使い勝手がよく、こちらの動画で効果的に使っています。
(該当箇所から再生されます)
上がる方のRISEはなんか空に飛んでいきそうな感じがして面白い浮遊感です。
(こちらも該当箇所から再生)
アイディアの勝利!
STEP
STEPというモードもあって、
こちらはフェイザーの強調する周波数をゆるやかに変化させるのではなく、カクカクと段階的に刻ませるという機能です。
Seek wahとかがいわゆるSTEPってことになりますね。
シーケンサーのような、アルペジエーターのような感じになります!
通常のフェイザーよりももっとリズムの角が立っているので、
テンポに合わせてがっつりと使うのをおすすめします。
これ主体で一曲作れちゃうくらいに目立った効果が得られますよ!
4,8,10,12可変ステージ
フェイザーは、そのシフトさせる回路の数を”ステージ”という単位で数えるのですが、
例えばMXR Phase90は4段、エレハモのbad stoneは6段のステージというわけです。
PH-3は、なんとそのステージ数を変えることが出来ます!
4段から8段、そしてまさかの10段や12段まで!!
基本的にはステージ数を増やすほうがクセが強くなり、特に低域が増えていく傾向にあります。
すっきり使いたければ4段、エグく使いたいとあれば10段や12段を選択するといいですね!
とは言えエグさで有名なMXRのPhase90も4段フェイザーなので、
WIDTHやRESONANCEの設定次第ってとこですね。
周波数固定
RATEのノブを一番左まで回し切ると、RATEが止まります。
強調される周波数が固定になるため、
ワウの半どめのような効果、
パラメトリックブースターのような使い心地のサウンドになります。
これもまた面白いですね!
タップテンポ エクスプレッションペダル対応
外部入力端子を備えていて、
ここからRATEの値を調整することが出来ます!
スイッチをつないでタップテンポを送るもよし、
エクスプレッションペダルで自在に可変させるもよしです!
ちなみに、実は本体のスイッチを2秒長押しすることでもタップテンポは登録できます。
便利!!
BOSS PH-2との違い
BOSSのPH-3、ということは過去にPH-1やPH-2もあったわけです。
(厳密にはPH-1Rというのもあった)
PH-1は割と伝説と化してますが、
PH-2はちょこちょこ中古で見かけます。
このPH-2と悩む方もいらっしゃるかもしれませんが、割と別モノです。
まず、PH-2はアナログ回路、PH-3がデジタル回路なんです!
あ、サラりと重要なこと言ってしまった。
PH-3はデジタルフェイザーなんです!
これはMXRのPhase90やエレハモのSmall stoneなどと大きく違う点ですね。
デジタルフェイザーなので、きらびやかで明るいサウンドが持ち味です。
PH-2はアナログフェイザー、こちらの方が暖かいサウンドが得意です。
この部分が大きい。
アナログサウンドが好きならPH-2、デジタルフェイザーが欲しいならPH-3です!
PH-2にはRISEやFALL,STEPなんてもちろんないので、
そのあたりの機能が必要であれば迷わずPH-3ですね。
(まぁアナログフェイザーで同じ4段とあればMXRのPhase90とかがそうなので、現行品でそっちを狙うのもいいと思います)
まとめ:BOSSは無難、と侮るな!
さて、そんな感じでPH-3を紹介してきました。
フェイザーシリーズの最新版でデジタルで多機能と言いながら、
PH-3がリリースされてもうすぐ20年なんですよね。
BOSSのコンパクトシリーズで1つのデジタル製品が20年も更新されないなんて他にありましたっけ?
デジタルディレイやハーモナイザーはどんどん新しいモデルに更新されてますもんね。
PH-3はそれだけ完成されたストンプだということでしょう。
技-WAZA CRAFT-のシリーズでも今のところフェイザーは出てないし、
BOSSのフェイザーと言ったらこれ!
を守り続けている1台です。
是非楽器屋さんなどで試奏してみてください!
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
*【BOSS(ボス)エフェクター】PH-3
posted with カエレバ